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澎湖諸島

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双心石滬(七美島

澎湖諸島 (ほうこしょとう) は嘉義市の西約50キロに位置し、大小あわせて90の島々からなる群島。


地域・地方[編集]

域内に90あまりある群島のうち、エリアごとの主だった島は以下のとおり。なお、台湾では通常、澎湖諸島を澎湖本島、北海及び南海の3つのエリアに区分することが多い。澎湖本島とは澎湖島、白沙島、西嶼島とその周辺の海域を、北海とは中屯嶼、鳥嶼、員貝嶼、吉貝嶼、大倉嶼、目斗嶼など、主に澎湖諸島の北側に点在する島々とその周辺の海域を、南海とは望安島、将軍澳嶼、東吉島、東嶼坪、西嶼坪、花嶼、七美島など、澎湖諸島の南側に点在する島とその周辺の海域をそれぞれ指す(下のエリア分けとは若干ずれている)。

澎湖諸島の地図
澎湖本島(南西部)馬公市
澎湖空港があり、澎湖群島への主要な玄関口。
澎湖本島(北東部)湖西郷
澎湖本島の北東部に位置する。
白沙島中屯嶼鳥嶼員貝嶼吉貝嶼大倉嶼目斗嶼
白沙島とその周辺の群島からなる。澎湖本島のすぐ北に位置し、澎湖本島とつながっている。
西嶼島
白沙島の西に位置し、白沙島から跨海大橋で渡る。
望安島将軍澳嶼東吉島東嶼坪西嶼坪花嶼
望安島とその周辺の群島からなる。澎湖本島から船で1時間。
七美島
澎湖の最南部に位置し、澎湖本島から船で2.5時間。

市町村[編集]

なお、それぞれの街の位置関係は右上にある、「地域・地方」の項目にある地図を参照。

  • 馬公市:澎湖本島の南西部に位置する。澎湖空港があり、澎湖群島への主要な玄関口。
  • 湖西郷:澎湖本島の北東部に位置する。
  • 白沙郷:白沙島とその周辺の群島からなる。澎湖本島のすぐ北に位置し、澎湖本島とつながっている。
  • 西嶼郷:白沙島の西に位置し、白沙島から跨海大橋で渡る。
  • 望安郷:望安島とその周辺の群島からなる。
  • 七美郷:澎湖の最南部に位置し、澎湖本島から船で2.5時間。七美空港があるので、高雄や馬公から直行便もある。

その他の旅行先[編集]

澎湖エリア内の無人島や岩礁(それらの中に鳥類や野生動物の保護観察区に指定されているところがある。ただし、基本的にバードウォッチング専用のツアーなどに参加しないとアクセスすることができない)


分かる[編集]

概要[編集]

澎湖島が澎湖県を代表する島で、ほかに主に吉貝島・七美島などがある。北回帰線の真上とあって熱帯性気候のため夏季が観光のハイライトであり、リゾート気分を満喫できる。古跡めぐりや海水浴、マリンスポーツが遊びの中心となる。

台湾本島より中国大陸に近いといった地理的な理由から、澎湖諸島は清朝の時代から、移民の中継地点といった大陸との交通の要衝、あるいは軍事拠点として重要な地位を占めてきた。このため、天后宮を例として、台湾本島より歴史は古く、エリア内にはそれらの古跡が残っている。

島内では、アメリカ南部が原産地でかつて栽培用に移入されたものが外来種として野生化した「天人菊」と呼ばれる菊や、サボテンを至る所で目にすることができる。特に夏場に赤・橙・黄といった鮮やかな色が基調の花を付る天人菊は澎湖の県花にも選ばれており、澎湖諸島のことを「菊島」とも呼ぶのもこの菊に由来している。

また、サボテン(仙人掌)は、四季を通して花が咲き、花が咲いた後になる紫赤色の実が「澎湖紅蘋果(澎湖赤りんご)」あるいは「仙人果」と呼ばれ、島の特産品の一つになっている(サボテンの実を搾ってジュースにしたり、アイスクリームの原料にする。特に、深い紅色のサボテンアイスは観光客に人気がある)。

気候[編集]

澎湖島の平均気温と降水量
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年 間
平均気温 (℃)16.716.819.423.025.627.628.728.527.725.422.118.723.4
降水量 (mm)21.950.252.992.4123.2164.1131.6170.874.226.120.123.5951.0
データ出典

気候的には熱帯に属しており、1年を通じて気温が高く、また、台湾本島に比べると雨が少ないのが特徴。風が強い日が多いことでも知られており、これが原因で体感温度が下がるため、気づかないうちにひどい日焼けをすることがあるとのこと。

観光案内所等[編集]

澎湖本島、白沙島、西嶼島、望安島、七美島といった、澎湖諸島内の主要な島には、島内に1、2か所程度それぞれ観光案内所が設けられている。設置場所は島によって異なるが、大抵は港や空港内、あるいは有名な観光スポット周辺となっており、そこで澎湖諸島のガイドマップを手に入れることができる(観光案内所の詳細については各島のページを参照)。

それら観光案内所で手に入れることのできるガイドマップには中国語版のほか、英語版や日本語版もある。日本で得られる澎湖諸島の旅行関連情報は限られるので、まずそこ(大抵の場合は馬公の空港か港の案内所ということになる)でガイドマップを手に入れておくとよいだろう。その際、日本語のガイドマップだけでなく、合わせて中国語のガイドマップを手に入れておくとよい。

日本語のガイドマップは澎湖諸島全体を扱ったものしかないが、中国語の場合、澎湖本島、北海、南海といったように、さらに詳細なエリア別のガイドマップが発行されている。中国語のエリア別マップの方が、基本的に地図や観光情報がより詳しいので、こちらを得ておくとさらに旅行が楽になる(特に地図情報については各島の具体的な大きさも把握できるので、スポットを足で移動するか、スクーターなどの移動手段に頼るかなどを判断する際に非常に助かる)。

着く[編集]

飛行機で[編集]

オフシーズン中の飛行機の賢い利用方法

オフシーズンに関する限り、澎湖島までの航路は、1社あたり1日3便程度と、それほど便利とはいえないくらいまで便数が落ち込む。このため、1つの航空会社で往復のチケットを購入すると、例えば午前中の比較的早い時間に馬公から台北の松山まで移動したいのに、その時間帯に飛行機が飛んでいないといったようなことが生じることがある。

幸い、澎湖島へは、立栄航空や華信航空、遠東航空、復興航空といった国内の主要航空会社が路線を持っており、発着時刻も航空会社間で多少のずれがある。なので、特にオフシーズンについては、複数の航空会社のダイヤを調べた上、片道ごとに自分の旅行に最もマッチする航空会社の飛行機を予約するようにした方がよい(国内路線の場合、片道購入でも往復購入でも1路線あたりの料金がそれほど変わるわけでもないので、あえて往復で購入する必要もない。なお、飛行機自体もそれほど混んでいないので、とりあえず台湾本島から澎湖島までの便を確保し、帰路については澎湖島で調達するという手もある)。

馬公空港まで
  • 台北松山空港から約45~55分(立栄航空1日8便、復興航空1日7便)
  • 台中清泉崗空港から約35分(立栄航空1日4便、華信航空1日3便)
  • 台南空港から約30分(立栄航空1日6便)
  • 嘉義空港から約30分(立栄航空1日2便)
  • 高雄小港空港から約35分(立栄航空1日15便、復興航空1日8便)
七美空港まで
  • 高雄小港空港から約25分(徳安航空1日2便)
  • 馬公空港から約15分(徳安航空1日1便)
望安空港まで
  • 高雄小港空港から約40分(徳安航空1日1便)


船で[編集]

嘉義県布袋鎮から
「今一之星」号もしくは「満天星号」を利用する。所要約70分。今一之星号は1日1往復で、布袋港発が10:00前後、馬公発が17:00前後となっている。運賃は1,000元~1,500元前後(船室の等級により異なる)[1]。また、満天星号は1日3往復で、布袋港発が6:30、10:00、14:30、馬公発が9:00、13:00、16:00となっている。運賃は1,000元前後。ただしこの航路は、海が荒れて集客も見込めない冬季は全て欠航となる(夏季の旅行シーズンのみ営業)。
台中市の台中港から
「今日之星」号(フェリー)を利用する。所要2時間弱。運賃は1,000元~2,500元前後(船室の等級により異なる)。
高雄市の高雄港から
「台華輪」(フェリー)を利用する。所要約4時間。運賃は1,000元~2,000元前後(船室の等級により異なる)。ただし、冬季のオフシーズン中は、月に1~2便程度、チャーター船が就航するといった感じで、使い勝手が極端に悪くなる。

動く[編集]

タクシーで[編集]

馬公市内や、澎湖島、白沙島、西嶼と陸続きの移動はタクシーが便利。

レンタバイクで[編集]

徒歩だけでまわれるような小さな島もあるが、例え面積が小さくても勾配がきついなど条件の悪い島もあるので、スクーターを借りると短時間で島内の観光スポットを簡単に見て回ることができる。このため、澎湖エリア内の移動手段として、スクーターのレンタルもお勧めである。島にもよるが、大体1日250元くらいで借りることができる。

日本の免許証を使って台湾国内で自動車等を運転する場合は、日本自動車連盟 (JAF) または台湾の交流協会事務所が発行する国内免許の中国語訳文を一緒に所持することが求められており、それがないと実質的に無免許運転と同じ扱いになってしまうが、実際問題としてレンタルショップでスクーターを貸す際にはそこまで確認していない、というかそもそも免許の提示自体を求められないケースがほとんどである(台湾ではスクーターが一般的な移動手段として日本以上に広く利用されており、ほとんど自転車と変わらない感じで用いられている。特に、自分の足以外にスクーターにしか移動手段が頼れないような望安島七美島など、澎湖本島以外の島では、実際に島内でスクーターを利用している人の何割が一体免許を持っているのだろうと疑いたくなるくらい、結構いい加減な運転風景を目にする)。

ただし、それで事故を起こした場合、無免許運転による危険行為ということで、海外旅行傷害保険が下りないおそれもあるので、運転にあたっては細心の注意を払うようにした方がよい(「とりあえず現地の事情は紹介しておくという趣旨」であり、記事として、電動スクーターのレンタルを奨励しているわけではないので念のため)。

船で[編集]

「県民優先枠」に注意

澎湖諸島内の島々を結ぶ航路のうち、澎湖本島と他の島とを結ぶ航路については、澎湖県民の優先枠が設けられており、乗船券売り出しから最初の20分程は澎湖県の住民に対してのみ乗船券を売り出し、それ以降出発の時間までの間、外国人も含め、澎湖県民以外への旅行者に対し、残った枠で先着順に受け付けるしくみとなっている。このため、澎湖県外のに居住している台湾人や外国人などの旅行者に対しては、優先枠の時間帯に待合所に到着すると、あらかじめ飛行機の空席待ちのような整理券が配られる。

連絡船の定員は120名前後であり、仮に県民優先枠売り出しの時間帯に澎湖県住民が全て乗船券を買ってしまえば、外国人を含む県外の旅行者は閉め出されてしまうことになるが、実際には定員全てが澎湖県住民で埋まるようなケースはないようだ(ちなみに、買占めを防ぐ意味からか、乗船券の売り出しは1人につき4枚までという販売制限が設けられている)。ただ、離島への船は1日1便前後しかなく、かつ県民の移動の手段として、連絡船以外に頼れるものがそれほどないため、オフシーズンであっても結構澎湖県住民で席が結構埋まっている。旅行者は基本的には「余ったパイの奪い合い」の形になるわけだし、まして夏のシーズン中であれば競争率がさらに上がることは想像に難くない(あるいは夏場の場合船が増便されるため、そのような問題自体が生じないといったことがあるのかもしれないが、詳細についてはわからない)。

このようなシステムを取る以上、前日に予約というわけにもいかず、基本的には当日行ったとこ勝負ということになるので、もし確実に船に乗りたいと思ったら、なるべく早めに埠頭の待合所に着くようにした方がよい。なお、乗船券の売り出しは、出航の概ね1時間前くらいから始まる(詳細は不明だが、おそらくこの時点から県外居住者用の整理券の配布も始まるものと思われる)。

吉貝島、七美島などの離島へは通常、澎湖本島からの船を利用することになる。

澎湖本島から各島へ向かう連絡船については乗船券購入時にパスポートの提示が必要。また、座席指定となっており、乗船券に書かれた座席番号に従い、座席の背面に大きく書かれている番号のところに座る必要がある。ただし澎湖本島以外の各島間の航路では基本的にこのあたりはややいい加減で、パスポートの提示は一応求められるが、乗船券は通常の券片に当日の日付をスタンプした程度のもので、座席指定のようなものも特にない(基本的には開いているところを見つけて座る感じ)。

馬公から七美島への船旅は2時間半ほど。特に冬場などは風が強いため波が高く、前後左右に結構船が揺れる。普段船酔いしない人でも酔う場合もあるので、心配な人は乗船前に酔い止め薬を飲んでおいたほうが安心。

澎湖諸島内の主な航路。なお、島によっては1日1便ないし2便程度しか船の便がないので注意。


観る[編集]

見どころの詳細については各地区のページを参照。

  • 澎湖島
    澎湖島馬公市湖西郷) — 馬公市のエリアについては、中心部に見どころが比較的集中しており、徒歩のみでもかなりな部分をカバーすることができる。主な見どころは中央老街、天后宮、四眼井、西瀛レインボーブリッジなど(右画像は夜ライトアップされた西瀛レインボーブリッジ)。
  • 白沙島
    白沙島 — 澎湖本島の北側に位置する島で、澎湖本島及び西隣りの西嶼島とそれぞれ橋でつながっている。タクシーやレンタバイクなどの移動手段さえ確保できれば、澎湖本島と道路でつながっている分、行きやすいエリアである(ただし見どころはそれほど多くない)。主な見どころは澎湖水族館、保安宮、跨海大橋など(右画像は澎湖水族館内の様子)。
  • 西嶼島
    西嶼島 (漁翁島) — 澎湖本島の西側に位置する、タツノオトシゴのような恰好をした細長い島で、隣の白沙島とは跨海大橋でつながっている。白沙島同様、タクシーやレンタバイクなどの移動手段さえ確保できれば、澎湖本島と道路でつながっている分、行きやすいエリアである(こちらの方は見どころが比較的多い)。主な見どころは西嶼西台(西台古堡)、跨海大橋、小門嶼、鯨魚洞、二崁集落など(右画像は内垵ビーチ)。
  • 望安島
    望安島 — 南北に長い澎湖エリアの中間くらいに位置し、望安島とその周辺の群島からなる。澎湖県の中では比較的人口も少なく、開発が遅れている感じを受けるが、その分、島全体が実にのどかな雰囲気である。牧畜が盛んで、島内を歩いていると、牧草地で牛が草を食む光景によく出くわす。島の周囲には紺碧の海が広がっており、天気が良ければ天台山展望台などのビュースポットから右画像のような実に風光明媚な景色を堪能することができる。島内は比較的平坦な地形であり、島内を一周している幹線道路に沿って見どころが点在している感じ。主な見どころは天台山など(右画像は天台山からの眺め)。
  • 七美島
    七美島 — 澎湖諸島の中で一番南寄りに位置する島で、高雄など台湾南部の主要都市と飛行機やフェリーで結ばれており、台湾南部方面から澎湖地区へのゲートウェイとなっている。島全体が、溶岩が固まって生成された玄武岩や石灰岩などでできており、それが長い時間の中で波に浸食されて造り出されたいろいろな奇岩があることで知られる。特に島の東側の海岸沿いに、そのような奇岩が数多くあり、起伏に富んだ地形の中で、それら奇岩類と周りの碧い海とが相まって実に風光明媚な景色が続く。 小さいながら、澎湖県の南海エリアでは一番賑やかな島である。この島の北東部にある双心石滬は、澎湖諸島を代表するシンボルとして、いろいろなところで取り上げられている。主な見どころは七美人塚、双心石滬、小台湾など(右画像は双心石滬)。

遊ぶ[編集]

マリンスポーツ  
夏季のシーズン中に澎湖諸島でシュノーケリングなどのマリンスポーツを楽しむ人は多い。特に、マリンブルーの海と白い砂浜が美しいことで知られる吉貝島はマリンスポーツのメッカとしても有名。ダイビングをしない一般の人でも、ゴムボートにつかまってボートにひっぱられてスピード感を楽しむ、などの遊びがいっぱいある。水着を忘れても、あきらめて服を濡らして楽しんでいる人は多い。


海釣り  


バードウォッチンング  

買う[編集]

黒糖糕  
黒糖の菓子で、澎湖名物。「黒妞黒糖糕」というのが有名ブランド。


仙人掌  
仙人掌(サボテン)の加工品も澎湖名物。ジャムやゼリーなど。

食べる[編集]

仙人掌冰  
紫紅色をした澎湖名物のサボテン・アイスクリーム。ラズベリーの味がする。白沙島の跨海大橋のたもとの「易家仙人掌冰」が有名で、美味。


飲む[編集]

泊まる[編集]

宿泊施設の詳細については澎湖諸島内各地区のページを参照。


気を付ける[編集]

  • 冬場の日焼けに注意 — 澎湖島全般に言えることではあるが、風が強く体感温度が低くなるために、特に冬場などは日焼けに気付かないことがある。北回帰線の近くに位置し、冬場でも晴れれば日差しが結構強いのだが、その割に涼しく感じるので、1日動き回った後で宿に帰ると、いつの間にか日焼けしてしまって顔とかがヒリヒリ痛むことも。夏の場合は特に日差しが強いのでそのあたりのことにも気付きやすいし、それなりに気を付けもするだろうが、澎湖諸島の気候を知らない旅行者にとって、オフシーズンは意外と盲点である。気づかないうちに日焼けをしたくなかったら、冬場でも出かける前には日焼け止めをしっかりと塗る、屋外を動きまわっている最中は帽子やサングラスなどを付けるなどの自衛策を各自心がけた方がよい。

出かける[編集]

  • 高雄
    高雄 — 台湾南部最大の都市。台湾南部から澎湖諸島への主要なゲートウェイとなっており、澎湖本島、望安島七美島へそれぞれ飛行機の便があるほか、七美島や澎湖本島とのフェリーの便もある。七美島からは飛行機で25分前後。

外部リンク[編集]


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