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Wikitravel:記事名の付け方

出典: Wikitravel

世界には多くの場所があり、それらの場所があまたある言語ごとにそれぞれ、これまた多数の名称を持っています。以下に述べるルールはウィキトラベル上に新しく記事を書き起こす際に、どのような名称にするか決めることを容易にすること、また、ウィキトラベル上での記事の読み方や探し方を容易にすることをそのねらいとしています。

[編集] 地名表記は、日本語の一般的なルールで

これは日本語版のウィキトラベルですので、(他の言語のウィキトラベルについては他言語版ウィキトラベルを参照)、当然のことながら、記事の名称は日本語でつけるべきです。したがって、その地名の慣用的な表記が日本語にあるならそれに従い、また、もし書こうとしている地名がそもそも日本語にないような場合には、例えばその地名の発音をそれに近いカタカナで表記するなど、日本語の一般的なルールに従って名称をつけるようにします。その土地の言語により忠実に訳そうとしたところで、結局のところその表記や音は現地のそれとは異質のものになってしまいます。

漢字文化圏の地名

日本以外の漢字文化圏 (中国台湾韓国北朝鮮) の地名は、原則として、対応する日本の漢字で表記します (例: 臺灣→台湾、广东省→広東省)。ただし、ソウルマカオのように、カナ表記が定着しているものはその限りではありません。また、中国の地名で少数民族語を漢字で音写したものについては、民族語の部分をカタカナ表記することがあります (例: 新疆維吾爾自治区→新疆ウイグル自治区)。それでもなおJIS第一・第二水準で書けない地名については、その部分を仮名に開いて記事名とするか、そのようなリダイレクトを設けてください (例: 九フン。この点に関して、同名の記事が既にウィキペディアにある場合には、その取り扱いが参考になります)。

(例)

  • 北京の記事名を「ペィチン」などとしない。
  • サンクトペテルブルクの記事名を「セイント・ピータースバーグ」とか「レニングラード」、あるいは Санкт-Петербу́рг などとしない。
  • ギリシアの記事名を「グリース」や「希臘」などとしない。
  • メキシコシティの記事名を「メヒコ」とか「シウダド・メヒコ」などとしない。
  • バンコクの記事名を กรุงเทพฯ とか「クルンテープ」などとしない。

もし、記事を書こうとしているところが他の名前(現地語での名前の場合は特に!)を持っているような場合は、その名前はぜひ記事の中で触れるようにしてください。例えばバンコクは、現地では「クルンテープ」という呼び名がよく使われますが、日本語の世界では、バンコクがそのように呼ばれていること自体が一般的ではありません。したがって、バンコクが「クルンテープ」という名称でも呼ばれているということは、記事の「分かる」などの項目に書くべきことかもしれませんが、「クルンテープ」という名称自体を記事名として用いるのは適当とは言えません。

また、遠隔地やあまり知られていない旅行先で、それらの名称が日本語の中ではあまり一般的ではないようなものについては、その地名をカタカナで表記するようにしてください(ただし、「~諸島」のように、一部が慣用的な語句に翻訳可能な場合は、カタカナ+漢字のような表記となることもあります)。

その際、あまり自分で独自に表記方法を考えず、なるべく他の文献等で既に用いられている表記方法に従って記事名をつける、という点には留意してください。いま記事を書こうとしている旅行先が、かつて一度も他の情報源で触れられたことがないといったことはまずあり得ません。ですから、記事名を付ける前に例えばその国の地方政府観光局のホームページであるとか辞典、ウィキペディアなどの百科辞典、その他の旅行ガイドなどを参照して、それらの中に、これから書こうとしている地名について触れたものがないか必ずチェックしてください。

いずれにせよ、ここで述べていることの大原則は、日本語を解する読者にとって、記事を見つけやすく、また読みやすく、という点に尽きます。記事名に関する不毛な対立を解決するためにも、社会の常識や多数の意見を最大限尊重するとともに、記事名の決定のにあたっては、ウィキトラベルの基本精神も思い起こしてください。

[編集] 階層名はできるだけ省略する

記事名というのは短くすればするほど頭に残りやすいし、また伝えやすくもなります。地名について言えば、その地名のみで、地理的な位置を特定するような付加的な情報、つまり地名よりも上位の階層に関する情報が一切付いていない形がベストです。すなわち、デンバーであれば「デンバー」という語句(の情報)のみがあればさしあたり目的地は探せるわけで、あえて「コロラド州デンバー」であるとか、「アメリカ合衆国コロラド州デンバー」といった記事名にする必要はありません。「デンバー」がどこの国のどんな地域にあるのか、といった点については、コロラド州のページであるとか、場合によってはアメリカ合衆国のページで明らかにすれば済む話です。

[編集] 地区に関する記事の場合の例外

記事名を付ける際に、上の「階層」で述べた説明の例外となる場合としては、各都市の地区に関する記事があります。これらの記事については、「都市名/地域名」のように、都市名をはじめに書いて、地域名との間を半角のスラッシュ記号(/)で結ぶようなスタイルにしてください。

(例)

  • サンフランシスコ/テンダーロイン
  • ロンドン/ウエストエンド
  • パリ/モンマルトル

[編集] 曖昧さの排除

場合によっては、異なる場所が同じ名前をもっているようなケースもあります。例えば、スペインにグラナダという県とグラナダという町があり、またニカラグアにもグラナダという町があるといった具合です。ここでのルールはやや複雑ですが、以下の記述のような形にしてください。

  1. まず、2つの地名が地理的階層で見た場合に同じレベルの階層に属している場合には、それらの直近上位の階層名を取り、記事を書こうとしている地名の後に半角スペースを空け、半角丸括弧でそれら上位階層の名称を補うようにします。例えば、「スプリングフィールド (ケンタッキー州)」「スプリングフィールド (ミズーリ州)」「ビクトリア (ブリティッシュコロンビア州)」「ビクトリア (セイシェル)」といったようなスタイルです。ごくまれに、それら同じ地名の上位階層がさらに同じ名前、ということもありえますが、そのような場合は、さらに一段上位の階層、それも同じならさらにその上・・・、というようにして、違う名前が現れるまで階層を上げていくようにします。
  2. もし2つの地名が地理的階層で見た場合に違うレベルの階層に属している場合には、記事を書こうとしている地名の後に半角スペースを空け、半角丸括弧でそれぞれの階層名を補うようにします。例としては、「チワワ (市)」と「チワワ (州)」、「ニューヨーク (市)」と「ニューヨーク (州)」などがあります。
  3. ごくまれなケースとして、上述した1及び2のルールを用いただけでは、2つの地名のあいまいさが排除できない場合があります。もしそのようなケースが生じた場合には(そのようなケースだけに限定されるルールですが)記事を書こうとしている地名の後に半角スペースを空け、半角丸括弧でその地名が属する階層名と、さらにその上の階層名を2つ補うようにします。例えば、世界中に「アルバニー」という地名は数多くあります。それらを区別しようとした場合、例えばニューヨーク州のアルバニーとジョージア州のアルバニーであれば、ルール1に則り、それぞれ「アルバニー (ニューヨーク州)」と「アルバニー (ジョージア州)」と表記することで区別することができます。しかし、中には西オーストラリア州アルバニーのように、同じ州の中にアルバニーという「地方」とアルバニーという「町」が存在し、さらに世界の他の場所に同じくアルバニーという「町」が存在するといったようなケースがあります。この場合、ルール2に従って、単に「アルバニー (市)」と「アルバニー (地方)」としただけでは、一体どこのアルバニーを指すのかわからなくなってしまいますし、かといって、ルール1に従って「アルバニー (西オーストラリア州)」としたのでは、町と地方の区別ができなくなります。そこで、このような場合にのみ、「アルバニー (市、西オーストラリア州)」「アルバニー (地方、西オーストラリア州)」というような表記を用いることとします。
  4. 例外として、もしいくつか存在する地名のひとつがあまりにも有名で、あいまい性を排除しようとすることが助けではなくてかえって邪魔になるような場合には、その有名な地名の方については丸括弧で情報を補うようなスタイルは取らなくて結構です。例えば、「パリ」という地名なら、たいていの人はフランスの首都を思い浮かべ、アメリカのテキサス州の平原にある小さな町のほうの「パリ」を思い浮かべる人はまずいないでしょう。このような場合には、フランスのパリについては単に「パリ」とし、テキサス州のパリのほうを「パリ (テキサス州)」とすれば足ります。

ただし、ここで最後に挙げた例外は稀なものです。もしある地名の記事を探そうとする人が混乱するであろうと思われるもっともな理由がある場合には、これまで述べてきたようなあいまいさを排除するためのルールを用いるようにしましょう。

もし、先に述べた「グラナダ」のように、3つ以上の同じ名前の地名があるような場合には、まずルール1を適用した上で、さらにルール2を用いるようにします。

また、あいまいさ排除のルールを適用する前に、同じような地名の記事が複数作られているような場合には、「あいまいさ回避のページ」を作るのも有効です。もし、「あいまいさ回避のページ」にリンクが貼られている記事を見つけた場合には、それを適切なリンクに修正する必要があります。

[編集] 省略形を記事名として用いない

場合によっては、本来の名称の一部が省略され、それが一般的な慣用表現になっているような地名を記事名として用いるようなケースもあるかもしれませんが、そのような場合であっても、混乱を避けるためなるべく省略名は用いず、本来の名称を記事名にするようにしてください。

また、記事名に「アンド」などの結合子が入る記事名の場合(地名の記事だけでなく、記事全てについて)には、「&」などの短縮記号は用いずに、結合子は「および」「アンド」などのように文字で表示するようにしてください。ただし、国や自治領の記事では、一般的な慣例に従い、通常は「アンド」などの代わりに「・」を使います (例: タークス・カイコス諸島)。

[編集] 記事名の中で語句を分けるには

記事名の中の語句を分ける必要がある場合には、「トリニダード・トバゴ」のように「・」を用いて語句を分けるようにしてください。なお、階層名の情報を丸括弧で付加する場合には、地名と丸括弧の間に半角スペースを入れてください。

[編集] 記事名は日本語の文字で

もし、日本語で表記した場合であっても、記事名の中に「8」などの算用数字やアルファベット、あるいは「☆」といった記号が残るような場合は、実際の地名等にそのような文字が使われていたとしても、それら数字やアルファベット、記号については極力ひらがな、カタカナ、漢字のいずれかに直して表記するようにしてください。

[編集] 節見出しの付け方

節見出しは記事名の付け方と同じように、一定のルールに従って付けます。通常、節見出しについては、書こうとしている目的地に適合した記事テンプレートにあるものをそのまま使用するようにします。

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