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週末を利用した台湾旅行

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これは「旅行プラン」の記事です。

このページでは、主に週末など限られた時間を利用した台湾旅行の楽しみ方について紹介する。


分かる[編集]

台湾は東京から飛行機で3時間~3時間半前後と、日本から非常に近い位置にある。大きさ的には日本の九州ほどと、とてもコンパクトなエリアだが、北回帰線を挟んで温帯と亜熱帯に分かれる気候や、富士山よりも標高の高い玉山をはじめとする急峻な山々を抱える起伏に富んだ地形などが織りなす多様な自然、豊富な温泉資源、南方系の原住民族に加えオランダや日本、中国大陸の影響を受けた多様な文化、日本などの植民地統治時代に残された数々の歴史的建造物、地元に加え中国大陸各地から渡ってきた人々によって伝えられたさまざまな料理などなど、実に多種多様な観光資源が詰まった島国である。

また、台湾高速鉄道(台湾新幹線)に象徴されるように、陸や空、エリアによっては海も含め国内の交通網も非常に発達し、かつ他の国に比べて運行も非常に正確であるため、旅行中は計画的かつ効率的に移動できる。

このため、週末など比較的限られた時間しかとれないような旅行者であっても、滞在中の短い時間を利用し、それこそ各自の好みに応じて日本国内の旅行と同じくらい楽しくかつ密度の高い旅行を楽しむことができる。

プランを立てる際のコツ[編集]

週末前後に1日休日を付けて2泊3日、あるいは強行軍で1泊2日と、とにかく時間が限られる中で、少しでも効率的なプランを立てるためのヒントを以下に紹介する。

目的を絞る[編集]

面積的には大体九州と同じ程度と、日本に比べればとても狭い台湾だが、超近代的な都市や田舎、温泉やグルメ、歴史散策、アウトドア、鉄道旅行、離島探訪、都市部でのプロ野球観戦などなどいろいろな観光要素を備えており、旅行先としてはとても魅力的な場所である。ただしその分、目的を絞らないと全てが何となく中途半端で散漫な旅となりかねない(初めて台湾を訪れるため、見るもの聞くもの全て新鮮で、少しずつでもいいからとにかくいろいろ体験したい、という場合ならそれでもいいのかもしれないが)。

特に2~3日程度の短い期間で旅行しようとするなら特にその点に注意した方がよい。道すがらいろいろ「つまみ食い」をしたのはいいが、結局何をしに行ったのかわからないような旅になってしまうからである。

幸い台湾は日本からとても近いので、1度の旅でいろいろ盛り込まなくとも、気に入れば2度3度と気軽に訪れることができる。2日ないし3日と限られた時間の中で、今回は自分が何をしたいのかを絞り込んだ上、その目的のためには台湾内のどの旅行先がふさわしいのか、そこに行くにはどの交通手段がもっとも適当か、といったような形でプランを組んでいくといいだろう。

コツとしては、まずメインとなる目的を1つ選び、その目的を達成することを第一に考えてプランニングをした上で、そこに行くまで、あるいは滞在中に他の観光アトラクションも楽しめるならついでに楽しむ、というくらいに考えてプランを組むとよいだろう。

例えば旅の主な目的が阿里山森林鉄道なのだとしたら、2泊3日という枠の中で、阿里山森林鉄道に乗って帰ってくることをまず第一の目的として旅行プランを組み、それをこなしていく間に、台湾の駅弁を楽しんだり(グルメ)、日本統治時代の駅舎などを観たり(歴史探訪)、あるいは着いた先の阿里山森林遊楽区で森林浴を楽しんだり(アウトドア)などのことをついでに楽しむといった具合である。

ゲートウェイとなる空港を押さえる[編集]

日本から出発する際に台湾側のゲートウェイとして通常利用できる空港は、桃園国際空港桃園県)、松山国際空港台北市)、高雄国際空港(小港国際空港、高雄市)の3つである。台湾内のそれ以外の空港は国際線が就航していないので、基本的に利用することはできない。

これらの空港のうち、ゲートウェイとして一番使い勝手がいいのは松山国際空港であろう。東京国際空港(羽田空港)からのシャトル便が就航しており、かつ、その便数も多い。また、松山国際空港自体が羽田空港と同じ位置づけで国内便のハブ空港となっているため、台湾の東海岸や離島などを旅の目的地にする場合に乗り換えのロスを非常に少なくすることができ、台湾滞在中の時間をより有効に使うことができる。

加えて、松山空港自体が台北中心部から至近の距離にあり、空港地下から発着しているMRTを利用すれば、台北駅まで20分前後で行くことができる。このため、台北周辺のエリアはもとより、それ以外の地方を旅行先にする場合でも松山国際空港が一番おすすめの空港といえる。

次に利用しやすいのは桃園国際空港である。ただし、「次に」というのは、あくまで羽田・松山路線が使いづらい人の話。日本各地の空港と台湾を結ぶ空の便は通常この空港を用いているので、羽田空港まで出るのに時間がかかって不便な人であれば、基本的にこちらの空港を利用することになるし、その意味では桃園国際空港が一番使い勝手のよい空港ということになろう。

桃園国際空港を利用する場合、日本の成田国際空港同様、国内線との接続があまりよくないのと、台北市内までリムジンバスで1時間前後かかるというデメリットこそあるものの、台北市内までのリムジンバスは数社が運行しており、かつ運行本数も多いので、台北市内へのアクセスについてそれほどストレスを感じることもない。

また、桃園国際空港からは基隆市台中市など他の都市へのバスの便もあるので、それら及びその周辺のエリアを旅行先にする場合には、直行便のバスを利用することもできる(バスはそれぞれの都市の長距離バスターミナルに到着するので、さらにそこから先の地方都市へと向かうバスへの乗り換えもスムーズである)。

桃園国際空港は、台湾新幹線の桃園駅からシャトルバスで15分前後のところにあるので、桃園国際空港に到着後、台湾新幹線に乗りついで、台湾中南部に向かう際にも利用価値が高い。この場合、一旦台北市内に出てそこから南部に向かう必要がなくなるため、その分の時間が節約できるからである。なお、台湾新幹線を使って台北市に向かうという方法もあるが、シャトルバスを用いての乗継の時間などを考え合わせると、リムジンバスを用いるのと時間的に大差ないので、高い料金を払ってまで新幹線を利用するメリットはほとんどないといえる(ついでに言うと、桃園から台北へと向かう高速鉄道のルートはトンネルや地下が多いので、車窓もそれほど楽しめない)。

最後に高雄国際空港だが、こちらについては日本からの便がそれほど多くないので、上の2つの空港に比べると多少使い勝手が悪い。ただし、南部の主要なゲートウェイであることには違いないので、高雄やその周辺のエリアなど、台湾南部を主な目的地にする場合や、列車などの陸路を用いて台東市などの東海岸の南部エリアに行く場合などには利用価値が高いだろう。

高雄国際空港から高雄市中心部や台湾高速鉄道(新幹線)の発着する左営駅まではMRTが通じている。ローカル線や長距離バスが発着する高雄駅までは、大体20分前後。ただし、台北のMRTよりは運行本数が若干少ないため、待ち時間が多少長くなることに留意すべきである。

エリアごとの特徴を押さえる[編集]

一口に「九州程の大きさしかなく、比較的コンパクトな台湾」といっても、エリアによって相対的に行きやすいところとそうでないところがある。まずその特徴を押さえてプランを立てるとよい。以下、台湾内のエリアごとにその特徴を述べる。

北部[編集]

総統府(台北市

台湾で一番旅行しやすいのがこのエリアである。台湾へのゲートウェイである松山国際空港や桃園国際空港を抱えており、アクセスが格段によいことに加え、高速鉄道(新幹線)をはじめとする鉄道幹線やバスなどいろいろな交通手段が輻輳しているため、とても移動しやすい。また、空路を利用して台湾内の他のエリアに行く場合にも、ほとんどの場合は一旦このエリアを利用することになる。移動時間が節約できる分、当然着いた先での時間を多くすることができ、旅行の選択の幅も広がるということになる。

このエリアには、植民地統治時代の古い面影や一昔前のあか抜けないローカルな雰囲気、超近代的な風貌といった様々な「顔」が同居した、不思議な魅力を持つ台北市、古くからの港町の基隆市、レトロな雰囲気が人気の九份、温泉地として有名な北投烏来など、多様な観光スポットや観光要素を備えているため、このエリアを中心にプランを立てても十分に楽しむことができる。


中部[編集]

北部エリアに次いで旅行しやすいのがこのエリアである。旅のキーポイントとなる台湾北部に隣接していることもあり、台北市内や桃園国際空港から新幹線や鉄道幹線(縦貫線)、バスなどを利用すれば、台中市嘉義市などの中核都市へはそれぞれ1~2時間程度で到達することができる。ただし、エリア内の中核都市とその近郊のエリア以外を旅行しようとする場合、多少交通の便が悪くなることを考慮しておいた方がよい。また、阿里山森林鉄道などを利用する場合、ハイシーズンや週末を除き、運行が1日1本になるので、それらローカル鉄道との接続などを考えながらプランを立てる必要がある。

台湾北部や南部に比べると若干華やかさにかけるように感じられるところもあるが、台湾最高峰の玉山をはじめとする玉山山脈や阿里山山脈のお膝元であり、玉山国家公園阿里山国家風景区日月潭国家風景区などの自然保護区を多く抱える。また、嘉義市のような、ローカル色の強い中規模な台湾の地方都市の街歩きなども楽しめる。台北市のような都会の喧騒から離れてちょっとしたアウトドアを楽しみたい人、ちょっとディープな台湾に触れてみたい人などにはおすすめのエリアと言える。


南部[編集]

六合夜市(高雄市

台湾中部と並んで旅行しやすいのがこのエリアである。移動時間にしても、高速鉄道を使えば台北市から台南市高雄市までは2時間弱、バスでも4~5時間程度で移動できる。

大都市とその周辺は比較的旅行しやすいが、それ以外の場所になると多少交通の便が悪くなるのは中部と同じであるので、プランを立てる際にはそのあたりのことに留意する必要がある。

このエリアには台湾の「食い倒れ」で有名な台南市や台湾第二の都市の高雄市、マリンスポーツで有名な墾丁国家公園などがある。また、北回帰線の南に位置し亜熱帯気候に属するため、北部に比べて南国ムードが漂う土地柄でもある。近年新幹線やMRTの整備などで、随分あか抜けてしまった感もあるが、北部に比べればまだとローカル色が強く、年配の人などを中心に、ときに北京語すら通じなくなることもあるなど、台湾本来の泥臭さが残る故にまた独特の魅力を備えたエリアとも言える。


東部[編集]

太魯閣渓谷(太魯閣国家公園

台湾東部は西部の各エリアに比べると交通の選択肢が狭まったり、あるいは便数が少なったりする分、若干アクセスが不便になる。ただ、ローカル線だけを用いても理論的には鉄道のみを利用し、1日で台湾島内を1周することもできるので、たとえ旅行期間が2~3日であっても行っていけないことはない。

ただし、移動時間が長くなる分、現地での滞在時間が必然的に短くなるので、週末という限られた時間でこのエリアを旅する場合には、移動にかかる時間をいかに節約するかについても十分考慮した方がよい。

移動時間の節約方法として、たとえば全行程の何割かは単なる移動と割り切り、途中に飛行機や高速鉄道をうまく組み込んで移動時間の短縮を図る、東部の南側であれば、高雄をゲートウェイとして利用する、などの方法が考えられる。もちろん、鉄道やバスなどの利用を旅の主な目的の一つにするなら、途中の滞在時間を極力短くし、時間をかけて風光明媚な景色が続く東部海岸線のバスの旅やローカル線の旅をたっぷり楽しむという選択肢もある。

東部は平地が狭く多くの資本が入らないためか、西部に比べて昔ながらの風景やひなびた街並みが多く残っている。高速鉄道(新幹線)もなくバスも不便なため、移動には台湾鉄道(在来線)を使うことが多くなるだろう。大航海時代にポルトガル人が台湾をフォルモサ(麗しの島)と呼んだとされるが、それはこの地方だったと言われており、切り立った岩を縫うようにして進む、風光明媚な海岸沿いの道なども整備されている。このように、台湾東部は、西部とはまた違った大きな魅力がある。

東部を代表する都市は台東市花蓮市などだが、西部の地域に比べればいずれも小ぶりでかつ開発が進んでおらず、その分ローカルな雰囲気を味わうことができる。また、他のエリアに比べて原住民が多く住むため、西部とはまた異なった特徴や魅力を備えている。その他、太魯閣渓谷の玄関口である花蓮市や日本統治時代からの温泉地である知本温泉に近い台東市などが観光地として挙げられる。


島嶼部[編集]

風獅爺(フォンスーヤ、金門島

「週末を利用した」と限定を付けた場合、台湾のエリアで一番行きづらいのは台湾島嶼部であろう。金門島澎湖島馬祖島などのように飛行機の便があって比較的簡単にアクセスできるところもあるが、季節によっては雲や霧の影響で就航率が極端に落ちる場合もあり、仮に行けても現地で足止めを食らうということもあるため、他のエリアに比べて、2~3日という限られた枠の中で旅行するのが難しくなるからである。

ごく限られた時間でこのエリアを旅行したいと思ったら、まずどの時期が一番天候の安定する時期なのかを見極めた上、現地で朝の便が欠航したら、昼や夕方の便に振り替えても日本に帰る飛行機の便に間に合うようにプランニングするなど、2重3重の保険をかける必要がある。

ただ、島嶼部の中には、日本統治を受けたことがなく、中華文化が色濃く残る地区(金門島馬祖島など)、国共内戦とそれに続く戒厳令の時代に大陸反攻の前線として使われ、いまでも物々しい雰囲気が残る地域(同)、原住民族が大部分を占める地域(蘭嶼島)など、本島とはまた違った雰囲気や魅力を備えているところが多いので、天候が安定し、きちんとプランが建てられるのなら、ぜひトライしてみたい所ではある。


台湾内の旅行会社を利用する[編集]

台湾は日本からの旅行先として人気が高い場所の一つなので、現地で営業している旅行社の中にも、日本語が達者な現地のスタッフや日本人スタッフを置き、日本語での対応が可能な旅行社が結構ある。そのような旅行社の中には日本語でのホームページを充実させ、日本人の休日に合った数々のパック旅行や現地日帰り旅行など様々なツアー商品を紹介しているところもあるので、プランを立てる暇がない場合や、現地の事情がよくわからないためプランが立てられない場合などに、これらの旅行社を利用してみるのもいいだろう。

大手の旅行社であればHP上で旅行相談窓口を設けており、メールでの問い合わせを受け付けている。各自の日程や予算、旅行の目的や行き先などに応じた相談にも(もちろん日本語で)乗ってもらえるので、台湾への旅行を具体的に検討しているなら、それらのページを使って問い合わせてみるのも手である。また、パックツアーだけでなく、台湾発着の航空券や現地のホテル、鉄道乗車券、日本語ガイド、空港送迎、オプショナルツアーなど、旅のパーツの販売も幅広く行っている。

そのような日本語での対応が可能な現地の旅行社のうち、代表的なものをいくつか以下に紹介しておく。

航空会社の選び方[編集]

日本と台湾の間に路線がある航空会社なら基本的にどれでもよいが、週末という限られた時間で旅行する場合、台湾との便数が多い航空会社の方が、例えば出発便を早朝にして帰国便を最終便にすることで現地滞在時間を目いっぱい稼ぐといったようなことが可能になるため、より利用価値が高い。また、現在では、格安航空券でもその多くがオープンフィックスの形式を取っており、(路線の混み具合にもよるが)現地で帰りの便の変更がきく場合もあるので、便数が多い航空会社の方が、現地での時間変更を含め、プランニングの選択肢が広まる分便利ということになる。その意味では、台湾との間で便数が多い中華航空や日本航空、全日空、エバー航空などが比較的使いやすい航空会社と言える。

台湾路線を抱える航空会社には、そのほかにも日本を経由して台湾に向かうアメリカ系の航空会社や台湾を経由する東南アジア系の航空会社があるが、日本からの便数が限られてしまうことや、特にアメリカ系の航空会社は現地の発着時間が早朝や深夜などになることが多いなどのデメリットがあるため、週末の限られた時間で設定する旅行の場合、少々使い勝手が悪い。

以下に国際線で比較的使い勝手のよい台湾路線を就航している航空会社と、台湾で国内便を就航している航空会社をいくつか挙げておく。

日本・台湾間の路線[編集]

  • 中華航空 (China Airlines) — 言わずと知れた台湾のナショナルフラッグキャリア。日本国内の主要都市や一部の地方都市と桃園国際空港を結ぶ便、東京国際空港と松山国際空港を結ぶ便など、週に100便以上が就航している。成田空港や羽田空港、関西空港などからは1日数便が飛んでいるため、旅行者の予定に合わせてより細かなプラン設定ができる。また、料金的にも、競合する日本の航空会社より安めのチケットが手に入る。羽田・松山路線を利用すれば、台湾国内便への乗り換えもスムーズにできる。  WEB  [1]
  • エバー航空 (EVA Air) — 札幌、仙台、羽田、成田、名古屋、小松、大阪、福岡の各空港と台湾の間に路線があるため、日本各地の主要都市から台湾への旅行を考えている旅行者にとっては使い勝手がよい。また、ハローキティの飛行機で有名。客室乗務員の制服にもハローキティが採用されており、キティ好きにはたまらないだろう。  WEB  [2]
  • タイガーエア台湾 (Tigerair Taiwan) — 中華航空の子会社の格安航空会社。旭川、函館、花巻、仙台、茨城、羽田、成田、名古屋、小松、大阪、岡山、福岡、佐賀、那覇の各空港と桃園国際空港、成田、名古屋、大阪、福岡、那覇の各空港と高雄国際空港を結んでいる。日本語サイトで予約した日本発の便に限り、日本のコンビニエンスストアでの支払いが可能。ただし、セ-ル期間中はクレジットカード払いのみとなる。  WEB  [3]
  • マンダリン航空 (Mandarin Airlines) — 中華航空の子会社で、成田-台中、那覇-台中の2路線を運航。上記3社と違い、日本語サイトがない。  WEB  [4]

台湾国内の路線[編集]

  • 立栄航空 (UNI AIR) — エバー航空の子会社で、台北市(松山空港)、台中市嘉義市台南市高雄市恒春台東市澎湖島金門島馬祖島に就航している(台北市以外の主要都市からは離島への路線が中心。かつては高雄市への路線も就航していたが、台湾新幹線に押される形で廃止となっている)。日本からもインターネットを通じてeチケットが購入できる(ただし中国語のみなので、購入に至るまで多少試行錯誤が必要な場合も)。離島路線は機材が小ぶりなわりに人気が高く、比較的早く席が埋まるので、インターネット購入を利用してチケットを早めに押さえておくとよい。  WEB  [5]

移動手段の選択[編集]

メリハリを付けた移動を心がける[編集]

移動手段の選び方[編集]

交通手段の特徴を押さえて、旅の目的に合わせてそれらを効率的に組み合わせるとよい。以下にそれぞれの交通手段について、その特徴を述べる。

飛行機[編集]

高速鉄道の開通により、台湾西部を旅行する際の移動手段としては多少利用価値が落ちている感は否めないが(事実、台北市と台湾西部の各都市とを結ぶ空の便は現在廃止か縮小の傾向にある)、台湾東部の都市や島嶼部を効率的に訪れるためのツールとしては、依然として利用価値が高い。

ただし、そもそも台湾エリア自体がコンパクトであるため、飛行機の場合、どの路線を利用しても基本的には1時間から1時間半程度しかかからず、ゆっくりと空の旅を楽しむといったようなものではない。飛行機自体はあくまでも目的地に効率的に到達するための手段と割り切るべきである。

台湾国内便のハブ空港は松山国際空港なので、地方都市へ効率的に移動しようと思ったら、基本的には羽田・松山路線を利用するのが一番よい。また、旅の起点に羽田空港以外の空港を利用するため、到着地が桃園国際空港になる場合で、そこから先さらに松山国際空港から台湾内の地方都市への便に乗り継ぐ際は、同じ台北方面行のバスの中に、桃園国際空港と松山国際空港を結ぶバスの便があるので、台北駅行きではなく、こちらの便を利用すると若干時間の短縮になる。

なお、当初予定していなかった現地でのスケジュール変更に柔軟に対応するためにも、台湾国内路線を利用する場合、航空券については、割引運賃のものでなく正規運賃の方を購入した方がよい。正規運賃のものであれば、1年以内なら便の変更や払い戻しなどが自由に行えるため、当初搭乗するはずだった便の欠航など、不測の事態により搭乗便の変更を余儀なくされた場合でも柔軟に対応できるからである(逆に、想定外に飛行機が早く台湾に到着し、当初考えていた便より1つ早い国内線の接続便に搭乗できたため、その分の時間が節約できた、といったようなケースも生じうる)。

正規運賃と割引運賃を比べた場合、路線にもよるが、日本円に換算して¥1,000前後しか変わらないような場合もあるので、十分検討に値するであろう。

台湾高速鉄道(台湾新幹線)[編集]

高速鉄道の開通以来、台湾中部及び南部へのアクセスは飛躍的に向上した。台北市から高雄市(左営)まで利用しても、1時間半~2時間前後しかかからないので、途中の移動時間を飛躍的に短縮することができる。

ただし乗り心地や雰囲気は日本の新幹線とほとんど同じで、車内はきれいだがどことなく無機質な雰囲気が漂う。また、運行ルートも街から離れた場所や山間部のトンネル(台北市及び近郊では地下部分)を通ることが多く、高速鉄道故に当然のことながら車窓から見る景色もあっという間に流れていくので、高速鉄道を利用しての移動中はおよそ旅情をそそるといった雰囲気からは程遠い。飛行機同様、こちらも移動手段と割り切った方がいいだろう。

台湾高速鉄道は運行本数が多いので、一部のハイシーズンを除けば、基本的に駅で指定券を購入することができる。日本で列車を予約すると、飛行機の到着具合によって思わぬ待ち時間や、逆に乗り遅れなどが生じることがありうるので、基本的に駅に到着次第その場で直近の列車の乗車券を購入するとよいだろう。

ちなみに、駅によっては改札から先に売店が全くなかったり、あるいは車内販売も日本に比べると若干品揃えが悪かったりするので、移動中に飲食を楽しみたいのであれば、駅構内の売店で(「あるいは駅周辺の売店で」と言いたいところだが、高速鉄道の駅の中には、まだ周辺の開発が進んでおらず、近くに売店らしい売店がない所も結構ある)あらかじめ買い求めておくようにするとよい。

鉄道(在来線)[編集]

台湾の鉄道は清朝末期に敷設が始まり、日本統治時代に主にに西部地域を中心に発展を遂げた。そのインフラを引き継ぎ、現在では全島を一周する形で鉄道が整備されている。台湾島の中央部に急峻な山脈がいくつもあるため、島を横断する鉄道はないが、阿里山森林鉄道のように、山間部を走る鉄道も一部ある(ちなみに阿里山森林鉄道は軽便鉄道)。また、「鉄道」というには少々コンパクトすぎるが、旅客用の路線を持った軽便軌のトロッコ列車も烏来で営業している。

西部の縦貫線を中心に多数の便数が運行されており、ダイヤも正確なので、移動手段としての利用価値は高い。また、車内の雰囲気も古びた車体だったり、昔ながらの排骨飯の駅弁を売りに来たりと、日本のローカル線を彷彿させるような旅情をそそるものであり、高速鉄道(新幹線)のように無機質な感じではないので、鉄道そのものを旅のアイテムとして楽しむこともできる。

普通車や近郊路線は基本的に自由席だが、特急(自強号)や急行(莒光号)は全席指定となっている。指定券は駅の窓口で9日前から購入できる(事前予約と当日券購入で窓口が異なるので注意)。これらの列車で座席指定が取れない場合でも、立席乗車券(自願無座)を購入することも可能であるので、どうしてもその列車を利用したい場合は試してみるとよい(立席券でも空いている区間なら着席できるのは日本と同じ)。

なお、鉄道とバスを併用する場合、乗り換えにかかるロスタイムも確かにあるが、都市部の渋滞などを考えると、乗り換え時間を勘案しても、鉄道とバスを併用する方が、バスの直行便より効率的な場合も多い。ちなみに、台湾の地方都市の場合、鉄道駅とバスターミナルが近接していることが多く、歩いて数分で移動できるため、乗り換え自体もさほど苦にはならない(ただし、従来の鉄道とは全く異なるルートを走行することが多い台湾高速鉄道の各駅や、鉄道でも「新駅」という形で従来の駅が郊外に移転している街などの場合、鉄道駅とバスターミナルとが必ずしも近接していないケースもある(台東市などはその例)。これについて、詳細は各都市の記事を参照)。

列車の種類や切符の購入方法など、台湾の鉄道の詳細については、以下のHPを参照されたい。

長距離バス[編集]

台湾はアジア諸国の中では比較的鉄道が発達した所ではあるが、長距離バスについても鉄道と同様、地域によってはそれ以上に路線網が発達しており、台湾各地の主要都市やそれ以外のローカル都市などに行く場合には威力を発揮する。

地方に行けばいくほど、バスターミナルや運行しているバスの内部がローカル色の強いものになるので、旅の道すがらそれを楽しむこともできるし、また、運行ルートやスピードが異なる分、バスの窓から見える景色も列車の車窓から見るそれとはやや違ったものに感じられるので、それを楽しむのもいいだろう。特に海岸沿いなどは、鉄道よりバスルートの方がより海沿いを走る分、よりきれいな景色を堪能することができるといったメリットもある。また、一般に鉄道よりバス料金の方が安めに設定されていることが多い点もメリットとして挙げることができる。

難点としては、鉄道より運行時間に幅があることで、特に都市部を抜ける際には、時間帯や道路状況によって渋滞に巻き込まれるため到着が大幅に遅れることがある。週末という限られた時間の中でできる限り台湾を満喫したいと考えている旅行者にとって、時としてこのようなバスの大幅な遅延は致命的ともなりうる。

特に旅行日数が数日と短い場合であれば、全行程を長距離バスに頼ろうとせず、要所々々で利用するようにした方がより賢明であろう。つまり、鉄道が並行して走っている区間は運行がより正確な鉄道の方をできるだけ利用し、鉄道ルートがない場所へ行く際に、最寄りの鉄道駅のある街からバスを利用するといった活用の方がベターである(ただし、東部の海岸線のように、あえて最も海沿いのルートを通ることで、風光明媚な海岸線を満喫したい場合や、台湾島内でのバス旅行そのものを旅の目的にする場合を除く)。

MRT[編集]

日本の地下鉄や新交通システムに相当する交通機関で、現在台北市高雄市で営業している。市内交通の大動脈であることはもちろん、一部の路線は近郊エリアまで路線が伸びており、近郊にある温泉などの観光地もカバーする。バスとちがって交通渋滞に巻き込まれることもないし、運行本数もとても多い。料金も比較的低廉である。

また、網の目のように張り巡らされているバス路線に比べれば路線がシンプルで、目的地までどの路線を利用すればいいのか非常にわかりやすいのも、その土地に慣れない旅行者にとってはうれしいところである。加えて、全てというわけではないものの、その都市の有名な観光スポットの近くには、必ずと言っていいほどMRTの駅が近くにある。

路線バスに比べるとやや割高な面はあるものの、上述のような使い勝手のよさが旅行者にとっては極めて魅力的であるし、かつ日本の地下鉄などとの乗り比べも面白いので、MRTの利用についても、必要に応じて旅のプランにうまく取り入れるといいだろう。

路線バス[編集]

公共交通機関の中では最も料金が安く、かつ路線が発達している。観光スポットによっては、路線バスかタクシーしか交通手段として使えないところもある(有名どころでは台北市内の故宮博物院などがこれ。博物館までは最寄のMRT士林駅からバス利用となる)ので、旅行中は何回かお世話になることもあるかもしれない。通常は前払い制で、乗車時に行き先を告げて料金を支払う。乗車券についてはICカードが普及しているが、旅行者は現金の支払いに頼るケースがほとんどだろう。

路線バスのデメリットとしては、運行系統が複雑で、バス停も数系統の停留所が同じ場所にあることが多いため、時にどれを利用したらいいかわからなくなるケースがあるという点が挙げられる。もともと観光用としてではなく、地元の人々の生活に密着して路線が発達しているものなので、その点については仕方のないところではあろうが、旅行者にとって比較的使いづらい交通手段であることもまた事実である。また、特に大都市部の場合、時間帯や道路状況によって、渋滞に巻き込まれるなど、運行スケジュールが必ずしも一定しないことが挙げられる。

バスは基本的におつりが出ないことが多いので、乗車にあたっては小銭の用意を忘れずに。

タクシー[編集]

台湾全土でタクシーの車体の大部分が濃い黄色に統一されているので(まれに黄色を基調としたツートンカラーの車両がタクシーとして使われていることもある)、旅行者にも判別しやすい。通常はメーターが使用され、比較的明朗会計なのも、他のアジア諸国に比べて台湾のタクシーが利用しやすい点として挙げられる。

宿泊先から目的地、あるいは観光スポット同志を直接移動できる点も効率的なので、上手く活用すれば効率的に観光を行うことができる。また、地方都市や離島などの僻地では、半日、あるいは1日単位で借り上げて観光に使うこともできる(このような土地の場合、他の交通手段がないか、あるいは本数が極端に少なくて使いづらいことも多く、また、タクシー自体も運行台数が限られるため、一旦リリースした後で次のタクシーを捕まえられないといったケースもままある。このため、エリア内の複数の観光地を効率的に回りたい場合は、タクシーの借り上げがもっとも確実かつ効果的である)。

デメリットは路線バス同様、渋滞などに巻き込まれるケースがあるということと、何よりも他の公共交通機関に比べ、料金が格段に高いといった点が挙げられる。

船舶[編集]

2~3日という限られた行程の中で、船舶を利用するケースはまずないと思われる。唯一考えられるのは、連絡船のようにごく短時間乗船する場合(例えば高雄市の中心部から旗津に渡る場合や、金門島から小金門に渡る場合など。もちろん、金門島までは飛行機利用を前提にしている)とか、あるいは船舶以外に代替交通手段がないような場合(馬祖島東引に行く場合。定期的かつ主要な交通手段が基隆市南竿から出ているフェリーしかない)だが、後者の場合、そのような旅自体がそもそも週末を利用した2~3日の旅に馴染むのか、といった問題もあろう(離島部へのアクセスについて交通機関の遅れや欠航のリスクが格段に高いのは、「島嶼部」のところで説明したとおりである)。

宿泊地や宿の選択[編集]

「週末」というごく限られた日程での旅となる関係上、台湾内にある、どのような土地のどのような宿に泊まるか、宿の選択も旅を組み立てていく上での重要な要素になってくる。旅行の目的や移動の効率性などに着目して、賢い宿泊地や宿の選択を心がけたい。

大都市[編集]

大都市近郊[編集]

台北市のように、近郊の街と市の中心とがMRTで結ばれているような場合、空港等へのアクセスという意味で言えばほとんど中心部に宿泊するのと変わらないくらいのアクセシビリティを確保することができる。

その一方で、郊外である分まだ自然が残されていたり、昔ながらの小ぢんまりとした集落を形成していたり、あるいは温泉があったりと、それぞれ大都市の中心部にはない魅力を持ち備えている場合もあるので、大都市の中心部に宿を取らず、あえてこのような郊外に宿を取るという手もある。このような大都市近郊にある宿泊先の例として、例えば新北市烏來温泉などがある。

地方都市[編集]

田舎町、離島[編集]

その他[編集]

気を付ける[編集]

台湾の祝祭日を避ける[編集]

どこの国でもそうだが、祝祭日には多くの行楽客が観光地に繰り出してごった返すため、落ち着いて観光ができないし、行きかえりの交通機関も混雑したり、あるいは渋滞にまきこまれたりといったことが生じる。このため、台湾の祝祭日にあたる期間に旅行を計画するのは極力避けた方がよい。(近年では、台湾でも日本のハッピーマンデーのように、祝日が週末に重なる場合に連休の前後に調整日のような休みを追加して、連休を伸ばす傾向があるようである。なお、台湾の祝日の中には旧暦に基づいて定められているものも多く、移動祭日となっている場合があるので注意されたい。台湾の祝祭日について、詳細は台湾のページを参照。)

祝祭日の中でも特に注意したいのが、春節(旧正月)とその前後の期間である。この期間は日本のゴールデンウィークやお盆のように帰省客で交通機関がほぼ満席となり、予約が非常に取りづらくなる上、旧正月の期間中はほとんどの店が閉まってしまうため、移動や滞在に支障を来すこともある。日本とはまたちがった正月の雰囲気を楽しめるということはあるかもしれないが、基本的にはこの期間は旅行を控えた方が無難である。なお、春節以外にも、端午節や中秋節の時期なども、交通機関や行楽地が混雑するので注意が必要である。

台風のシーズンに注意[編集]

7月から9月にかけて、フィリピン沖で発生した熱帯低気圧が北東へ進路を取り、台風となって東アジアを直撃する。台湾はその進路上にあり、台風シーズンは停滞する台風のために交通機関が麻痺し、数日間移動できないことにもなりかねない。また、この時期はツアー料金が安いので、「高雄3日間」のような1都市滞在のツアーは意外とお得である。

魅力的なテーマ[編集]

旅行のテーマについては旅行者それぞれが見つければよいが、台湾で特に魅力的なテーマとしてお勧めしたいものを紹介する。

  • 台湾茶を求めて - 台湾では日本ではなかなかお目にかかれないような烏龍茶が手に入る。茶葉を売る店ばかりではなく、お茶を飲む店も魅力的だ。また茶や茶道具の産地にもぜひ足を運びたい。
  • 台湾に残る日本時代
  • 台湾一周旅行 - 2~3日で一周することも可能だが、それではさほど面白くない。台湾は交通費が安く国内の移動でもさほど時間がかからない。毎回行きやすい台北ばかりではなく、少しずつ地方に足をのばし、双六ではないが、次回の旅行では前回にたどりついた先からスタートしてみてはどうだろう。
  • 台湾のグルメ - 台湾のグルメというと鼎泰豊や欣葉などのレストランが思い浮かぶが、夜市の食べ物が本当の台湾料理だという人もいる。またそれぞれの地方に行けば、その土地にしかない特色ある食べ物がある。台湾リピーターであればぜひそれらを楽しみたい。
  • 温泉 - 台湾島は火山活動が盛んであり、温泉に恵まれている。原住民が入っていた温泉や日本統治時代に開発された温泉など様々なものがある。一般に水着を着て入ることが多いとされるが、日本と同様の脱衣して入る温泉もある。
  • 猫カフェ - 最近は日本でも増えてきた猫カフェはもともと台湾発祥と言われている。台北にはもちろん何軒もあるが、台中や高雄にもあるそうだ。

この記事「週末を利用した台湾旅行」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。