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イル・オゼグレット自然保護区

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イル・オゼグレット自然保護区

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海から見たイル・オゼグレット自然保護区

イル・オゼグレット自然保護区 (Ile aux Aigrettes Nature Reserve) はモーリシャスの南東部、ブルー・ベイの沖合いにある自然保護区。モーリシャスの固有種をはじめとする、数々の希少な動植物を身近に見ることのできる観光スポットとしても知られている。


分かる[編集]

概要[編集]

ブルー・ベイの沖合500mほどのところに浮かぶ、26ヘクタールほどの広さの石灰質の岩からなる小島。以前この島に白鷺(egret)が住んでいたことが島の名前の由来になったとされている。

かつてモーリシャス海岸部の低地に広く存在していたが、オランダ人などかつての入植者による乱伐のため現在では本島部で消滅してしまった黒檀の森や、絶滅した鳥、ドードーが住んでいた頃のままの自然の植生、モーリシャスでしか野生の姿を見ることができないモモイロバト(Pink Pigeon)など、世界的に見ても希少な動植物が島内に数多く残っており、島全体が自然保護区に指定されている。

歴史[編集]

第二次世界大戦の頃、イギリスが軍隊を駐留させたことがあり、今でも島内に大砲の砲身やトーチカなど、当時の名残が残されている。島が自然保護区に指定されたのは1965年で、1983年からモーリシャス野生生物財団(Mauritian Wildlife Foundation)が管理を請け負っている。

風景[編集]

広さ約26ヘクタール、東京ドーム5個分くらいの広さの島がまるまる動植物の保護区として指定されているだけで、風景は取り立てて特徴があるわけではない。また、エコツアー中は木々の中を歩きまわるので、途中あまり視界も開けず、歩いている最中に周りの景色を楽しめるといったことも特にない。

ただ、島の周囲の海は文句なしにきれいなので、ほんの5~10分ほどだが、島への往復の間、インド洋にできた珊瑚礁の島のきれいな海を存分に堪能することができる。

動植物[編集]

島内で目にすることのできる主な動植物として、以下のようなものがある。これらの動植物の中には、モーリシャスの固有種が当然含まれるが、それ以外にもゾウガメのように、一度絶滅してしまった種と近縁の種をセーシェルなど近くの地域から移入して増やしているもの、トカゲなどのように、ネズミなどの外来種を根絶させるため、捕食者として島に移入させたものなども含まれる。これらの動植物については、いずれもエコ・ツアー中にガイドが説明をしてくれる。また、ビジターセンターにも自然保護地区内で見ることのできる特徴的な動植物を説明したパネルが展示されているほか、それら動植物を解説したパンフレットをビジターセンター内で買い求めることもできる。

動物[編集]

  • モモイロバト
    モモイロバト (Pink Pigeon) — 世界でモーリシャスにしか生息していない希少種のハト。日本で見かけるハトよりひとまわりほど体が大きい。1990年には野生の個体が9羽にまで減少したが、モーリシャス島からネズミやサルなど天敵が生息していないイル・オゼグレット自然保護区に生息場所を移動させた繁殖計画で順調に数が増え、現在では個体数がモーリシャス全体で300羽前後にまで増加した。そのうちの75羽前後が自然保護区内に生息しており、世界で唯一、モモイロバトを間近で見ることのできるスポットになっている。
  • アルダブラゾウガメ
    アルダブラゾウガメ (Mauritian Giant Tortoises) — 島に元々生息していたゾウガメは乱獲のため既に絶滅している。現在島内に生息しているのはセーシェルのアルダブラ環礁の固有種で、そこから連れてこられたアルダブラゾウガメとその子孫である。元々島内に生息していた固有種のゾウガメが黒檀などの植物の実を食べ、フンに種子が混じって拡散することで島内の植物分布が保たれていたことから、現在生息しているアルダブラゾウガメは、黒檀などの植物を島内に拡散させるため、絶滅したモーリシャス固有種のゾウガメのいわば代役としての役割を果たしている。島内の至るところに生息しており、エコ・ツアーの中で、必ず数回は見る機会に恵まれる。この自然保護区はモーリシャス本島から比較的簡単に行くことができるので、ある意味ではガラパゴス諸島よりもずっと手軽にゾウガメが観察できる場所かもしれない。
  • ヒルヤモリの一種
    ヒルヤモリの一種 (Mauritius Ornate Day Gecko) — モーリシャス本島の海岸部や島しょ部などに生息している。マダガスカルなどに分布するヒルヤモリの一種でモーリシャスの固有種。その名のとおり昼間活動が活発で、木々の枝の間を跳んで渡ったりする。主に昆虫類を捕食するが、花の蜜や植物の実を食べたりもする。

植物[編集]

気候[編集]

基本的にモーリシャス本島と変わらないので、気候についてはモーリシャスの「分かる」の項目を参照。

着く[編集]

船で[編集]

モーリシャス野生生物財団が主催するエコ・ツアーの送迎用ボートで島に渡る方法が一般的である。島はブルー・ベイの沖500mほどのところにあり、船着場から保護区までは5分程度。ただし、途中近くのリゾートホテルの専用船着場に立ち寄ってそこで参加者をピックアップすることがあるので、実際は10~15分程度かかる。なお、島に渡るまでの海もとてもきれいなので、島に着くまでの間、そのような景色を堪能するとよい。

料金/許可[編集]

モーリシャス野生生物財団(Mauritian Wildlife Foundation)が行っているエコ・ツアーに参加する形で島に渡ることができる。申し込みはホテルのフロントなどで受け付けており、約2時間のツアー料金は、ホテルからの送迎込みでRS850。申し込み時に料金を支払うとバウチャーが発行されるので、それを持参し、ツアー開始時に現地のガイドに手渡すしくみになっている。時間は午前・午後で設定でき、同じ時間にある程度人が集まればツアーを催行する(ただし1回の人数には制限がある)ようなので、希望日時での参加の可否についてはホテルのカウンターなどで問い合わせてみるとよい(財団に連絡して直接問い合わせる手もある)。

  • モーリシャス野生生物財団 (Mauritian Wildlife Foundation) — イル・オゼグレット自然保護区を管理している財団。メールなどでもエコ・ツアーの申し込みを受け付けている。  電話  (+230) 631-2396  FAX  (+230) 697-6512  WEB  [1]

動く[編集]

足で[編集]

島内には交通手段はなく、また、一部を除いて道らしい道もないので、エコ・ツアーのガイドについて歩いて島内をまわるしかない(ただ、さして広い島でもないし、旅行者が立ち入れるエリアは限られているので、徒歩で何ら不自由は感じない)。

島全体がごつごつした石灰質の岩でできており、歩きづらいので、履物はアウトドア用の靴や運動靴(少なくとも靴底が厚くしっかりしたタイプの靴)が望ましい。リゾートホテルなどからの参加者の中にはサンダル履きなどの人もいるようだが、怪我のもとになるので避けるべき。

船で[編集]

島の周囲を船で周航しながら、途中の浅瀬などに上陸することができる。実際このようにして上陸を試みる団体客もいるようだが、島全体の管理はモーリシャス野生生物財団が行っており、本来、このような形での移動は違法と考えた方がよい。

観る[編集]

遊ぶ[編集]

買う[編集]

ビジターセンター内のショップ  
島内のビジターセンターに、財団の経営するみやげ物店が1軒だけある(そこでの収益は島の維持管理に使われるとのこと)。扱っているのは現在島に生息する動物をモチーフにしたぬいぐるみやモーリシャスの民芸品など。正直あまり魅力的な商品はないが、島内の動植物を紹介したパンフレット(英語、RS100)が手に入るので、興味のある人は買い求めるとよい。
 所在  ビジターセンター内  電話    WEB  [2]
 営業時間  エコ・ツアーを実施している間。  値段  商品によるが、それほど高くはない。

食べる[編集]

自然保護区内の生態系への影響を極力防ぐため、島内での飲食や、飲食物の持ち込みは一切禁止となっている。

飲む[編集]

「食べる」と同じ理由で、飲料の持ち込みも禁止。ただし、熱中症対策として、ペットボトル入りの水の持ち込みだけは例外的に認められている

泊まる[編集]

宿泊所[編集]

島内には宿泊施設はない。

キャンプ[編集]

島全体が自然保護地区に指定されており、島内の生態系に人為による余分な負荷をかけることを極力避けるため、島内でのキャンプや炊事など行為は一切できない。

野宿[編集]

上と同様の理由から、野宿も不可。

気を付ける[編集]

  • 島内にあるトイレはビジターセンター内の1か所のみ。ツアー開始時と終了時にビジターセンターを通るので、そのどちらかのタイミングでトイレを済ますことができる。

出かける[編集]

この記事「イル・オゼグレット自然保護区」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。