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究極の旅道具
出典: Wikitravel
目次
このコーナーでは、ウィキトラベラーたちにとっての「究極の逸品(?)」ともいうべき旅の小道具を紹介したい。
[編集] 自分にとって「究極の」旅道具を探す
旅行し始めの頃というのは、誰しもが旅先でも普段の生活と変わらない便利さを無意識に求めるためか、必要以上に余計なものを持っていこうとするものだ。そして大体最初の旅行で、持っていったのはいいがほとんど使わない道具を抱え、その重さに辟易としながらあちこち動き回らなければいけないことに気づかされる。また、普段の生活で必需品と思っていたものも、旅先ではむしろないならないで何とかなってしまうものだということにも。そのように旅を重ねるごとに持っていく荷物というものは次第に淘汰されその数を減らしていき、そして最後にその人の旅のスタイルにかなった、いつも持っていく最小限かつ定番の荷物というものが決まってくる。
逆に言えば、そのように淘汰されていく中で残った旅の道具というのは、その人にとってそれなりに意味のある、極めて有用なものなのだということができる。そして、それらの品々は他の人にとっても何がしかの有益な持ち物になりうるものでもある。
以下の項目では、ウィキトラベラーたちが、自分の旅行スタイルを確立していく過程で偶然に、あるいは必要に迫られて(?)見つけていった、数々の旅道具を紹介する。
なお、ここに紹介した旅道具を全部そろえて旅をする、という意味では決してないので念のため。少しでも荷物をコンパクトかつ軽量化するために、行き先や季節などに応じてまず持ち物を精選するのは当然のことである。
[編集] 装備品
[編集] 小銭入れ
特に複数の国を股にかけて移動する場合には重宝する。海外に渡航する際には日本国の硬貨を所持するのはもちろんの事、それ以外の国の硬貨を携帯する事になる。もし自分の所持する財布が一つのみで全ての硬貨・紙幣をごちゃ混ぜに入れてるのであれば、お店での支払いの際に必要な硬貨を出すのに大慌てになるのは目に見えて確実である。
そのような事にならない様に小銭入れやマネークリップを使って、国ごとの貨幣で分けて所持しておいた方が良いだろう。小銭入れも特別なものでなく100円ショップで売っている様なもので十分。変にブランド物を購入すると「失くしました」とか「盗まれました」といった場合に精神的ダメージが大きいからである。小銭入れに入っている貨幣の価値自体はさほど高額にはならないだろうから小銭入れ自体にコストをかけても仕方が無い。
[編集] ズボン下
特に東南アジアなど、熱帯湿潤気候の地方への旅行に着用して行くと便利な一品である。高温多湿の地方への旅行の場合、何日かでズボンが汗でべとついてしまい不快になるが、ズボン下をはいているとそれをある程度防ぐことができる。もちろんズボン下自体も汗を吸ってべたつくことには変わりがないが、ズボンと違ってこちらは簡単に洗うことができ、しかも乾きが早いので、夜寝る前にでも簡単に洗っておけば、朝サラサラに乾いた同じものをまたはくことができる。いくつかタイプがあるが、綿100%で薄手の、ダブっとしたタイプのもの(つまりステテコ)がおすすめ。出発時に着用したものをそのまま繰り返し毎晩洗えばよいので、基本的には1着だけ持っていれば足りる(移動時にはずっとはき続けているので、荷物にもならない)。
[編集] バックパック
これまでの経験から最もお勧めしたい究極の旅道具の一つ。バックパックの利点としては、両手が自由に使える、特にヨーロッパなどに多い石畳の道でも問題なく荷物を運べる、などの点でスーツケースやカート式バッグに比べ機動力が格段に高いことである。また、カート式バッグでは機内への持込が制限されてしまう場合でも、同じ大きさのバックパックなら認められることがあるのも利点の一つ(同じ大きさの荷物でもキャリーが付いていない分かさばらないし、また空港カウンターの職員が見た場合、同じ大きさでも背中に背負っている荷物の方が地面を引いているものよりも小さく見えるらしい)。使い勝手がいいのはフレームなしの40リットルくらいのもの。この大きさを超えるとバックパックでもさすがに機内持ち込みが難しくなるし、また重すぎて持ち運ぶ際に体力を消耗し、最大の利点である機動力が落ちるからである。40リットルというとやや小さいと感じる人もいるかもしれないが、この程度の大きさであっても持って行く荷物さえ厳選すれば(「洗濯石けん」の項目参照)、1か月を超えるような長期旅行も可能である。
[編集] スリッパ・サンダル
ホテルの部屋の中では、靴よりスリッパの方が簡単に履いたり脱いだりできる分何かと便利だが、中級以上のホテルでもこれが意外と備え付けられていない所が多い。かえって安宿の部屋の方にゴムゾーリとかが備え付けられていたりするが、何も旅先で人様の水虫をもらいたくもないし…、というわけで、荷物に一足スリッパ類を加えておくと便利だ。あらかじめトラベルグッズの店で買ってもいいが、どこかのホテルに泊まったとき、使い捨てのスリッパ類が備え付けてあれば、それを失敬してくるだけでも十分足りる(どうせ自分がチェックアウトすればホテルの方で捨ててしまうのだし)。不織布のチャチな造りのものが多く、一応使い捨てということにはなっているが、これが見た目に似合わずことのほか丈夫で、10回やそこらの旅行ぐらいでは壊れない。別にどうということのない道具だが、経験上とにかくこれがあるだけでホテルライフがぐっと快適になる。
特に、欧米のように室内でも靴を脱がない文化圏の場合、現地でスリッパを調達しようとしても、スリッパという言葉あるいは概念自体が一般的でなく理解されないこともある。スリッパを買い求めようとすると、草履 (flip-flop) やサンダルが出てきたり(まあそれでもいいのだが)、あっても品揃えが乏しくあまり満足がいかなかったりするので、自前で持参するのがお勧めである。空の旅なら機内でのリラックスにも重宝する。
なお、この応用編として、安宿を泊まり歩く場合にはゴムゾーリを一足持っていくというのがある。安宿(東南アジアとかの)によっては、トイレ兼用のシャワールームの特に床周りが目を覆いたくなるくらい汚く、トイレに入るにしろシャワーを浴びるにしろ、とにかく裸足で入るのが憚られるくらいのところがあったりする。そんなときにゴムゾーリがあると、それを履いたまま足元を気にせずにシャワーを浴びたり用を足したりできるのだ。もちろん室内履きにも兼用できる。ただスリッパに比べてやや重くてかさばるのが難点といえば難点。
[編集] 生活道具
[編集] 洗濯石けん
いままで旅行を重ねてきた中で、最も便利な小道具のひとつがこれである。なぜなら、洗濯石けん一つ持っているだけで、旅先に持っていく衣類(特に下着類)を劇的に減らすことができるからである。極端な話、着いた先の宿で晩に洗濯石けんを使ってこまめに洗濯をする、ということを繰り返すなら、持って行く衣類は今着ているものプラス1セットでもいいわけだ(実際には天候によって乾きが悪かったりとか、夜移動したりといったこともあるので、もう少し予備は持っていった方がいいですけどね…)。
でも分包された洗剤だってちゃんと売っているし、そっちを使えばいいじゃないか、と言われる向きもいらっしゃるかもしれないが、それはチト違う。分包された洗剤は、量が固定されているので、かえって使いづらいのだ。その点、洗濯石けんなら1回に使う量を自由自在に調節できる。また、洗剤はもともと洗濯機用に作られているが、少量洗濯には手洗い用に作られている洗濯石けんの方が使いやすいとも言うことができる(泡切れとかは洗濯石けんのほうがはるかによい)。そして何よりかさばらない。 もし使ったことがないのなら、今度旅行に行くときとかに試してみてください。きっとその次から手放せなくなると思うから。
しかしそうは言っても、分包された洗剤にもそれなりに利点があることも注記しておく。ふつうホテルにいるのは夜間だけ(滞在型は除くが、そういったホテルにはそもそもランドリーサービスがある)であるし、ほとんどのホテルにはバルコニーがないので、必然的に室内干しを余儀なくされる。その際に部屋干しの臭いが気になることがあるが、現在では部屋干しのにおいがしないように作られた洗剤が多いので、乾いた後にさわやかに着られるのである。
[編集] ハンガー
洗濯石鹸を持っていって小まめに洗濯すれば持って行く衣類を減らせるということは上に書いたとおりだが、安宿や一部の高級ホテルなどでは干し場所に困ることもある。というのも、安宿ではそもそも部屋にハンガー自体が備え付けられていないこともあるし(あるいはかつてあったのだが、宿泊客に持って行かれたまま補充されていないとか)、逆に高級ホテルではそもそもハンガー自体が、クローゼットから取り出して洗濯物が乾きやすい場所に架け直すような造りになっていない(宿泊客がホテルのクリーニングを利用せず自分でシコシコ洗濯するなんて場面をホテル側が想定していない)ことが多いからである。そんなこともあるので、旅先に2つくらいハンガーを持参すると結構使える。旅行グッズ売り場でよく折りたたみ式のものであるとか、空気を入れて膨らますタイプのものが売られているが、そのような小細工は不要。クリーニングに付いてくる針金タイプのもので十分である。あれだと細いので荷物に入れてもそれほどかさばらないし、荷物が圧迫されて変形してしまっても、手で元の形に戻すこともできる。それに何よりタダなので、旅先に忘れてきても大して気にもならない。
[編集] プラグアダプター
昨今では、一昔前に比べデジカメのバッテリーの充電など、旅行先で現地の電気にお世話になる機会も多いので、プラグアダプターも半ば必需品になってきた。日本で使われているA型のプラグと現地のプラグの形状に変換するためのもので、それぞれの型ごとにアダプターを分けたものも売られているが、現地でどのような型のコンセントが使われているかわからないこともあるし、第一違うアダプターを一通り用意するのは荷物にもなるので、部品を組み替えることで世界各地のコンセントに対応できる万能タイプのものがおすすめである。ヨドバシカメラなどの家電量販店や、空港の売店などで2,000円前後で売られている
[編集] マスク
カゼの予防具として、空気が汚れている街でのフィルター役として、また乾燥した飛行機内でノドを守るための道具として、マスクがあると便利である。最近では不織布の使い捨てのものが安く売られているので、それを何枚か旅の荷物の中に入れておくとよい。ただし日本人がマスクをかけて歩いている姿は、国によってはかなり奇異な光景に写るようなので(国によっては医療関係者くらいしかあのようなタイプのマスクを使わない)、時と場合に応じて(一例として、飛行機内では乾燥防止にマスクを愛用している人が結構いるので、自分が使っても特に目立たない。また、大気汚染のひどいアジアの大都市などでは、そもそも地元の人がバイクに乗るときなどにマスクを着用しているので、自分が使っても特に奇異に感じられることがない等々)使用するかどうかを決めた方がよい。
[編集] 密閉式ビニール袋
チャックが付いた密閉式のビニール袋も2~3枚持っていると便利である。パスポートなどの重要書類の水よけや、旅行先で邪魔になる日本のコインを入れておくためのケースなどに使える。旅行用品のコーナーに大小さまざまな種類を取り混ぜたものが売られているのでそれを買ってもいいし、また、それ専用のものをわざわざ買わなくても、「ジップロック」などのキッチン用品で代用するという手もある。
[編集] 虫除けスプレー・携帯虫除け器
熱帯地方や亜熱帯地方への旅行の際に持って行くと便利。もともと蚊の多い地域のホテルであれば、蚊取り線香や蚊帳なども比較的整備されているが、穴が開いていて用をなさないこともあるし、それ以外の屋外、例えば市場や屋台、フードコートなどの食堂などでも結構蚊には悩まされる。虫除けスプレーは必需品で、できれば電池式の携帯虫除け器もあるとよい(以前は蚊には効かなかったが、最近のものは蚊よけも効能に謳われており、一見おもちゃのようだが旅先で意外と重宝する)。
いろいろなタイプのものが売られているが、霧吹きタイプのものが比較的使いやすい。ガス充填の虫除けスプレーについては機内への持ち込みが制限されており、没収されることがあるので注意。また、液体の持ち込みでもチェックがかかるので、シャンプーや歯磨き粉など他の液体物とジッパー付きのビニール袋一緒にしておくとよい(普段あまり持ち歩かないものだけに、意識せずについつい荷物の奥に入れてしまい、検査で引っかかって取り出すのに苦労することがある)。
[編集] 目覚まし時計
ホテルによってはアラームがないところもあるので、早朝起きて行動しなければならないときのためにコンパクトなものを持っていると便利。旅行用の目覚ましを選ぶ際のコツとしては、特にアラームを使うとき(バネではなく)指でスイッチを引き出し、押し込むと止まるタイプのものを選ぶようにするとよい。電気のスイッチのように外に出たままのものや、バネの付いたポップアップタイプのものだと、飛行機の中などで他の荷物に押されていつの間にかスイッチが入ってしまい、とんでもない時間にアラームが鳴り出したりしてあわてることがあるので注意。
[編集] 携帯道具
[編集] 懐中電灯
手軽なハイキングであっても怪我など予定外の事で予定が狂い、照明が無い完全に真っ暗な道を歩く羽目になった人が多くいる。そういった場合は道を踏み外す事もあるので必ず持っていくようにしたい。海外では日本のように夜歩いていても何ら問題がないような明るい道ばかりではなく、時にほんの数m先も見えないような真っ暗な道に出会うこともある。
このように、街灯の整備されていない国に行く場合、懐中電灯もなくてはならないアイテムの一つとなる(また、比較的整備された高級リゾート地であっても、一歩そこから出ると周囲は真っ暗、ということも往々にしてある)。LEDを使った小型かつ高性能なものでも、単三・単四電池一本などを利用するタイプであれば、旅先で電池が入手し易く安価であり、他の携帯機器と兼用出来る。それをザックやカバンのポケットなどに入れておくとよい。ハイキングやキャンプの場合は、ヘッドライト式の手で保持しなくて済むタイプが便利である。
また、コンサートで使われている、あの折って光らせるタイプの使い捨ての化学式ペンライト(サイリウム)も意外と役立つ。ホテル滞在時に計画停電などで照明が消えたときなどにも重宝する。また、使い捨てなので荷物が多少は軽くなるという利点がある。ただし環境への影響も考慮したい。
[編集] 懐中時計
日本との時差確認用などに一つ持っていると便利。時計の量販店や空港の売店などで売られている、1つ1,000円前後のキーホルダータイプのもので十分用が足りる。旅行先で時間の確認のために頻繁に見る腕時計の方を現地の時間に設定し、たまに取り出して時間を確認するために使用する懐中時計の方を日本の時間に合わせるようにしておくと使いやすい。
[編集] メモ帳・筆記用具
あれば便利、というよりはむしろ必需品であろう。ボールペンなどの筆記用具は、機内で出入国カードを書く、暇つぶしにパズルを解くなどすぐに必要となる場面が結構あるので、シャツのポケットなどに常時入れておくと便利である。また、メモ帳もすぐに取り出して使える意味で、シャツのポケットに入る、名刺サイズくらいの小さなものが使い勝手がよい。なお、ボールペンなどは途中あわてていて失くしたりすることも多いから、ちょっと多めに用意して荷物のあちこちに忍ばせておくとよい。ボールペンやメモ帳などの筆記用具は空港で買うと非常に高いので、家の近くのコンビニや100円ショップなどでまとめ買いしておくのがベターである。
[編集] 暇つぶしアイテム
[編集] パズル本
空港を飛び立ってからしばらくして配られる飲み物を飲んで、機内食を食べたらあとは何もすることがなく、狭いスペースでただただじっとこらえていなければならないエコノミークラスの利用者に特にお勧めしたいアイテム。数独などのパズル本を持っていくと、退屈でたまらない機内ライフを飛躍的に楽しくすることができる。本屋に行けば新書版ほどのサイズの各種パズル本が¥500前後で売られているので、自分の好みに合わせて2~3種類の本を事前調達しておくとよい。なお、仮に日本で買い忘れてしまっても大丈夫。今や数独は "SUDOKU" として世界中に知られており、昨今では世界各地の空港の本屋でもよく売られているから、少なくとも帰りの便での機内ライフを充実させることはできる…はず。
[編集] ハンディーGPSナビ(PND)
歩きや自転車やバイクでもこれがあると便利。旅の記録や道路の確認、近隣の施設やビュースポット検索に使うことができる。自動車であれば、やはりきちんとしたナビを用意したほうが使い勝手がよい。アウトドアショップやネット通販で購入することが出来る。多用する予定があるのならば、予備の電池も持参しておきたい。
また、携帯電話にもこの機能を備えた機種が増えつつあるが、この機能を使うと電池の減りが早くなるのと、基地局の電波が通じない時や速度のある移動となると現在位置とのずれが大きくなる為、本格的な使用には不向きである。
[編集] 無線機
アマチュア無線機、特小、CB、パーソナル等。免許や申請が必要な物は当然手続きの上。地元の人とコンタクトを取って、案内をしてもらったり一緒に食べたり飲んだり。アマチュア無線機の場合は、144/430のQRP&FMで十分。
[編集] ラジオ
夜の暇つぶしにもいい。TV音声も入ると尚更良し(但し地デジ完全移行に注意)。
なお、海外へ携行する場合はやはり短波ラジオが便利である。季節や地域、あるいは時間帯などによって受信状態が一定しないという欠点はあるが、とりあえず世界のどこにいても日本語や英語で情報を取ることができる。
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