観光列車に乗る (日本)/近畿・東海・北陸
観光列車に乗る : 近畿・東海・北陸目的地とその特徴編集
北陸編集
北陸地方の観光列車は、JRでは七尾線と氷見線・城端線で、私鉄では富山地方鉄道と黒部峡谷鉄道、のと鉄道で運行されている。JRの観光列車は座席数と運行本数が少なく予約の難易度が高いが、黒部峡谷鉄道はほとんどの列車にトロッコ車両が連結されていて利用しやすい。のと鉄道の観光列車は座席数も多く運行本数も多いので、比較的利用しやすい(スイーツプランやほろよいプランは人気のため早めの予約を推奨)。ただし黒部峡谷鉄道のトロッコ列車は冬季運休。
- 落語トラム (万葉線) — 土休日の日中に、落語家である立川志の輔さん(万葉線沿線の新湊出身)による車内アナウンスが実施されている。駅名アナウンスや周辺案内が主とした放送なので、特に笑えるオチが用意されている訳ではないが、ついつい耳を傾けたくなるような軽快なしゃべり口の車内放送が実施されている。ドラえもんトラムでは実施されていないので注意が必要。 所在 高岡駅~越ノ潟駅。 電話 (0766) 25-4139 時間 片道50分。土休日のうち、始発駅を9:00以降に出発する電車~終着駅に19:00までに到着する電車。 料金 普通運賃のみで乗車可。大人¥200~¥350(乗車区間により異なる)。 WEB [1]
- 花嫁のれん — 北陸の風習の1つで、嫁いで実家を出ていく娘の幸せを願って両親が持たせるカラフルな「のれん」をモチーフにした2両編成の七尾線を走る気動車特急列車。「和と美のおもてなし」がキャッチフレーズで、赤をモチーフにした座席や金沢金箔が張られた車内はとても豪華で、着物を着たアテンダントのおもてなしもあり、通常の列車とはかなり雰囲気が楽しめる。事前予約制のオプションになるが石川県の食も提供されており、七尾市出身のパティシエ辻口博啓氏監修の「スイーツセット」や和倉温泉の旅館「加賀屋」の料理長監修の「和軽食」も楽しめる。乗車記念カードや観光パンフレットの配布、車内改札の際に車掌がチケッターで押印するスタンプは花嫁のれんロゴデザインとなっている。記念スタンプは2号車のイベントスペースに設置されている。
所在 金沢駅~羽咋駅~七尾駅~和倉温泉駅。 電話 (0088) 24-5489:予約8:00~22:00、北陸地区お問い合わせセンター:(076) 265-5655。 時間 土曜・休日に2往復、片道1時間。 料金 乗車券と指定席特急券。オプション券として、スイーツセット¥2,000、和軽食+お茶¥2,500、ほろよいセット¥2,000。 WEB [2]
- べるもんた (ベル・モンターニュ・エ・メール) — 「走るギャラリー」がコンセプトのダークグリーンの1両編成の臨時快速列車。窓枠が額縁になっており、時間や季節によって変わる車窓を動く絵画に見立てて楽しめるようになっている。数量限定であるが、列車に同乗しているすし職人さんによって富山湾のネタで握られたぷち富山湾鮨セット(白えびの軍艦やタラバガニの握りなど5貫)や富山の地酒とおつまみが付いたほろよいセットが楽しめる(鮨とほろよいセットの予約はJRではなく現地発着式ツアーサイト:VISIT富山県で受付、数量限定で当日車内購入可)。乗車記念カードの配布や観光アテンダントによる沿線解説も実施される。車内改札の際に車掌がチケッターで押印するスタンプはべるもんたのロゴデザインとなっている。記念スタンプは車両中央の伝統工芸品ショーケースの上に設置されている。
所在 土曜:新高岡駅~高岡駅~氷見駅、日曜:高岡駅~城端駅。 電話 北陸地区お問い合わせセンター:(076) 265-5655。 時間 片道約1時間。曜日により運行区間が異なる。 料金 乗車券の他に指定席券が必要。オプションとして、富山湾鮨セット¥2,000、ほろよいセット¥1,500、地酒¥750。 WEB [3]
- のと里山里海 (のと鉄道) — 能登にちなんだ素材や伝統工芸を内装にふんだんに使用した車両に乗りながら、世界農業遺産に選ばれた沿線を走っていく臨時列車。車内には各車両のコンセプトに合わせた絵画や伝統工芸品が展示されていたり、パーテション代わりに能登の伝統工芸品の組み小細工が使用されていたりと何気ないところにもこだわりが詰まっている。専用アテンダントによる沿線車窓アナウンスの他に展示品の解説もしてくれる。海向きのシートやボックスシートの全席にテーブルが設置されており、事前予約制にはなるが、地元の素材にこだわったスイーツやホットコーヒーが楽しめるスイーツプラン(1、2、4号、お土産付き)や地酒やおつまみを楽しめるほろ酔いプラン(5号:土曜のみ)などの追加オプションが魅力的。土休日で運が良ければスイーツプランを当日販売で食べることもできる。穴水駅に隣接している物産館では、地元のお菓子が1個単位で販売されているので、事前にプランを予約していなくても、穴水駅で乗車前に現地調達もできる。
インターネット予約の場合、5日前までに受付した後、メールの受付完了のメール受信後に、郵便局の窓口または郵便局内に設置されているATMで振込取扱票を記入して振り込む必要があるので注意。電話予約であれば前日12時まで受付、乗車当日に支払えばよい。
所在 七尾駅~和倉温泉駅~穴水駅。 電話 (0768) 52-2300:10:00~17:00 時間 土休日:1日2.5往復(片道70分)、平日は定期列車に連結して2.5往復(片道40分)。 料金 土休日:カジュアルコース¥1,500、スイーツプラン¥3,000(運賃込み)、ほろ酔いプラン¥3,500(運賃込み)。平日は通常運賃プラス¥300。 WEB [4]
- 永井豪キャラクター列車 — 石川県輪島市出身の、「マジンガーZ」「キューティーハニー」などの有名な漫画の作者である永井豪の作品のラッピング列車が走っている。車内には永井豪さんやアニソンシンガーのアニキこと水木一郎さんのサインも展示(というよりも柱に直書き)されている 時間 日によって運行時間が異なる。 料金 普通運賃のみで乗車可。七尾駅~穴水駅:大人片道¥830。 WEB [5]
- 忍者ハットリくん列車 — 富山県氷見市出身の藤子不二雄Aが出身にちなみ、氷見線ではハットリくんの列車が走っている。休日の昼間の運行の場合、ハットリくんによる車内アナウンスが実施される(昼間以外の氷見線や城端線では終日実施されない)。 時間 日によって運行時間が異なる。当日に高岡駅と氷見駅にある掲示を参照。 料金 普通運賃のみで乗車可。 WEB [6]
- ALPS EXPRESS アルプスエキスプレス (富山地方鉄道) — 土休日限定で富山地方鉄道を走る3両編成の列車。1・3号車は自由席、2号車が指定席となっている。座席指定券は車内でも購入でき、購入者特典として紙風船がもらえる。木がふんだんに使われた内装となっており、額縁風の大きめの窓越しに立山連峰を眺めながら移動することができる。宇奈月駅発着列車の場合、上市駅でスイッチバックがあり進行方向どちらの窓からでも立山連峰を眺めることができるが、販売カウンターがある方の窓側に座るとより長く眺めることができる。貸切列車が運転される場合は代替車両が使われるので注意が必要。平日は自由席のみで通常の車両と区別されずに運用されるので、この列車を狙う場合は土休日に利用した方が予定が立てやすくてよい。
所在 富山地方鉄道:電鉄富山駅~宇奈月温泉駅など。 時間 指定席車両は週末のみ連結。 料金 乗車券のほかに座席指定券¥220(2号車のみ)。特急の場合は特急料金が別途必要。 WEB [7]
- ダブルデッカーエキスプレス (富山地方鉄道) — 京阪電鉄で活躍していた2階建て車両を中間に配置した3両編成の観光列車。2階席はたくさんの人が景色を楽しめるように2×2列、1階席はいつもと異なる景色をゆっくりと楽しめるように1×2列の座性配置になっている。2号車の側面には京阪電車運行時代のままに時代祭の行列のラッピングが残されている。特急列車として運行されるときだけ2階建て車両が指定席、1号車と3号車は自由席となる。普通列車で運行されるときには全車両が自由席となる。3号車はテレビカーになっており連結器付近にテレビが設置されている。指定席券は車内または富山駅の改札窓口で販売。自動販売機の設置や車内販売はされていないので、乗車前に買い出しに行っておいたとよい。
所在 富山地方鉄道:電鉄富山駅~宇奈月温泉駅など。 電話 予約(3日前まで、平日8:30~17:00のみ):(076) 444-7710 時間 平日と土休日で異なる。 料金 特急列車で2階建て車両利用には座席指定券が必要。特急の場合は特急料金が別途必要。普通列車運行時には2階建て車両でも乗車券のみで可。 WEB [8]
- 黒部峡谷鉄道のトロッコ電車は黒部峡谷鉄道を参照。
東海編集
中部地方の観光列車は、主に伊豆急行、明智鉄道および長良川鉄道で、SLが大井川鐵道大井川本線で、トロッコ列車が大井川鐵道井川線で運行されている。JR東海の観光列車以外は運行頻度が高いので利用しやすい。大井川鐵道のSLは冬季も運行するSLとして貴重な存在でもある。
- 特急 スーパービュー踊り子 — 首都圏と伊豆半島を結ぶ特急列車。通常よりも大きな窓が特徴的な車両が使用されている。10号車の1階には無料で利用できるこども室が設置されており座席にじっと座っておけない子供がいるときに利用するのも1つの手ではないだろうか。グリーン車ではソフトドリンクのサービスが無料で受けられ、グリーン車利用者のみに提供されるメニュー(黒密かけ抹茶アイス、カレーライスなど)もあり、他のJR東日本の在来線特急列車では受けられないサービスが用意されている。終着駅以外では2・3・5・7・10号車のドアしか開かない。乗車の際は係員に指定席券またはグリーン券を提示する必要があるので、切符は取り出しやすい位置に入れておくことを推奨。
所在 東京駅・新宿駅~熱海駅~伊東駅~伊豆急下田駅。 時間 毎日運行、1日3~4往復。 料金 乗車券・特急券の他に指定席券、グリーン券などが必要。 WEB [9]
- 普通 リゾート21 (伊豆急行) — 熱海駅~伊豆急下田駅(JR伊東線・伊豆急行線)を走る普通列車。運転席の後ろには劇場をイメージした階段状の展望室(24席、立ち見不可)がつくられている。中間の車両では、海側の座席は景色が良き見えるように窓の方を向いて設置されている。リゾート21のうち1編成は幕末の黒船をイメージした「黒船電車」となっており、坂本竜馬や開国に関する絵巻物や解説が展示されている。別の1編成は沿線の名物の金目鯛をモチーフにしたキンメ電車となっている。
所在 熱海駅~伊東駅~伊豆高原駅~伊豆熱川駅~伊豆急下田駅。 時間 ほぼ毎日運行。運行日と時間はwebページを参照。 料金 乗車券のみで利用可。展望席は先着順。 WEB [10]
- 快速 伊豆クレイル — 大人のリゾート列車がコンセプトの観光列車。半個室の車内でランチやスイーツが楽しめるプランは旅行会社限定商品で、みどりの窓口で販売している車両は4号車のリクライニングシートのみ。2号車にはバーカウンター(冷凍ミカンサワー¥600、オレンジタルト¥290、みかんアイスクリーム¥280など)とラウンジがあり、アーティストによる生演奏もある。
所在 小田原駅~熱海駅~伊東駅~伊豆急下田駅。 時間 週末を中心に1日1往復。片道2時間~2時間半。 料金 1・3号車:¥12,000~(ランチプラン付き)、¥10,200~(スイーツプラン付き)。4号車:乗車券の他に指定席グリーン席券が必要。 WEB [11]
- 急行 大正ロマン号 (明知鉄道) — 恵那駅~明智駅を走る急行列車。下りの大正ロマン1号(7009D列車)には郷土料理の和定食が味わえる「和食堂車」が連結され、移動しながら食事を味わえる。食事内容は季節によって異なり、寒天列車やきのこ列車、じねんじょ列車など季節を変えて何度でも訪問しても飽きない内容となっている。
所在 恵那駅~明智駅。 電話 (0573) 54-4101 FAX (0573) 54-4302 時間 月曜運休。恵那駅発の下り列車のみ。。 料金 食堂車の場合は料理によって異なる(¥5,000前後)。 WEB [12]
- ゆら~り眺めて清流列車 (長良川鉄道) — 日本三大清流の1つに選ばれている長良川を望める景勝地(湯の洞温泉口駅~郡上八幡駅)で車窓を楽しめるように30km/hの徐行運転を実施する普通列車。徐行運転は11か所(7か所の鉄橋と4か所の長良川接近区間)あり、夏場は鮎釣りやラフティングを楽しむ人たちが列車に向かって手を振ってくれることもある。この列車に関するパンフレットは現地では配布されていないので、事前にwebページからPDFデータをダウンロードして印刷しておくと車窓がより楽しめる(ちなみに長良川鉄道の社員さんが選んだ絶景ポイント ランキング第1位は深戸駅~相生駅にある第5長良川橋梁とのこと)。他の観光列車と異なり専用車両を使用したり観光アナウンスを実施しているわけではないが、沿線には小京都の1つである「郡上八幡」や、駅舎と温泉施設が一緒になっている「みなみ子宝温泉」などがあり、観光地に行くついでに利用してみるとよい。
所在 美濃大田駅~関駅~美濃市駅~みなみ子宝温泉駅~郡上八幡駅~北濃駅。 電話 運輸部営業課(0575) 23-3921 時間 1日1往復のみ運行。 料金 乗車券のみで利用可。美濃大田駅~郡上八幡駅¥1,350。 WEB [13]
- ながら (長良川鉄道) — 2016年のゴールデンウィークから運行開始した長良川鉄道の観光列車。美濃市駅~郡上八幡駅の景色がいい区間で徐行運転がされる。車内で料理が楽しめるランチプランと列車に乗るだけのビュープランがあり、金曜の1便のみスイーツプランが設定されている。ランチプラン利用者は郡上八幡駅発着となるが白鳥駅まで利用したい場合は郡上八幡~白鳥間で別途乗車整理券が必要。
所在 ランチプラン:美濃大田駅~郡上八幡駅、ビュープラン:美濃大田駅~郡上八幡駅~白鳥駅。 電話 予約専用(10:00~16:00):(0575) 46-8021 時間 金土休日を中心に1日1往復。 料金 ランチプラン:¥12,000(2日間フリー券付き)、ビュープラン:通常運賃の他に乗車整理券¥500(大人子ども同額)が必要。 WEB [14]
冬季限定編集
東海地方では、列車に揺られながらおでんとお酒を楽しめる「おでんしゃ」という路面電車が走っている。豊橋市に冬の訪れを知らせる風物詩としてニュースに取り上げられることもあり、満員御礼状態で運行される日が多い。最寄駅の豊橋駅には新幹線も止まるので、大阪・東京からでも日帰りで楽しめる。
- 走る屋台 おでんしゃ (豊橋鉄道) — 赤ちょうちんや赤のれんで飾り付けされた屋台のような車両に乗りながら熱々のおでんとカップ酒を味わうことができる路面電車。アサヒビール(飲み放題)とおつまみ用のお弁当が付いており、その他のお酒や食べ物の持ち込みは自由。予約開始直後に満席になってしまうことが多いが、ときどきキャンセルが出る場合があるので、ホームページをこまめにチェックするとよい。
所在 (豊橋)駅前電停から運動公園前(トイレ休憩)までを1往復。 電話 おでんしゃ予約専用ダイヤル(0532) 53-2135 時間 11月後半から2月末まで1日1~2本運行。往復1時間20分。 料金 完全予約制:1人¥3,500。 WEB [15]
不定期運行編集
- 急行 飯田線秘境駅号 — 373系3両編成で、愛知県・静岡県・長野県を通るJR飯田線内にある秘境駅に停車しながら走る全車指定席の臨時急行列車。3つの県境が駅のそばにある小和田駅や、天竜川とコンクリートの高い壁に囲まれた田本駅などの無人駅で5~20分ほどの停車時間が取られており、途中、秘境駅6駅(小和田、中井侍、為栗、田本、金野、千代)に停車。S字鉄橋や平岡ダム湖畔などの飯田線の名所で徐行運転のサービスがある。上り・下りとも、乗客(新城~大嵐間)に「乗車証明書」が配布される。夏場に運行したところ、秘境駅での長時間停車によるドア開放によって空調の効かなくなり、体調不良の乗客が出てしまったため、気候が穏やかな春や秋を中心に運行されるようになったとのこと。運行時期によって見学可能な駅が変更されている。
所在 JR飯田線:豊橋駅~飯田駅。 時間 春季や秋季に1日上下1本ずつ。 料金 乗車券のほかに急行券・指定券が必要。
近畿編集
近畿地方の観光列車は、JR西日本では天空の城竹田城跡号が運行され始めたが、私鉄・第三セクタがメインとなっている。和歌山電鐵の観光列車3種類(たま電車、いちご電車、おもちゃ電車)はバスツアーの一部に組み込まれるほど人気がある。和歌山電鐵を一躍有名にしたたま駅長は2015年5月22日夜に急性心不全で亡くなったため、終点の貴志駅ではニタマ駅長との謁見となる(週2日ほどお休みの場合あり)。トロッコ列車以外は年間を通して運行されているので利用しやすい。2014年10月に運行開始したハローキティ和歌山号は現在運転していない。
- 伊勢志摩ライナー (近鉄) — 近鉄特急の23000系電車に「サロンカー」が設置されている。2人掛けと4人掛けのボックスシートがあり、大きな窓で景観がすばらしい。サロンカーには「サロン券」が必要である。
時間 毎日運行。 WEB [16]
- 観光特急 しまかぜ (近鉄) — 近鉄の観光特急列車。電動リクライニングシートを完備した3列配置のシートで、サロン席やカフェ車両もある豪華仕様になっている。カフェ車両では海の幸ピラフや松坂牛カレー、伊勢海老風味みそ汁などを楽しむことができる。記念スタンプはカフェ車両2階席入口に設置されている。大阪・京都・名古屋~伊勢市・宇治山田は連日ほぼ満席なことが多いため、伊勢市駅から賢島方面にだけ乗るのもあり。 所在 大阪難波駅・京都駅・近鉄名古屋駅~伊勢市駅~鳥羽駅~賢島駅。 時間 難波発着は火曜日、京都発着は水曜日、名古屋発着は木曜日が運休。年末年始やゴールデンウィークなどは運休日なしで運行。 料金 乗車券・特急券のほかに特別車両券が必要。 WEB [17]
- 観光列車 つどい (近鉄) — 伊勢神宮式年遷宮を記念して「伊勢志摩の魅力や人々に触れ、賑やかで楽しいひとときを過ごせる」ように作られた3両編成の観光列車。座席やテーブルが窓に向いて設置されているため、景色を楽しみやすくなっている。大型窓から景色を見ながら外から車内へ吹き込む風を楽しめる「風のあそびば」や制服を着て運転士気分を気分を味わいながら記念撮影もできる「こども運転台」がある。2号車のイベントスペースでは、駄菓子屋さんや沿線のアイスやソフトドリンクを販売する売店がある。
所在 伊勢市駅~鳥羽駅~宇治山田駅~賢島駅。 時間 土休日や長期休暇日を中心に、1日2往復運行。片道1時間。 料金 乗車券のほか観光列車料金(大人¥300、子ども¥150)が必要。 WEB [18]
- 近鉄吉野線 青の交響曲(シンフォニー) — 2016年9月10日から、2+1列のデラックスシート2両とバーカウンター付きのラウンジ車1両の3両編成(16200系)で運行開始した列車。沿線のフルーツを利用したスイーツや沿線のワイナリーのワインを提供。
所在 大阪阿部野橋駅~吉野駅。 時間 2016年秋ごろ。片道80分、1日2往復。 料金 乗車券の他に特急料金+特別車両料金が必要。 WEB [19]
- こうや花鉄道 天空 (南海電鉄) — 南海高野線(こうや花鉄道)の橋本駅~極楽橋駅間を走行する観光列車。高野下駅から極楽橋駅までは急勾配と急カーブが続き、特急列車でさえ時速33kmまでしか出せない徐行運転区間であることを逆手にとって景色が楽しめる観光列車を走らせている。南海ズームカーを改造した車両を使用しており、座席は景色がよく見えるように谷側の方を向いている。2号車には風を感じながら景色が楽しめるようにドアを開放したままにした展望デッキが作られている。座席は電話予約制のみ(ネット予約は無い)で、乗車前に係員に予約受付番号と名前を伝えて切符と引き換える。当日に空席があった場合のみ、当日販売がある。途中、学文路(かむろ)駅と九度山駅のみ停車する。
所在 南海電鉄高野線:橋本駅~極楽橋駅。 時間 片道40~50分。3月~11月は金曜~火曜、冬季は土休日に1日2往復運行。 料金 乗車券の他に座席指定料金が必要。 WEB [20]
- いちご電車 (和歌山電鐵) — イチゴをモチーフにした普通電車。白い車体に赤い塗装がアクセントになっている。車内には木材が多く使用されており、座席はいちご柄。
所在 和歌山電鐵:和歌山駅~貴志駅。 時間 片道30分。日により運行時間が異なる。 料金 運賃のみ。和歌山駅~貴志駅¥360。 WEB [21]
- おもちゃ電車 (和歌山電鐵) — おもちゃ箱やこども部屋をイメージさせる内装の普通電車。車内にはガチャポンの販売スペース、車両連結付近は展示スペースがある。展示スペースでは鉄道模型やミニカー、ガンプラ、アニメキャラクターのフィギュアなどが飾ってあり、子供だけでなく大人も楽しめる車両となっている。
所在 和歌山電鐵:和歌山駅~貴志駅。 時間 片道30分。日により運行時間が異なる。 料金 運賃のみ。和歌山駅~貴志駅¥370。 WEB [22]
- たま電車 (和歌山電鐵) — たま駅長をモチーフにしたキャラクターが数多く描かれている普通電車。車両の前面にはネコのヒゲのような3本線が描かれており、座席はたま駅長にちなんで三毛猫の毛色になっている。 車内に設置されている本棚には猫に関する本が入っており、自由に読むことができる。
所在 和歌山電鐵:和歌山駅~貴志駅。 時間 片道30分。日により運行時間が異なる。 料金 運賃のみ。和歌山駅~貴志駅¥370。 WEB [23]
- うめ星電車 (和歌山電鐵) — 2016年6月に運行開始した観光列車。和歌山県の名産である梅干しとJR九州の豪華列車ななつ星に(ユニークさで)負けない列車を作るというコンセプトの元に生まれた真っ赤な車両。 所在 和歌山電鐵:和歌山駅~貴志駅。 時間 片道30分。日により運行時間が異なる。 料金 運賃のみ。和歌山駅~貴志駅¥370。 WEB [24]
- 京とれいん (阪急電車) — 「和」や「モダン」をコンセプトして内装や外観にこだわった6両編成の快速特急列車。1・2・5・6は2人掛けのクロスシート、3・4号車は畳と座布団風のクッションを使った和風のボックスシート(2人掛けと4人掛けの2種類あり)となっている。車内放送は4カ国対応、京都観光用のリーフレットも設置されているなど観光客向けの特殊仕様となっている。嵐山に向かう場合は桂駅で乗り換えるとよい。京とれいんらしさを楽しむのであれば3・4号車の利用がおすすめ。全車自由席のため、ボックスシートは早い者勝ちとなっているので、早めに始発駅で並んで待っておいた方がよい。
所在 阪急電鉄:梅田駅~桂駅~烏丸駅~河原町駅。 時間 土休日を中心に1日4往復、片道40分強。 料金 乗車券のみで利用可。 WEB [25]
- 丹後あかまつ号・丹後あおまつ号・丹後くろまつ号 (北近畿タンゴ鉄道) — 2013年4月14日運行開始の普通列車。運行区間によって使用される車両が異なっており、丹後あおまつ号は自由席のみ1両編成で、丹後あかまつ号はゆったりとくつろげるように35人定員制のあかまつ車両と自由席の黄色いコミュータ車両の2両編成になっている。全長551mの由良川橋梁(丹後神崎駅~丹後由良駅)と汐汲浜を眺められる区間(しおくみはま:丹後由良駅~栗田駅)では30km/h以下で徐行運転、奈具(なぐ)海岸付近では約2分間の一時停車、天橋立の展望区間(栗田駅~宮津駅)などの観光名所付近では観光解説の車内放送といったサービスが実施されている。全区間乗車する余裕がない場合は、一時停車と徐行運転が楽しめて天橋立も見ることができる西舞鶴駅~宮津駅を利用するとよい。乗車整理券の購入は車内でも可能な場合もあるが、空席状況を車外と連絡を取り合いながら確認するようになっており、発行完了まで時間と手間がかかるため、駅での事前購入を推奨。
所在 丹後あかまつ号:西舞鶴駅~豊岡駅、丹後あおまつ号:西舞鶴駅→福知山駅~天橋立駅、丹後くろまつ号:金・土曜と休日運転。 電話 (0772) 25-2323 時間 ほぼ毎日運行。 料金 普通運賃のみでも可。ただし定員制車両利用の場合は乗車整理券¥300(大人子ども同額)が別途必要。クロマツ号はコース料金のみ取り扱い。 WEB [26]
- 展望列車きらら (叡山鉄道) — 景色が見やすいように窓に向かって設置された座席や4人で座れるボックスシートがある2両編成の電車。市原駅~二ノ瀬駅の間には「もみじのトンネル」があり、新緑の季節と紅葉の季節に徐行運転が実施される。天井付近にも窓があるため、立っていても景色が見やすい親切設計になっている。
所在 出町柳駅~鞍馬駅 電話 (075) 702-8111(平日9:00~17:00のみ) 時間 日中を中心に片道30分。 料金 片道¥420。全車自由席、特別料金不要。 WEB [27]
- 天空の城竹田城跡 — 「日本のマチュピチュ」「天空の城」と言われ、雲海に浮かぶ山頂の城跡で有名なと表現される和田城跡のラッピングが施されている列車。和田城跡がある方の座席が窓側に向けられた特注車両で運行されている。車内には観光ディスプレイもあるので、移動中に竹田城跡の映像を楽しむことができる。全車自由席なので、窓向きの車両に座りたい場合は始発駅で早めに並んでおくとよい。
所在 城崎温泉駅~和田山駅~竹田駅~寺前駅。 時間 1日4便(全区間:1日1往復、区間便:1日1往復)。 料金 乗車券のみで利用可。 WEB [28]
- めでたいでんしゃ (南海電鉄) — 2016年4月29日から加太(かだ)さかな線で運行開始した南海電鉄初の観光列車。一本釣りで取られる真鯛と人形供養や安産・子授けなどにご利益がある淡嶋神社の縁結びをイメージしたピンクの車両が運行している。
所在 和歌山市駅~加太駅 時間 土休日は1日7往復運行、片道25分。平日の運行本数は変動。 料金 乗車券のみで利用可。 WEB [29]
- 嵯峨野観光鉄道はトロッコ列車#近畿を参照。