危険情報: この地域への渡航、滞在にあたっては、日本の外務省から渡航の是非を検討するよう、危険情報が出されています。
詳しい情報は外務省海外安全ホームページで公開されています。
この情報は2021年3月5日現在有効ですが、その後も継続・随時強化されることがありますので、最新の情報を確認してください。
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サッカラ(Saqqara、سقارة、サッカーラ)は、カイロから南へ約25kmのところの中エジプトにある町である。1979年にピラミッドなどの遺跡がユネスコの世界遺産に登録された。
飛行機で[編集]
列車で[編集]
バスで[編集]
行き方 — カイロからギザのピラミッド行きのバス、マイクロバスはすべて、マリオテーヤ(Mariotia、المريوطيه)を通る。ピラミッド病院(مستشفي الهرم、ピラミッド病院のアラビア語読みは「ムスタシュファ・イル・ハラム」)が目印。「地図」はマリオテーヤの場所。
マリオテーヤからは、アフラム(Al Afram、لأهرام)通り(ピラミッド通り)を横切るマリオテーヤ運河(実際は運河というよりドブ川)の橋付近から、サッカラ付近の村アブー・セールへ行くマイクロバスに乗る(所要約20分、1.2£E)。さらにアブー・セールからサッカラ行きのマイクロバスに乗り換え、ピラミッドに行きたいと言うと最寄りの十字路で降ろしてくれる(所要約10分、1.5£E)。
マリオテーヤ発サッカラ行きのマイクロバスやギザ広場(Giza Square、カイロ大学に隣接し、地下鉄駅から近くのところにある)を出発する335番の大型バスはマリオテーヤ運河沿いを南下し、最寄りの交差点で降りるが、交差点からピラミッドまでは約2km以上あるので、アブー・セールで乗り換えたほうがいい。わかりにくいので、ツアーに参加したほうが便利。 地図
列車で[編集]
バスで[編集]
ピラミッド地域は8:00~16;00の間開いている。ピラミッド地域への入場は共通チケットが必要で、一部の見どころの見学には共通チケットのほかに別途料金が必要。共通チケットの料金は80£E、学生40£E。撮影一部不可(フラッシュ撮影一部不可)。撮影後に管理人からバクシーシ(Baksheesh、チップ)を要求されることもある。
ジェセル王のピラミッド (Pyramid of Djoser、هرم زوسر)
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地図
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高さ62m、東西125m、南北109mの階段ピラミッドと東西277m、南北545mの周囲に囲まれた遺跡群(ピラミッド・コンプレックス)からなる。これらは古代エジプト時代、第3王朝のジェセル王(Djoser、زوسر)のものとされ、ピラミッドを中心に、葬祭殿、祭壇などで構成されている。撮影一部不可(フラッシュ撮影一部不可)。
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所在 右側の「地図」を参照。
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電話
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WEB
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開場時間 ピラミッド地域と同じ
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料金 共通チケットで見学
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テティ王のピラミッド (Pyramid of Teti、هرم تيتي)
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地図
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高さが52mあるピラミッドだが、外部が崩れて丘のような状態になっている。古代エジプト時代、第6王朝のテティ王(Teti、تتي)のものとされ、内部にはピラミッドテキスト(Pyramid Texts、نصوص الأهرام)と呼ばれるヒエログリフ(Egyptian hieroglyphs、هيرغليفية مصرية)文書がある。撮影一部不可(フラッシュ撮影一部不可)。
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所在 右側の「地図」を参照。
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電話
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WEB
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開場時間 ピラミッド地域と同じ
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料金 共通チケットで見学
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ウナス王のピラミッド (Pyramid of Unas、هرم أوناس)
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地図
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古代エジプト時代、第5王朝のウナス王(Unas、أوناس)のものとされる、この地域で最小のピラミッド。こちらもテティ王のピラミッドと同様に、内部にはヒエログリフ文書があるが、入場はできない。
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所在 右側の「地図」を参照。
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イムホテプ博物館 (Imhotep Museum、متحف إمحوتب)
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地図
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階段ピラミッドはジェセル王に仕えた宰相のイムホテプ(Imhotep、إمحوتب)が設計したものである。彼は建築家としてのみならず、内科医としても優れ、死後「知恵、医術と魔法の神」として神格化され、ギリシャの医神アスクレピオス(Asclepius、أسقليبيوس、Ασκληπιός)と同一視された。ここでは彼が手がけた建築のほかに、この地域で発掘された出土品などが展示されている。余談だが、アスクレピオスが愛用する杖には蛇が巻きついており、この杖は薬局など、医学に関するもののシンボルマークとして広く用いられている。撮影不可。
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所在 右側の「地図」を参照。
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電話
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WEB
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開場時間 ピラミッド地域と同じ
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料金 共通チケットで見学
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マスタバ (Mastaba、مصطبة)
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地図
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マスタバとは古代エジプトで建設された長方形の大墓のこと。なかでもメレルカのマスタバ(Mastaba of Mereruka)は最大級で、32の部屋がある。メレルカ(Mereruka)とはテティ王のころの宰相で、ここはメレルカの家族の墓である。写真はその墓にある等身大のメレルカの像で、これは複製。本物はカイロのエジプト考古学博物館にある。メレルカのマスタバは撮影不可。
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所在 右側の「地図」を参照。
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電話
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WEB
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開場時間 ピラミッド地域と同じ
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料金 50£E、学生25£E
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セラペウム (Serapeum、سيرابيوم)
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地図
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セラペウムとは古代におけるヘレニズム期エジプトの習合的な神であるセラピス(Serapis、سيرابيس)を祀った神殿のこと。ここはエジプトで最も崇拝された神聖な動物がのひとつである聖牛アピス(Apis、آبيس)を祀るために建てられたもので、巨大な地下大回廊と、雄牛のミイラを納めた石棺が公開されている。撮影可(フラッシュ撮影不可)。
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所在 右側の「地図」を参照。
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電話
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WEB
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開場時間 ピラミッド地域と同じ
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料金 100£E、学生50£E
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食べる[編集]
安食堂[編集]
泊まる[編集]
出かける[編集]
- カイロ - エジプトの首都。1979年にオールドカイロ(Old Cairo、حى مصر القديمه)とイスラム地区(Islamic Cairo、قاهرة المعز)が世界遺産に登録された。
- ギザ - ピラミッドで有名な都市。カイロの郊外にある。
- メンフィス - サッカラの東にある。一番の見どころは巨大なラムセス2世(Ramesses II、رمسيس الثاني)の石像。
- ダハシュール - 赤いピラミッドは四角錐のピラミッドのなかで最も古い。
- メイドゥーム - 石積みが崩れ落ち、台形のような形になったピラミッドがある。
この記事「サッカラ」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。
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