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SL列車

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SL列車

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これは「旅のテーマと主な目的地」の記事です。( → 鉄道 へ戻る)
SL人吉


SL列車とは実際に石炭をたいて走れるように保存されている蒸気機関車を使って牽引される観光列車である。産業遺産としての蒸気機関車を公開保存する意義もあり、蒸気機関の仕組みがよくわかるため、動く博物館の要素も持っている。


総論[編集]

鉄道の創設時からその動力は長い間蒸気機関車が担って来たが、エネルギー効率が悪いことから鉄道の近代化によって国内では昭和50年に営業用の蒸気機関車は全廃された。しかし、この数年前から蒸気機関車を追い求める愛好者が増えており、廃止を惜しむ声が高かった。

そのような中で静岡県の大井川鐵道では廃車になった機関車の払い下げを受けて整備し、昭和51年から復活運転を開始、それを受けて国鉄でも保存されていた機関車を使って昭和54年から山口県の小郡駅(現在の新山口駅)から津和野駅までの山口線で運行されるようになった。

国鉄が民間会社として移行されると、蒸気機関車はお客さんを鉄道に呼び込むための手段のひとつとして、各地で保存展示していた機関車を復元して運行されるようになった。ここでは、各地にある動ける状態の蒸気機関車とその運行状況などを紹介する。機械の中で一番人間に近いといわれる蒸気機関車が牽引する列車に乗る旅に出てみてはいかがだろうか。

また、大井川鐵道でも、ドラマ「裸の大将放浪記」などで昔のことを懐かしむ「レトロ」としての蒸気機関車を重要視している。

海外にはわずかながら現役の蒸気機関車が運行されているところがあるほか、各国に保存されている蒸気機関車を運行している路線がある。鉄道創設の国イギリスには鉄道施設保存のための専用鉄道を持ち、会員がすべてボランティアで運営している組織が多数ある。

車両形式に付いているアルファベットの意味[編集]

蒸気機関車の形式にはD51やC11のようにアルファベットが付いていることが多い。このアルファベットは機関車に動軸(「動輪」ともいう。ピストンによって作られた駆動力が伝わる車軸または車輪)がいくつあるかを表している。Cなら動軸が3本、Dなら動軸が4本ある。動軸の本数は機関車がどのような目的で使われるかによって異なり、貨車をたくさん引っ張って行く貨物列車の場合は牽引力を優先するため動軸が4つ、特急列車や急行列車など牽引力より高速性を重視した旅客列車の場合は動軸が3つとなっている。

CやDといった動軸数による形式の分類は1928年10月から適用されたので、これより前に作られた車両(例:SL人吉号の8620形)の形式は4~5桁の数字で表されている。

実際に乗る上で動軸の数が異なることで何が大きく変わるわけではないが、SLの旅を楽しむための豆知識として覚えておいてはいかがだろうか。


SLの楽しみ方[編集]

SLに乗りに行ってみてはいいものの、どんな風に楽しんでいいか分からない、という人に向けてSLの楽しみ方を紹介する。

記念撮影を楽しむ[編集]

SLは走っている場所が限られているため、日常的に走っている沿線の人以外には非日常が味わえて、写真で見るとインパクトがある。旅行先で記念写真を撮るだけでいい思い出になるのではないだろうか。特にSLの写真はSNSのいい投稿ネタになるので、アグレッシブななSNSユーザであれば、SNS投稿ネタを作るためにSLに乗りに行くのも1つの選択肢ではないだろうか。

SLに乗車する場合に記念写真が撮れるのは停車駅に限られてくる。始発駅や終着駅では比較的長く停車することが多いので、このタイミングを狙って記念撮影タイムにしてみるとよい。1時間以上移動するSLの中には、途中駅での車両点検のため10分前後停車する列車もあるので、時刻表を見ながら記念撮影のタイミングを見計らうとよい。

SLが折り返すためには、機関車の向きを前後逆にするための転車台がある機関庫がある。終着駅から引き上げて機関庫で点検していることがある。機関庫の中は勝手に入れないし、写真も許可がないと撮影できないが、機関車の様子をうかがうことができる。SLやまぐち号の津和野駅やSL人吉の人吉駅近くにある。

客車を楽しむ[編集]

SLで牽引される客車では、通勤電車のようなロングシートの座席ではなく、4人で座れるボックスシートタイプの座席が多い。内装の違いでここでは主に3種類の内装に分類して紹介する。

国鉄型ボックスシート
国鉄時代の標準的な急行型や近郊型車両に用いられたタイプのボックスシートで、SLの客車以外でもローカル線の普通列車でも見かけるようなタイプ。リクライニングとは無縁の直角な背もたれで、向かい合わせに座った人同士の膝がぶつかりそうなくらいの絶妙なシート間隔でクッションも硬めのものが多い。昔ながらの素朴な座席の客車でSLを楽しみたい場合にうってつけ。
<例>SLみなかみ号の青色客車や旧型客車、真岡鐵道、秩父鉄道、大井川鐵道など。
レトロ調に改装されたタイプ
客車内に非日常の雰囲気を出すためにSLに見合った明治から大正レトロ風に改装されたタイプ。国鉄時代の標準的なボックスシートに比べて、背もたれが高くなっていたりレトロな照明になっていたりと写真映えする内装になっているので、記念撮影にも最適。
<例>SL人吉、ばんえつ物語、SLやまぐち、SL銀河など
グリーン車
指定席として運行。SLやまぐち号はバリアフリー対応の客車を新造した。
<例>SLばんえつ物語、SLやまぐち号

JRで運行されるSL列車は、普通列車の扱いなので青春18きっぷに指定席券を購入すれば乗車できる。ただしグリーン車は指定席なので青春18きっぷは不可。私鉄のSL列車は青春18きっぷ不可。

運転準備風景を楽しむ[編集]

蒸気機関車が長時間運行されるときや急勾配に挑む前に車両点検のために途中駅で10~15分ほどの停車時間が設けられる場合がある。このときに足回りの可動部に注油したり、ハンマーで機関車を叩いて反響した音で異常がないか確認する打音検査等、通常の列車では見ることができない検査や点検作業が実施される。記念撮影してSLの停車時間を過ごすのも悪くないが、邪魔にならないところで職人技が垣間見える点検作業を見学してみると、新たな発見があっておもしろいのではないだろうか。

走行音を楽しむ[編集]

蒸気機関車と言われて思い浮かぶ音と言えば、迫力のある低音の汽笛や蒸気や煙を排出するためのシューシューポッポと聞こえるブラスト音やドラフト音があるのではないだろうか。長い客車の最後尾にいてもこれらの音は聞こえはするが、より楽しみたいのであれば、蒸気機関車の真後ろにある客車の先頭車両に座席を確保するとよい。蒸気機関車に近いほどいい音が聴けるだけでなく、加速や減速始めの振動も直に体験することができ、蒸気機関車のがんばり具合がよく分かるので、先頭車両の客車がおススメである。

駅弁やお菓子を楽しむ[編集]

SLだけに限らないが、鉄道旅の楽しみに駅弁や地酒がある。特にSL運行区間では蒸気機関車をモチーフにした駅弁も販売されていることがあるので、駅の売店を覗いてみるとよい。車内にビュッフェがある(SL人吉など)場合や車内販売で購入できる場合もある。すでに食事の予定がある場合は車内販売でアイスやお菓子を購入して食べるという選択肢もある。何気ないお菓子やアイスでもSLに乗っているときに食べると特別に思えておいしく感じたことがある人もいるのではないだろうか。駅弁やお菓子を持ってSLに乗りに行くようにすると列車内での楽しみがまた1つ増えるので、おススメである。

年配の人と話をする[編集]

昔はSLが当然という状況だったため、SLがなくなったことをさびしがって現役のSLを見て思い出すこともある。年代にもよるが、終戦直後の買出し列車、都会への就職へ行く列車、雪国からの出稼ぎ列車などを思い出す世代も珍しくない。そういった人の言葉も考えるために、合席の人に声をかけてはどうだろうか。

機関士をしていたなど、元鉄道マンが乗車していることもある。実際にあった例では、新潟県で貨物ヤードの入れ替えに従事した元野球選手の今井雄太郎がSL人吉に乗車していた。また、機関士は蒸気機関車を「かま(缶)」と呼ぶ習慣があり、こだわりを持っている人もいる。

目的地とその特徴(日本)[編集]

営業路線での運行[編集]

北海道[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)がC11 171 とC11 207 の2台を所有している。2014年まではSL函館大沼号やSLニセコ号が運行されていたが、2015年からSL冬の湿原号のみとなった。

  • SL冬の湿原号
    SL冬の湿原号 — 広大な雪景色が広がる釧路湿原を駆け抜けながら、北海道の道鳥であるタンチョウを車窓から見ることができるSL。途中にある茅沼駅はタンチョウが餌付けされており、タンチョウに会える駅として知られている。
     所在  釧網線の釧路駅釧路湿原駅標茶駅川湯温泉駅 時間  冬季のみ。  料金  乗車券の他に指定席券が必要。  WEB  [1][2]
  • その他の運転:各地で臨時列車を運転することがある。

東日本[編集]

東日本地域のSLはJR東日本、東武鉄道、真岡鐵道および秩父鉄道で運行されている。特にJR東日本ではD51 498およびC57 180を所有し、2011年夏にC61 20、2014年冬にC58 239が復活運転を開始するなど、数多くのSLを運行している。

  • SL銀河 — 宮沢賢治の銀河鉄道の夜をイメージした4両編成の客車をC58 239が牽引していく。
     所在  釜石線:花巻駅~新花巻駅遠野駅釜石  時間  土曜日に釜石行き、日曜に花巻行きを運行。片道4時間半、途中の遠野駅で車両点検のため1時間20分ほどの長時間停車あり。  料金  乗車券の他に指定席券が必要。  WEB  [3]
  • SLばんえつ物語
    SLばんえつ物語 — C57 180が展望車2両・通常客車4両・グリーン車1両の計7両を牽引している。沿線に生息しているオコジョがSLのイメージキャラクターに採用されており、1号車には子どもが遊べるオコジョルームがある。SLは阿武隈川沿いを走っていき、沿線には「狐の嫁入り行列」で有名な阿賀町やラーメンで有名な喜多方市、戊辰戦争の白虎隊で有名な会津若松市がある。記念スタンプは4号車にある。車内改札の際に車掌がチケッターで押印するスタンプはSLばんえつ物語のデザインになっており、また会津若松駅で押される無効印は「赤べこ」のデザインなので、使用済みの切符が旅行記念にちょうどいいお土産になる。
     所在  磐越西線の新潟駅~喜多方駅~会津若松駅。  時間  片道4時間ほど。  料金  乗車券の他に指定席券が必要。7号車の展望グリーン席には指定席グリーン券が必要(7号車のグリーン席利用時は青春18きっぷは利用不可、普通車指定席の場合は利用可)。  WEB  [4]
  • SLみなかみ — D51 498またはC61 20が6両編成の客車を牽引している。渋川駅で長時間停車する際、ホームで地元の特産品の販売が販売される。沿線には温泉が多数あり途中駅から温泉地にバスでアクセスできる駅がある。伊香保温泉の最寄り駅である渋川駅や、老神温泉やたんばらラベンダーパークの最寄り駅である沼田駅を通り、水上温泉で有名な水上駅がまで運行している。SLみなかみ号は運転日によって列車名が変わるため、予約時には注意が必要。高崎~横川でSLが運行される場合にはSLみなかみ号は運行しない場合が多いので、運転日には要注意。
     所在  上越線の高崎駅渋川駅水上駅 時間  片道2時間半。  料金  乗車券の他に指定席券が必要。  WEB  [5]
  • その他の運転:C57 が定期運行の合間を縫って臨時列車を運行することがある。また真岡鉄道のC11 325 を借り受けて只見線で臨時列車が運行されることもある。
  • SLもおか号
    SLもおか号 — C11 325またはC12 66のSLが昔ながらのボックスシートの客車を3両牽引しており、1年を通じて土休日に1日1往復運行している。冬季期間でも運転されている数少ないSLの1つである。国鉄時代の気動車や客車を展示しているSLキューロク館がある真岡駅や素朴で飾り気が少ない日用品として使われている益子焼で有名な益子駅を通って、サーキット場で有名な茂木駅まで2時間ほどかけて走っていく。秩父鉄道のSLほど混雑しておらず、途中駅における対向列車待ち合わせ時間が長いので、停車中にSLの横に並んで記念写真を撮るにはちょうどいい路線でもある。全車自由席なので、座りたい席があれば早い者勝ちとなる。
     所在  真岡鐵道:下館駅真岡駅益子駅茂木駅  時間  土休日を中心に1日1往復、1時間半。  料金  乗車券の他にSL整理券が必要。  WEB  [6]
  • SL「大樹」
    SL「大樹」 (東武鉄道) — C11 207が12系客車を牽引して下今市~鬼怒川温泉を運行。浅草からの東武特急の接続駅である下今市駅から日光市/鬼怒川温泉の鬼怒川温泉駅まで運行される。  WEB  [7]
  • SLパレオエクスプレス号
    SLパレオエクスプレス号 — C58 363が昔ながらのボックスシートの客車4両(自由駅3両、指定席1両)を牽引している。JRとの接続駅である熊谷駅から、川下りや天然かき氷で有名な長瀞駅や、芝桜やお遍路で有名な秩父駅を通り、鉄道公園がある三峰口駅までを片道2時間半ほどかけて走っていく。東京から一番近いSLとして週末は観光客で大いに賑わい、特に荒川沿いに走り観光名所が多い区間である寄居駅~長瀞駅~秩父駅が最も混雑するが、路線の終端部にある秩父駅~三峰口駅は比較的空いており、当日券が割引価格で販売される。
     所在  秩父鉄道:熊谷駅長瀞駅秩父駅~三峰口駅 時間  3月から12月にかけての土・日を中心に運行、片道:三峰口行き2時間40分、熊谷行き2時間10分ほど。  料金  乗車券の他にSL整理券(自由席)またはSL座席指定券が必要。  WEB  [8]

東海[編集]

東海地方のSLは大井川鐵道のみで運行されており、JR東海では運行されていない。

  • SL急行「かわね路」号
    SL急行「かわね路」号 — C10 8、C11 190、C11 227、C56 44のいづれかのSLが旧型客車を牽引している。多客期には1日2~3往復、それ以外の日は1日1往復ほど運行されている。桜のトンネルで有名な家山駅や露天風呂からSLが見える温泉で有名な川根温泉笹間渡駅を通り、SL資料館や道の駅 奥大井音戯(おとぎ)の郷に隣接している千頭駅までを約80分かけて走っていく。千頭駅ではアプト式鉄道で有名な井川線や入浴すると肌がツルツルする「美女づくりの湯」として知られている寸又峡温泉行きのバスに乗り換えることができる。行楽シーズン以外の平日でもSLを運行している貴重なSLでもある。
     所在  大井川鐵道: 新金谷駅~山家駅千頭駅 時間  ほぼ毎日運行。片道70分ほど。  料金  乗車券の他にSL急行券が必要。  WEB  [9]
    • 財団法人日本ナショナルトラストがC12 164 および客車を所有し大井川鐵道に管理運営を委託しているが、安全運行設備 (ATS) 未設置のため現在休車中である。[10]

西日本[編集]

西日本地域のSLは山口線で冬季以外の週末に運行されている。大阪から気軽に行ける場所では、本数は少ないが琵琶湖の周辺でSL北びわこ号が運転される場合があるので、こまめに情報をチェックしておくとよい。

  • SLやまぐち号
    SLやまぐち号 — 普段はC57 1がレトロな客車5両を牽引していく。日によっては特別にC57 1とC56 160の重連、C57 1の定期検査の間はC56 160によって運転される日がある。紅葉や鮎で有名な長門峡の近くを通り、小京都で有名な津和野まで運転する。2017年に35系客車を新造し、かつての客車を置き換えた。旧型客車に似たような内装だが、指定席グリーン車を連結、バリアフリーなどにも対応。福岡県の銘菓「博多の女」のCMでは学生服を着た大学生を着物を着た女性がホームで追いかけるCMで有名。今後、京都鉄道博物館で復活させたD51 200に変更される予定。ただし、2018年7月の西日本豪雨の影響で、機関車を現地まで回送させることがでなくなったため、2018年夏季の運行再開の見通しは立っていない。  所在  JR山口線:新山口駅~湯田温泉駅~山口駅~長門峡駅津和野駅 時間  週末や長期休暇を中心に1日1往復。  料金  乗車券の他に指定席券¥510(子ども¥250)が必要。新山口駅~津和野駅:大人¥1,620、子ども¥800。グリーン料金50kmまで¥770、それ以上¥980(指定席)。  WEB  [11]
  • SL北びわこ号
    SL北びわこ号 — 京都の梅小路蒸気機関車館で動態保存されているC56 160と青色の客車5両で運転される。木ノ本駅でSLが方向転換できない点とダイヤの都合で上りは回送列車となっており、SLは下り列車のみの運転である。伝統的な建物が並ぶ黒壁スクエアや長浜鉄道スクエアの最寄り駅である長浜駅を通り、日本三大地蔵の1つがある木ノ本駅まで運行する。出発駅である米原駅ではSLが入線して5分ほどで慌ただしく出発していくが、終点の木ノ本駅では回送列車として出発するまで1時間ほど取られているため、SLと記念撮影するにはうってつけである。
     所在  JR北陸本線:米原駅長浜駅→木ノ本駅 時間  2~3カ月ごとに数日運行。片道45分。  料金  大人片道¥910、子ども¥450(指定席券込み)。  WEB  [12]

九州[編集]

九州ではJRがSL人吉号を運行しているのみで、私鉄では運行していない。乗車率が8~9割ほどあるので、早めに指定席を確保しておいた方がよい。

肥薩線を運行するので肥薩線の記事も参照。

  • SL人吉
    SL人吉 — 展望ラウンジ付きの3両編成の客車を58654(8620形)が牽引している。日本三名城があることで有名な熊本駅を出発し、八代駅からは日本三大急流の1つである球磨川沿いを走っていき、小京都や素朴な温泉がある人吉駅までを。白石駅と一勝地駅では数分間の停車時間があるので、木造駅舎見学や記念撮影が楽しめる。人吉駅では、自然や博物館・球磨の観光をテーマにした観光列車「KUMA-1、KUMA-2」号が走っているくま川鉄道や、日本三大車窓やスイッチバックを楽しめる観光列車「いさぶろう」号が走っている吉松行きの列車に乗り換えることができる。
     所在  熊本駅八代駅人吉駅 時間  週末や長期休暇を中心に1日1往復。片道2時間半ほど。  料金  乗車券のほかにSL指定席券(子ども半額)が必要。熊本駅~人吉駅:大人¥2,640、子ども¥1,320。  WEB  [13]

公園・博物館での運行[編集]

北海道[編集]

  • 遠軽町の丸瀬布いこいの森では、森林鉄道で活躍していた「雨宮21号」を4月下旬から10月の開園期間中、土、日、祝日に運行している。

[14]

  • 三笠市幌内にある三笠鉄道村ではS-304を所有し園内の路線で運行している。 [15]
  • 小樽市手宮にある小樽総合博物館には明治42年にアメリカで製造されたアイアンホース号が敷地内の路線で運行されている。 [16]

東日本[編集]

  • 山形県河北町の河北中央公園では、かつて軽便鉄道で使われていた機関車を復活し4月から10月までの月1回運転している。[17]
  • 福島県伊達市のやながわ希望の森では、機関車さくら1号が4月上旬 - 11月中旬の土曜日・日曜日・祝祭日に1日5本が運行されている。[18]
  • 栃木県日光市のウエスタン村では、100年ほど前にハワイで使用されていたワイパウ号と、1920年代のアメリカの機関車バージニア号が園内に敷かれた路線で運行されている。 [19]
  • 群馬県安中市の碓氷峠鉄道文化村では、小型機関車「あぷとくん」が1日13回運行されている。[20]
  • 埼玉県宮代町の日本工業大学工業技術博物館では、8月と12月以外の月1回保存されている明治期の英国製の機関車を運転する。 [21]
  • 千葉県浦安市の東京ディズニーランドのアトラクションにウェスタンリバー鉄道がある。 [22]

東海[編集]

  • 静岡県伊豆市の修善寺虹の郷では、線路の幅が15インチ (38cm) のミニ鉄道であるロムニー鉄道が、園内のロムニー駅 - ネルソン駅間約1kmを結んでおり、2両の蒸気機関車(ノーザン・ロックII号、カンブリア号)が2両のディーゼル機関車(ジョン・サウスランドII号、シティ・オブ・バーミンガム号)とともに活躍している。 [23]
  • 山梨県北杜市の野辺山SLランドでは、台湾のサトウキビ畑で使われていた小型機関車が4月下旬から11月上旬の開園期間中、土・休日および夏季休業中に1日13回運行されている。平日はディーゼル機関車が牽引するので訪問日に注意。 リンク先音量注意
  • 愛知県幡豆町の愛知こどもの国では、昭和49年に新製された小型機関車による「こども汽車」を運行している。 [24]
  • 愛知県犬山市の博物館明治村では9号機関車、12号機関車を所有し村内の路線を運行している。2週間に1回2日間連続で運休日が設定されているので、平日に訪問する場合は注意が必要。 [25]

西日本[編集]

  • SLスチーム号
    SLスチーム号 — 2016年のゴールデンウィークに開館した京都鉄道博物館の構内にある約1kmの展示線で運行されている列車。旧梅小路蒸気機関車館内で運行されていた時の車両とはうってかわって、蒸気機関車が運行していた年代をモチーフにしたレトロな客車2両で運行されている。自走できる状態で保存されているC62 2、C61 2、C57 1、C56 160、D51 200、8630、 B20 10の7両のうち、C62、C61、D51、8620のどれかが客車を牽引していく。担当する蒸気機関車はWebページにて各自で確認すること。
     所在  京都市下京区の京都鉄道博物館内。  電話  0570-080-462  時間  京都鉄道博物館開館日の11:00~16:00において15~30分間隔で運行。  料金  入館料の他に大人¥300、子ども¥100が必要。  WEB  [26]

目的地とその特徴(海外)[編集]

台湾[編集]

平渓線を走るCK124

台湾島東部の侯同駅から菁桐駅までの平渓線で、戦時中に日本が持ち込んだCK124(日本のC12形と同型)が復活されて観光用に運行されることがある。

インド「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」(Darjeeling Himalayan Railway)[編集]

ダージリン・ヒマラヤ鉄道

引退をしていないので現役の蒸気機関車であるが、観光用にディーゼル機関車と併用されて運行されているものである。

スイス「ブリエンツ・ロートホルン鉄道」(Brienz Rothorn Railway)[編集]

ブリエンツ・ロートホルン鉄道

スイスの登山鉄道。電化しなかったため今でも蒸気機関車で運行される。急勾配似合わせた機関車のため平地では機関車が斜めの状態になる。

イギリス「タリスリン鉄道」(Talyllyn Railway)[編集]

タリスリン鉄道

1951年に開通した世界で最初の保存鉄道。この鉄道は1866年に採石場から粘板岩を運搬するために開通したが1946年に廃止され、1950年に保存会が発足して翌年に保存鉄道として開業。ホームは常に同じ側で客車のドアは片側のみにある。

オーストラリア「パッフィンビリー鉄道」(Puffing Billy Railway)[編集]

パッフィンビリー鉄道

1900年にオーストラリアで建設された最後の狭軌鉄道(軌間762mm)で、1954年に廃止。同年に保存会が発足して1962年に保存鉄道として開業。メルボルンから比較的近く、自然を満喫できるため観光スポットとして人気がある。

旅のヒント[編集]

  • 列車は乗客の写真撮影への便宜のため停車時間の長い駅を設定けてあることがある。時刻表や車内放送で確認しておくとよい。
  • 車掌や乗務員が記念品を配ったり、車内に記念スタンプをおいてあったり、車窓案内の放送を流したりすることがある。
  • 販売員が乗車し、記念品となる商品や特製の弁当、カップ酒などを販売することがある。
  • SLが走る日には、沿線には見学者や撮影者がやってくる。子供たちがSLに向かって手を振っているときには笑顔で手を振り返すとより旅が楽しめる。

気をつけること[編集]

  • 昔に比べれば少ないが、それでも外燃機関である蒸気機関車からは煤煙や火の粉などを出しながら走っている。そのため、トンネルに近づいた際は開けていた窓を閉めるようにしよう。
  • 機関車や客車には煤が付いていることがあるのでむやみに触ると汚れることがある。手や服が車両に触れないようにするほうがよい。
  • 機関車のボイラーは熱くなっているほか、前部にあるピストン部分から蒸気を吹くことがあるので触れて火傷をしないように注意が必要である。
  • 客車の窓を開けていた場合、煙突から出た煤によって手や顔が汚れている場合がある。SLから下車した後には、手や顔を洗った方がよい。