何らかの理由で編集が行えない場合は、Wikitravel:旅人の居酒屋 を参照してください。

Wikitravel:ウィキウィキ

提供: Wikitravel
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ウィキウィキ (WikiWiki、あるいは単にウィキ (Wiki) と呼んだりもします) とは、ウエッブサイトを協同で編集する技術のことです。

この原理はとても単純です。つまり、ウエッブサイト上のすべてのページに「このページを編集」というリンクが貼られているのです。インターネットユーザーなら誰でもそのタグをクリックすることで、ブラウザ上でページの編集が行える状態にできます。そして編集したものをそのまま保存すれば、それが即時に今見ているウェッブサイトに反映されるのです。


協力[編集]

ウィキウィキは、(何らかの目的で)緩やかにつながったグループがお互い協力してウェッブサイトを作り上げることを可能にします。それってまさに、我々がここで行おうとしている、「自由で完全な、そして最新で信頼のおける世界規模の旅行ガイドブックを作る」ということですよね。つまり、ウィキウィキは我々が実現しようとしているプロジェクトを行うための最も基本的なツールなのです。

ウィキウィキは、ページを編集するにあたっての障害となるような垣根がとても低いので、それを用いる人がページの微修正を行ったり、全く新しい記事を付け加えるといった作業を快く(と、願っています)行うことができます。ウィキウィキはそれを取り扱うのに冗長な登録手続きというものを必要としません。コミュニティ内でIDを持ちたいと思えばユーザーアカウントを取得することもできますが、それはあくまでも任意で、強制ではありません。

また、編集を行上での資格手続きのようなものもありません。編集作業は「あまねく開かれて」おり、誰でもそれに参加することができます。もし読んでいるページに誤りを見つけたら、すぐに自分の手で修正できます。そうです!(ウィキウィキによって、)旅行者がそれを必要と感じたときに、あらゆる知識を即座にサイト上に反映させることができるのです。


反復と収束[編集]

この、編集しようとする人にとって「垣根が低い」ということは、つまり我々が繰り返しその記事を編集することでよりよいものへと仕上げていくという、「反復のプロセス」を通じた記事の作成が可能である、ということも意味します。

例えば、ある旅行先について、最初に記事を書いた人が、スタブ、つまりその土地に関するトピックをほんの一言二言書いたとします。そのスタブに対して次の人がさらにいくつかの情報を追加し、それを見た別の人がさらにいくつかの情報を追加してくれるかもしれません。また、さらに別の人はぶつ切りだったいくつかの文やパラグラフをまとめて、よりスマートな文章にブラッシュアップしてくれるかもしれませんし、その次にそれを見た人が誤字を修正し、またさらに別の人はその記事をウィキトラベルのスタイルマニュアルに沿ったものへと仕上げてくれるかもしれません。

このような過程を経て、記事はだんだんと有益で、質の高い文章へと収束していきます。もちろん、その途中にはいくばくかの手戻りもあるでしょうが、少しずつ、ウィキウィキを使って書いた記事はよりよいものへと発展していくのです。


ページの改ざんへの対応[編集]

もちろん、インターネットにいくらかでも親しんだことのある人なら、こんなことを聞けばおそらく「クックックッ。」と忍び笑いをもらすことでしょう。あるいは「そう、まぁ確かにね・・・どんどんよくなっていくだろうさ。」と言われるかもしれませんね。「そうそう。もしそれがおとぎばなしの中の夢の国での話しならね。でも現実の世界では、どんな記事だってワルガキの手で、あっという間にぐちゃぐちゃにされてしまうのがオチだね。」

そんな風に思われるのももっともなことですね。もちろん、インターネット上で、誰でも書き込めるという環境にあれば、そのような改ざんは常に起こり得ます。ただ、ウィキの優れている点は、誰もが改ざんされてしまった記事をまたもとの状態に戻すことができるということです。ちょうど誰もがウィキの執筆や編集の役割を負うのと同じように、誰もがまた、悪意のあるいたずらからウィキの記事を守る役割も負っているのです。

第一に、改ざんされたページ--それがいたずら書きであろうと、宣伝の書き込みであろうと、何であろうと--の修復は、その改ざん行為と同じくらい、本当に簡単に行えます。ウィキトラベルでは、それぞれのページに、誰もが参照可能な更新履歴の機能が付いています。ですので、もし単に「オレって最高!」みたいな書き込みのあるようなページを見つけたとしたら、更新履歴でそれより前の版の記事を参照し、最新版に書かれた内容が何らかの情報価値があるものなのかどうかを確かめた上でリバート(差し戻し)をかけてしまえばいいのです。とっても簡単でしょ!?

まぁ確かに、改ざん者はまたウィキトラベルにやってきて、そのページの落書きをまた元に戻したり、新たないたずらを加えていくかもしれません。でも、彼らにしたところで、そうそういたずらができるわけでもないでしょう。ページの改ざんがすぐに元に戻されてしまうとすれば、大抵は1回、または2~3回くらいでいたずらをやめてしまいます。

なぜそうなのか誰も100%確かめることはできませんが、一般にそのウィキウィキのプロジェクトをケアする献身的なコミュニティ--ちょうどウィキトラベラーのみなさんがウィキトラベルのケアをするように-- がある場合には、一人の改ざん者の決意よりも、そのコミュニティがサイトのケアにかける努力の方が力で勝ります。改ざん者は、インターネット上で、単に「俺様はここだぜ!」と書かれたページを見るためだけに多大な時間と労力をかけたりはしません。そのこと自体わざわざ時間をかけてまでやる類のものでもないし、別にやりがいのあるものでもないからです。

なお、「好ましくない編集の取り扱い」についても参照してください。


編集合戦と合意形成[編集]

当然のことながら、2人かそれ以上の投稿者どうしの目の高さが合わない、ということがウィキトラベルの編集作業ではしばしば起こり得ます。つまり、例えていうなら、Aという投稿者は東京渋谷、「ウィキトラ軒」のラーメンを「都内一!」と絶賛するかもしれませんが、Bという投稿者は「あんなもん食えたもんじゃねぇ」とこき下ろすかもしれない、ということです。そんなとき、一体どちらの内容をウィキトラベルの記事に載せたらいいのでしょうか?

ウィキウィキの反復的な手法がそんな場合に有効になります。

Aが「ウィキトラ軒」の記事を渋谷の「食べる」の項目に追加したとして、それを見たBは後で記事の「ウィキトラ軒」に関する部分を削除するかもしれません。その編集行為に対してAは再び「ウィキトラ軒」の記事を復活させるでしょうし、Bはそれを再度削除するか、内容を批判的なものへと変えてしまう、といったことが起こり得ます。

このように、ページを書き換え、それを元に戻し、さらにそれを同じように書き換え・・・、というような循環がつづく場合を、ウィキトラベルでは編集合戦と呼んでいます。このような状況になったときには、その記事についているノートページ上での議論を通じて、お互いの妥協点を見出していく必要があります。

投稿者AとB(、またはそれ以外の人も含め)は果たしてどのような言い回しが目標に合致し、ウィキトラベルにおける中立的な観点を表しうるかを、議論を通じて見つけ出すことになります。やがて我々は(最終的に)誰もが受け入れられるような内容の記事という点に到達します。つまり、編集やノートページでの議論を通じて、我々は合意形成された意見に至るのであり、その意見が反映されたガイドこそが、まさに旅行者が目的地を決めるのに必要な、最も良い情報を旅行者に与えるガイドとなりうるのです。

しかしながら、この方法にも弱点はあります。つまり、大胆、挑発的、頑固、賛否両論といったような状態からある種の妥協を経ていく中で、しばしば記事のトーンが軟化したり、省略が生じるきらいがあるということです。でもまぁそうだとしても、ウィキトラベルはフィクションやエンタメのサイトではないですから、そのような部分があってもとりあえずは「可」としましょう。

ウィキトラベルは旅行ガイドであり、旅行者にとって実用的で事実にもとづいた情報を提供する参考書です。それは1人の著者によって書かれたものよりも華やかさという点で劣るかもしれませんが、でも、我々はウィキトラベルには、有益で、読みやすく正確な旅行情報が書かれていると考えています。


ウィキマークアップ[編集]

インターネットでは、通常、ウェッブサイトの書式にHTMLを用いています。ただしHTMLの書式は冗長的になりがちで、そのような暗号文の羅列のようなものから自分が編集しようとする部分を取り出すこと自体、書式に慣れていない人にとってはとても手間がかかるし困難です。このことが、ページには興味があるけどHTMLに慣れていない人たちを、ページ編集から遠ざける--誰だって単語一つ簡単に直せないとしたら、あえてそれに挑戦しようとはしませんよね--ことにつながっています。

このような理由から、大抵のウィキウィキのサイトでは、ウィキマークアップと呼ばれる編集用の特別な書式を備えています。

書式の細かな部分はサイトごとに違いますが、通常、ウィキマークアップは文書をフォーマティングするためのごく簡単なルールで構成されます。例として、ウィキトラベル上で用いられているウィキマークアップでは、太字を表示したい場合であれば、こんな風に ('''単語''') 、太字にしたい単語の両端にそれぞれアポストロフィを3つ付けるといったような具合です。

HTMLを経験したことのある人にとっては、これらのルールは多少まどろっこしいものかもしれませんが、一旦その理屈を飲み込んでしさえすれば、とても便利な道具であり、ページの編集を行おうとする際にテキストの編集作業を容易にしてくれます。

ウィキマークアップのもう一つの弱点は、HTMLを用いたときほどページの体裁をよくすることができないという点です。これに対する通常のウィキウィキの哲学というのは、「あくまでも、体裁よりも内容優先 (content over form)」--つまり、ページをどう見せるかということより中身が大事という点に尽きます。ただし、万一ページにおいてより見ばえのいい体裁が必要とされるときのために、ウィキトラベルで用いているソフトウェアでは、いくらかのHTMLを用いることも認めています。ただ、本当に、本当に必要な場合を除いては、極力HTMLの使用は避けるようにしましょう


ウィキトラベルの著者は誰か?[編集]

ウィキウィキの世界では、多くの人々が全ての記事を共同で執筆しているので、そこではオーサーシップ(訳注:その文書の作者の特定、あるいは「作者性」といったような意味)の概念について語る余地はあまりありません。とりわけウィキトラベルでは、我々は旅行ガイドの記事上で「私」「我々」などの第一人称の使用や、「私はこう思う」とか「私の意見では」、あるいは「昨年の秋に私が北京を訪れたとき」といったような、個人的な意見や特定の経験による限定的な著述を避けるようにしています。

驚くような、明確な、そして読んでいて面白い文章は、思っている以上にウィキウィキの反復作業からよく生じてきます。不思議なのは、それが(通常は)1人の作者の声ではなくて、複数、場合によっては数多くの作者の声として現れてくるという点です。

つまり、個々の投稿者は、ウィキトラベルに投稿したり、あるいはサイトへの貢献をするといった業績を通じて、個人として名声や尊敬をえたりすることはできないというふうにもいえます。我々は、量の多寡を問わず、ウィキトラベルへのあらゆる旅行に関する情報の提供を歓迎しますが、でも確かにその貢献度が大きければ大きいほど、ウィキトラベルのコミュニティ内での評判はよくなる、ということは言えます。テキストの執筆、編集、探検などのサブプロジェクトのリーダーとなるなど、ウィキトラベルの発展で飛び抜けた貢献をした人たちは、サイト内である種の地位を得るようになり、その発言力は増していくことでしょう。しかし、そのような人たちであってもウィキトラベルの何がしかの部分を所有することはできないし、他の人たちの(自分の意に沿わないような)貢献を止めることもできません。つまりそれは、お互いにとってプラスになるような状況なのです。


ウィキトラベルは誰のもの?[編集]

ウィキウィキに対する別の側面として、所有権の配分の問題があります。我々は、著作権に関しては、ライセンスとしてコピーレフトを用いています。

個々の投稿者は、記事を作成した際には、クリエイティブ・コモンズを使用した際のライセンスが付与されます。次にその記事を修正加筆した投稿者に対しては、いわゆる「派生著作物」としての権利が付与され、それに対して著作権を持つことになりますが、それについても、先の投稿者と「同一のライセンス」(つまり、クリエイティブ・コモンズにおけるライセンス)としての権利が付与されることになります。

我々が用いているライセンスはとてもリベラルなものです--つまり、誰もがそれをコピーしたり、プリントしたりできるし、また、各自が望むような方法でウィキトラベルの記事を配布しても全く差し支えありません。ただ一つのルールは、ウィキトラベルの記事を何がしかの方法で使う人たちが、それを作った投稿者に対して権利を帰属させなければならないことと、それをみんなで平等に分かち合わなければいけないこと--つまり、著作物を使う人たちが他の人たちが同様に著作物をコピーしたり、プリントしたり、配布するのを禁じることができない(排他性の排除)という点です。

したがって、技術的に見ると、その記事に対する最新の投稿者が現状ではその記事を「所有」することになります。しかし、他の投稿者の誰もがその「所有者」が自分の記事に対して行うのと同様な修正加筆等の行為を行うことができることから考えれば、実態的には「誰もが」ウィキトラベルの記事を所有しているとも言えます。

実際のところ、我々「全員」がウィキトラベルの「全て」を所有していると感じています。ウィキトラベラー達は、このサイトのあらゆる部分に手を加えることができ、各自が貢献できる範囲でよりよい旅行ガイドを作り出そうとしているわけです。各自が行っているのは部分的な作業ですが、我々は全体を通じて我々が行っている作業を誇りに思っているのです。


外部リンク[編集]

  • CommunityWiki:ネット上のコミュニティについての優れたウィキウィキのサイト(英語)
  • MeatballWiki:他とはやや異なった立場から、また、やや学問的傾向からウィキウィキを扱っている活発なサイト(英語)

変種

操作

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他言語版

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