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金門島
出典: Wikitravel
目次
金門島 (きんもんとう) は中国大陸沿岸(馬祖島の南西)、福建省のアモイ(厦門)までわずか数キロという位置にある島で、島の約四分の一が国立公園となっている。金門県には中心の金門島のほか、小金門(烈嶼)など大小12の島々がある。[1]
[編集] 分かる
馬祖島と同じく中華民国福建省に属する(福建省金門県)。両島とも日本統治を受けていないので、台湾島より中国文化の色が濃く残っている。国共内戦時代に中国大陸との戦闘の最前線であった。かつては台湾本島との往来が厳しく制限されていたが、現在では制限は解除されており、比較的容易に行くことができる。往時の軍事施設のいくつかは観光客向けに開放されている。2001年からは「小三通」と称し、金門島とアモイ(厦門)の間で「通郵」「通商」「通航」における限定的な人や物の交流が実施されてきた。
台湾独立志向の強かった陳水扁政権から、親大陸志向である現在の馬英九政権へと政権が交代し、台湾と中国大陸との距離が急速に縮まった今日では、台湾の主要都市から中国大陸各地に向けて直行便が就航するようになり、かつての「小三通」の頃ような大陸への窓口としての金門島の価値は、現在ではかなり薄れてしまっている。ただし、アモイまでフェリーで1時間という地理的な近さから、現在でも金門島を利用した両岸間での人の往来は依然衰えてはいない。また、一時期そのような形で金門島が大陸への窓口として脚光を浴びていたことは記憶にとどめておいてもよいだろう。
[編集] 概要
一見のどかな島だが、島を移動中に突然迷彩色を施した建物やトーチカが目の前に現れたり、パラシュート降下を防ぐためのコンクリート製の柱が無数に地面に突き立てられている光景を目の当たりにすることができる。かなり観光地化が進んではいるが、旅行中、かつての激戦地、あるいは対岸の中国大陸に対する自然の要塞としての顔を色濃くとどめた景色をいろいろな場面で垣間見ることができる。
島のあちこちに人工湖やため池がある(飛行機で上空から島全体を眺めるとよくわかる)。もともと目立った河川もなく、地下水などの水資源が乏しいためこのような人工湖が作られたのだろうが、場合によると、これら人工湖やため池の類についても、国共内戦時に包囲網が敷かれた際の水の蓄えといったような、戦略的な意味があったのかもしれない。
[編集] 観光案内所等
- 金門国家公園のHP — 日本語版のページが比較的充実しており、参考になる。 WEB [2]
[編集] 気候
アモイの対岸数kmのところに位置しており、アモイ同様亜熱帯海洋性気候に属し、年間気温や降水量の分布はアモイのそれとほぼ同じパターンである。ただし金門島は周囲を海に囲まれて遮るものがなく、かつ島の中央部が丘陵地帯で島全体が海から突き出たような形になっていることから、アモイなど大陸側の都市に比べ年間を通じて風が強い傾向がある。特に7月から12月にかけては東北の季節風が強く吹く。
年間平均気温は20.9℃、最も暑い月である8月の平均気温が28.2度、また最も寒い月である1月の平均気温が12.8℃となっている。年間降雨量は千ミリに満たない程度で、降雨量の80%が4月から9月、特に台風が多く発生する7月・8月に集中する(4月から9月が雨季にあたる。以上、データ及び気象情報については金門県政府のHPを参考にした)。
なお参考までに、以下にアモイの気温・降水量のデータを記載した。
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 間 | |
| 平均気温 (℃) | 13.3 | 13.2 | 15.4 | 19.6 | 23.5 | 26.4 | 28.9 | 28.7 | 27.3 | 24.0 | 19.9 | 15.4 | 21.3 |
| 降水量 (mm) | 37.0 | 65.0 | 99.0 | 147.0 | 152.0 | 196.0 | 140.0 | 155.0 | 117.0 | 29.0 | 37.0 | 25.0 | 1,119.0 |
| ※データ出典 | |||||||||||||
[編集] 着く
[編集] 飛行機で
金門尚義空港まで
- 台北松山空港から約55~70分(立栄航空1日13便、復興航空1日5便、遠東航空1日4便、華信航空1日2便)
- 台中清泉崗空港から約55分(立栄航空1日14便、華信航空1日2便)
- 台南空港から約50分(立栄航空1日2便)
- 嘉義空港から約50分(立栄航空1日2便)
- 高雄小港空港から約55分(立栄航空1日5便、復興航空1日3便)
金門島への飛行機の便は、大体朝7時台から夕方5時台頃にかけて就航しており、夜間の便はない。このため、日本から夕方の便を利用して台北などの都市へ到着する場合、空港間の移動に時間を取られたりするため、金門島への同日乗り継ぎは難しい。
時間帯では、各社とも、朝~昼頃にかけて比較的就航便数が多い。台湾本島からの日帰り客が多いのか、傾向としては朝早い便の方が一般には混みあうようだ。この時間帯に確実に乗ろうと思ったら、事前に予約をした方がいいかもしれない。
なお、台北~金門間の飛行機はどこの会社の路線も結構混んでいるが、直前でもチケットが取れないこともない(便数が多いため)。空席待ち状態で、直前に席が開くこともあるので、予約カウンターで「満席」の表示が出ていても、とりあえずトライする価値はある。
[編集] 船で
[編集] アモイから
アモイから金門島までは片道180元。乗船は、カウンターなどが混んでいなければ出発前15分でもOK。パスポートを提示して切符を買い、荷物検査の後、出国審査を経て乗船する。金門島までは約1時間。着いた先の埠頭でも、検疫、荷物検査、入国審査などの手続きが行われる。両岸いずれの側も入境手続きは至ってスムーズ。なお、金門島入境時に記入する入境カードには、中国人用とその他外国人用の2種類があるので注意。
金門島からアモイへ渡る場合、通貨の両替は金門島側で済ませてしまうか、着いた先のアモイのターミナルにある金門行きフェリーターミナルの切符売り場で両替をした方がよい(銀行に比べて、あるいは多少レートが悪いかもしれないが)。中国銀行のカウンターで両替を行う場合、書類を数枚書かされる上にとても時間がかかるのでおすすめできない。
[編集] 高雄から
台湾本島南部の主要都市である高雄から金門島に向けてフェリーが就航している。金門島までの所要時間は約9時間。
[編集] 動く
[編集] タクシーで
初乗り80元。バスのように時間にとらわれない分便利だが、島内は思った以上に広く、かつ観光地も分散しているので思いの外料金が嵩む。少し離れた観光地を2箇所ほど巡る、あるいは島のはずれの観光地と宿泊地を往復するだけで、場合によっては500元あまりの料金がかかってしまうこともある。
料金は基本的にメーター制だが、例えばフェリー乗り場と空港(300元)のように、相場があらかじめ決まっていて、運転手の言い値による料金となる場合もある。
[編集] バスで
安く移動できて便利だが、本数が各路線1時間に1本程度しかないのが難点。また、必ずしも観光地の近くを通っているというわけでもないので、タクシーなどとの併用がおすすめ。料金は12元~24元で、乗車時に行き先を告げて切符を購入するしくみ。購入した切符は降車時に回収される。島内には金城、沙美、山外の3つのターミナルがある。これら3つのターミナルを結ぶ循環ルートが幹線で、それらを起点にその他の地区に支線が出ている格好になっている。
[編集] 観光バスで
観光客向けの循環バス(金門観光公車)が4路線営業している。金城バスターミナルが起点及び終点となるもの(A線、B線)と山外バスターミナルが起点及び終点となるもの(C線、D線)の2系統があり、系統ごとにそれぞれ午前と午後で2つの路線の運行時間が分かれている。各路線の停留所は10~15程度で、主だった観光地で30分~1時間程度停車する。また、停車地点では無料の観光ガイドを聞くことができる。
乗車には1日ないし2日間有効の乗車券を購入する必要がある。1日乗車券が200元、2日乗車券が350元で、期間内であれば何度でも乗り降り可能(ただしそれぞれの線が1日1便しか運行していないので、実質的には午前便・午後便の両方乗ることができるという意味になる)。また、乗車券は起点となるバスターミナルのカウンターで購入可能。
それぞれの路線と各路線上の主な観光地は以下のとおり。
- A線 (水頭翟山線、金城バスターミナル起点・終点) — 莒光楼、水頭聚落、文台寶塔、翟山坑道など 時間 8:25~12:10
- B線 (古寧頭戦場線、金城バスターミナル起点・終点) — 古寧頭戦史館、慈湖観景台など 時間 13:30~17:22
- C線 (太武金沙線、山外バスターミナル起点・終点) — 斗門登山歩道口、導覧沙美老街、馬山観測所、山后民俗文化村、林務所など 時間 8:25~12:05
- D線 (榕園太湖線、山外バスターミナル起点・終点) — 時間 13:25~17:30
[編集] 自転車で
島内のエリアごとに、主だった観光スポットを結ぶ形でサイクリングロードが整備されている。
[編集] 足で
島内各地に見どころが分散しているため、徒歩だけで観光地を回るのは無理。
[編集] 観る
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[編集] 遊ぶ
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[編集] 買う
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[編集] 食べる
[編集] おすすめ
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[編集] 安食堂
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[編集] 中級
[編集] 高級
[編集] 飲む
[編集] おすすめ
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[編集] お店
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[編集] 泊まる
民宿、旅館が中心。宿泊費も例えば一泊1200元前後と安い。
[編集] 安宿
[編集] 中級
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[編集] 高級
[編集] 気を付ける
- 黑心 有害食品のこと。「小三通」により、最近ニュースでも多く取り上げられるようになった大陸の有害物質を含む食品が出回っており、金門では注意喚起されている。ただし、短期滞在であればそれほど神経質になる必要はない。
- 最近ではかなり観光地化が進んでいるが、依然として島全体が国軍の重要な軍事拠点であることに変わりはない。島には軍事施設が点在しており、それらの施設を許可なく撮影するとトラブルの原因にもなりうる。あまり不用意なところで写真を撮らないようにした方がよい。
- 比較的大きな通りでも街灯がそれほど多くなく、店も比較的早い時間(夜8時頃)には店じまいを始めるため、夜は結構道が暗くなり、人通りもまばらになる。夜の街歩きはそれほど薦められない。
[編集] 出かける
- 廈門 — 福建省南東部、九龍江の河口付近に位置し、経済特区にも指定されている華南地方最大の港湾都市。アヘン戦争後の南京条約で列強に開港された際、共同租界が造られたことから、今も往時の面影を色濃く留めたエキゾチックなエリアが残されている。金門島からはフェリーで約1時間程であり、朝出れば日帰りも可能。一昔前は金門島が反共活動の最前線基地であり、ここから対岸のアモイに渡るなど考えも及ばなかったが、ルートが開かれた現在では、金門島とアモイの両者が、それぞれ比較的利用しやすい台湾と大陸への玄関口となっている。
- 小金門(烈嶼) — 金門島のすぐ西側にある島。フェリー乗り場から1時間に1本程度フェリーが出ており、所要時間は約10分。

