何らかの理由で編集が行えない場合は、Wikitravel:旅人の居酒屋 を参照してください。

Wikitravel:著作権に関する詳細

提供: Wikitravel
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以下のトピックは、ウィキトラベラーの皆さんが、他の著作物をウィキトラベル上に取り込む上で、あらかじめ知っておくべき著作権に関する諸問題をまとめたものです。ただし、ウィキトラベラー各自は「弁護士」ではないという点には留意してください。ここで取り上げられている問題というのは、おそらく皆さん方(の日常)とは離れた、国の慣習や法制度に関わるものです。もし(ここに書かれているような話題について)法的なアドバイスが必要なら、身近にいる弁護士に相談してみてください。


「情報」と「表現」[編集]

一般的には、ある種の情報を含む「表現」自体を著作権によって保護することはできますが、その中で使われている情報そのものを著作権によって保護することはできません。つまり、例えば誰かが書いた「○○の△△通りにある□□ホテルは客室数100室で値段は$50~$100、朝食付きで部屋にはテレビがある」という記述を著作権により保護することはできますが、その中の主要な項目、つまり「□□」という名前のホテルがあるということ、その所在地名、部屋の値段等は誰でも使うことのできる情報であり、このような部分については著作権による保護の対象にならないということです。また、そこで使われている情報が、仮に誤った情報だったり、またフィクションだったとしても同様に著作権保護の対象とはなりません。


したがって、ウィキトラベルの記事を編集する上で、既にいろいろなガイドブックで述べられているようなホテルやレストラン、バー、観光地などの情報を取り扱うこと自体は可能です。しかしそれらの情報を取り扱う際には、単に他のガイドブックの引き写しをするのではなく、違った形であらためて表現し直す必要があります。またそこで取り扱う情報は、真実で信頼するに足りるものを(伝聞ではなく)直に入手することがベストですし、仮にそこまでいかないまでも、他のガイドなどを用いて少なくとも事実確認くらいはすべきです。


加えて、ホテルリストのようにある種のデーターの中から特定の情報を選んで並べたような記述についても著作権の対象となります。したがって、例えば他のガイドブックで既にリストアップされているような、「とある地区の18のホテルリスト」というものを同様にウィキトラベルに載せるという行為は、著作権違反という観点からは、完全にレッドカードとまでは言い切れないまでも、少なくともイエローカードくらいにはなります。一般的に、ウィキトラベル上に情報を掲載するにあたっては、その情報源を他のガイドブックに(完全に)依存する行為は避けるべきです。


パブリック・ドメイン[編集]

著作物や画像データなどの中には、誰からも著作権が主張されていないものもあり、そのような情報のことを、「パブリック・ドメイン」といいます。パブリック・ドメインで提供されている情報については、誰もがそれを使ったり複写したりできますし、それを各自の著作権で保護された著作物に取り込むことも可能です。一般には著作物自体が相当に古いもので、すでに著作権保護の対象外となっていたり、あるいは(米国)政府職員や被雇用者が職務上作成した著作物(※注)がパブリック・ドメインによる著作物にあたります(ただしこちらは法的条件によっては異なる場合もあります)。


パブリック・ドメインで提供されている著作物のうちのいくつかはウィキトラベルに取り込める有益な情報となり得ますが、それ以外の大部分については価値のある情報とはなり得ません。例えば1894年に発行された旅行ガイドであれば既に著作権保護の対象外ですのでパブリック・ドメインによる著作物としてウィキトラベルに取り込むことも理論的には可能ですが、そのガイドの中に現代の旅行者に関連する項目が盛り込まれているとはまず思えませんし、それ以前にそのカビの生えたような古風な文体に読む側の方が困惑してしまうでしょう。また、(米国)政府関係者の手による情報というのも、飛びぬけて有益なものというわけでもありません。

※注 ウィキトラベル英語版のこの記事は、米国(や欧州)における著作権法を前提として執筆されている。この部分に関して、日本の著作権法では第32条第2項で「国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。」と規定されている。米国著作権法におけるパブリック・ドメインと一見似てはいるが、日本の法制上では、政府関係機関の著作物についてもパブリック・ドメインのように無条件に使用ができるわけではないし(通常は出典の明記などが必要)、著作権の保護対象として無断転載や編集を禁止したり、使用許諾を必要としているものも多いので注意が必要である。


フェア・ユース[編集]

アメリカの著作権法や、その他の国のうちのいくつかの著作権法の中には、(一定の条件下で)著作権保護の対象となっている著作物を他の著作物の中に取り込めるという原理があります。そのような原理の中で特に他の著作物からその一部を各自の著作物の中に引用したり、抜粋を掲載できるようなもののことを指して「フェア・ユース」と呼びます。


しかしながら、フェア・ユースというのは著作物を再利用する人や団体、あるいはその目的というのを一定の条件(ないし制約)の下に置いている、という点に留意することが重要です。実際のところ、ウィキトラベルという団体が、(あくまでも旅行ガイドの作成という目的のために)画像や文書、その他著作権で保護された著作物をウィキトラベルへと取り込むことは「フェア・ユース」にあたるかもしれませんが、ウィキトラベルの読者がウィキトラベルに掲載されている同じ画像などを使用(つまり「孫引き」)して(当初の目的から離れた)ウィキトラベルからの派生著作物を作るという点については「フェア」な使用とは言えないでしょう。そのような点を考えると、ウィキトラベルへの他の著作物の取り込みについて、フェア・ユースによる利用を全面的に認めた場合、ウィキトラベルの利用者が、記事を自由に使ったり、再利用するという点について逆に制限がかかってしまい、我々の目的の一つである、フリーな旅行ガイドということから得られる利点が損なわれてしまうことになりかねません。


したがって、ウィキトラベルでは、他のテキストからの一部の引用や抜粋といった例外を除き、フェア・ユースのルールに基づく他の著作物等の情報源からの情報の取り込みについては認めていません。


関連項目[編集]

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