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ペルー
ペルー (Peru) は南米の国。南米大陸の西側面に位置し、南太平洋に面しており、南米の中央を走るアンデス山脈の一部がある。 ペルーは北方でエクアドルとコロンビア、東方でブラジルとボリビア、および南方でチリに隣接している。
目次地方
都市
その他の旅行先
分かる概要
ペルーには豊かな天然資源があるが、多くの人々はあまり豊かではなく、人口の50パーセントは貧困線の下で生きている。一方で、大部分が白人のエリート層から成る金持ち層は、主に都市に住んでいる。それにもかかわらず、ほとんどのペルー人が偉大な国家主義者であり、その多くがプライドをもって祖国を愛している。 また、多くのペルー人は彼らの心の中でペルーの州とその政府を切り離して考えている。多くの人が政府と警察を疑問視しており、警察機関の不正と横領事件には慣れっこになっている。街を歩くと目にするのはインカ人の末裔であろう色黒の先住民族の特徴をもった人々である。ペルーではより白色人種に近いほど社会的地位が高いとみなされるようだ(TVコマーシャルでも、理想の家庭としてえがかれるのは中産階級の白人家族で、決してメスチソではない)。しかしながらインカ帝国の末裔であることを誇りに思って生きている人々がいるのもまた事実。ペルーの子ども達が学ぶ教科書をみても、先住民族を尊ぶ内容で編まれている。 多くのペルー人は自国の経済を、マンネリで良くならないと思っている。 それは、産業国、特に合衆国に依存している事とも関係している。 近年米国の外交政策決定に結合されたこの依存関係は、ペルーの中で広く支持されることとなった、合衆国に対するネガティブなイメージの形成に大きく貢献している。 ほとんどのペルー人は単に生き、そして生活費を稼ぐだけの生活に忙殺されている。「ミル・トラバホ(千の仕事)」というテレビドラマが人気を博したが、これは庶民が必死に働こうとする姿を描いたものだ。 旅行へ行く時間もない。 多くの人が、周囲の村か隣の都市以上に遠出をしたことがなく、また、ほとんどの人は海外に行ったことがない(金持ちはしばしば買い物をするためにマイアミに行くが)。このことは、ペルー人が、なぜこれほどまでに他国とそれら他の国々のライフスタイルに関して強い好奇心を抱くのかの説明になるかもしれない。だから日本がどこに位置しているか尋ねられても、それほど驚かないように。彼らの他の国々に関する考えはしばしば興味深いものがある。 一般に、人々は、非常に好意的で、親切である。南米の中ではつつましい部類に入るだろう。トラブルが起こったとき、彼らに助けを求めても特に問題はない。ただ、どんな事態の時にも、自らが注意してトラブルを避けようとする事は他の地方を旅するとき同様重要なことである。 歴史国民気候
祝日時差
※ 表の灰色の部分は日本時間から見て前日の日付。
着くビザ日本、北アメリカ、オーストラリアおよび欧州連合などの観光客は、ビザ無しでペルーを訪れることができる。 入国の際には入国管理所 (imigracion) を通る必要がある。そこで滞在(通常90日)を認められる日数のスタンプがパスポートに押される。滞在日数の延長は約28USドルで主要都市の入国管理所にて可能(最大180日以内)。180日を越して留まりたい場合には、一旦国境を越えて近隣の国(エクアドル、コロンビア、ブラジル、ボリビア或いはチリ)に行き、翌日再度入国手続きを済ませる必要がある(延長を含め、さらに180日の滞在許可が得られる)。 飛行機で首都のリマにあるホルヘ・チャベス (Jorge Chávez) 国際空港には世界中から頻繁にフライトがあるが、日本からの直行便はなく、一度、ロサンゼルスやマイアミ等を経由する必要がある。 国際線で出国する場合には、出国税を支払う必要がある。料金はよく変わるが、概ねUS$25-$30ぐらい。現金で支払う必要がある。 列車で車でバスで船で動く都市とその周辺都市の中ではコレクティーボ(コンビ)と言われるミニバスやタクシーが走っている。 コレクティーボは市内なら0.70から1.50ソル (US$ 0.20 - 0.40) ぐらいで、タクシーなら7から8ソル (US$ 2.00 - 2.40) で乗れる(自転車、バイク、など車以外のタクシーもある)。 コレクティーボには固定的なバス停はないが、同じルートを通る。どこへ行くかはフロントガラスに大きな文字で書いてある。バス停で車掌は行き先を大声で怒鳴るが、何といっているのかよく聞き取れない。乗るときに、運転手に(手を振ったりヒッチハイクのような)合図をすれば、バスが満員でなければ乗せてくれる。乗ると車掌が料金を受け取りに来る。降りるときには運転手に向かって「バハ!」と言えば、運転手がその近くで止まってくれる。車内は狭い。 道路主要な道路(特に海岸沿い)は舗装されているが、状態の悪い未舗装路もまだまだ残っている。雨季には主要路でもがけ崩れが起こり通れなくなることもある。 主な都市間交通はバスだが、いくつかの都市間には電車もある。コレクティーボと違ってバスは決まった場所(バスターミナルやバス会社のオフィス前)から出発する。席を確実に確保するためには一日前にチケットを買っておくほうが良い。バスの出発前に行くと席が無い場合もある。 荷物はバスの屋根にくくりつけられることが多いので、防水になっている物を持ってゆく方がよい。 列車列車で行く場合でも、前もって切符を買う方が良い。その際、1等あるいはビュッフェ・クラス (1等より上のクラス) を買うこと。さもないと (地元の人が多い、2等以下のクラスでは) 「荷物に踏み潰される」ことになる。車内が混んでいる場合、地元の人々は、荷物を座席の下や、足の前、横など、すいている場所を見つけて所構わず置いてしまう。このため、全く動きがとれず、また景色も見れないため、かなり不快な思いをする。 ペルーには、以下のような3つの鉄道線路がある。
詳しくは、ペルー鉄道の公式サイトを参照されたい。PERURAIL トレッキング有名なマチュピチュに行くインカ・トレイル以外にも、乾季の山脈沿いに数日ぐらいのトレッキングをする場所がたくさんある。トレッキングのメッカはハラスで、そこではたくさんの旅行会社がガイド付きのツアーや機材のレンタルをしている。いい地図はペルーでは見つけにくいので、日本から持ってゆく方がよい。浄水薬も十分に持って行った方がよい。高地をトレッキングする時には、高地順応を必ずするように。また、山地の夜はかなり冷えるので良い寝袋も必要(4500mあたりでは、-10℃ぐらいまで気温が下がることは普通で、もっと寒くなることもある)。雷雨も突然やって来る。急な温度低下と強い雨は高地ではかなりの危険をもたらす。夜は一年中12時間近くの長さなので、手許に懐中電灯があると便利。雪山を除いて高地では水も手に入らない。燃料用のアルコールは手に入るが、ガソリンは余り手に入らない(ただし車用のガソリンは入手可能)。 喋る公用語はスペイン語とケチュア語。 クスコやマチュピチュのような観光地や高級ホテルでは英語が使えるが、それ以外の場所(特に田舎の方)へ行く場合にはスペイン語が必要になる。高度な教育を受けた人でさえ、あまり英語は喋れない。 もし語学に堪能ならば、ケチュア語(インカの言葉)を習うと良い。ケチュア語が話せれば、田舎の山地のようにスペイン語でさえあまり喋れない人達(特に老人)がいる場所では、非常に歓迎される。非公式言語ではあるが、アルチプラノではアイマラ語が広く使われている。アイマラ語はティワナク文化の言葉である。アイマラ語 買う通貨ペルーの通貨単位はヌエボ・ソル (S/.)。2011年11月26日現在の為替レートは以下のとおり。
※上記通貨に関して直近のレートを調べたい場合には、Bloomberg.co.jpなどを参照。 物価食べ物は、セットメニューで3~8ソル(100~250円)ぐらい。飲み物は、絞りたてジュースが1ソル(30円ぐらい)。 タクシーが、初乗り1.5ソル(45円ぐらい)。 物価はかなり安い。ただし観光地や外国人向けのレストランなどでは、高めの料金設定になっている。 旅費手工芸品アルパカの毛で作った服、バッグ、帽子などが有名。 値引き基本的に値引きは可能。日本人は、特に観光地では倍以上の値段を言われることも多いので、交渉しだいではかなり安くできることも多い。 その他食べるPollo a la brasa(鶏の丸焼き)、Cuy Chactado(モルモットの丸焼き)、Chupe de camarones(エビのスープ)などが有名。 特にPollo a la brasaは、それの専門店もたくさんある。一般的に果物も野菜も肉も味が濃くておいしい。ペルーの家庭料理として味ご飯(パエリャ風)、海鮮スープ、ミニホタテのチーズのせ、紫芋のゼリーなどがある。穀物をよくたべる。三食のうち昼がいちばん豪華で、ペルー人は昼ごはんを1時間くらいかけてゆっくり食べる。果物を売り歩くクルマがよく走っている。アボガドは濃厚なバターのような味で塩をすこし振って食べると最高に美味。道端で焼き鳥のようなもの(牛肉)を焼いて売っている(値段は1ソル~)。クスコでは牛の臓物(腸)を焼いたものを格安で食べさせるところがあり、4ソルぐらいで満腹になる(ただしクスコのような観光都市では「観光客値段」があり、メニューには6ソルと書いてあっても実際には8ソル請求されたりして腹立たしいことがある)。 クスコでは安宿の近くの雑貨屋へ行き、パン、チーズ、ハム、りんご、インスタントラーメン(出前一丁の現地味)、ロン(焼酎)などを手に入れて自炊することもできる。 意外なことに海産物の生食文化も豊富である。太平洋側ペルー沿岸の暖流で育った衛生的でおいしい魚介類をふんだんに使用し、マリネ、たたき風、もしくはそのまま生で食べる Ceviche(セビチェ)という料理は、ペルーでは極めて一般的に食されるおいしい料理である。特に漁港などの飲み屋で出される「ウニのセビチェ」は生ウニの卵巣をてんこ盛りにして、塩とライムをかけて豪快に食べる贅沢かつ安価な一品で、隠れた美味。機会があれば一食をお勧めする。
飲むクスコのビール、Cusqueña(クスケーニャ)が世界的に有名。ソフトドリンクでは、Inca Kolaがどこでも売っている。また、若者同士の飲み会では、Ron 3 Años(3年物のロン)のコカコーラ割がよく飲まれる。酒屋でロンとコカコーラをミックスしてくれる。女性にはピスコサワーが人気。
泊まる
リマには一泊5米ドルから泊まれる安宿がある。またドミトリー形式の安宿がリマ、クスコにある。但しクスコの安宿などではダニやシラミなどがいることもある。また、安宿によってはシャワーが水しか出ず、寒い思いをすることもある。
学ぶ働く気を付ける
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