ヴィリニュス
ヴィリニュス(ビリニュス、Vilnius)は、バルト三国のひとつであるリトアニアの首都。
分かる[編集]
戦間期にカウナスが「臨時首都」とされた時期を除き、中世から長くリトアニアの首都として発展してきた。人口およそ56万人で同国最大、経済の中心でもある。歴史的にポーランドとのつながりが深く、バルト三国のほかの首都(タリン、リガ)のようなドイツ・ハンザ同盟による影響も受けていない。「小さなローマ」とも呼ばれる美しい街並みの旧市街は、1994年にユネスコの世界遺産(ヴィリニュスの歴史地区)に指定された。
2015年1月1日より、リトアニアはユーロ導入国となった。本記事内には旧通貨リタスでの記述が残るので注意してほしい(1リタスは約0.3ユーロ換算)。
- 春:
- 夏:湿度は低めで、からっとした天候が続く。寒暖の差が激しく、日中は汗ばむほどの陽気となるが、朝晩は肌寒く感じるまでに冷え込むこともあるので、パーカーなど上に羽織るものを1枚持参すると重宝する。なお、8月頃だと日没が21:00前後なので、日中かなりの時間を観光に費やせる。
- 秋:
- 冬:
観光案内所等[編集]
- ツーリストインフォメーション — 空港内、カテドラル前の広場、タウンホール(市庁舎)の1階など、観光客が集まりそうな所数か所にツーリストインフォメーションがある。緑の地に白抜きの「i」の文字が目印。ここで無料でもらえるヴィリニュス中心の観光マップが非常にわかりやすくスグレモノなので、地図をもらうためだけでも立ち寄る価値がある。
飛行機で[編集]
日本からリトアニアへの直行便はないので、ロシアや他のヨーロッパ諸国の空港を経由することになる。リトアニアへは、フィンランドなどの周辺諸国や、イギリス、スペイン、ベルギーなどからの路線が就航している。ヴィリニュス国際空港は、市の中心部から7Kmほど離れたところに位置している。
空港から市内へのアクセス[編集]
空港から市内へのアクセス手段としては、主に鉄道、路線バス、タクシーがある。
- 鉄道で
- 空港から約100mのところにヴィリニュス国際空港駅 ( Vilniaus oro uosto geležinkelio stotis ) があり、約8分でヴィリニュス駅に到着する。この駅は無人駅で、切符は車内で購入する。料金は€0.72。空港から駅まではアーケード付の歩道が整備されており、電車のピクトグラムに沿って歩いていけば簡単にたどり着くことができる。なお、空港から中央駅行きの電車は1時間に1本程度しかなく、便があまりよくない。ヴィリニュス国際空港 ( Vilnius-airport )
- 中央駅発、空港駅発の列車の時刻表は、それぞれ以下のとおり。
- 中央駅発空港駅行き
- 05:45、07:50、08:50、09:35、10:50、11:45、12:48、13:30、14:06、14:50、16:00、16:57、17:45、19:20、20:10、21:40
- 空港駅発中央駅行き
- 05:57、08:02、09:02、09:47、11:02、11:57、13:00、13:42、14:18、15:05、16:12、17:09、17:57、19:32、20:37、21:52
- バスで
---空港から町の中心部へ---
- 町の中心部へのバス路線は3つ程度しかないが本数が多い。つまり、中心部に向かうには、電車を利用するよりもバスを利用した方がはるかに便利である。直近の電車やバスの時刻は空港出口にある電光掲示板で確認することができる。バス停は空港の建物のすぐ目の前にある。何系統かのバスが運行されているので、目的地に向かうバスがどれか、空港内のツーリストインフォメーションであらかじめ確認しておくとよい。
---町の中心部から空港へ---
- 行き先表示にリトアニア語で「Oro Uostas」と表示されていれば、そのバスはヴィリニュス国際空港から来たもしくは向かうバスである。VilniusTransport
- minibus で
- TOKS offerstというバス企業が「minibus」を利用した空港連絡バス路線を運航している。URL先は最新の時刻表である。Time table
- タクシーで
- 大きな荷物を抱えている場合や、目的地に迷わずに効率的に移動したい場合などは、タクシーの利用が便利。バス同様、空港の建物のすぐ目の前にタクシープールがある。後々のトラブルを避けるためにも、目的地までいくらくらいかかるか、事前にツーリストインフォメーションやタクシードライバーに確認しておくとよい。
列車で[編集]
バスで[編集]
- 同国内や周辺諸国との間を移動するためのバス路線は、Lux expressおよびECOLINESが運行。Lux express・ECOLINES
- チケットは、Lux expressまたはECOLINESの公式サイトのほかautobusubilietai.ltでも購入が可能。[1]
- ヴィリニュスのバスターミナルは、トロリーバス各線も発着する鉄道駅すぐ横。国内や周辺諸国の他はるばるロンドンやローマなどからの長距離バスもやってくる。ターミナルには、コンビニやカフェなどが入る商業スペース、ATMがあり、無線LANも無料で利用可。24時間オープンではないが、待合室は早朝から深夜まで開いている。
バルト三国で唯一内陸に開かれた首都のヴィリニュスにはフェリーや客船が出入港する港は存在しない。
タクシーで[編集]
1kmあたり1.25~2リタスで、2~4リタスの初乗り料金がある。市内中心部の移動は約10リタスから。
バスで[編集]
約50路線あるが、観光客が利用するような路線は少ない。チケットはキオスクで買うと2リタス、車内で買うと2.50リタス。チケットは1回の乗車に有効。チケットは運転席の近くにある印字機に入れて印字をすること。
バスに乗り放題の定期券(Terminuotas Bilietas)があり、料金は24時間13リタス、72時間23リタス、240時間46リタス。購入場所は限られており、中心部ではヴィリニュス駅前にあるチケット専門のキオスクで購入できる。
トロリーバスで[編集]
1番から20番までの路線があり、15番は欠番。チケットの料金はバスと同じ。チケットは必ず印字機に入れて印字すること。前述の「動く バスで」で紹介した定期券も使える。
アッパーキャッスル跡 (ゲディミナス城址)
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地図
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14世紀初頭、現在の旧市街の北にある丘の上に建造された城の遺構。当初は木造の城郭で取り囲まれており、十字軍の攻撃にも耐えたが、15世紀に石造りのものに造り替えられた。その際、丘の麓にローアーキャッスル(現在のリトアニア大公宮のあたり)が建造されると同時に城郭も現在のカテドラルあたりまで拡張され、より堅固な城塞として町のはずれに君臨した。その後城としての重要性が徐々に失われ、17世紀半ばの北方戦争でモスクワ大公国に破壊されてからは再建されることなく、そのまま放置された。現在では、第二次大戦後に再建された往時の監視塔の一つ、ゲデミナス塔と城郭の一部を残す城址公園となっている。
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所在 旧市街の北
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電話
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WEB
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開場時間 7:00~23:00(城門は23:00に閉門)。
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料金 ケーブルカー€1.5(往復料金)
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- ゲディミナス塔 — ヴィリニュスのランドマーク的存在である、中世の城にあった監視塔。塔自体は第二次大戦後に再建されたものである。内部がミニ博物館になっており、かつての城郭の模型や中世の甲冑などが展示されている。徒歩もしくはケーブルカーで登る高台にあり、塔の屋上からはヴィリニュス市街を一望できる。 所在 Arsenalo 3a gatve, Vilnius 時間 10:00~19:00(5月~9月)、10:00~17:00(10月~4月)、無休。 料金 €2(5リタス) 地図
リトアニア国立博物館
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地図
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キャッスル・ヒル頂上に行くケーブルカーの乗り場近くにある博物館。武器庫として使われていた全長130mほどの細長い建物を博物館として開放しており、かつての城壁の上に沿って建っているため、建物自体が多少湾曲している。1階部分は19世紀頃に描かれた貴族の肖像画や中世の戦いを再現したジオラマや武器類、エジプトのミイラなどを展示している(体系だった展示というより、どことなく展示物を寄せ集めたような感がある)。2階部分は1階部分よりもう少しテーマがはっきりしていて、リトアニア国内の地方ごとの衣装の展示や、各地方の一般的な民家の中を再現した展示、宗教関連の展示や、変わったところでは各地方に伝わる巣箱の展示などがある。2階部分の方が体系だった展示で面白い。それほど大きな博物館ではなく、30分から1時間もあればゆっくり見て回れる。
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所在 キャッスル・ヒルの麓。
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電話
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WEB
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開場時間 10:00~18:00。月休み。
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料金 €2。
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リトアニア大公宮
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地図
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かつてのローアーキャッスルのあたりに建てられた宮殿。建物のうち地下の部分(日本の1階部分と地下部分に相当)は、かつて築かれた城郭や下水溝などの発掘された遺構を順路に沿って見学できるようになっている。展示物の中には中世に使われた木製の下水溝なども残されており、当時の土木技術の高さを知ることができる。順路の途中には時代ごとの城の模型が展示されており、時代とともに城がどのように拡張されてきたのかを目で追うことができて面白い。
地上階(2階部分と3階部分)は実際に使われていた宮殿の内部タペストリーやテーブルなどの調度類、絵画、武器などが展示されている。展示品の数と価値は隣接している国立博物館を上回るほど。ヴィリニュス観光で必見のスポットの一つ。
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所在 Senamiestis Vilnius
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電話 (+370-5) 212- 7476
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WEB [2]
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開場時間 火、水、金、土:10:00~18:00。木:10:00~20:00。日:10:00~16:00。月休み。
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料金 €2.9。
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ヴィリニュス大聖堂
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地図
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カトリックの大聖堂。古代の神殿があった場所ともいわれ、13世紀に十字軍の弾圧から逃れるため、リトアニア大公ミンダウカスがキリスト教会として建造した。現在の建物は18世紀に大改築されたときのものだが、年代の割にはまだ比較的新しい印象を受ける。壁面には、十二使徒の肖像画や聖書をテーマにした絵画が何枚も飾られている。静かで落ち着くので、街歩きに疲れたときの休憩場所としても使える。
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所在 Katedros a. 1
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電話
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WEB [3]
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開場時間 7:00~19:00
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料金 無料。
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ヴィリニュス大学 (Vilnius University)
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1579年にイエズス会によって創立された、バルト三国で最古の大学。創立当初からのキャンパスは16世紀から18世紀にかけて建物が整備されてきており、時代ごとに異なる様式の建物が混在している。また、図書館にはリトアニア最古の本を含む貴重な書物が多数収蔵されている。入場料を払えば、本館の天井画などを含むキャンパスの一部を見学することができる。
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所在 Universiteto str. 3 Vilnius
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電話
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WEB Vilnius University
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開場時間 3月~10月:9:00~18:00、11月~2月:9:30~17:30
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料金 €1.5
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聖アンナ教会
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地図
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15世紀末に建造され、大きな改造などがなされていないゴシック建築の傑作と評される教会。ナポレオン・ボナパルトに「パリへ持ち帰りたい」と言わしめた、との逸話も。赤レンガと漆喰で作られた建物自体と、古めかしい木製の祭壇、ステンドグラスが美しい。
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所在 8 Maironio g, Vilnius
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電話
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WEB [4]
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開場時間 11:00~18:00(3~9月)、17:00~19:00(10月~4月)
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料金
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夜明けの門
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地図
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かつて街を守った9つの門のうち、唯一現存するもの(ヴィリニュスの城壁は、帝政ロシア時代に壊された)。内部の2階にあるチャペルには、奇跡を起こすと信じられている聖マリア像があり、多くの信者が訪れる。観光客も入ることができるが、とても神聖な場所であり礼拝をする多くの人々の邪魔にならないよう心掛けたい。
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所在 Ausros Vartu gatve 14, Vilnius
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電話
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WEB
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開場時間
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料金 無料。
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KGB博物館 (The Museum of Genocide Victims)
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地図
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1944年からリトアニア独立が果たされる1991年まで、旧ソ連の秘密警察KGBが使用していた建物。1階と2階はソ連時代に圧政に抵抗しシベリアなどの強制収容所に送られたリトアニア人の生活の様子などを撮影した数々の写真や収容所内での作業で作った刺繍、監視員の制服、KGBのスパイ用具や電話盗聴器を部屋に仕掛けるときに使用した工具類、KGBのスパイがどのような職業の人間に変装して街に侵入していたか、あるいはスパイ用具を実際どのように用いていたかを説明したパネルなどを主に展示している。いくつもの部屋に仕切られた展示室の内部には小さな写真などが多数展示されており、それだけではどのようなテーマの展示なのかにわかにはわからないので、入口にある説明(英語とリトアニア語)をざっと読んでから中の展示を見るといいだろう。
博物館の地下には、KGBが実際に使っていた地下牢がそのまま残されており、雑居房や水牢、外に悲鳴が漏れないように防音加工が施された拷問室や実際に使われていた拷問具、監視室、中庭の運動場や処刑室などを見学することができる。処刑室では、重苦しい音楽とともに、当時実際どのようにして政治犯を処刑していたかを再現したビデオが流れている。人によっては気持ちが悪くなるかもしれないので、見学の際にはそれなりの覚悟で訪問を。
少々気が滅入るかもしれないが、貴重な歴史の証言として見ておく価値はある。日本にいたのでは決して体感することのできない共産主義時代のとても重苦しい雰囲気と、それが故の独立や自由の尊さといったものを感じさせずにはいられないスポットである。外壁には、この建物で銃殺された人々の名が刻まれている。
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所在 Aukų str. 2A, LT-01113 Vilnius
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電話 +370 5 249 8155
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WEB The Museum of Genocide Victims
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開場時間 10:00~18:00(日曜17:00まで、月・火休)
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料金 €4(6リタス)
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ウズピス地区 (Užupis)
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地図
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市の東側、ヴィルニア川の向こう側にある地区で、ウズピス("Užupis")というのはリトアニア語で文字通り「川の向こう側」という意味を表す。1990年代頃から、芸術家たちが多数住みついてアトリエを作ったことで知られており、さしずめヴィリニュスのモンマルトルといったようなところである。1997年に地区の住民が「独立宣言」をして「ウズピス共和国」を名乗っており、独自の「旗」や「通貨」、「憲法」、「大統領」や「内閣」などを定めている。毎年4月1日には、独立記念日となる「ウズピス・デイ」を祝っている(もちろん4月1日というのがミソ)。
41条の条文からなるここの憲法もなかなかユニークで、「第3条 人は誰もみな死ぬ権利があるが、義務ではない ( 3.Everyone has the right to die, but this is not an obligation. ) 」「第12条 犬は犬であ(り続け)る権利を有する ( 12.A dog has the right to be a dog. ) 」などの条文が定められている。芸術家の町らしく、所々に壁画が描かれた建物があったりするのも特徴的。町の入口には、角笛を吹く天使のモニュメント(右画像参照)が建てられている。
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所在 市の中心部の東側。
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ハレス市場 (Halės Turgavietė)
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生鮮食品から衣料や雑貨に至るまで、大きな建物に数多くの店が入店し活気ある市場。
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所在 Pylimo g. 58/1 ヴィリニュス駅から北東へ徒歩10分ほど、夜明けの門から西へ徒歩5分。
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電話
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WEB
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営業時間
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値段
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マキシマ (Maxima)
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リトアニアで展開するスーパーマーケット。写真はヴィリニュス駅で、駅の地下にマキシマがある。ノボテル ヴィリニュス センターホテル(後述)付近などにもマキシマがある。マキシマはブルガリア、エストニア、ラトビア、ポーランドにも展開している。
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所在 ヴィリニュス駅地下など。
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電話
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WEB [5]
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営業時間
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値段
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食べる[編集]
おすすめ[編集]
ドイツの飛行船にちなんだ名前と言われるツェペリナイ
以下のようなリトアニアの名物料理を、市内各所のレストランで味わうことができる。
- コルドゥ-ナイ — マカロニとワンタンの合いの子のような料理で、水餃子にも近いと言えば近い(店によるのかもしれないが、サイズは結構小さめ)。ゆでたものにクリームソースなどをかけて食べる。
安食堂[編集]
マクドナルド (McDonald's)
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地図
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ヴィリニュス駅前にあるマクドナルド。バスターミナルからも近く、裏に中級ホテルのパノラマ(写真の左側奥の建物)があるため、バックパッカーの利用が多い。ローカルフードを扱っているという訳でもなく、メニュー自体は他の国のマックと大した違いはない(その意味では面白みに欠ける)。なお、駅前以外にも、市の中心部、ノボテルを挟んで道の向かい側にも店舗がある。
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所在 Seinų gatvė 3 Vilnius 02100 Lithuania
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電話 +370 5 233 4553
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WEB [6]
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営業時間 24時間営業。
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予算 €5~10前後。
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SENOJI KIBINENĖ
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地図
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パイ生地にポークやチキンなどの具材を包んで焼いた餃子のオバケのような食べ物("Kibininė")を主に扱う店で、市内に何か所かチェーン店がある。Kibininė自体は本格的な食事というよりもスナック感覚の食べ物で、多少お腹を膨らませたければ違うテイストのものを1つづつ、2個くらい頼むとよいだろう。外側のパイ生地が多少パサパサしているが、味は結構いける。飲み物や他の食べ物とのセットメニューもある。
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所在 Tiškevičiaus g.22; Trakų Vokė(ノボテルの裏手、タウンホールに続く道の道沿い。)
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電話
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WEB [7]
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営業時間 月~金:9:00~21:00。土:10:00~21:00。日:10:00~20:00。
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予算 €5前後。
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トラットリア・ディ・ラベッロ (Trattoria Di Ravello)
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地図
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市庁舎(タウンホール)からカテドラル方面へと抜ける道沿いにあるイタリアレストラン。本格的なイタリア料理のほか、プリモ・ピアット(メインディッシュ前の一品)の扱いでコルドゥーナイ(水餃子)などのローカルフードも扱っている。もちろん、ピザなども楽しめ、味もそこそこうまい。なお、この辺りの一画には同じような感じのレストランが軒を連ねて営業している。
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所在 Pilies 20 Vilnius
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電話
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WEB [8]
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営業時間
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予算 €15~20前後。
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コーヒー・イン
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バルト三国内で店舗を展開しているコーヒーのチェーン店で、さしずめバルト三国のスターバックスやドトールといったような位置づけの店。ヴィリニュスにも22店舗があり、町の中心部を歩けば必ずどこかで目にすることができる。メニューやサイズにもよるが、コーヒーの値段は大体€2前後。システムもスタバなどと基本的に変わらないので、旅行者も気軽に利用することができる。街歩きの際の休憩場所としても利用価値が高い。
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WEB [9]
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泊まる[編集]
パノラマ (Panorama Hotel)
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地図
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ヴィリニュス駅前にある全224室のホテル。料金が手頃でバスターミナルからも近いため、バックパッカーの宿泊が多い。客室には高級感がなく狭いが、ドライヤーなど必要最低限のものは揃っている。地元資本のミコテルグループが運営しているホテル。
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所在 Sodu str. 14, Vilnius LT3211, Lithuania
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電話 +370 5 233 8822 FAX +370 5 233 8832
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WEB [10] e-mail [11]
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時間 チェックイン 14:00 チェックアウト 18:00
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料金 US$48~。
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コンフォート ビリニュス (Comfort Vilnius Hotel)
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地図
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ヴィリニュス駅から約200mのところにある、ミコテルグループが運営しているホテル。古いレンガ造りの建物の内装を改装してホテルにしている。全57室。白壁にウッド調の家具でまとめられた客室で、スタンダードだとやや手狭だが部屋自体は清潔。ただし防音があまりよくなく、隣の部屋のテレビの音とかがよく聞こえてくる。特に水回りの音がとてもよく響く。駅(及びバスターミナル)と市庁舎広場の中間あたりにあり、どちらへも歩いて400mほどと、とても便利なロケーションにあるので、鉄道やバスでの移動を考えている人にはお勧めの宿。Wi-fiもつながるが、若干電波が弱く、時間帯によっては使用中に切れてしまうこともある。なお、ヴィリニュスにはもう1軒コンフォートホテル(後述のコンフォート ホテル LT)があり、ミコテルグループが運営のコンフォートとは全く別のホテルなので注意が必要。
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所在 Gėlių str. 5, Vilnius LT3211, Lithuania
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電話 +370 5 264 8833 FAX +370 5 264 8832
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WEB [12] e-mail [13]
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時間 チェックイン 14:00 チェックアウト 12:00
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料金 US$60~。
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コンフォート ホテル LT (Comfort Hotel LT)
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地図
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日本など世界中でホテルを展開するチョイスホテルズインターナショナルが運営の、ヴィリニュス駅付近に2012年に開業したホテル。客室はハードロック・ホテルを髣髴させるデザイン。
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所在 Mindaugo str 27, Vilnius, LT, 03212, Lithuania
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電話 +370 5 250 5111 FAX +370 6 859 8920
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WEB [14] e-mail [15]
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時間
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料金 US$67~。
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ノボテル ヴィリニュス センター (Novotel Vilnius Centre)
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地図
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日本など世界中でホテルを展開するアコーホテルズが運営の、ヴィリニュス市内中心部にあるホテル。ヴィリニュス駅から北方向に約1.8kmのところに位置している。客室は機能的ですっきりとしていて使いやすい。観光やショッピングにも便利な立地。
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所在 Gedimino av. 16 LT-01103 VILNIUS LITHUANIA
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電話 +370 5 266 6200 FAX +370 5 266 6201
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WEB [16] e-mail [17]
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時間
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料金 US$100~。
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最高級[編集]
ラディソンBluアストリヤ (Radisson Blu Astorija Hotel)
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地図
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旧市街の中心、市庁舎広場に面した通りに建つ、1901年の開業の際に建てられた建物を改装して1998年にラディソンのブランドに加わった、リトアニアで一番の最高級ホテル。ホテルの隣にトルコ大使館がある。ヴィリニュス駅から徒歩約7分。メインストリートを臨むレストランとバーが特徴。2007年5月26日に天皇の明仁と皇后の美智子がヴィリニュス訪問の際に宿泊している。このホテルを運営するスカンジナビア航空グループのRezidor Hotel Groupは2009年6月1日にホテルブランド名をラディソンSASからラディソンBLUに変更したが、2009年10月当時、ホテルの正面入り口には「ラディソンSAS」と表示されていた。現在は「ラディソンBLU」と表示されている。119室。
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所在 Didzioji 35/2
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電話 +370 5 212 0110 FAX +370 5 212 1762
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WEB [18]
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時間
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料金 US$150~。
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連絡する[編集]
- リトアニアから日本の03-1234-5678にダイヤルする場合、00-81-3-1234-5678とダイヤルする。市外局番03の0は省略。
- 警察、消防、救急のいずれも112にダイヤルする。
- リトアニア国内で無料の無線LANを利用できるエリアについて、WiFi.ltで確認できる。
気を付ける[編集]
- 治安は良好。2021年現在、危険情報の発出はされていない。
暮らす[編集]
在外公館[編集]
在リトアニア日本国大使館 (Embassy of Japan in Lithuania)
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地図
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所在 M.K.Ciurlionio st.82b, LT-03100 Vilnius, Lithuania
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電話 +370 5 231 0462 FAX +370 5 231 0461
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WEB [19] e-mail [20]
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時間 在リトアニア日本国大使館のウェブサイトを参照。
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料金
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出かける[編集]
- カウナス — 1920年から第二次世界大戦期まで、ポーランドに併合されたヴィリニュスに代わってリトアニアの首都だった。戦中、日本領事代理だった杉原千畝が、ナチス・ドイツの迫害から逃れるためポーランドからシベリア鉄道経由で北米に向かおうとしたユダヤ人に、日本通過のためのビザを発給したのが当地。
- リガ — ラトビアの首都で、ハンザ同盟の頃からの古い建物が数多く残る旧市街は、ユネスコの世界遺産(リガ歴史地区)となっている。新市街にも、ユーゲントシュティール様式の装飾建築や各宗派の教会などが並ぶ。ヴィリニュスからは国際長距離バスが発着している。ラトビアは、2014年1月1日よりユーロが導入された。
- タリン — エストニアの首都で、旧市街は世界遺産に指定されている。ヴィリニュスからは国際長距離バスが発着している。エストニアは、ユーロ導入国。
- ミンスク — ベラルーシの首都。近代と現代が同居したような町で、近代建築が多数残されヨーロッパらしい町並みが続くネザヴィシモスチ通り周辺や、市庁舎や聖霊大聖堂などが建ち並ぶ旧市街の一画のすぐその向こうに、現代のビル群のスカイラインが形成されている。また、その景観の中に、所々冷戦時代を象徴するかのような無機質で巨大かつ威圧的な感じの建物が割り込むようにして建ち、ひときわ異彩を放っている。ヴィリニュスはミンスクへ陸路で行く場合の主要なゲートウェイの一つになっている。所要時間は列車・バス共に片道4.5時間前後。