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路面電車
出典: Wikitravel
目次
コンセイサオン通り(リスボン)
路面電車(ろめんでんしゃ)は世界各地の都市に存在する道路上を走る鉄道である。
[編集] 日本
日本の路面電車は明治時代に京都市で開業された。これを皮切りに多くの主要都市に設置され、長く市民の足として利用されてきた。しかし、1970年代頃からモータリゼーションの波に押されて多数の路線が廃止されてしまったが、近年になって都市交通として見直されるようになり、一種の観光資源と化した路線も存在する。
[編集] 北海道
- 札幌市 - 札幌市交通局の1路線。もいわ山へのロープウェイ接続もしている。地下鉄とは乗り継ぎ割引がある。
- 函館市 - 函館市交通局の2系統。坂の多い函館で、坂の上から電車と船を撮った写真が有名。両端の谷地頭・湯の川は温泉地。古い車両を利用した「函館ハイカラ号」が運行されている。
[編集] 関東
[編集] 中部
- 富山市 - 富山地方鉄道3系統・富山ライトレール1路線。富山ライトレールは旧JR富山港線を転換したもの。
- 高岡市・射水市 - 万葉線1路線。
- 福井市 - 福井鉄道1路線。鯖江市・越前市への郊外へ運行。
- 豊橋市 - 豊橋鉄道2路線。
[編集] 近畿
- 大津市 - 京阪電気鉄道2路線。石山寺・比叡山へのケーブルカーに接続する坂本のある石山坂本線、京都市地下鉄に直通する京津線。
- 京都市 - 京福電気鉄道2路線。右京区の寺院や嵐山観光に利用できる。
- 大阪市・堺市 - 阪堺電気軌道2路線。浜寺公園・天王寺・恵美須町・住吉大社への交通として利用できる。
[編集] 中国・四国
- 岡山市 - 岡山電気軌道の2路線。岡山城・後楽園への足として、また市中心部のバスセンターへの交通として利用できる。
- 広島市 - 広島電鉄の9系統。広島駅から原爆ドームや市中心部の八丁堀、広島港への足として利用できるほか、郊外線は廿日市市の宮島への交通として(宮島口駅でフェリーに連絡)。原爆で被爆した電車が現在も使用されている。
- 松山市 - 伊予鉄道の5系統。道後温泉への貴重な足。蒸気機関車列車に見立てた機関車列車の「坊っちゃん列車」が運行されている。
- 高知市 - 土佐電気鉄道。あまり観光スポットはないが、南国市・いの町への郊外路線。外国製の電車が走っている。
[編集] 九州
- 長崎市 - 長崎電気軌道の5系統。市内のほとんどの観光スポットは電車で行けられる。
- 熊本市 - 熊本市交通局の2系統。熊本駅が南西に偏っているので、市中心部への貴重な足であるほか、熊本城・水前寺公園などへの交通として利用できる。
- 鹿児島市 - 鹿児島市交通局の2系統。鹿児島中央駅から市中心部の天文館に行く貴重な足にもなっている。
[編集] アジア
- 香港 — 香港島の北側を走る、2階建ての路面電車で、西の堅尼地城 (Kennedy Town) から東の筲箕灣まで約80分で結び、途中に跑馬地と北角の2つの支線が有る。停留所は平均250m間隔で設けられている。運賃はHK$2で降車時に支払う。
[編集] ヨーロッパ
[編集] オランダ
- アムステルダム — アムステルダム中央駅を基点に郊外に向かって路線が伸びている。国立博物館などに行くのに便利。ライツェ通りのような、人がごったがえしている通りをトラムがゆっくり通り過ぎていくのが何ともヨーロッパ的で、乗っていて楽しい。
[編集] ポルトガル
- リスボン — 市民の足として、また観光アトラクションとして、坂が多い街を走り抜ける路面電車は人気の交通手段。通常の路面電車自体も観光アトラクションとなりうるが、これに加え、見どころをナレーションで紹介するような観光専用のトラムも運行されている。
- ポルト — 坂の多い歴史地区内や、ドウロ川沿いの風光明媚なところをゴトゴトと走る昔ながらの木造車両が、観光客に人気がある。起点及び終点では、運転手自らの手によるパンタグラフや座席の方向変換を見物できる。
[編集] アメリカ
- サンフランシスコ — 坂の町、サンフランシスコを代表する交通機関として路面を走るケーブルカーがあり、古くから通勤客・観光客に利用されている。 カリフォルニア線 (California Line)、パウエル・メイソン線 (Powell Mason Line)、パウエル・ハイド線 (Powell Hyde Line) の3系統がある。観光シーズンは混雑することが多いが、カリフォルニアストリートをフェリーターミナルからバンネス通りまで東西に走るカリフォルニア線は比較的すいている。
[編集] オセアニア
[編集] オーストラリア
- アデレード — 「グレネルグ・トラム」の愛称で親しまれている、シティーからグレネルグまでの11kmを結ぶ路線で、1929年より使われている旧型車両の活躍で知られる。所要時間は30分ほど。2006年より新車が投入されているが、旧型車5両が残され、週末を中心に運転される。
- メルボルン — ヤラ・トラムスが運行するトラムの路線網があり、Flinders Street駅を中心に発着する。シティーは勿論、セント・キルダやチャペルストリート、アルバート・パークなどの主な見所はいずれも電停から徒歩で回れる範囲にある。
[編集] ニュージーランド
- クライストチャーチ — 大聖堂やカンタベリー博物館、アートセンター、ハグレー公園、植物園など、数多くの観光施設の近くを通る1周2kmほどの環状線が、主に観光客向けに運行されている。
[編集] 路面電車の更なる活用法
- 一部の事業者では、路面電車1両を貸切にしてパーティーを開くこともできる。
- 貸切電車として「ビール電車」なども運行される。
- 1日券を発行する事業者があり、気軽に利用できる。
- 旧型車両を改造してイベントに使用する例がある。
[編集] 路面電車の利点
- バスのように路線が複雑でない。
- 地下鉄に比べ上下移動が少ない。
- 景色を楽しめる。
- 渋滞に巻き込まれにくい(ただし、軌道敷内での自動車走行が禁止となっている場合のみ)。

