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明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業

これは「旅のテーマと主な目的地」の記事です。
世界遺産の登録構成施設の1つ「軍艦島」

このページ明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業では九州・山口県を中心に分布している明治時代に富国強兵に貢献した産業革命の遺産について紹介する。

[1]


総論編集

幕末から明治時代にかけて日本では西洋の工業技術を導入し、近代化の道を進めていった。江戸時代は少人数での家内制手工業・問屋制手工業がメインであったのが、明治時代からは大量の労働者を工場等の大規模施設に集積させて効率的に大量生産をしていく工場制手工業へと発展していった。

幕末から明治時代といえば、海外から鎖国の解除を要求され日本が軍事的な脅威にさらされていた時期であり、本土防衛に使用するための大砲が必要とされていた。しかし鉄の品質や加工技術がそれほど高くなかった上、加工するための原料の入手にも問題があったため、製鉄技術、炭鉱、造船技術の向上が日本の富国強兵につながると考えられていた。金属を加工するための原料となる石炭を採取するための炭鉱施設や、品質が悪い銑鉄から不純物(炭素)を取り除いて質の高い鉄を作るために使用された反射炉や製鉄所およびこれらの発展に貢献した施設が現在も九州や山口県を中心に静岡県伊豆の国市や岩手県釜石市にも残っている。

登録に協力すると言っておきながら土壇場で韓国が反対する事案が発生したが、2015年の7月5日に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」として世界遺産に登録された。

日本各地にある「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」全部を巡るのは大変かもしれないが、1~2つのエリアだけなら旅行ついでに巡ることも可能なので、旅行の行程に組み込むことを検討してみてはいかがだろうか。

一覧表は以下の通り。大牟田の近代化産業遺産の紹介ページに簡単な一覧表と各構成資産の概要が載っているPDFファイル「「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の概要について(PDF:1.5MB)」があるので、参考にしてみるとよい。[2]

明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業 一覧表(暫定版)
カテゴリー エリア 観光地名 遺産名 見学の可否 備考
製鉄・鉄鋼 山口県萩市 萩の産業化初期の時代の遺産群 萩反射炉
恵美須ヶ鼻造船所跡
大板山たたら製鉄遺跡
萩城下町
松下村塾
製鉄・鉄鋼 鹿児島県鹿児島市 集成館 旧集成館
寺山炭窯跡
関吉の疎水溝
製鉄・鉄鋼 静岡県伊豆の国市 韮山反射炉 韮山反射炉
製鉄・鉄鋼 岩手県釜石市 橋野鉄鉱山 橋野鉄鉱山・高炉跡
造船 佐賀県佐賀市 三重津海軍所跡 三重津海軍所跡
造船 長崎県長崎市 長崎造船所 小菅修船場跡
三菱長崎造船所第三船渠
三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン
三菱長崎造船所旧木型場
三菱長崎造船所占勝閣
石炭産業 高島炭坑 高島炭坑
端島炭坑(軍艦島)
造船 グラバー園 旧グラバー住宅
石炭産業 福岡県大牟田市三池(みいけ) 三池炭鉱・三池港 宮原坑
万田坑
三池炭鉱専用鉄道敷跡
三池港
石炭産業 熊本県宇城市三角(みすみ) 三角西港 三角西港
製鉄・鉄鋼 福岡県北九州市 官営八幡製鐵所 官営八幡製鐵所旧本事務所
官営八幡製鐵所修繕工場
官営八幡製鐵所旧鍛冶工場
遠賀川水源地ポンプ室

見学の可否:◎…無料で見学可、○…有料で見学可、▲…見学不可 

目的地とその特徴編集

 
軍艦島の内部
 
グラバー園から望むジャイアント・カンチレバークレーン
  • 首都圏から一番近いのは韮山反射炉である。伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅から無料シャトルバスを利用。
  • 軍艦島は長崎港や野母崎から上陸ツアーを催行している5社の計1日10便のツアーの参加者のみ見学可。「長崎市#観る」の記事を参照。
  • グラバー園の中にある旧グラバー住宅のみが、園内での世界遺産構成遺産。園内からは港をはさんだ対岸に、同じく構成遺産のひとつであるジャイアント・カンチレバークレーン(非公開)の姿を眺めることができる。長崎市内の路面電車の電停から近いので長崎市内観光のついでに寄りやすい。
  • 熊本県の三角西港は、JR九州の観光列車「A列車で行こう」の終着駅からタクシーで5分ほどで行ける。
  • 福岡県大牟田市の三池炭鉱は宮原炭坑が期間限定での開放されているのみ。隣の市にある熊本県荒尾市の万田抗なら月曜・年末年始以外は毎日見学可。
  • 鹿児島市内にある(尚古)集成館なら、カゴシマシティビュー「仙巌園前(磯庭園前)」バス停より徒歩1分ほどの場所にあるので、鹿児島市内観光のついでに寄りやすい。


あると便利なもの・旅のヒント編集

安全のために気を付けること編集

  • 観光地化されていない施設が多く、また現役稼働中の施設もあるので、立ち入り禁止エリアには勝手に入らないこと。

この記事「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。