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祭やイベント : 5月
2021年3月2日 (火) 10:32時点における版![]() 三社祭(浅草) 5月の各地の祭やイベントは以下のとおり。
目次日本◆ ゴールデンウィーク 毎年4月の29日あたりから5月5日ごろまでのこの期間に祝祭日と土日がまとまってやってくる。日本に住んでいる大方の人にとってはまとまった休みがとりやすい時期ということもあり、お盆などとならんでこの時期に帰省や旅行をする人が多い。そのため、この前後全国的に交通渋滞が発生することも。成田国際空港や羽田空港などの国際空港も出国・帰国のラッシュでとても混雑する。ただし、空港さえ抜けてしまえば、外国は(ハワイとか日本人に人気の観光地を除けば)ゴールデンウィークとは無縁、という訳で、社会人ウィキトラベラーたちにとっては盆暮れ正月そして夏休みと並んで最も遠出を打ちやすい時期といえる。
ちなみに2021年は、完全週休二日の人なら、4月30日(金)を休めば4月29日(木)から5月5日(水)までの7連休、5月6日(木)と7日(金)を休めば4月28日(土)から5月9日(日)まで8連休となるので、前半または後半に寄せて長期休暇を取る人が多くなるのではないかと思われる。連休の合間に来る3日間の平日をいずれも休めば、4月29日(木)から5月9日(日)までの11連休となる。 もっとも今年については、この時期に新型コロナウィルス感染症が落ち着いているのか見通せないし、世界の国々が国境を開けるのはまだ先のような気もするので、昨年同様、大型連休を持て余してしまう人が多数出てくるかもしれない。
北海道◆
◆ 毎年5月下旬から6月初旬頃にかけ、市内のライラックの開花に合わせて行われる。2019年は大通り公園会場が5月15日~26日、川下公園会場が6月1日~2日となっている。約400本のライラックが植えられている大通り公園とその周辺では、音楽祭や写生会、スタンプラリーなどのイベントが行われるほか、野外喫茶コーナーや野菜の直売所などが設けられる。
東北◆ 毎年5月1日~5日。期間中、中尊寺や毛越寺で藤原四代の法要や稚児行列などの催しが行われる。祭りの白眉は3日に行われる、兄の源頼朝に追われた義経と家臣が平泉の地にたどり着いて、藤原秀衡に出迎えられた様子を再現した「源義経公東下り行列」。毎年、秀衡・義経・北の方など、主だった役柄には若いタレントや有名人などが起用され、それぞれが当時の衣装に身を包んで馬や牛車に乗り、山伏姿の武蔵坊弁慶らの武者一行や待女の姿をした人々とともに
毛越寺から中尊寺までの間を練り歩く。若いタレントの武者姿などを目当てに見物に訪れる観光客も多い。 ◆ 檜枝岐(ひのえまた)歌舞伎は毎年3回、5月12日、8月18日及び9月の第一土曜日に上演される。そのうちで5月に上演されるのは愛宕神社の祭礼として行われる奉納歌舞伎。200年以上前の江戸時代寛政年間に始まったとされており、11演目が現存している。農村の娯楽として発展してきたものであり、プロの役者ではなく、「千葉之家花駒座」と呼ばれるアマチュアの村民で組織される座によって演じられる点がユニーク。農村芸能としての伝統を守り続けていることや原型を留めた演目、素朴な芸風などに人気があり、毎年多くの人が上演を見に訪れる。 関東◆ 群馬県館林市で毎年3月末頃からゴールデンウィーク明け頃にかけて行われる。2020年は3月23日(月)~5月6日(水)。端午の節句前後となるこの季節には全国各地でこいのぼりにちなんだ祭やイベントが開催されるが、館林市のそれは数の多さで知られており、メイン会場となる鶴生田川のほか、近藤沼公園、つつじが岡パークイン、茂林寺川の4会場で毎年6,000匹を超えるこいのぼりが泳ぐ。2005年には5,283匹を上げ、ギネスブックにも認定された(もっとも、英語には「こいのぼり」に相当する概念がないので、飛行場などにあるような「吹流し」の掲揚数世界一として認定されているのだとか)。まつりの前半には『館林桜祭り』も合わせて行われ、鶴生田川両岸の315本のソメイヨシノが楽しめる。 ◆ 茨城県笠間市で毎年ゴールデンウィーク中の4月29日から5月5日にかけて行われる。この時期に県内で行われる最も賑やかなイベントの一つ。市内にある笠間芸術の森公園イベント広場に200を超す陶芸家や窯元、笠間焼の販売店などがそれぞれテーマを挙げて出店し、笠間焼の展示即売会を行う。焼き物の展示販売以外にも、地元小学生ブラスバンドの演奏など、期間中多彩なイベントが繰り広げられる。 ◆ フランスのナントで開催されている「ラ・フォル・ジュルネ」を参考に2005年から始まった、毎年ゴールデンウィーク中に東京都千代田区丸の内にある東京国際フォーラムとその周辺、及び池袋のエリアで開催される音楽祭。2019年は「ボヤージュ・旅から生まれた音楽(ものがたり)」をテーマに5月3日(金)から5月5日(日)まで行われる。朝から晩にかけ1回45分程度の短いプログラムを中心に、約300あまりもの公演が開催される(東京国際フォーラム、有料公演分)のが特徴で、公演1回あたりの料金も低く抑えられており、また演目によっては入場年齢制限を設けないなど、家族で気軽にクラシック音楽を楽しめるような工夫がされている。これまでに数十万人の観客動員実績を上げており、このイベントによって、ゴールデンウィーク中閑散としていた丸の内界隈の雰囲気が、がらりと変わってしまうほどの影響をもたらした。2018年より、イベントの名称が従来の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」から「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」に変更されている。 ◆ ◆ 毎年5月3日~5日に行われる、市内の神峰神社で披露される出し物。市内の東町、北町、西町、本町にそれぞれ1台ずつある、高さ15m、奥行7m、幅3m~8m、重さ5tのからくり仕掛けの大型の山車4台がお囃子に合わせて操り人形芝居を繰り広げる。江戸時代中期、享保年間の頃日立村の鎮守神峰神社の祭禮に、氏子達が奉納の意味で造った山車に操り人形を配したのが始まりとされ、文化文政の頃山車そのものをからくり仕掛けにするといった改良が行われた後、明治期に現在のような形となった。山車そのものがからくり造りという形態は全国にも例が無く、昭和34年に国の重要民俗資料に、また、平成21年9月にはユネスコ重要無形民俗文化財にも指定されている。 ◆ 毎年5月3日~5日、さいたま市北区にある「大宮盆栽村」で開催される。期間中、名品の展示や市民による盆栽展、毎年120店あまりの専門店が出品する盆栽や盆器の展示即売会などが開催される。この祭りを目当てに全国から盆栽愛好家が盆栽村を訪れ、多くの人々で賑わう。 ◆ 毎年5月第三金曜日~日曜日に行われる。2019年は5月17日~19日。100基あまりの勇壮な神輿の練り歩きで知られ、毎年期間中150万人もの人が見物に訪れる。2007年の祭りでは、あらかじめ申し合わせで禁止されていたにも拘わらず、神輿に乗って煽り立てた者が多数逮捕されたことから、2008年の祭りについてはメインとなる本社神輿の担ぎ出しを中止する旨を早々と発表したことがニュースにもなった。2009年以降の祭りでは例年どおりの神輿渡御が行われているが、事前の申し合わせで神輿に乗ることを明確に禁止し、違反者が出た場合は次の年の本社神輿を中止し、乗った者や煽った者の祭りへの参加を禁止する旨の厳しい態度で祭りに臨んでいる。 ◆ 干支で丑・卯・巳・未・酉・亥(西暦では奇数年)にあたる年の5月15日に一番近い土曜日・日曜日に行われる神田明神の祭礼(江戸時代前期の延宝年間以後、赤坂・日枝神社の山王祭と隔年で斎行することになり、今日に至っている)。次回は2019年5月13日・14日。氏子町会の神輿約100基が朝から夕方にかけて次々に宮入参拝をする。山王祭、深川八幡祭と並ぶ、江戸三大祭のひとつ。
中部◆ かつて日本海側の地方から信州に塩を運ぶために利用されていた「塩の道」、千国街道を歩くウォーキングイベントで、例年5月のゴールデンウィーク連休中に行われる。(5月3日(小谷村)、4日(白馬村)、5日(大町市)の日程で行われることが多い)。千国コース、歴史の道コース、畦道道中と山麓道中といったような、10km前後のコースがいくつか用意されており、それぞれのコースを半日程度かけて歩く。普段着の人はもちろんのこと、中にはわざわざ昔の旅姿の仮装をして参加する人もいる。 ◆ かつて海運業で栄えた富山市北部の港町岩瀬地区で、毎年5月17日・18日に行われる岩瀬諏訪神社の春季例大祭。伝統ある祭礼行事で、「たてもん」と呼ばれる商売繁盛や大漁への願いを込めた飾りを飾り付けた頑丈な14基の山車(だし)、「曳山車(ひきやま)」をそれぞれの町内の若者たちが威勢よく曳きまわす。「たてもん」は毎年曳山車ごとに描き換えられるので、今年はどの街にどんな絵柄が登場するかが祭りの大きな楽しみの一つとなっている。曳き回しは日中も行われるが、クライマックスは祭り初日の夜9時過ぎから行われる「曳き合い」で、神社前の道路上で二手にわかれた曳山車同士が正面から激しくぶつかって力を競い合う。その激しさや勇壮さから「けんか山車」という異名でも親しまれる歴史と伝統のある祭り。 ◆ ◆ 初祝い(長男誕生祝い)で行われる初凧揚げや町対抗で行われる糸切り合戦、凧合戦を労って行われる練り、凧運搬に端を発する御殿屋台引き回しなどが催される。毎年5月3日、4日、5日。昼間は中田島地区近傍の遠州灘海浜公園白羽地区にある凧場にて、夜間は中区中心部や各町にて行われる。 近畿◆ 毎年5月15日に行われる。上賀茂神社と下鴨神社の例祭。平安時代の装束に身を包んだ行列の巡行で有名。7月17日の祇園祭、10月22日の時代祭と共に、京都三大祭のひとつに数えられている。 ◆ 毎年5月の第ニ土曜から第三日曜にかけて行われ、イベントの集中する第三土曜日・日曜日にクライマックスを迎える。2019年は5月11日~19日(?)。重要伝統的建造物群保存地区に選定されている今井町を来訪者に見てもらい交流するため、重要文化財の公開、今井六斎市、茶行列、各種コンサート、フリーマーケット等が行われ、期間中毎年1万人以上の来訪者がある。 中国◆ 毎年5月3日~5日。広島市の平和大通りとその周辺で行われる祭り。期間中、花車パレードや各種イベント、「きんさいYOSAKOI」などの行事が行われる。毎年100万人~150万人近くの人が会場に足を運ぶことでも知られており、博多どんたくなどと並び、例年、ゴールデンウィーク中最も人出の多かった全国のイベント・ベストテンの上位にランクインされる。 ◆ 毎年5月1日~5日、椿町の萩市民体育館で開催。萩市やその周辺から約50の窯元や卸小業者が作品を展示販売する。通常の2~3割の安価で萩焼が求められるとあって、市内外から多くの買い物客でにぎわう。 ◆ 毎年5月2日~4日、下関市の下関駅前~唐戸の関門海峡・巌流島で開催。2日は平家の安徳天皇を祀る。3日は壇ノ浦の戦いを題材にした源平まつり、先帝祭として芸者の行進、巌流島での剣道大会など。 ◆ 毎年、5月の第三土曜日・日曜日に、美観地区にほど近い鶴形山の阿智神社で行われる春季の例大祭とその関連イベント。2019年は5月18日~19日(?)。優雅な舞や勇壮な天領太鼓の奉納が行われる。翌日曜日にはちびっ子による相撲大会が開催される。 四国九州・沖縄◆ 佐賀県有田町で4月29日~5月5日に行われる、陶器の売り出し。各地より陶器を買いに来る客が多い。セットのばら売りなどが安く買えるため、リュックをしょって大量に買い付ける客が多い。博多駅や長崎駅から有田駅に臨時列車が数多く設定される。会場は佐世保線・上有田駅~有田駅の間。上有田駅から有田駅に向けて下り坂なので、上有田駅で降車し、有田駅で乗車するのがよい。渋滞が激しいので、多少重くても鉄道利用がおすすめ。 ◆
世界の各地アジア◆ 毎年お釈迦様の誕生日(→「佛誕」の項目参照)とされる旧暦の4月8日から7日間開催される。2021年は5月19日~25日。香港の長洲島で疫病の蔓延や海賊の惨禍から村を守ることを祈念して100年ほど前から始まった祭。島の目抜き通りで獅子舞や龍の舞い、伝統衣装に身を包んだ女児が人々の担ぐ輿に乗せられて練り歩くパレードなどが催される。祭のクライマックスは、竹でできた約60フィート (18m) の塔に無数の饅頭(マントウ、蒸しパンのようなもので中国人の主食の一つ)を括りつけた「包山」に人がよじ登り、それを奪い合う「搶包山」と呼ばれる行事で、祭りの初日に行われる(1978年に塔が倒壊する事故が発生してからしばらく中止されていたが、2005年の祭から復活している)。また、祭の期間中の特定の3日間、村中で一切の肉食が禁止され、家庭内はもちろんのこと、外資系のファーストフード店も含め、島内のレストランも一斉にベジタリアンメニューに切り替わることでも知られている。
◆ ロケット花火まつり (Boun Bang Fay、ラオス)
ヨーロッパ◆ スペインのセビリヤで行われている祭りで、毎年セマナ・サンタから2週間おいた次の週(イースターから数えて2週目)の火曜日の午前0時ちょうどに始まり、日曜日に終わる。2019年は5月5日~11日(なお、正式な日程は例年11月頃発表される)。130年ほど前にセビリヤで行われていた牧畜市に端を発する祭り。街外れの大きな会場に1,000件近くの仮説小屋(カセータ)が並び、その中にあつらえた特設のバーで日がな1日飲み食いし、踊り、おしゃべりをし…、といったことが1週間続く(ごく一部の小屋を除き、招待者以外は入れない)。また、人々が華やかな民族衣装に身を包み、パレードをしたり、フラメンコの一種である「セビジャーナス (Sevillanas)」と呼ばれる独特の踊りを踊る。バレンシアの火祭り (Las Fallas en Valencia)、牛追いで有名なパンプロナのサン・フェルミン祭り (Fiesta de San Fermín de Pamplona) とともにスペイン三大祭の一つにも数えられている。 ◆ フランスとの国境にある街、イーペル (Ieper,Ypres) で3年に1度、毎回5月第2日曜日に行われる祭り。次回は2021年5月9日。巨大な猫の王様や女王様の人形、猫に扮したダンサーや鼓笛隊が町を練り歩く。また、街にある教会の鐘楼から、猫のぬいぐるみを投げ、ちょうど節分の豆まきみたいに見物客が競ってそれを拾う「猫投げ」というイベントも行われる。 ◆ 聖イシドロ祭り (Feria de San Isidro 、マドリード) マドリードの守護聖人である聖・イシドロを祝う祭り。聖人を祝う日は毎年5月15日だが、祭りそのものは5月中旬頃から6月上旬頃にかけて行われており、期間中マドリードではコンサートをはじめ、様々なイベントが催される。聖人の祝日である5月15日には伝統衣装に身を包んだ市民が、サン・イシドロ教会まで聖なる泉の水を飲むため巡礼するなどの伝統行事を目にすることができる。また、この祭りはマドリードにおける闘牛シーズンの開幕を告げる「闘牛祭」としても知られており、祭りの期間中市内のラス・ベンタス闘牛場では毎日闘牛が催される。 ◆ ◆ 毎年5月下旬頃(ただし年によってはずれることもある)の木曜日から日曜日にかけてモナコで開催されるF1グランプリ。2019年は5月23日~26日。世界で唯一の公道を利用したF1レースとして有名。
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◆ トルコにほど近いエーゲ海東部に浮かぶ島、ヒオス島にある小さな町、ヴロンタドス(Vrontados)で毎年東方教会の復活祭(※年によっては西方教会のそれと日が異なる)の前日深夜から復活祭当日の未明にかけて行われる祭りで、「ロケット花火祭り」「ロケット花火戦争」などと紹介されている。2021年は5月1日深夜から2日未明にかけて。谷を挟み、約400m離れて建つ2つの教会が抱える反目し合う教区の信徒たちが、それぞれの教区の教会の鐘楼をめがけて数万発とも言われるロケット花火を撃ち込み合う。どこに着弾するかわからないロケット花火から守るため、教会とその周辺の建物は鉄板や金網などで防護柵を作って相手方からの攻撃に備える。そんなあちこちでロケット花火が炸裂する教会の中では何事もないかのように平然とミサが行われている。朝が明けてから鐘楼に当たったロケット花火の数で勝ち負けを決めるのだが、毎年お互いが勝ちを主張して譲らないため、必ず次の年に勝負が持ち越されるのだとか。オスマン帝国の時代に始まったとされており、元々はお互い大砲を撃ちあっていたのが、それが19世紀末に禁止されたため現在のようなロケット花火に替えられたというのだから何ともすごい。今や島の貴重な観光収入源ともなっている祭りの様子はヨーロッパを中心に各国のニュースなどで毎年取り上げられるほか、You Tubeなどの動画などでも多数紹介されている。なお、台湾南部にある盬水鎮という町でも、毎年旧正月の元宵節に、これと似たような、無数のロケット花火を撃ちあう祭り「盬水蜂炮」が行われる。 中近東アフリカ北米◆ 例年4月の最終週の金曜日から日曜日及び5月の第1週の木曜日から日曜日にかけて都合2週合計7日間の日程で開催される。2021年は特例的に時期をずらして10月8日~10月17日に開催される。1970年から続くイベントで、主会場である市内のフェアグラウンズ競馬場内に10ほどのステージが設けられ、ジャズをはじめゴスペルやロック、ブルースなどさまざまなジャンルの音楽が演奏される。また、会場内にはニューオリンズやルイジアナ州に縁の食や文化を紹介するブースが多数出店される。 ◆ 中南米オーストラリア・南太平洋文化圏仏教文化◆ ベサク祭 (Vesak Day) 中華文化◆ 毎年旧暦4月8日。2019年は5月12日。香港、マカオ、台湾、韓国など、主に中華文化圏の大乗仏教を信奉する国々ではこの日がお釈迦様の誕生日とされている。日本でも、もともとこの日にお釈迦様の誕生日を祝っていたが、現在では新暦の4月8日に移動している。ちなみにスリランカなど南伝仏教を信仰する国々で、釈迦の誕生、成道、入滅の日を同時に記念して行われる「ベサク祭り」は必ず満月の日なので、通常は佛誕節から7日後にやってくることになる(ただし年によってはベサク祭りの日付の方が前に倒れることもある)。それにしてもお釈迦様の誕生日というのは実に多彩なものだ。
キリスト教文化◆ キリスト昇天祭 (Ascension Day) イスラム教文化◆ ラマダン (Ramadan) 2021年はメッカ時間で4月13日から5月12日まで。イスラム暦の第九月の初日(その土地での月の出が基準になるので、国によっては日付が前後することがある)から約1か月間、日の出から日没までの飲食が一切禁止される。別に旅行者はそれに合わせて断食する必要はないが、この期間中は、博物館などの観光スポットが通常の時間より早くしまってしまったり、開いている食堂の数が極端に少なくなるなど、いろいろな面で旅行に影響が出てくる(実際、HPを検索すると、旅行中ラマダンにあたってこんなに苦労しました、という旅行記に結構出くわす)。ただその一方で、ラマダン中はその国のイスラムらしい雰囲気を最も感じることのできる時期で、この期間中の旅行は貴重な体験になりますよ、という形でラマダンを紹介しているものもある。イスラムらしさを体験してみたい方は(もともと敬虔な宗教に由来する行事なので、興味本位で見るべきものではないのはもちろんだが)、あるいはこの時期にイスラム教文化圏を旅されてみるのもいいのかもしれない。 ◆
ラテンアメリカ文化その他
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