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立山・黒部アルペンルート
出典: Wikitravel
目次
立山黒部アルペンルートは、富山県立山町の冨山地方鉄道立山駅と長野県大町市の大糸線信濃大町の間、富山県最高峰で日本百名山の一つ立山を間近に見る室堂平や黒部ダムを通る山岳観光ルートである。1日で通り抜けることもできるが、室堂や阿弥陀が原で宿泊して立山登山やゆっくりと高原の散策をするものよい。立山黒部オフィシャルガイド TEL (076) 432-2819
[編集] 分かる
このルートは道路で1本につながっているわけではない。立山直下を縦断する立山トンネルのトロリーバスやケーブルカー・ロープウェイなど乗り物を乗り継いで進んでいくことになる。冨山側から長野側へ抜けてもその逆でもよいし、途中から折り返してもかまわない。ここでは立山黒部の名称に沿って冨山側から紹介する。
4月上旬に道路の除雪が終わった区間から開通し、全線開通は4月中頃になる。5月中旬までの室堂までの道は両側が雪の壁となっている。雪解けが終わると新緑が美しくなり、初夏にかけて高山植物が少しずつ花を開く。まれに特別天然記念物に指定されている雷鳥の姿を見ることもできる。黒部ダムの放水が6月下旬から10月中旬まで行われ、夏休みには大勢の観光客で乗り物の待ち時間が1時間を越えることが多い。9月下旬から山の紅葉が始まると、休日はや多くの人で賑わう。初雪が降り山が雪化粧をした11月末で乗り物は運行を終え、次の春まで眠りに入る。
立山駅・信濃大町間の大人普通運賃は¥9,390である。
[編集] 歴史
1971年6月に全線開通した。
[編集] 動植物
貴重な高山植物が多いほか、ライチョウの生息地として有名。運がよければその姿を見ることができる。
[編集] 準備
乗り物を乗り継いでいかなくてはならないので荷物もすべて持って移動することになる。繁忙期は乗り物がかなり混雑するので、荷物はできるだけ小さくまとめておかなくてはならない。ホテルや駅から反対側のホテルや駅まで朝預けると夕方受け取れる有料の手荷物輸送サービスもあるが、それを利用する場合も観光中に必要な物を的確にまとめておく必要がある。 立山駅・扇沢駅間の自家用車輸送サービスもあるが運賃・通行料金・燃料費を合わせるとかなりの金額になる。
経路中の最高地点である室堂の標高は2,450m、夏でもひんやりとする気温の日が多い。長袖の上着が必要である。また、天候が変わりやすく風も強いので雨具は傘だけでなく合羽やポンチョがあるとよい。
[編集] 動く
トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーなどを乗り継いで移動する。
- 立山ケーブルカー
- 美女平~立山を往復している。
- 立山高原バス
- 室堂~美女平を往復している。
- 立山トンネルトロリーバス
- 大観峰~室堂を往復している。所要時間10分。日本一高い場所を走る電車である。
- 立山ロープウェイ
- 黒部平~大観峰を往復している。所要時間7分。
- 黒部ケーブルカー
- 黒部湖~黒部平を往復している。所要時間5分。
- 関電トンネルトロリーバス
- 扇沢~黒部ダムを往復している。所要時間16分。
[編集] 出発する
アルペンルートの入り口は立山駅である。立山駅まで富山地方鉄道の電鉄富山駅からおよそ1時間、ほぼ1時間に1本が運行され、運賃は¥1,170である。冨山地方鉄道 TEL (076) 432-3456。
立山駅へは黒部峡谷への入り口宇奈月温泉駅から直通の特急も2往復走っている。アルペンルートと一緒に訪れる人が多い黒部峡谷についても最後に紹介する。
富山への交通機関
- 富山空港へは全日空が東京から6便、札幌から1便を運行している。空港から富山駅までは連絡バスで約25分である。富山空港ターミナルビル TEL (076) 495-3101。
- 鉄道利用
- 東京方面からは上越新幹線で越後湯沢駅まで行き、特急「はくたか」に乗り換える。所要時間は約4時間、運賃・料金¥11,600。
- 名古屋からは、特急「ワードビューひだ」が4往復あり、所要時間3時間40分~4時間、運賃・料金¥7,440。
- 大阪方面からは、特急「サンダーバード」に乗車。大阪駅からの所要時間は約3時間30分、運賃・料金¥8,490。
- 長距離バス利用
- 東京からは、東京駅八重洲口からの夜行金沢行きが富山駅前まで7時間20分、¥7,340.池袋駅東口からは4本(内1本夜行)あり、所要時間6時間25分、運賃¥7,340。
- 名古屋からは、名古屋駅前から夜行が1本で5時間45分、運賃¥4,900。
- 大阪方面からは大阪駅桜橋口から京都駅・金沢駅経由で夜行が1本、大阪からの所要時間8時間15分、運賃¥5,200。
- 阪急梅田から新大阪・京都経由で2本(内1本夜行)、梅田から所要時刻5時間25分(夜行7時間40分)、運賃¥5,200。
[編集] 行く
[編集] 立山駅から美女平へ
立山駅は山の斜面にある。富山地方鉄道のホームは1階にあり、2階に駅の出入り口、レストラン、売店と立山ケーブルの改札口・ホームがある。混雑時には2階のホールは人で埋まることもある。駅前には立山カルデラ砂防博物館がある。
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いよいよ立山ケーブルで立山黒部アルペンルートに入っていく。標高差500m、最大斜度は29度ある。美女平まで1.3km、所要時間7分、運賃¥700(往復¥1,250)。運行は黒部湖まで立山黒部貫光。
7月下旬から10月上旬までの休日を中心に立山駅前から室堂までの直行バスが運転される。立山発8:00、室堂発15:20、所要時間1時間10分、運賃¥2,360(往復¥4,190)。問い合わせTEL (076) 481-1184、立山バスセンター。
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[編集] 称名滝へ
立山駅前から称名滝入り口までバスが運行されている。所要時間20分、運賃¥560(往復¥1,050)。駐車場のある称名平にはレストハウスがあり2階に称名滝の資料展示室があるので時間があれば見ておくと良い。
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称名滝は高原バスからも見ることができる。
[編集] 美女平から室堂へ
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美女平でケーブルカーを降りると高原バスのターミナルがある。高原バスは標高973mの美女平から1,930mの弥陀ヶ原を通り、2,432mの室堂まで標高差が1,500m近くある高原道路を走る。定員制なので全員着席でき、車内では前方のテレビでアルペンルートの紹介ビデオが上映される。5月中旬まで弥陀ヶ原付近から室堂までは道路除雪によって積み上げられた雪の壁の間を走るため景色が見えない。室堂ターミナルまで23km、所要時間50分、運賃¥1,660(往復¥2,940)。
[編集] 弥陀が原
美女平から弥陀ヶ原まで高原バスで30分、運賃¥1,060。
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[編集] 天狗平
天狗平から室堂まで20分程度で歩ける散策路がある。
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[編集] 室堂高原
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[編集] 室堂から大観峰へ
室堂ターミナルから立山直下に掘られた立山トンネルをトロリーバスで通り抜ける。トンネル内に立山直下の標識があり、ここで上り下りのバスがすれ違う。トロリーバスは軌道のない鉄道に分類されるため、2,450mの日本最高地点を走る鉄道である。3.7km、所要時間10分、運賃¥2,100(往復¥3,150)。
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[編集] 大観峰から黒部平へ
大観峰からはロープウェイである。標高差は488m、自然破壊を防ぐため黒部平まで1.7kmの間には支柱がない。所要時間7分、運賃は¥1,260(往復¥1,890)。
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[編集] 黒部平から黒部湖へ
このケーブルカーも自然を壊さないように日本では珍しい地下ケーブルである。標高差373m、0.8km、所要時間5分、運賃¥840(往復¥1,260)
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[編集] 黒部湖から黒部ダムへ
黒部湖・黒部ダム間は約0.6km、ダムの堰堤を徒歩で連絡している。
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[編集] 黒部ダムから扇沢へ
黒部ダム建設の資材運搬のために掘られたトンネルを活用してトロリーバスを運行している。6.1km、所要時間16分、運賃¥1,500(往復¥2,500)。
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[編集] 扇沢から信濃大町へ
扇沢から信濃大町駅まではバスで40分、¥1,330(往復¥)。途中の日向山高原、大町温泉郷に宿泊施設がある。
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[編集] 気を付ける
中部山岳国立公園に指定されており、動物の捕獲、植物の採取のほか、ペットの連れ込みは禁止されている。
[編集] 帰る
- 鉄道利用
- 扇沢からは大町温泉郷・信濃大町駅経由で長野駅東口行きのバスがある。長野駅からは、東京方面は北陸新幹線で、名古屋・大阪方面は特急「ワイドビューしなの」を利用(大阪方面は名古屋駅から新幹線に乗り換え)する。
- 長野駅まで、扇沢から1時間40分、運賃¥2,500。信濃大町から1時間10分、運賃¥2,000。
- 長野駅から、東京までおよそ1時間50分、運賃・料金¥7,880、名古屋までおよそ2時間50分、運賃・料金¥7,130。大阪までおよそ3時間50分、運賃・料金¥11,670(新幹線はのぞみ利用)。
- 信濃大町駅からは中央本線経由で新宿まで直通の特急が1本、名古屋まで季節運転の特急が1本あるほか、普通(快速)列車で松本まで行くと新宿行き、名古屋行きの特急がそれぞれほぼ1時間に1本運行されている。
- 信濃大町から、新宿までおよそ3時間30分、運賃・料金¥7,440。名古屋までおよそ3時間20分、運賃・料金¥6,710。
- 松本まで大糸線の普通列車が毎時1~2本運行、所要時間約1時間、運賃¥650。
- バス利用
- 白馬八方から新宿行きのバスが信濃大町駅前を経由する。4往復、所要時間3時間55分、運賃¥4,100。
- 長野駅から新宿まで14往復、所要時間3時間40分、運賃¥4,000。
- 松本バスターミナルから
- 新宿まで20往復、所要時間3時間12分、運賃¥3,400。
- 名古屋の名鉄バスセンターまで6往復、所要時間3時間14分、運賃¥3,460。
- 京都(名神深草)、新大阪経由で阪急梅田まで2往復、梅田までの所要時間5時間30分、運賃¥5,710。

