何らかの理由で編集が行えない場合は、Wikitravel:旅人の居酒屋 を参照してください。

ヴァッハウ渓谷

提供: ウィキトラベル
移動先: 案内検索
ドナウ川クルーズ船から眺めるデュルンシュタインの街

ヴァッハウ渓谷 (バッハウ渓谷、ワッハウ渓谷、Wachau) はオーストリア北部のニーダーエースターライヒ州、ドナウ川流域に続くおよそ30kmの渓谷地帯である。


分かる[編集]

古城やブドウ畑が続く風景

歴史[編集]

ドナウ川流域に広がる渓谷地帯に、17世紀末の大トルコ戦争や20世紀初頭の2度の世界大戦期を経て今も残る古城や修道院、名産白ワイン「リースリング」の原料となるワイン畑が続く風景が、世界遺産ヴァッハウ渓谷の文化的遺産」として登録された(2000年)。

風景[編集]

渓谷と言ってもヴァッハウ周辺はそれほど深い谷ではない。川の両岸の緩やかな斜面に石積みの段々畑のようなブドウ畑が続き、次々と現れる古城や修道院のある眺めを楽しめる。欧州中央部の肥沃な大地の10ヶ国3,000kmを貫く大河であるドナウ川は、残念ながらヨハン・シュトラウス作曲のワルツ「美しく青きドナウ」のタイトルからイメージされるような清流ではない。

気候[編集]

ブドウの栽培に適した、比較的温暖で日照時間も長い気候。ただしクルーズ船に乗船しデッキで眺めを楽しもうとするならば、風の影響があるので服装に注意が必要。

観光案内所[編集]

  • Wachau Infocenter Melk — メルク市街にある観光案内所。  WEB  [1] 地図


着く[編集]

鉄道で[編集]

ウィーンおよびリンツザルツブルクのいずれの方面からも、鉄道を利用するアクセスが便利。玄関口となる駅は、メルク(Melk)駅およびクレムス・アン・デア・ドナウ(Krems an der Donau)駅。この2地点をドナウ川クルーズ船が結ぶが、川の流れによる所要時間の短さを考えて、上流にあるメルクから下流にあるクレムスを目指すルートの利用が推奨される。ウィーンやリンツを午前中の早い時間に出発すれば、ヴァッハウ渓谷のいくつかの町で周遊しても夜にはウィーンに戻ることが可能。

  • ウィーン方面から鉄道利用する場合、以下の3つの方法が考えられる。
    • 西駅を出発する国際・国内特急列車を利用してザンクト・ペルテン(St.Pölten)駅で普通列車もしくは快速列車(REX)に乗り換えメルク駅まで。所要1時間弱。
    • 西駅を出発する快速列車(REX)を利用し乗り換えなしでメルク駅まで。所要1時間20分ほど。
    • フランツ・ヨーゼフ駅を出発する快速列車(REX)を利用し乗り換えなしでクレムス・アン・デア・ドナウ駅(終点)まで。所要1時間10分ほど。
  • リンツから鉄道利用する場合、リンツ・ドナウ駅から国際・国内特急列車もしくは私鉄であるWESTbahnが運行する列車を利用してザンクト・ペルテン駅まで行き、そこから普通列車もしくは快速列車(REX)に乗り換えメルク駅まで。いずれの場合も所要1時間15~30分ほど。
  • ザルツブルクから鉄道利用する場合、ザルツブルク駅からWESTbahnが運行する列車を利用してザンクト・ペルテン駅まで行き、そこから普通列車もしくは快速列車(REX)に乗り換えメルク駅まで。もしくは、ザルツブルク駅から国際・国内特急列車を利用してアムシュテッテン(Amstetten)駅まで行き、そこから普通列車もしくは快速列車(REX)に乗り換えメルク駅まで。いずれの場合も所要2時間30分ほど。

ウィーンもしくはリンツから鉄道利用で往復する場合、「ヴァッハウ・コンビ・チケット」(Wachau Kombiticket)の利用が便利。以下の料金が含まれているお得なチケット。 WACHAU-TICKET

  • メルクもしくはクレムスまでの鉄道往復運賃。
  • ウィーン西駅~ザンクト・ペルテン駅間の国際・国内特急料金(2等)の片道分。
  • メルク~クレムス間のドナウ川クルーズ船の片道分(途中の町での下船も可能)。
  • メルク修道院の入館料金。

バスで[編集]

ウィーンからは、オペラ座前に発着する日帰りバスツアーを複数の会社が催行している。

船で[編集]

DDSG Blue Danuve社が、5~9月の日曜日にウィーンとクレムス・デュルンシュタインの間でドナウ川を遡上するクルーズ船を運航。朝にウィーンを出発し、デュルンシュタインで2時間ほど滞在して夜にウィーンに戻るスケジュール。デュルンシュタインまで€29(往復€35)。 [2]

自転車で[編集]

ドナウ川に沿ったサイクリング・ルート Danube Bike Path が、ドナウ川の上流「ドナウの泉」があるドイツバーデン・ヴュルテムベルク州ドナウエッシンゲンから、下流はハンガリーの首都ブダペストまで、およそ1200km続いている。ヴァッハウ渓谷周辺も、自転車専用道を含めて整備されており人気のルートとなっている。 [3]


WachauMap01.jpg

動く[編集]

Verkehrsverbund(公共交通の組織)のHPで、ヴァッハウ地域での各種移動手段に関する情報が得られる。HPはドイツ語のみだが、英語表記もあるパンフレット「Mobil in der Wachau」がダウンロード可能。 [4]

船で[編集]

メルク修道院近くのクルーズ船着場

メルクとクレムスの間で定期クルーズ船を運航するのは下記の2社。船内にカフェなども併設し、日本語の船内ガイドも流れる。便によって途中の寄港地が異なるので要確認。上流側であるメルクからクレムスは所要およそ1時間50分、下流のクレムスからメルクへは所要およそ3時間。運航期間は4~10月で、5~10月初旬は便数が増える。定期運航便のほか、ディナークルーズやチャーター船などもある。

メルクの船着場は、メルク駅から修道院下を回りこむルートで徒歩15分ほどのところにある。クレムスの船着場は、クレムス駅からダウンタウンを西へ抜けて2km弱の場所にある。

「ヴァッハウ・コンビ・チケット」はどちらの会社の便にも使用でき、途中下船で街を散策することも可能(ただし一方向への利用のみ)。

  • BRANDNER Schiffahrt - 青い船体の会社。 [5]
  • DDSG Blue Danube - 赤い船体の会社。 [6]

鉄道で[編集]

クレムス駅に到着したヴァッハウ鉄道の列車

もとオーストリア連邦鉄道(ÖBB)の路線だったものがヴァッハウ鉄道(Wachaubahn)として分離された、ドナウ左岸を走る路線。夏季シーズンのみ列車が運行される。クレムス・アン・デア・ドナウ駅ではÖBBの列車と同じホームに発着する。 NOVOG社Wahchaubahnページ

バスで[編集]

左岸・右岸の町を結ぶ数路線が運行されている。 [7]

自転車で[編集]

Danube Bike Path (上記「#着く」を参照。)

足で[編集]

古城跡やワイン畑をめぐる総延長180kmの Wachau World Heritage Trail がある。

Wachau World Heritage Trail


観る[編集]

メルク (Melk)

ヴァッハウ渓谷への玄関口のひとつで、ドナウ川クルーズの上流側の起点でもある。メルク修道院が建つ丘の下にはホテルや飲食店が並ぶ。 メルク市公式サイト

メルク修道院 (Melk Abbey) 地図  
ベネディクト会派の修道院で、世界遺産の構成要素の一つ。現在残るバロック建築の建物は18世紀前半に建築されたもので、「横にのびた摩天楼」「信仰の要塞」とも呼ばれる。教会内部のフレスコ画や手書きの図書が多数収められた図書室が有名。現在もおよそ900人の修道士が活動する。11月中旬から3月中旬までは、事前予約のガイドツアー利用者のみ入館可能(英・仏・独・伊語)。それ以外の時期には、開館時間中に自由に見学できるほか、毎日午前11時と午後2時にスタートするガイドツアーが催行される(英・独語)。
 所在  メルク駅から徒歩15分。  電話  +43(0)2752 555 232  WEB  [8]
 開場時間  9:00~17:30(3・4・10月は~16:30、入館は閉館30分前まで、11月中旬~3月中旬までは事前予約のガイドツアー利用者のみ入館可能)。  料金  
メルク修道院


シュピッツ (Spitz)

ブドウ畑が広がるゆるやかな丘陵に囲まれた集落。ドナウ川の河川舟運に関する「船の博物館」がある。 シュピッツ公式サイト(独語)


ヴァイセンキルヒェン (Weißenkirchen)

当地のワイン造りの歴史や文化にまつわる「ヴァッハウ博物館」がある。 ヴァイセンキルヒェン公式サイト


デュルンシュタイン (Dürnstein)
水色の塔と山上の古城がデュルンシュタインのランドマーク

水色の塔が印象的な修道院を中心とした中世の町をイメージさせる小さな集落だが、飲食店やホイリゲ、宿泊施設も多い。丘の上に建つ古城は、12世紀末の第三次十字軍遠征の帰路で捕らえられたイギリスのリチャード獅子心王が幽閉されていたことで知られる。 デュルンシュタイン公式サイト


クレムス (Krems)

ヴァッハウ渓谷への玄関口の一つで、ドナウ川クルーズの下流側の起点でもある。ゴシック、ルネサンス、バロックの各様式の町並みが残る。古い修道院の建物を利用した「クレムス博物館(旧・ワイン博物館)」がある。 クレムス市公式サイト


遊ぶ[編集]

買う[編集]

シュミードル (Schmidl) 地図  
デュルンシュタインの中心部、ハウプト通りに面したベーカリー。当店のヴァッハウアー(Wachauer)という丸いパンは東京のオーストリア大使館にも納められている。クレムスにも店舗あり。
 所在  Dürnstein 21 3601  電話  02711 / 224  WEB  [9]
 営業時間    値段  
シュミードル

食べる[編集]

飲む[編集]

ストッキンガーホフ (Stockingerhof) 地図  
デュルンシュタインの集落のはずれに建つ、ブドウ畑に囲まれたホイリゲ。自家製白ワインと素朴な料理を、のんびりした雰囲気のテラス席で楽しめる。B&Bとして宿泊サービスも提供している。
 所在  Dürnstein 240 A-3601  電話  +43 2711 384  WEB  [10]
 営業時間    料金  
ストッキンガーホフ

泊まる[編集]

宿泊所[編集]

キャンプ[編集]

野宿[編集]

気を付ける[編集]

出かける[編集]

この記事「ヴァッハウ渓谷」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。