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台湾一周旅行

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これは「旅行プラン」の記事です。

台湾一周旅行は、環状の鉄道あるいは発達した道路網と高速バスで台湾島を一周する旅行プランである。


分かる[編集]

台湾島は南北に長いサツマイモのような形をしていて、中央を高い山地が貫き西は広い平野で東は海岸沿いがわずかな平地となっている。この東西のそれぞれの平地を貫くように鉄道が敷設され南北でつながり台湾島を一周する(東部幹線・西部幹線(縦貫線)・南廻線)形になっている。鉄道は日本ほどではないものの比較的時間には正確である。また高速道路や一般道も整備され、高速バス網も発達している。特に西側については高鉄(台湾新幹線)が台北から高雄左営をつなぎ、高速バスもいくつもの会社がサービスを競っている。逆に東側についてはあまり選択肢がなくやや不便である。ともかく九州ほどの大きさの島で交通網も発達しているので、無理をすれば丸一日で一周が可能なほどだ。この中で魅力的な各地方を訪ねながら旅をすることになる。以下各交通機関について利点と欠点を挙げていこう。


一周旅行のための主要な交通機関の比較
利点 欠点
台湾鉄道

(在来線) [1]

  • 台湾島を一周しているので便利に使うことができる。
  • 特に東部では高鉄(新幹線)もなくバスも不便なため最も頼りになる。
  • 多少の遅れはあるが比較的時間に正確。
  • 特急でも時間がかかり(台北から高雄で4時間半)バスとそれほど変わらないのに割高である。
  • 土日休日などでは席がとりにくく立席になることが多い。
  • それほど本数が多いわけではない。
高速鉄道

(新幹線) [2]

  • とにかく速いこと。台北から高雄をわずか1時間半でつなぐ。
  • 本数が多く時間にも正確なので、スケジュールが組み立てやすい。
  • 他の交通機関に比べてかなり割高である。
  • いくつかの駅が在来線の駅や市街から離れている。
  • 台湾西部のみ。
  • 単なる無機質な移動といった感じで、旅情を味わうというには程遠い。
高速バス

[3]

  • 各路線をいくつもの会社が競っているのでさまざまなサービスや料金の選択肢がある。
  • 他の交通機関に比べて割安である。
  • 鉄道がカバーしていないような小さな町にも、ほとんどの場合何らかの路線が通っている。
  • 主要都市間の路線であれば発着本数が多いので、時刻を確認せずにターミナルに行ってもあまり待たずに乗れる。
  • 鉄道に比べて、座席の売り切れということが起こりにくい(春節の前後など一定の時期を除く)。
  • 当然のことながら最も時間がかかる上に、交通状況によって遅れが生じることがある。
  • バスターミナルの場所がわかりにくいことがある。
  • 台湾東部についてはそれほど便利ではない。


準備[編集]

持ち物[編集]

  • 台湾中のどこにいても数時間もあればいわゆる先進国の都市に出ることができるのでそれほどシビアに考える必要はない。
  • 日本語のガイドブックは台北以外の情報は少ない。中国語のガイドブックもけっこう意味がわかるので持っていくのもいい。あるいは各地の観光案内所に日本語のガイドマップがおいてあることも多い。
  • 台北に比べると地方では英語などが通じにくくなる。旅行会話集など用意する。あるいは漢字を使っているのでメモ帳を用意して漢字を書けば、ある程度の意思の疎通ができる。

切符[編集]

  • 在来線の台湾鉄道は土日休日になると着席の特急券が取りにくい。長い区間に乗るのであればあらかじめ買っておいたほうがよい。
  • 環島週遊票という周遊券がある。台鉄で台湾一周できるチケット(高鉄は不可)で普通に切符を買うよりいくらか安い。ただし、後戻りできない・切符は7枚つまり途中下車は6回まで・15日以内という制限が付く。

宿[編集]

  • ガイドブックやインターネット上には中・高級の一部の宿の情報しかない。安宿を探すのであれば現地での予約がおすすめである。
  • 大きな駅には観光案内所があるが、17:00で閉まってしまう。
  • 台湾一周旅行の場合にも、一般には「駅やバスターミナルの周りで宿を探すと見つかりやすい」といった、いわば旅の黄金律が見事に当てはまる。個人的な体験を普遍化するのはやや危険かと思うが、特に東部台湾の場合、駅周辺は古くから営業している旅館が必ず一軒や二軒はあり、年配の主人が日本語が堪能という場合がままあるので、遅い時間に着いた場合にはそのような宿を中心に当たってみるのも手である(ただしあくまでも一般的なパターンであり、花蓮市台東市のような例外もある。これらの街は現在主に使われている駅(新駅)周辺より、旧駅周辺、あるいはかつて駅が「あった」あたりにそのような地区が発達している)。

出発する[編集]

台湾の地図

日本からの旅行者の場合、国際空港のある台北・桃園か松山、高雄小港が出発点になるが、前者が圧倒的に便利なので台北出発とする。また時計回り・反時計回りとどちらも選択が可能だが、まずは見所の多い西部を先にする反時計回りコースで見ていくことにしよう。

なお、日本から台湾へ行って一周する場合であれば、起点を台北市ではなく、桃園国際空港にするのも手である。空港からも台中行きのリムジンバスがほぼ30分に1本程度の割合で出ており(国光客運をはじめ数社が運行している)、空港からは台中市までは約2時間、車内で流しているDVDの映画をちょうど観終わる頃に台中のターミナルに到着する。

起点を台北市にすると、時計周りの場合を除いてどうしても台北・桃園間で手戻りが生じてしまう。交通の便の発達している西部から反時計回りに島内を一周し、台北市で観光を楽しんだ後空港に向かう、というのが台湾一周のポピュラーなパターンかと思うので、高速鉄道を利用するとか、鉄道にこだわるとかいった場合でなければ空港から台中への直行といったパターンも一考に値するはずである。

ただし、羽田空港・台北松山空港間のシャトル便を利用する場合は全く話が異なってくる。松山空港は台北市の市街地にあり、台北駅や台北駅近くの国光客運のバスターミナルからも比較的近く、かつ両地点がMRTで結ばれていて簡単に移動できるため、羽田・台北松山のルートを使う場合は基点を台北市にするのが圧倒的に便利である。

鉄道に乗る/バスに乗る/ドライブする[編集]

以下では全行程を区切っているが、台湾は九州ほどの広さであり途中を飛ばして先に行くことも十分可能である。例えば台北から対極の高雄まででも台鉄特急で4時間半・新幹線なら1時間半、交通の不便な台東でも特急で5時間半・飛行機で1時間弱だ。ちなみに(「テッチャン」以外の人でそのようなことをして喜ぶ人もまずいないと思うが)、早朝台北市を出発し、途中特急などを乗り継いで、丸1日で台湾本島を一周することも理論的には可能である。

台北から台中へ行く[編集]

出発点の台北も見所は多いがまた来れるところなので、一周旅行をするとなればよほど見たいところ以外は後回しにしてしまった方がよい。台北を出ると桃園県新竹県苗栗県を通って台中にたどり着く。高鉄の台中駅は市街からかなり離れているのでやや不便である。

列車で[編集]

途中の竹南で山線と海線に分かれる。分かれた二線は彰化の手前で再び合流する。苗栗・三義・台中などは山線沿いにある。

バスで[編集]

わかりやすいのは国光客運のバスを利用するパターン。バスターミナルは台鉄台北駅の南西方向すぐ、忠孝路と重慶路が交わるあたりにある(「東站」と「西站」の2つのターミナルが隣り合わせであるが、東站は主に桃園国際空港及び基隆方面のターミナルなので間違わないように)。

台中から嘉義へ行く[編集]

北回帰線標塔(嘉義市)

台中自体はあまり見所がない。ここからバスで南東に向かうと南投県で名勝の日月潭がある。そちらにそれずに台中から西部幹線でそのまま南にいくとすぐに彰化にたどり着き、そこからバスで西に向かえば清朝時代に繁栄しかつての趣きを残す鹿港に寄り道することができる。

嘉義は北回帰線上に位置する街として有名。市の西のはずれ(正確には隣の町)に北回帰線の標塔があるのでちょっと寄り道してみてはどうだろうか? 嘉義駅前からバスで近くまで行けるが、駅前からタクシーを拾って往復してしまうのが手っ取り早い。タクシーなら往復で300元くらいである。


日月潭・埔里鎮・集集線に寄り道する[編集]

台中からバスに乗って南東に行くと台湾の中心である埔里にたどり着く。ここから南にいけば日月潭はすぐだ。帰りは湖の西側の水里の街からバスかローカル線の集集線で西部幹線につながる。あるいは埔里まで戻った後、台中までは戻らずに南投草屯で乗り換え、彰化や鹿港に出る彰化客運のバスもある。

嘉義から台南へ行く[編集]

嘉義は有名な山岳鉄道である阿里山鉄道の出発点になる街である。

阿里山に寄り道する[編集]

阿里山森林鉄道

阿里山の見所は登山鉄道と日の出だ。鉄道は平日1日1便(13時半発)・土日で2便(9時発・13時半発)で帰りは平日1便(13時18分発)・土日2便(13時18分発・13時40分発)、所要時間はそれぞれ3時間半かかる。バスなら所要2時間で1時間おきに出発する。どちらにしても阿里山を楽しむなら丸1日程度は時間が必要になる。


澎湖島に寄り道する[編集]

澎湖島は台湾の西にある島でふつうは飛行機で行く所だが、嘉義県布袋鎮から70分、台南市の安平港から2時間弱あるいは高雄市の高雄港から4時間の船便がある(ただし高雄市からのフェリー以外は夏季のみの運行)。

台南から高雄へ行く[編集]

台南は台湾の古都で見所も多いし、庶民の味を中心とした美食の街としても広く知られる。ぜひとも宿泊して台南市や周辺の見どころの散策、プチ・グルメなどを楽しみたい。

高雄から台東へ行く[編集]

高雄は台湾第2の都市であり見所も多い。ここから台湾最南端の屏東県墾丁国家公園に寄り道することもできる。

墾丁国家公園に寄り道する[編集]

台東から花蓮へ行く[編集]

台東の街自体は見所は多くないが、原住民が多かったり西部の街とは雰囲気が違う。かつては台東まで行けば台湾通などとも言われたそうだ。また近くには日本統治時代以前から続き景色の美しい知本温泉がある。台東から南東にある離島の緑島へ航空便またはフェリーが、蘭嶼島へは航空便がある。台東から花蓮まではバスと鉄道がある。直通のバスは極めて少なく、乗り継ぎでもあまり多くない。海線と山線があり海線は窓から見える太平洋が美しく寄り道も楽しい。山線は途中においしい米の産地として有名で、弁当が名物となっている池上郷がある。鉄道は山線を通る。

バスで[編集]

台東と花蓮を結ぶ「花東公路」は、上述のように途中山線海線の2つのルートに分かれる。どちらのルートにもバスは走っているが、いずれも本数が少ないので、あらかじめターミナルで時間を調べておき、それに合わせて出発の準備をするとよい。台東市のバスターミナルは駅(旧駅)のすぐ近くにある。山線は途中池上、玉里、瑞穂などの町を、また海線は途中東河、成功、豊浜などの町をそれぞれ経由する。

山線も海線もそれぞれ違った趣があるが、台湾東部は海岸線がきれいなことで有名なので、あえてどちらかと言われれば、海線の方を薦めたい。海岸線すれすれのところ、中には切り立った崖のようなところに道路が作られており、そこをバスが縫うように走って行く。途中、太平洋の荒波が削り取った奇岩なども見ることができ、天気さえよければ、実にのどかで風光明媚な景色がつづく。

ただし、海線はその構造上自然災害に弱く、がけ崩れなどで寸断されることもままある。また復旧工事で片側車線が閉鎖されることもあり、対向車の通過待ちや代替ルートの使用などで予定時間を大幅に超過することもあるので注意したい。花蓮のバスターミナルは駅(新駅)のすぐ隣にある。旧市街までは約2km、歩いて歩けなくもないが、大きな荷物を抱えて移動するにはやや遠いので、やはりバスを利用した方がいいだろう。

緑島・蘭嶼島に寄り道する[編集]

花蓮から宜蘭へ行く[編集]

花蓮からは太魯閣国家公園に寄り道ができる。花蓮から宜蘭にむかう途中の蘇花公路は陸側も海側も断崖絶壁となり雄大な光景だが現在バスは運休中の模様。鉄道はトンネルが多いようだ。また途中の蘇澳には世界でも珍しい冷泉がある。

宜蘭から台北に戻る[編集]

宜蘭と台北の間には雪山山脈が横たわっている。バスならこれを抜ける雪山トンネルを通り1時間ほどでつく。鉄道では山を避けて海岸を大回りするのでもう少し時間がかかる。この場合は途中の平渓線あるいは瑞芳鎮九份金瓜石)・基隆などに立ち寄ることもできる。

気を付ける[編集]

  • かつて台南から台東へ山越えのバスがあったが廃止になってしまった。
  • 花蓮と宜蘭間のバスは現在は休止中である。

帰る[編集]

この記事「台湾一周旅行」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。