何らかの理由で編集が行えない場合は、Wikitravel:旅人の居酒屋 を参照してください。

宿泊施設の形態 (日本編)

提供: ウィキトラベル
移動先: 案内検索
宿泊施設の形態 (日本編)

Default Banner.jpg

これは「お役立ち情報」の記事です。

本記事は、日本国内における宿泊施設の形態に関する情報を取り扱う。 主に宿泊施設の定義、施設・設備の概要、利用時の注意点、費用について説明をすすめる。


宿泊施設[編集]

携帯電話やスマートフォンの電池パックが空になった場合の宿泊予約は?

今はもはやホテルの予約は携帯電話またはスマートフォンの公式サイトにて予約するのが当たり前になった。だが、旅行中に電池パックが空になってしまった場合はどうしたらいいのだろうか?答えは、観光案内所へ駆け込んで当日空いているホテルを予約する、という方法だ。観光案内所経由であれば訪問者が確実に宿泊してくれるという点とキャッシュバックがあるという点、観光案内所からの連絡用に確保している部屋があるという点で、非常に有用である。但し、日が暮れると観光案内所が閉まるのと空きが無くなる傾向がある為、早めの訪問が望ましいだろう。

シティホテル[編集]

都心部に立地する大規模かつ多機能なホテル。日本三大ホテルに代表される帝国ホテルホテルオークラホテルニューオータニなどの有名ホテルをはじめとするホテルがこれに該当する。近年ではリッツ・カールトンなどの外資系ホテルも日本に参入している。

宿泊以外にも宴会場が設置されていることから結婚式やディナーショー、講演会の開催場所などでの利用ができる。レストランやバーも併設されており、宿泊者だけでなく外来者の利用も多い。外国語が話せるスタッフも多い。

高い安全性と快適性、行き届いたサービスを受ける事が出来るが、料金は相応に高く、ルームチャージで¥10,000程度からが標準であるが、高級なホテルであれば¥25,000から¥30,000以上、¥1,000,000もするスイートルームを持つホテルもある。

リゾートホテル[編集]

観光地・リゾート地に立地し、その観光地を訪れる旅行客を対象としたホテル。スキー場、ビーチなどの観光スポットと隣接しており、温泉などホテル自体に観光スポットとなりうる施設が設置されている。観光スポットとホテルがワンセットになって大規模リゾート地が形成される事もあり、最たる例として東京ディズニーリゾートハウステンボスなどが挙げられる。

観光地の特色に合わせて館内のインテリアやホテル建物がその土地の風景に溶け込むよう、例えば観光地がビーチならば南国風の建物に、京都など古都であれば和風建築にと、ホテルに宿泊しながらにその土地の雰囲気が楽しめる。客室は広めのベッドルームにバス・トイレがあり、長期滞在者のためにミニキッチンがついている場合もある。レストランや売店のほかにプールや庭園、大浴場、プライベートビーチなどを持つ施設もある。

上述のとおり、リゾートホテルの特色からホテルに宿泊しながらその土地の情緒を楽しむことも期待できるのだが、観光シーズンになると満室になって宿泊不可になるケースや料金が著しく割高になるということがあるので早めに予約を取っておく必要がある。

料金設定は宿泊のみの場合が多いが、朝食付や2食付などのプランが用意されている場合が多い。ルームチャージで¥15,000程度から様々である。また、ファミリーや団体など2名以上複数での宿泊が前提になっている事が多いので、1名から宿泊が可能かは予め問い合わせしておいた方が良い。

ビジネスホテル[編集]

名前の通り、出張などビジネス滞在が前提としたホテルである。そのため、観光スポットの傍というよりも駅前など交通の利便性が高い場所に立地しているというのも一つの特徴である。観光を目的としたホテルや旅館などでは「1泊一部屋2名以上」からという制限を設けている場所もあるが、ビジネスホテルでは1名からでも宿泊可能である。日本の有名なビジネスホテルチェーンには「東横イン」や「スーパーホテル」や「ルートイン」があげられる。

客室と小さな食堂だけの小規模なものから、多数の客室にレストラン・売店・大浴場なども備えた大規模のものまである。ルームチャージの施設が多いが、競争の激しい地域ではかんたんな朝食を無料で提供したり、ロビーにパソコンを設置して無料で利用できるようにしているところなどがある。また、駅や空港までの無料送迎を行っている場合もある。

ビジネス滞在が目的であることから「立地場所が駅前などの街中(観光要素がない場所に立地)」しており、「その土地の名産品が食事に出る」、「(滞在地が温泉地なら)温泉が楽しめる」といった娯楽要素は無いと考えたほうが良い。「旅行費用を抑えたい」、「一人旅をしたい」という場合にはビジネスホテルの利用も検討要素に含まれるが、宿泊場所も旅行の一貫と考える人にはお勧めできない。しかし駅前などの街中に立地しているので周囲には飲食店が多く、「その土地の名産品を食事に食べたい」という場合は、フロント尋ねて近隣の飲食店を紹介してもらうか、タクシーをつかまえてその場所へ行ってもらうのが確実。和洋中にこだわらないというのであれば、フロントに置かれている飲食店の割引クーポン券を取ってその場所へ行くという方法もある。

一般的に観光を目的としたホテルや旅館と比べると宿泊費が安く標準は¥5,000~¥7,000程度である。だが1泊¥3,000で提供する施設も存在する。

主なビジネスホテルチェーン[編集]

  • HOTEL α-1 WEB  [1]
  • R&Bホテル WEB  [2]
  • アパホテル WEB  [3]
  • ヴィアイン WEB  [4]
  • カンデオホテルズ WEB  [5]
  • くれたけイン WEB  [6]
  • コンフォートホテル WEB  [7]
  • サンルートホテル WEB  [8]
  • スーパーホテル WEB  [9]
  • スマイルホテル WEB  [10]
  • ダイワロイネットホテル WEB  [11]
  • チサンホテル WEB  [12]
  • 東急イン WEB  [13]
  • 東横イン WEB  [14]
  • ドーミーイン WEB  [15]
  • ホテルAZ WEB  [16]
  • ホテルエリアワン WEB  [17]
  • ホテルグランヴィア WEB  [18]
  • ホテルグランティア WEB  [19]
  • ホテル京阪 WEB  [20]
  • ホテル法華 WEB  [21]
  • ホテルメッツ WEB  [22]
  • リッチモンドホテル WEB  [23]
  • ルートイン WEB  [24]
  • ワシントンホテル WEB  [25]

カプセルホテル[編集]

カプセルホテルのベッド

ベットのみの部屋(カプセル)で宿泊する施設である。旅行者を対象とした施設ではないものの宿泊費を抑える目的では心強い存在である。男性宿泊客を対象とした施設が多いが、中には女性専用フロアや個室カプセルなどを併設している所もある。チェックインは午後3時頃から可能な所が多く、深夜まで受け付けている。チェックアウトは施設によって違うが、午前10時頃までという施設が多い。

チェックインの際にカウンターでロッカーキーを受け取り、ロッカールームで服を脱いでホテルが提供する寝間着に着替える。大きな荷物はロッカーに入らないので、フロントに預ける。

食堂が併設されている施設があり、簡単な食事や朝食を食べる事が可能である。料金はフロントでチェックアウトの際に支払う仕組みが多い。ほとんどのカプセルホテルにはサウナや大浴場が設置されており、追加料金無しで利用出来る。

カプセルは奥行き2m×高さ1m×幅1m程度のサイズである。カプセル内には、敷布と毛布と枕があり、寝た状態で手元になる位置にはコントロールパネルがあって、テレビの操作、ラジオの操作、目覚ましアラームの操作が出来るようになっている。空調はほとんどのカプセルホテルでは、カプセルが設置されているフロアごと適温に空調されている。カプセルは上下二段に重ねられており、カプセルの中と外を区切っているのは光を通さない厚さのカーテンだけで、防音性は無いに等しいので、カプセル内では静かに過ごさなければならない。また、他人のいびき声が気になる人や、自分のいびき声が大きな人には不都合かもしれない。また、カプセルに鍵はかからないので、貴重品はロッカーに入れるか、フロントに預ける必要が有る。

類似するものとして、鉄道の寝台車を宿泊施設として再利用する例もある。「唐津くんち」で唐津駅に宿泊施設として使用する例や、廃車した寝台車を簡易宿泊施設に活用され始めた。かつては「SLホテル」というものがあったが、利用の仕方はほぼ同じである。

ネットde安い宿(http://verymuch.org/ )といったウェブサイトや『全国安い宿』という書籍などで検索はできるものの、一般的なガイドブックには記載されていない場合が多いため探すのが難しい。施設そのものは主にビジネス客をターゲットにしており、駅の周辺や繁華街を中心に立地している場合が多いので、それらのエリアを中心に探すとよい。

相場は地方にもよるが¥2,500から¥5,000位が多い

旅館、民宿、ペンション[編集]

ホテルが大人数が収容できる宿泊施設と考えるならば、旅館や民宿、ペンションはもう少し規模が小さい宿泊施設である。ただし、温泉地などの旅館(ホテルという名称の日本旅館)の場合には、規模の大きな宿泊施設も多い。旅館、民宿、ペンションの違いはほとんどないが、便宜上「和式建築の宿泊施設=旅館」、「洋風の旅館=ペンション」、「旅館よりさらに規模が小さい=民宿」と考えるのが妥当と思われる。

費用にかけてはピンからキリまであり、例えば「京都の昔から続く老舗の伝統旅館」「(軽井沢みたいな)高級避暑地に建てられたペンション」などでは宿泊費用が高く設定されているケースがある。京都や金沢、下町東京のように和の要素を残している土地を観光する場合、洋風に作られたホテルよりも日本建築の旅館のほうが雰囲気を味わうことができる。

旅館は2名以上で食事付の宿泊が基本であり、宿泊料金も一般的に2名1室2食付の一名あたりの料金が表示される(近年は、1名でも利用可能な施設も増えてきている)。観光地の日本旅館であれば風呂・トイレ付の部屋が多いが、温泉旅館などは風呂無しの部屋も多く、トイレも共同の場合がある。宿の玄関で履物を脱ぐ場合と部屋の入り口で脱ぐ場合があるが、いずれにしても客室内は靴を脱いで使用する。温泉地などでは、「○○ホテル」や「ホテル××」という名称の宿も多いが、名称はホテルでも実際は和室の日本旅館であるケースが多い。また、和室とベッドルームのある和洋室という客室もある。食事は客室で提供されるのが本来であるが、最近はレストランや食事処で出されることも多い。

宿泊料金は施設によって大きく異なり、標準は¥7,000くらいから¥20,000くらいであるが、豪華なところは¥100,000を越える場合もある。

ペンションは高原や海辺などの観光地にあり、原則として2名以上1室の2食付で宿泊する。経営者の趣味で部屋の装飾や各種サービスが独特であったり、食事内容が凝ったものであったりするので、趣味が合えば楽しい時を過ごすことができる。

1人1泊¥8,000~10,000程度が標準である。

民宿は経営者が本業の農畜産業や漁業を営む傍ら、観光シーズン時には副業として自宅を宿泊施設として提供を行う形式。例えば房総半島南部などでは、漁師の住居を夏季の海水浴シーズンには民宿として営業している。その為、元々が一般家族の住居という事で、プライバシーが保ちづらいといったデメリットがある一方、元が農家や漁師なので食事に新鮮な野菜や魚、乳製品などを出してくれるというメリットもある。

風呂・トイレは共同で、食事は食堂で出されるが食事の際に経営者や他の宿泊者と会話するのも旅の思い出となることがある。比較的安価なので、旅の行商人や工事関係者が長期滞在していることもある。普通は2食付だが素泊りや弁当造りなど融通が利く場合も多いので、予約の際に希望を伝えてみると良い。

料金は2食付で¥6,000程度から、素泊りで¥4,000程度。漁師が経営している宿では¥8,000程度で夕食に新鮮な刺身などの魚介類を豊富に出してくれることがあり、部屋は粗末でも豪華な食事を楽しむことができる。

ユースホステル[編集]

比較的廉価で宿泊可能な会員制の宿泊施設で、日本国内に約220か所の施設がある(一般に略して「YH」とも呼ばれる)。近年日本では若年層を中心にYH離れが進んでおり、施設数も減少傾向にある。なお、ユースホステルについて、詳細は日本ユースホステル協会のWebサイト(http://www.jyh.or.jp/ )を参照。

今から100年前にドイツの教師リヒアルト・シルマンが「子どもたちのために簡易で安価な宿を作りたい」というユースホステル運動から始まったもので、主に若年層を廉価で宿泊させるためのものだったが、近年は幅広い年齢層の旅行者や、家族などのグループも受け入れるようになってきている。

施設内容は地域や運営形態(直営、公営、個人等)によって千差万別である。基本的にドミトリー形式で、廉価で宿泊できる代わりに掃除や食器洗いなどのボランティア活動を課しているのが一般的であるが、集団生活や奉仕活動を嫌う者が増えたため、宿泊者にこのような活動を課していない所もある。

原則として会員制で男女別相部屋であるが、会員外でも割増料金で宿泊できたり、別料金で個室宿泊が可能になったりする。家族は1室で泊まれる場合もある。宿泊対象を会員や若年層に限定するか否か等については、宿泊しようとするYHに直接確認を取った方が良い。

事前予約が必要で、宿泊のみか食事をつけるかを選択する。(ただし、一部は食事の提供ができない施設もある)料金の標準は宿泊¥3,000~¥3,500、夕食¥1,000~¥1,500、朝食¥800程度で、小中学生は割引がある。

旅人宿[編集]

ユースホステルのように男女別のドミトリー(相部屋)を備え、比較的宿泊費を安く抑えた宿。比較的廉価で宿泊可能な相部屋方式(主として男女別)の宿泊施設。食事に関しては、1泊2食付や、素泊まり、朝のみと選択も可能。所在地は、北海道を中心とした全国、詳細は旅人宿の情報(http://www.stampnote.com/free/free.html )を参照。

とほ宿[編集]

旅人宿のうち、「とほネットワーク旅人宿の会」に入会している宿のこと。施設や営業スタイルは宿によって多様で、民宿風のところもあれば、ペンションやゲストハウスなどの趣といったところもある。大抵のとほ宿は比較的小規模で、談話室のように旅人同士の交流スペースを備えているといったような特徴もある。また、宿の造りや運営自体にオーナーの個性がにじみ出たような、特色のある宿も多い。全国にあるが、特に北海道に多く、ツーリングマップなどに紹介されていることから、ライダーなどがよく利用する。最近では、旅行会社のサイトなどで紹介されたり、とほ宿のみを紹介した冊子も発行されている。参照:とほネットワーク旅人宿の会


公共の宿[編集]

国民宿舎・休暇村・かんぽの宿が該当し、その他市町村立、都道府県立、各種組合立などある。国民宿舎は自治体などが設置する「公共の宿」である 公営国民宿舎(http://www.kokumin-shukusha.or.jp/ )と、国立公園協会が基準を作って指定している民営国民宿舎(http://www.minkoku.com/ )に分けられる。

自然公園内などの景勝地に建てられていることが多いのが特徴で、サービスは旅館・ホテルに比べ簡素なものが多いが、単なる安宿ではなく別料金で豪華料理に変更できる場合がある。

基本料金は¥6000程度といえるが、オプションプランにより様々である。

ゲストハウス[編集]

民家を改造したドミトリーと呼ばれる男女別相部屋の格安宿泊施設でバックパッカーなどに愛用されている宿泊施設である。

全国に散在するが、特に京都府と沖縄県に多く、沖縄本島や離島などでは長期滞在する人も多い。また、東京や大阪では元々日雇い労働者向けの簡易宿泊施設を改造して、ゲストハウスと称して外国人の宿泊に対応している施設もある。東京では台東区・荒川区の「山谷地区」に多く、大阪では西成区の「あいりん地区」に多く立地している。防災上や治安上の問題が指摘されることもあるので、利用には注意が必要である。

部屋に2段ベッドを並べた宿が多く宿泊者が占有できる面積はベッド一つ分のところが多い。簡易宿泊施設を改造して作られたゲストハウスでは、5平方メートルほどの広さであるが個室が提供される施設も多い。台所があって自炊ができるところが多く、一部では食事の提供もしている。

料金は¥1,000から¥3,000程度。地域相場として京都で一泊¥2,500程度、沖縄で¥1,500円程度である。

湯治場[編集]

温泉に併設されている宿泊施設である。普通の旅館のような施設もあるが、ここでは「自炊部」、「湯治部」と呼ばれる施設について解説する。日本各地の古くからの温泉地にこのような施設があるが、特に東北地方に多い。別府市にあるものは規模が大きく有名である。「湯治」という温泉を用いた療養のための施設であり、一週間を超える長期滞在が前提となっている場合が多い。食事は基本的に自炊で、そのための共同炊事場が設置されている。食材はスーパーマーケットや朝市などで調達する。大部屋や個室対応など、施設によって形態は異なる。旅館とは違い、寝具、浴衣、食器などは自分で持ち込まなければレンタルで借りる必要があり、料金が発生する(¥100から¥200程度であるが)。

料金は一泊¥1,500から¥3,000程度。

宿坊[編集]

一部の寺社に併設されている巡礼者・参詣者向けの宿泊施設。京都や高野山、四国霊場などに多い。基本的には旅館に似た構造で、寺坊の一部を客室した簡素なものから、専用の建物を設けた大きなものまである。

提供される食事は精進料理(仏教の伝統的な菜食主義の料理)であることが普通だが、地域によっては魚などを出すこともある。飲酒は一部を除いて不可。いくつかの禅宗の寺院では、座禅(瞑想)の教室が行われる。その他、写経や読経や滝行などの仏教的経験が出来る所もあるが、予約が必要である場合が多い。外国人を受け入れる体制は、高野山など一部を除けば、ほとんど整っていない。

料金は一泊¥5,000から¥10,000前後。


なお、一部の宗派では、その宗派の信徒・僧侶以外の者は宿泊することができない宿坊もある。そのような宿坊では、その宗派の信徒・僧侶の宿泊が無料(あるいは、料金は「志」程度)の場合がある。(食費は別途である場合がある。また、所属寺院の発行する証書が必要な場合もある。)

民泊[編集]

民泊というと、芸能人が突然一般宅に押し掛けて「泊めてください」という某局のテレビ番組を思い浮かべるだろうが、そうではなく、宿泊施設として提供されているケースについて取り扱う。例えば、田舎体験ツアー企画の中で、農業・漁業体験(グリーンツーリズム)のプログラムとして実際に農家や漁師の生活がどのようなものかを体験する上で、民泊が盛り込まれている場合がある。この他にもオリンピックや万国博覧会のような期間限定の大型行事の際、正規の宿泊施設が満室となった場合にキャパ不足を補うために一般住宅を緊急宿泊施設として提供されることもある。

当然のことながらタダで泊まれるわけが無く、ちゃんと宿泊費用を支払わなくてはならない。

2020年東京オリンピックに向けて民泊が注目されたが、その一方で同居者とのトラブルで事件が続出している。

ラブホテル・モーテル[編集]

最近では、ファッションホテル、ブティックホテル、アミューズメントホテル、レジャーホテル、デートホテル、カップルズホテル…などと呼称される、原則として、カップルで利用することが前提のホテル。旅館業法に基づいて通常のビジネスホテルなどとして登録されているホテルと、風俗営業法のラブホテルとして登録されているホテルとがある。「モーテル」というと、海外の場合には、自動車旅行を前提とした幹線道路沿いに設置される安価なホテルを差すが、日本の場合には、客室ごとに駐車場を持ち他の客に見られずに客室に出入りできるカップル専用の宿のことを差す。

原則として、18歳以上の成人の(主に)男女のカップル・夫婦が利用できるホテルであり、1人での利用や同性のカップルの利用、18歳未満の者の場合には、利用できないケースの方が多い。ただし、ビジネス客の1人利用や観光地の宿泊施設の予約が取れなかった場合の緊急避難的な宿泊などとして利用できる場合もある。男女のカップル・夫婦が宿泊目的で利用した場合、考え方によっては、通常のホテルより安上がりで済む場合や、室内のアミューズメント性を楽しめる場所でもあるので、宿泊を検討する価値はある。

ホテルの性質上、部屋のベッドはダブルベッドである。大都市の繁華街の裏や地方都市の高速道路のインターチェンジ付近に多く立地している。チェックインした後はチェックアウトするまで外出できないのが通常で、食事などはチェックインの前に済ませておく必要が有る。利用区分としては、休憩タイムと宿泊タイムがある。休憩タイムは通常3時間ほどの利用で、宿泊タイムは通常夜10時頃から翌朝9時から12時頃までの利用となる。「フリータイム」という制度も多くのラブホテルで実施されている。これは、平日の昼間などの時間帯に限り、何時間利用しても同一料金で利用できるという制度である。昼間に長時間の休憩をしたいカップルには、便利であろう。料金の支払いは、前払いか後払いかのどちらかであり、フロントで精算するタイプ、客室まで従業員が取りに来るタイプ、客室の中の自動精算機で精算するタイプ、客室の中のエアーシューターで精算するタイプがある。

料金は2人1組で、休憩タイムで¥3,000から¥7,000程度、宿泊タイムで¥5,000程度から¥10,000以上の所まで様々である。平日より土日祝日や休前日の方が料金が高めに設定されており、クリスマスや年末年始の時期などは割増しの料金が加算される場合がある。

仮眠が可能な施設(仮眠施設)[編集]

山小屋[編集]

富士山や南アルプスなどの高山では山小屋が設置されている場合があり、登山客の休憩所および落雷・雨などから身を守るための避難所としての役割を持っている。中には仮眠が取れるように簡易的な宿泊施設としての設備が整っている所もある。

主な特徴として「相部屋である(小屋によっては個室がある場所もあるが割高)」「有料シャワー有りの小屋もあるがお風呂はない」「食事は夜はカレー・朝はおにぎりなどの軽食が提供される」等といった点が挙げられる。深夜帯に登山をする人もいるので大半は24時間営業であることも特徴として挙げられる。

山小屋では必要以上に騒いだり、荷物を広げたり等をして場所を占有したりと他の休憩客の邪魔になるような行為を行わないように配慮する必要がある。また、「雨に降られずぶぬれの状態で小屋内に入ったり、濡れた服装のまま寝具に入らない」「自分で持ち込んだゴミは持ち帰る」といったルールがある。

ライダーハウス[編集]

オートバイや自転車などで旅をする人のための簡易な宿泊施設。特に北海道に多く見られる。原則として各自寝袋持参の男女雑魚寝だが、施設によっては男女別部屋や寝具付きの施設もある。無料~¥1,500程度の管理費を払う場合が多い。中には設置者が経営するとなりの食堂で食事をすれば無料で泊まれるといったところもある。

キャンプ場[編集]

アウトドアが手軽に満喫できるように炊事施設や水場、トイレなどが整備された場所。車が乗り入れできるようなキャンプ場をオートキャンプ場と区別する場合もある。管理施設に風呂(シャワー)や避難場所を設置した施設もある。しっかりした施設では炊事のための薪や貸しテントなどを用意している。

バンガロー・コテージ[編集]

キャンプ場に隣接した簡易な宿泊施設。炊事場所やトイレ、シャワーなどはキャンプ場の施設を活用するのが普通であり、寝具なども持参する。

仮眠施設付きの浴場・24時間営業のサウナ[編集]

一昔前の「ラドンセンター」のように、サウナやジャグジー、打たせ湯などいろいろな種類の風呂があり、食堂や娯楽施設などがついた浴場で、終夜営業の大規模入浴施設には座敷やリクライニングシートなどの仮眠スペースを併設している場合もある。浴場とサウナの区別はあいまいだが、さほど差はない。

このような浴場も仮眠施設として使えなくもないが、その大部分は夜中の2時を過ぎるあたりから超過料金がかかる仕組みとなっており、施設によってはカプセルホテルより割高になることもある。

ただし、当然入浴が原則自由のため、リラックスできることは利点である。

サウナは男性専用が多いが、一部に女性専用の施設もある。

インターネットカフェ・漫画喫茶[編集]

日本ではインターネットカフェは漫画喫茶を兼ねている場合が多い。24時間営業の店ではナイトパックという特別料金設定(6時間で¥1,000から¥1,500位が相場)をしている場合が多く、宿泊費を抑える目的では心強い存在である。多くの店ではシャワーを利用でき、歯ブラシ、シャンプーといった雑貨も販売しており、リクライニングシートで仮眠をとることができる。電車の終電に乗り過ごした時の一時しのぎの場所としては最適である(泥酔客は入店拒否される場合があるので注意)。

ネットカフェはインターネット利用が可能な喫茶店と言うのが本来の位置付けであり、仮眠がとれるような設備が整っている店舗も存在するが、あくまでも宿泊を目的とした施設ではない事に注意する必要がある。その為「他の客とは単純なパーテーションで区切られているが、各々プライベートを確保できる程度のものではない」「貴重品管理をしっかりしないと盗難の恐れがある」といった点は念頭に置く必要がある。

多くのインターネットカフェはチェーン店だが地方によって有名店が異なるため、あらかじめ検索するのが難しい。大きな繁華街には大抵あるが必ずしも中央駅の近くにあるとは限らないうえ、店によっては宿泊可能でも夜間も照明が明るく、個室ではない場合もある。

東京都の場合、条例により店舗ごとに利用者の本人確認(会員情報の再登録)が行われ、新規で来訪する際には身分証明書が必要になる。尚、同系列のネカフェの利用者で会員証を持っていたとしても支店毎に本人確認が行われ、また条例施行開始の2010年7月1日以前にその店に来た事があっても新規扱いとしてやはり本人確認が行われる。

映画館[編集]

ナイトパックと称して深夜営業をしている映画館もある。しかし殆どは治安の悪い場所にあるか、同性愛者のたむろする場所であること、アダルト映画が多いこと、場合によっては中途半端に上映が終わり、不便な時間に出なければならない例もある。


賃貸[編集]

マンスリー(ウィークリー)マンション[編集]

厳密に言えば宿泊施設ではないが、長期滞在を目的とした場合には選択肢に入ると考えられるので本記事で取り扱う。いわゆる週毎または月毎に契約する短期契約の賃貸マンションである。数か月単位での長期滞在を目的とした場合、ホテルや旅館に宿泊するよりも短期契約のマンションを借りたほうが滞在費用を安く抑えることができる。ビジネスホテルの一般的相場が一泊¥8,000に対し、マンスリーマンションを借りた場合、部屋のランクにもよるが日額換算約¥2,000~5,000程度である。ただし、契約の際には一般の賃貸みたいに敷金、礼金等の煩雑なものは無いにせよ、身分証明を求められることはある。取り扱っている主な不動産会社は、レオパレス21ツカサグループなど。

ゲストハウス(ルームシェア)[編集]

ゲストハウス(ルームシェア)、あるいはガイジンハウスと呼ばれる施設がある。一ヶ月以上の長期滞在者向けの施設であり、主に外国人を対象にしている。寝る場所さえあれば十分という人には良いだろう。アパートを借りるのとは違って、敷金や礼金は必要無い。個室が与えられる所と、部屋にベッドがたくさんあって数人で眠る所がある。シャワーやキッチンは共同となっている。通常は管理人がゴミを出してくれたり、掃除をしてくれたりする。ゲストハウスの多くは東京にあるが、地方都市にも物件がある。これらの施設を紹介している所は、サクラハウス外人ハウスジャパンがなどある。英字のフリーパーパーなどにも広告が掲載されている。

料金は東京都内の場合、場所や条件にもよるが月¥40,000から¥70,000程度である。

貸し別荘[編集]

高原地帯や海辺などに建てられた施設で、寝室と台所、風呂・トイレなどがあって、食料を持ち込んで自炊をする。隣接してバーベキュー場などを持つ場合もあり、野外活動を楽しめることもある。

車中泊[編集]

夜行列車[編集]

列車そのものは宿泊施設ではないがその代替機能を持っている。その代替機能を大きく分けると2つに分かれる。

1. 走るホテルといわれるブルートレインと呼ばれる寝台特急列車で、日本では寝台列車は高級な移動方法というイメージがある。例外なく全てが禁煙となっている。特に「ななつぼし in 九州」は人気が高く、旅行説明会がJR九州主催で行われるほどである。現在はブルートレインは臨時列車しかない。

  • 九州を半周または一周する「ななつぼし in 九州」

2. 年末年始、春季、夏季などの長期休業のシーズンには夜行快速という普通運賃だけで乗車できる夜行列車。ただし、これらは全車指定席となっているので事前に指定券を購入することが必要である。「夜行快速」は列車種別から言えば普通列車にあたるため、青春18きっぷでの利用が可能である。これも例外なく全てが禁煙となっている。

  • 「ムーンライトながら」(東京-大垣)
  • 「ムーンライトえちご」(新宿-新潟)

中・長距離フェリー[編集]

夜行運航のフェリーでは2等でも枕や毛布などの簡単な寝具が用意され、上級船室は寝台が設置されており、さらに上級な船室は個室にベッドやテレビが置かれており、宿泊施設と同様の働きをする。設備は船によるが、展望浴室が設置されている船もあり、海を眺めながら入浴出来る。レストランや軽食施設、映画の上映施設やゲームコーナーを備えた船もある。また、車移動による旅行でも、追加料金を支払うことで載せてもらうことが出来、なおかつ運転による疲れを癒したり高速道路料金、ガソリン代の節約も出来るという長所もある。

クルーズ船[編集]

浮かぶホテルといわれるクルーズ船は宿泊ばかりでなく食事や様々なイベントなどで乗客を楽しませてくれる。宿泊しながら移動もできるために、客室に荷物を入れたら旅行終了まで荷物を持ち運ぶことが必要ないのがクルーズの利点の一つである。

夜行バス[編集]

日本において、安い長距離移動手段としてもっとも普及している移動手段である。通常は「4列シート」という座席配置で中央に通路があり、2席づつ左右に席が配置されている。バスによっては「3列シート」と呼ばれる各席が独立したシートになっている場合があり、こちらは快適である。車内にトイレがあるバスと無いバスがある。トイレが無いバスは一定時間ごとにサービスエリア・パーキングエリアで休憩を行うので、その際にトイレに行くことになる。身長が180cmを越えるような人にとっては窮屈かもしれない。

道の駅(一般道)、サービスエリア・パーキングエリア(高速道路)[編集]

道の駅・SA・PAは運転中の休憩所として利用する事を目的とした施設であり、深夜運転や長時間運転を行って疲労が蓄積した際に休憩ができるよう、トイレや水、自動販売機などが設置されており、コンビニやお茶のサービスなど24時間営業を前提としている(ガソリンスタンドが24時間でない例もあるが)。この他にも諏訪湖SAのように温泉が設置されたところもある。

ドライブ旅行を前提とした旅行者やトラックの運送ドライバなどの為に、道の駅やSA・PAに宿泊施設が併設されたところもある。アメリカ式のモーテルが併設されているSA・PA - 東名高速足柄SA上り、名神高速多賀SA下り、関門橋壇ノ浦PA下り。

施設の駐車場で仮眠をとる人も居るが、施設のコンセントから電気を盗まないのは当然の事として、生活上発生したゴミを捨てたり、環境汚染や他人に迷惑にならないようエンジンを止めるといった配慮が必要である。ゴミの放置ほか迷惑行為や盗難等のトラブルが多発して問題となっており、仮眠自体が禁止された場所もある。