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青春18きっぷを使いこなす
出典: Wikitravel
この項では、鉄道のフリーパスである青春18きっぷを効果的に利用する方法について述べる。
[編集] 青春18きっぷとは
- JRグループ旅客鉄道5社の鉄道全線で普通列車の普通席を利用できる乗車券である。
- 普通列車とは、普通席利用時には運賃のほかに料金がかからない列車をいい、快速や特別快速も普通列車の一種であるため利用できる。
- 自由席に限りグリーン料金を支払えばグリーン車の利用もできる。
- 特急列車しか走っていない区間(津軽海峡線の「蟹田・木古内間」および、石勝線の「新夕張・新得間」)のみを乗車する場合には特急列車が利用できる。
- これまで春・夏・冬の学校の長期休暇にあわせて発行されてきた。例年の発売期間及び利用期間は以下のとおりである。
- 発売期間:2月20日~3月31日(春季)、7月1日~20年8月31日(夏季)、12月1日~1月10日(冬季)
- 利用期間:3月1日~4月10日(春季)、7月20日~平成20年9月10日(夏季)、12月10日~1月20日(冬季)
- 発売額は¥11,500で、5回(5日)分が1枚として発行される。
- 名前が「青春18~」となっているため誤解している人がいるが、年齢に関係なく誰でも利用できる。但し、小児用の料金設定はないため12歳未満でも同じ料金である。。
[編集] 使用上のルール
- 利用日の最初の駅で、窓口又は改札で利用日のスタンプを押してもらう。自動改札機は利用できない。
- 複数人で利用するときは、利用人数分の利用日を押してもらう。
- 有効期間内であれば、切符を何回かに分けて使うことができる。もちろん、グループ旅行での使用も可能。券1枚で5回分が一枚の券で発行されているため、券のばら売りはできない構造になっているが、実際は一部の金券ショップで券片を「1回分○○円でレンタル」というような形で実質1回分の販売を行ったり、あるいは残券をインターネットや金券ショップで販売するといったことが行われている。
- 複数人の場合、各人のもより駅が異なる場合は、全員が集合する駅・解散する駅と最寄り駅までは別の乗車券が必要。
- その場合、最も遠い人がこの切符を持ち、他の人との最寄り駅で落ち合いながら集合していけば、このきっぷだけで間に合う。
[編集] どこが得か
- ¥11,500で5回なので一回分は¥2,300である。これより考えると、片道運賃が¥1,150を越える区間を普通列車で往復する場合に得になることがわかる。本州3社の幹線の場合、距離にして片道70kmを越える区間の往復利用、または140kmを越える区間の片道利用が損益分岐点である。
- たとえ利用距離が短くても、何回も乗り降りする場合は、普通乗車券の場合はそのつど初乗り運賃がかかり金額がかさむのでこのきっぷが有利である。いちいちきっぷを買わなくてすむ利点もある。
[編集] 注意点
- 地域によっては範囲や期間を限定したフリー切符を発売しており、その範囲しか利用しない場合はフリーきっぷの方が安い場合が多い。詳細は下記別項に記載。
- 普通列車しか利用できないため、普通列車の本数の少ない地域では利用しにくい。
- JR線以外では一切使用できないため、他社線に乗り入れる列車を利用する場合(地下鉄千代田線・東西線・北越急行・智頭急行・伊豆急行・伊勢鉄道・土佐くろしお鉄道・井原鉄道・福岡市地下鉄など)乗り入れ区間は別に運賃を支払う必要がある。。
- 東北本線や信越本線の一部で、新幹線ができたためJRから切り離された区間(盛岡・八戸間のいわて銀河鉄道と青い森鉄道、軽井沢・篠ノ井間のしなの鉄道)がある。これらは当然有効区間外となる。
[編集] 問題点
- 時刻表の読み方を知らない人や、地理に疎い人がこのきっぷで列車本数が少ない長距離区間を利用する場合、事前に計画を立てていても列車の遅延で乗継ができなかったり、トラブルで列車が運休したりしたときに代替の計画を立てることが難しい場合がある。
- 列車の遅延や運休により、本来なら当日中に行ける駅まで着けない場合に、普通乗車券であれば有効日数の延長の措置が取られるが、このきっぷではそれがない。
- 最近このきっぷの利用者が増えてきたため、利用者が集中するが列車本数の限られる一部区間(東北本線の黒磯・盛岡間や東海道本線の姫路・下関間など)で、接続のよい特定の列車に乗客が集中し通勤列車並みの混雑となる場合がある。
[編集] 裏技・中抜き
- 利用日1日は自由に乗り降りできるのであるから、普通列車を利用しにくい区間では無理して普通列車を利用せず、運賃や料金を別に払って特急や路線バスを利用した方が時間を節約でき効率的に移動できる場合がある。極端な場合の例ではあるが、発駅から関西空港まで普通列車で行き、飛行機で新千歳空港までは飛行機を利用し、北海道では再び普通列車で旅行を続けるということも考えられる。
- 鉄道利用だと遠回りになる場合、たとえば、九州~四国では瀬戸大橋まわりでは時間がかかって不便であるから、別府から八幡浜の区間にフェリーを利用するという方法がある。
- 利用日の有効期限は列車が0時を過ぎて最初に停車する駅までである。臨時快速列車「ムーンライト九州」上りの場合、博多を発車した列車はその日のうちに折尾・黒崎・小倉・下関・厚狭と停まった後、0時を過ぎて最初に停車するのは岡山なので、岡山で下車する場合一日分で200km以上余分に利用できる。博多からの利用だけで1回分利用するのはもったいないので、朝から利用を開始して、夜にこの列車に乗るのが無駄のない使い方である。ちなみにこの列車は全車指定席のため、乗車するには指定席券を買っておく必要がある。
[編集] 青春18きっぷより得なフリーきっぷ
[編集] 北海道・東日本きっぷ
北海道・東日本旅客鉄道全線普通列車普通席および北越急行・いわて銀河鉄道・青い森鉄道全線が利用できるほか、青森・札幌間の急行「はまなす」の普通車自由席が利用でき、津軽海峡線の特急には蟹田・木古内間のみの利用の場合は料金不要で、青森・函館間も特急料金を支払えば自由席限ってに乗車できる。また、区域内のユースホステルが会員料金で利用できる特典もある。
発売額は5日間有効で¥10,000である。注意点は有効期間が連続した5日間であり、18きっぷのように日を区切っての利用および複数人数での利用が認められていないことである。
発売期間と利用期間は18きっぷに近いが、こちらの方が長い。2008年は下記の通りであった。 :発売期間:春2月17日~4月09日、夏6月27日~9月11日、冬11月23日~1月21日 :利用期間:春2月22日~4月13日、夏7月11日~9月15日、冬11月28日~1月25日 北海道・東日本パス
[編集] その他
- 一日散歩きっぷ:利用可能日は、2008年は11月30日までの土・日・祝日、自由乗降区域は北海道内の長万部より東、新得・滝川より西側、大人¥2,040、小人¥1,020
- 道北一日散歩きっぷ:利用可能日は、2008年は11月30日までの土・日・祝日、自由乗降区域は北海道内の美唄、新得、上川、天塩中川の各駅に囲まれたの内側、大人¥2,040、小人¥1,020
- 五能線パス:通年発行で2日間有効、特急料金を払えば特急に乗車可能。自由乗降区間(A)は奥羽本線秋田・青森間と五能線全線で大人¥5,000小人¥2,500(18きっぷより高いが特急に乗れることと通年発行が有利)、(B)は秋田・東能代・千畳敷間で大人¥3,000小人¥1,500、(C)は奥羽本線東能代・青森間と五能線全線で大人¥3,200小人¥1,600
- えちごツーデーパス:2009年3月29日まで発売で利用は土曜・休日等の2日間有効、自由乗降区域は越後中里、大白川、十日町、妙高高原、直江津、府屋、小国、野沢の各駅に囲まれた範囲、大人¥2,500小人¥1,250
- えちごワンデーパス:通年発行で有効期間1日、自由乗降区域は小千谷、出雲崎、村上、小国、日出塩の各駅で課もまれた範囲、大人¥1,500小人¥750
- ときわ路パス:2008年は9月6日から11月30日までの土・休日の1日間有効、自由乗降区域は、取手、小田林、下野宮、大津港の各駅に囲まれた範囲と潮来・鹿島サッカースタジアム間および関東鉄道、鹿島臨海鉄道、ひたちなか海浜鉄道の各線、大人¥2,000小人¥500
- ホリデー・パス:通年発売で土・休日の1日間有効、特急料金を払えば特急に乗車可能、自由乗降区域は平塚、大月、高麗川、熊谷、小山、土浦、成東、茂原、木更津の各駅で囲まれた範囲と東京臨海高速鉄道および東京モノレールの各線、大人¥2,300小人¥1,150。
- ちいさな旅ホリデー・パス:通年発売で土・休日の一日間有効、特急料金を払えば在来線の特急に乗車可能、自由乗降区域は、「南東北」が新白河、会津坂下、喜多方、今泉、新庄、石越、前谷地、山下、小野新町の各駅で囲まれた範囲、大人¥2,400小人¥1,200、「いわて」が花泉、ほっとゆだ、雫石、東大館、南気仙沼で囲まれた範囲といわて銀河鉄道盛岡・好摩間、大人¥2,200小人¥1,100、「あおもり」が東北本線八戸・青森間と八戸線、大湊線、津軽線の各線の範囲、大人¥2,000小人¥1,000
- 信州北回廊パス:通年発売・利用可能で2日間有効、自由乗降区域は、姨捨、妙高高原、森宮野原の各駅の範囲と、長野電鉄全線、しなの鉄道上田・篠ノ井間、川中島バス長野・松代間、大人¥2,500小人¥1,250
- 津軽フリーパス:通年発売・利用可能で2日間有効、自由乗降区域は碇ヶ関・川部・五所川原間と津軽鉄道・弘南鉄道および弘前周辺の弘南バス、大人¥1,500小人¥750
- 都区内パス:通年発行・利用可能で1日間有効、自由乗降区域は東京23区内の各路線、大人¥730小人¥360
- 東京フリーきっぷ:通年発売・利用可能で1日間有効、自由乗降区域は東京23内の各路線と東京メトロ、都営地下鉄、都電および日暮里舎人ライナーの全線、大人¥1,580小人¥790
- 四国再発見きっぷ:通年発売で金・土・休日のみ利用可能、発売日から3ヶ月以内の5日間(回)有効、自由乗降区域は四国旅客鉄道の島内全線および土佐くろしお鉄道中村線窪川・若井間、¥5,500(小人料金設定なし)
- 九州満喫きっぷ:2008年の発売・有効期間は4月18日~7月13日と9月12日~11月30日、九州の全鉄道に乗車可能、3日間有効で¥10,000(1日あたり¥3,333)は18きっぷより高いが、発売期間と民鉄各社にすべて乗れることは有利。

