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笠岡諸島

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笠岡諸島 (かさおかしょとう) は、岡山県笠岡市にある島々。

地域・地方[編集]

  • 高島 — 笠岡諸島の最北端に位置する島で、島内の南側にある遊歩道からは笠岡諸島の島々や瀬戸内海など風光明媚な景色が広がる。4月上旬頃には島内に群生するつつじの花が見頃を迎える。
  • 白石島 — 鎧岩をはじめ数々の奇岩や巨岩などで知られる島で、島全体が国の名勝に指定されている。島内に伝わる伝統的な盆踊りの「白石踊り」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。
  • 北木島 — 笠岡諸島最大の島で、島内で産出される北木石が大阪城や日本銀行本店、明治神宮の橋、靖国神社の大鳥居など国内の数々の重要建築物に使われていることで有名。
  • 真鍋島 — 北木島の南島沖合にある島でのどかな漁港の風景が人気の島。映画「瀬戸内少年野球団」など映画のロケ地になったことでも知られている。
  • 飛島 (大飛島・小飛島)
    飛島 (大飛島・小飛島) — 大飛島(おおびしま)と小飛島(こびしま)の2つの島を合わせて(ひしま)と呼び習わしている(右画像は大飛島)。島内に自生している椿で知られており、見頃を迎える2月~3月にかけて全長約4㎞の周回道路「ハチマキ道」の所々で椿の花を楽しむことができる。
  • 六島
    六島 — 笠岡諸島の最南部にあり、岡山県の最南部にある島としても知られる。四国側と直接航路で結ばれているわけではないが、この島からだとむしろ本州側よりも四国側の方が距離的に近い。島の南側にある潮流の早い海峡での海難事故を防ぐため、大正時代後期に県内最古の灯台「六島灯台」が建てられた。1月から2月頃にかけて、灯台の周辺や島の所々に群生するスイセンの花が見頃を迎える。

市町村[編集]

笠岡諸島内の全ての島々が笠岡市に帰属する。

その他の旅行先[編集]

分かる[編集]

概要[編集]

笠岡市の南沖合に浮かぶ大小30あまりの島々からなる。江戸時代から干拓が盛んに行われてきたことから、本土に近い島のいくつかは既に陸繋りになり、島とは呼べなくなっている。その多くは現在無人島となっているが、上述の「地域・地方」に挙げられた島々が有人島であり、定期船などを利用して観光に訪れることができる。エリア内全体が瀬戸内海国立公園の一部にもなっている。

古くから良質の花崗岩が採取できることでも知られており、特に北木島の石材は大阪城の石垣や日本銀行本店、靖国神社の大鳥居など、日本の歴史に残るような数々の有名な建造物に利用されてきたことでも有名。そのような経緯から、2019年5月には近隣の香川県丸亀市土庄町小豆島町とともに笠岡諸島内のいくつかのスポットが「知ってる!? 悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~」として日本遺産構成文化財に指定されている。

着く[編集]

日本国内の他の離島に比べても格段にアクセスがよいことがこのエリアの特筆すべき点としてまず挙げられる。新幹線が停まる岡山福山倉敷など周辺の大都市から笠岡までは在来線やバスを使って長くても1時間以内でアクセスできるし、駅から船着き場までも徒歩で5分もあれば行くことができる。そして笠岡諸島への航路は島民の生活の足となっているため、小さな島でも1日に3便前後の本土と島を結ぶ船便があり、訪れた先で堪能できるのが、絶海の孤島とそれほど変わらないといっても過言でないくらいの、瀬戸内海のとてもきれいな眺め。こんな素敵な島旅が日帰りで簡単に楽しめてしまう、はっきり言って超穴場のお薦めスポットである。

飛行機で[編集]

最寄りの空港は岡山空港広島空港。空港からリムジンバスを利用してJR福山駅かJR倉敷駅またはJR岡山駅に出た後、在来線を利用してJR笠岡駅に向かい、さらにそこから旅客船ターミナルに徒歩で移動する。所要時間いずれのルートも約1時間半といったところ。また、タクシーを利用してそれぞれの空港から旅客船ターミナルに直行することもでき、その場合の所要時間は高速道路を使って約1時間といったところ。なお、JR笠岡駅から旅客船ターミナル「みなと・こばなし」までは約500m、徒歩約5分。

列車で[編集]

JR山陽本線笠岡駅を利用、そこから徒歩で船着き場まで移動し船で島に渡る。笠岡駅から近隣の主要な乗換駅までの所要時間は、福山駅までが10分前後、倉敷駅までが30分前後、また、岡山駅までが50分前後といったところ。鉄道の運行本数も1時間に3本程度ある。

車で[編集]

白石島北木島へはフェリーが就航しているので、車や自動二輪車、原付などを航送することが可能。それ以外の島については旅客船のみの就航なので、バイクや原付なども含め、車と一緒に島に渡ることはできない。

船で[編集]

定期船で[編集]

笠岡港旅客船待合所「みなと・こばなし」

笠岡市と市内の笠岡諸島にある各島(高島白石島北木島真鍋島大飛島小飛島六島)とを結ぶ定期船が就航している。船着き場は住吉港伏越(ふしごえ)港の2か所あり、住吉港からは旅客船が、伏越港からはフェリーがそれぞれ運行している(住吉港は駅から徒歩約5分、伏越港は駅から徒歩約13分。駅前に行き先の案内板があるほか、住吉港までは途中いくつか案内板が出ているので迷うことなく着くことができる。旅客船は旅客と荷物のみ利用可能で、自動車や自動二輪車、原付などは航送できないので注意。なお、フェリーが運行されているのは白石島と北木島の2島のみ)。

旅客船は三洋汽船が定期船を就航している。1日の運行回数は島によって異なるが、上りと下りでそれぞれ3便前後(真鍋島と白石島はさらに多く8~10便前後)の便があるので、思いのほかアクセスがよい。

航路は笠岡港(住吉港)から高島、白石島、北木島を経て真鍋島に向かう「笠岡~佐柳本浦航路」と、笠岡港(住吉港)から大飛島、小飛島を経て六島に向かう「笠岡~飛島~六島航路」の2つがある。それぞれのルートで下り便の船が着いた船が逆回りで笠岡港へと折り返す(上り便)ので、上り便と下り便をうまく組み合わせることで、1日でも結構効率的にアイランドホッピングを楽しむこともできる(なお、最終便については途中の島を経由せず笠岡港に直帰するケースもあるので注意。詳細は三洋汽船のHPを参照)。

住吉港の旅客船ターミナルは2017年3月に笠岡諸島交流センターとして新たに整備された複合施設「みなと・こばなし」の1階にある。1階には旅客船待合所のほか、ストリートピアノが設置された多目的スペースや会議室などがあり、また1回100円で使用可能なコインロッカーも設置されている。2階にはギャラリーがあり、その一部が笠岡諸島の特産品や東京、沖縄など他の地域の離島の特産品を扱った販売コーナーとなっている。

1階の待合室や多目的スペースのラックに無料の市内観光ガイドが置かれており、各島の詳細な情報も掲載されているので、島に渡る前にそれらのパンフレット類を入手しておくとよい。

海上タクシーで[編集]

瀬戸内海は海上タクシーが発達しており、これを利用して笠岡諸島の各島に渡ることも可能。料金は概ね10人くらいまでが定額料金で、それ以降は1人増すごとに追加料金が1,000円前後かかる仕組みとなっている。料金は片道大体13,000~15,000ほどで、所要時間は30分前後。海上タクシーの場合時刻に縛られないし、何人か集めて割り勘にすれば一人当たりの料金も安くなるので、時間の制約があるなどの状況によっては利用価値が十分にある。また、半日単位あるいは1日単位で海上タクシーをチャーターして周辺の島々を効率的に周遊することもできる(海上タクシーを利用する場合は、岡山県側だけでなく、対岸の香川県など四国側から笠岡諸島に渡ることも可能。料金は半日で¥30,000前後、1日で¥50,000前後)。

笠岡市内で営業している主な海上タクシー会社は以下を参照。

  • 笠岡渡船 電話  0865-63-6224  WEB  [1]
  • やぶた渡船 電話  0865-67-4777  WEB  [2]
  • さかえ丸 電話  0865-67-2051  WEB  [3]
  • 幸進丸 電話  0865-68-4345  WEB  [4]
  • 白兎渡船 電話  090-8065-8001  WEB  [5]

動く[編集]

笠岡諸島内の主な移動手段は船舶のみ。定期航路は上述のように笠岡港(住吉港)から高島、白石島、北木島を経て真鍋島に向かう「笠岡~佐柳本浦航路」と、笠岡港(住吉港)から大飛島、小飛島を経て六島に向かう「笠岡~飛島~六島航路」の2つに別れており、航路をまたぐ移動は困難だが(もしやるとしたら、一旦笠岡港に戻って違う航路の船に乗り直すしかない)、同じ航路内であれば1日に3便程度の船が就航しているので、2つないし3つ程度の島で日帰りの島巡り(アイランドホッピング)を楽しむこともできる。なお、海上タクシーをチャーターするのであれば、定期船以上に各島間を自由に行き来することができる。

笠岡諸島内の島々でアイランドホッピングをする場合の船の切符の買い方としては、①出発時に船着き場「みなと・こばなし」の自販機で買う、②島民から手売りの乗船券を買う、③船内で買う、の3通りがある。このうち②の手売りで買うことができるのは各島から笠岡港までの切符のみであり、大飛島・小飛島間のようにエリア内の島間の移動の場合は乗船後に直接船員に運賃を支払う。

観る[編集]

瀬戸内海に浮かぶ大小様々な島々の風景など島周辺の景色を堪能したければ冬場に訪れるのが一番のお薦めとのこと。天候も安定し晴れの日が多い上、寒い分湿度が低く空気が澄んでいるため、夏場に比べて遠くの景色もとてもクリアに見えるのだそうだ。

遊ぶ[編集]

瀬戸内海は内海で、外海のように冬場の季節風の影響で海が荒れて長期間往来が閉ざされるということもまずないので、台風の通過など数年に一度あるかないかのごく一部の例外を除けば、基本的に1年中いつでも訪れることができる。海水浴やマリンスポーツなどのレジャーを楽しみたいのであれば夏場ということになろう。海水浴場やダイビングショップなどの施設が整っているわけではないが、海水浴くらいであれば島の浜辺でもそれなりに楽しむことができそうである(来島者は島のあちこちにある海水浴場でもないただの砂浜で「勝手に」泳いで帰って行くのだそうだ)。海釣りについても基本的に通年楽しめる。


フィッシング  
海釣りが笠岡諸島での主要なレジャーの一つとなっており、各島への定期船でもクーラーボックスを抱えた多くの釣り客と乗り合わせる(笠岡港には観光釣り船用の桟橋もあり、早朝からお昼過ぎ頃まで釣り船をチャーターして釣りに訪れる人も多い)。主な獲物は真鯛、太刀魚、キス,メバル、カサゴ、イイダコなど。季節やポイントによっても狙える獲物が違うので、詳しくは観光案内所か釣り船の船長などに聞いてみるといいだろう。
 所在  各島内の防波堤など。

買う[編集]

食べる[編集]

飛島地区(大飛島・小飛島)や六島地区などのように、島によってはその地域全体で、食事を提供できる施設が1軒のみ、しかも場合によっては営業日自体が金~日の3日間に限られるといったようなケースもあるので、島に渡る際はあらかじめ島内滞在中に空腹をしのげる程度の食料を調達しておいた方がよい。笠岡到着後、食料品の調達に使えそうな店として、例えば笠岡駅のコンビニやカフェ&ベーカリー、駅近くで営業しているパン屋などがあるので、駅に着いたらそれらの店舗に立ち寄って食料を買い求めておくとよいだろう(定期船の船着き場付近にはそのような店舗がないので、あらかじめ駅付近で調達しておくと便利)。

飲む[編集]

泊まる[編集]

宿泊施設についても飲食施設と事情は同じで、島によってはその地域全体で、宿泊施設が1軒のみ、しかも場合によっては営業日自体が金~日の3日間に限られるといったようなケースもあるので、宿泊を目的に島を訪れるのでなければ、笠岡諸島以外の地区に宿を取って日帰りで訪れた方がよい(島の宿泊施設を利用したいのであれば予約は必須)。「着く」でも述べたが、笠岡諸島は福山市倉敷市など宿泊施設が充実している周辺の大都市からのアクセスが格段によいので、あらかじめ訪問する島さえ絞り込んでおけば、敢えて笠岡諸島内に宿を取らなくても日帰りで十分に観光を楽しむことができる。

連絡する[編集]

定期船が航行している地区内の有人島であればどの島も集落の付近は携帯電話の電波が届くので、内地との連絡やネットでの情報検索等が問題なく行える。集落を離れると途端に通信圏外となるので、都度電波の状況を確認しながら情報機器類の操作をした方がよい。

なお、港の待合所も含め、各島内に充電可能なスポットは基本的にないと考えた方がよいので、電池の持ちが気になる人は、あらかじめ充電を済ませた予備のバッテリーを携帯した方がよい。

気を付ける[編集]

  • イノシシに注意:それほど多くの個体が島内に棲息しているという訳ではないようだが、イノシシの中には時に本土から海を泳いで島に渡る個体もいるようで、全く遭遇しないとは言い切れない(大飛島・小飛島など特に出没情報のない島もあるが、六島などのように複数の目撃情報が寄せられ、船の待合所の掲示板などで注意が呼びかけられている島もある)。元々はおとなしく臆病な性格で、人と遭遇したような場合にはむしろイノシシの方から逃げていくらしいが、秋から冬にかけての発情期には攻撃的になる場合もあるとのこと。万一山道などを歩いていてイノシシに遭遇したら、①イノシシを刺激しないようゆっくりと落ち着いてその場を離れる、②追い払おうとして威嚇したり攻撃したりしない、③近くに親がいるので、うり坊(イノシシの幼体)を見かけても不用意に近づかない、などの注意が必要である(ただし、島内を観光中に実際にイノシシに遭遇する可能性は極めて低いと思われるので、必要以上に心配することはない)。
  • 冬場の服装について:冬場に笠岡諸島を旅する際は、小さく折りたためるダウンベストなどの防寒着を1枚携行していくとよい。日中は暖かくても、風が吹き始めたり午後を過ぎて日が翳ったりすると途端に寒くなるので、そのような防寒着を携帯すると便利である。また、ステテコのようなズボン下も防寒対策として有効に使える(逆に暑い場合にはズボン下を穿いていることでそのまま汗取りにもなる)。

暮らす[編集]

  • 島のトイレ事情:大飛島の洲港にある船の待合所には、シャワー付きトイレが完備されているが、島内の公衆トイレはここ1か所のみである。あとは、食事や休憩にカフェのイルドールを利用する場合であればここのトイレを使わせてもらうことができるが、週末(金~日)のみの営業なので、平日は利用できない。小飛島に至っては、島神社本堂裏手に工事現場に置かれているような男女兼用の仮設トイレが1つだけ備え付けられているが、長い間掃除などがされた形跡がなく、使うのには少々勇気がいる(それ以前に島民以外の人が使っていいのかどうかもよくわからない。ガイドブック上は、小飛島にはそもそも公衆トイレが1か所もないことになっている)。このように島のトイレ事情は正直あまりよくないので、島に渡る前に港や船の中で用を足しておく、トイレを見つけたら取りあえず立ち寄っておくなどの自衛策をとった方がよい(少し道をそれればすぐに藪なので「お花摘み」の場所には事欠かないのかもしれないが、もちろんそれ自体お薦めできる行為ではない)。
  • 船の時間を確認しておく:上述のように、島内には大飛島に宿泊施設が1軒あるのみで、それも週末だけの営業であり、船の最終便を逃してしまうと基本的に野宿するしかなくなるので、どんなに遅くても船の最終便に間に合うように時間を確認して行動した方がよい(ちなみに島内にはキャンプ施設のようなものも一切ない)。なお、万一島に取り残されてしまった場合の雨風がしのげるような緊急避難先として、大飛島には船の待合所があるが、そもそも野宿を想定したような施設ではないし、小飛島に至っては、集落の中に乗船券の販売員が休憩に使うプレハブの掘っ立て小屋があるだけで、公式な待合所すらない(なお、大飛島には「遊ぶ」で紹介した大飛島学園があるが、このような事態の際に軒を貸してくれるのかは不明。常駐している職員がいなければおそらく無理であろう)。
  • ゴミは持ち帰る:笠岡諸島内にはごみ処理施設がなく、全て定期的に本土に運んで処理しているので、旅行者も島内観光で出たゴミについては各自本土に持ち帰って捨てるように心がけたい。

出かける[編集]

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