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海外でインターネットを使う

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ここでは、日本人旅行者が海外でインターネット(ウェブ、メールなど)を利用する方法について説明する。 基本的に、自前のノートPCやPDAを持参することを前提とする。

ホテルで[編集]

ダイヤルアップ[編集]

客室の電話回線から、アナログモデムを使ってダイヤルアップする。 もっとも古典的で、かつ現在でも依然として有力な方法である。

接続[編集]

電話線のコネクタは、電源プラグ以上に国ごとにまちまちであるため、渡航先にあわせて変換プラグを用意する必要がある。 もっとも、最近では客室の電話機は日本や米国でおなじみのRJ-11コネクタで接続されていることが多く、その場合は壁あるいは電話機から線を抜いてモデムを接続すれば用が足りる。 また、モデムをつなぐためのデータポートという端子が電話機についていることも多く、その場合は電話機をいじる必要すらなく単に数珠つなぎにするだけである。

なお、以前は日本のアナログモデムは他国の技術認定をパスしておらず、海外の回線での使用も保証されていなかったので、海外対応のモデムを用意すべきであるとされていた。しかし今日ではモデムはノートPCに内蔵されており、PCメーカーのグローバル展開に伴って主要国の認定はパスしている場合が多いので、あまり気にしなくてもよいであろう。

ダイヤルアップ先と料金[編集]

一般的には、普段自国で利用しているISPと提携している現地ISPのローミングアクセスポイントにダイヤルアップする。 多くのISPは、iPassやGRICなどの世界的な国際ローミングISPと提携している。 詳しくは、各ISPの案内を参照のこと。 最近では、ISPが提供するダイヤラープログラムを使うことにより、アクセスポイントの番号を調べたり設定したりしなくてもよいようになってきている。 料金については、アクセスポイントまでの電話料金がホテルから、ローミング料金(1分20円程度)がISPから請求される。 ホテルから請求される電話料金は通常の電話料金よりも一般に高額であり、またミニマムチャージが設定されていることも多いので注意が必要。

ローミングISPを利用するのは、国際電話で自国の通常のアクセスポイントにダイヤルアップすると、電話料金が高額になるためである。 しかし、最近では格安国際電話サービスの登場により、必ずしもこのセオリーが成り立たなくなってきている。 たとえば、米国→日本であれば1分数セント(≒数円)程度で通話できるサービスが各社から提供されており、これを利用して日本のアクセスポイントに直接ダイヤルアップすればローミングより安価にできる可能性がある。 ただし、以下のような点に注意が必要であり、過度の期待は禁物である。

  • 現地のトールフリー(日本でいうところのフリーダイヤル)番号に接続してからコーリングカードの番号と実際の相手先番号をダイヤルするようになっている場合が多いので、ホテルからトールフリーにかけた場合の料金(トールフリーでもホテルからだと有料になることが多い)を確認しておく必要がある。またダイヤルアップの設定に工夫が必要である。
  • 低コスト化のために中継回線がデジタル(IP)化されていることが多く、アナログモデム信号を通すには適しているとはいえない。通信速度が遅かったり、最悪の場合つながらないこともありえる。
  • 日本のアクセスポイントの番号が全国共通番号や電話会社固有の番号など特殊な番号である場合、国際電話ではつながらない場合が多い。所在地の市外局番で始まる普通の番号のほうが確実である。

ブロードバンド[編集]

近年ではホテルの客室でブロードバンド回線が提供されているところも増えてきており、 ダイヤルアップとは比較にならない速度・安定性で利用することができる。 料金は無料ないし1日ごとの定額が一般的だが、時間やデータ量で課金するところもある。

接続は一般にイーサネット(有線LAN)で行う。電話線と違って国による規格の差はない。 ただし、相性によっては、速度が著しく遅かったり、まったく接続しなかったりすることもある。 そのような場合は、PC側の設定でイーサネットの速度を「100Mbps・半二重(half duplex)」や「10Mbps・半二重」に固定してみると改善する場合がある。

アメリカの場合は,WiMAXが広い地域で使える。特に,事前に日本のUQと契約しておくことで,追加料金なしでアメリカのWiMAX回線を利用できる(2011年11月現在。一定のWiMAX内蔵パソコンに限る。)。ホテル内でしかネットを使えない,という制限がなくなるので非常に便利。もし,スマートフォンなど,WiMAX内蔵パソコン以外でも使いたい場合は,そのパソコンを介して(ルーティング)アクセスすればよい。(1,000円くらいの無線LANアダプター(USB)をパソコンに追加する。)

ロビー、ビジネスセンター[編集]

ホテルによっては、ロビーにインターネット端末を設置していたり、ビジネスセンターなどと呼ばれる部屋でPCやFAX・コピー機などのOA機器が利用できる。

ただし、日本語は表示はできても入力はできない場合が少なくない。またキーボード配列も通常は現地の配列となる。

ロビーでは、宿泊客でなくても利用できる公衆無線LANが提供されているところもある。

出先・屋外で[編集]

近年ではブロードバンドやモバイル回線の普及により、旅行者もホテル以外でもインターネットを利用できる環境が整いつつある。

ただし、治安の悪い国や地域では、ノートPCや高価な携帯端末を使っていると狙われるおそれもあるので、TPOをわきまえた利用が望ましい。

公衆電話[編集]

かつてはホテルの外で通信するには公衆電話を利用するのがほぼ唯一の方法だった。 しかし、以下のように難点が多いため、あまり利用は勧められない。

  • 日本のISDN公衆電話と異なり、海外の公衆電話はデータポートがあるとは限らない。
  • 落ち着いた姿勢で使うことが難しい。
  • 常に投入金額を気にしないといけない。
  • 置引や強盗に狙われるおそれがある。

今日では、よほどの事情があるのでない限り、後述する他の方法を検討したほうがよい。

インターネットカフェ等[編集]

先進国はもとより、発展途上国の都市でもインターネットカフェが普及してきている。 PC等を持参していなくても気軽に利用できる点で旅行者には重宝する存在といえる。 その他、駅や空港などではインターネット端末が設置されているところがある。

ただし、日本語は表示はできても入力はできない場合が少なくない。またキーボード配列も通常は現地の配列となる。

なお、設定を日本語入力に変更できる場合については、エチケットとして利用が終ったら元の状態に戻しておくことを忘れないようにすること。

公衆無線LAN[編集]

大都市や空港などでは公衆無線LANサービスも一般的になってきている。

旅行者が利用する上では、現地の契約を必要とせず一時払いで利用できるものに限られるが、自国で公衆無線LANを契約していれば、ダイヤルアップと同じように国際ローミングが利用できることがある。 また、空港などでは誰でも無料で利用できる場合もある。

有料のものはWebブラウザのリクエストをトラップしてID・パスワード認証画面になるものが一般的であるが、そのため原理上利用できない端末・ブラウザがある(「Opera mini」 のように外部の中継サーバを経由するものや、Webブラウザを内蔵していない携帯ゲーム機など)。Opera mini

なお、IEEE802.11a規格の無線LANは、海外(および日本の屋外)での使用が禁止されていることがあるので、PCの注意書きやマニュアルなどで確認されたい。

携帯電話[編集]

場所に縛られずにモバイル通信を行いたい場合には、携帯電話などを用いることになる。(他にWiMAXがある。上記参照。これは料金的に極めて手頃だ。) ただし、料金もさることながら、契約や対応端末などの面でまだまだ手軽な手段とはいいがたく、どうしても必要な場合にのみ利用すべきであろう。 「海外で携帯電話を使う」も参照。

なおここでは、PCやPDAに接続してモデムとして利用する場合を想定する。 携帯電話端末単体での利用については「海外で携帯電話を使う」を参照。

レンタル[編集]

通常の海外向けレンタル携帯電話では契約上データ通信は対応していないことがほとんどであり、通信を行いたい場合はデータ通信カードをレンタルすることが一般的である。 ただし携帯電話レンタルと比べると業者・対象国・機種の選択肢は非常に限られる。また料金も高額である。

国際ローミング[編集]

NTTドコモのFOMAか、ソフトバンクモバイルのSoftBank 3Gを利用している場合は、海外でも多くの国でローミングによるパケットデータ通信が可能である。 ただし、国際ローミング可能な日本の端末、あるいはデータ通信可能な現地向け端末が必要である。 FOMAの場合はmopera Uの契約も必要。

料金は対象国および現地のローミング先の会社によって異なる。ローミング先が複数ある場合、どの会社にローミングするかで料金が大きく異なる場合がある。 料金は決して安価とはいいがたいが、場合によっては日本国内のPDCのパケット料金程度の水準にはなっていることもある。 なお、パケット割引やパケット定額制などを契約していても、海外での利用には適用されない。 ただしNTTドコモの場合、無料通話分の対象にはなる。

auのグローバルパスポートでも一部の機種・国でデータローミングが可能。 グローバルエキスパートではデータ通信はできない。

ウィルコムも台湾タイに限りデータローミングが可能である。この場合は時間課金となる。

対象国・料金・設定などの詳細については各社のウェブなどを参照。

現地プリペイド[編集]

現地のプリペイド携帯電話あるいはプリペイドSIMカードを購入する。後者の場合は、現地で使用可能でデータ通信に対応した端末を別途用意する必要がある。 現地のサービスであるから、料金は他の手段と比べて圧倒的に安い。 ただし、プリペイドではデータ通信に対応していなかったり、設定内容が見つけにくいところに記載されていたりするため、事前によく調査しておく必要がある。 また、廉価な端末の中には、PCとUSBなどで接続できても、モデムとしては使えない(電話帳や画像などのやりとりしかできない)という機種も存在する(Nokia 3100など)ので、機種選びの際にはよく確認すること。

GSM方式では、接続方法(ベアラ)として、時間課金の回線交換(CSDあるいはGSM Dataなどと呼ばれる)と、データ量課金のパケット交換(GPRS)がある。 前者はそれに対応した現地のISPとアクセスポイントが必要なのに対して、後者はISP不要(SIMカードの電話会社がISPとなる)でどこでも共通の設定で利用できるため、通常は後者のほうが使い勝手がよい。

セキュリティについて[編集]

セキュリティ関連のニュースが世間をにぎわす昨今、旅先でも十分な注意が必要である。

なお当然ながら、PCのセキュリティ以外に、スリや置引に対する警戒も忘れてはならない。

自前のPCの場合[編集]

ホテル客室でのダイヤルアップやブロードバンド接続、公衆無線LAN、携帯電話接続などの場合には、何よりもファイアウォールをしっかり運用することが不可欠である。 グローバルIPアドレスが付与される場合はもちろんのこと、プライベートIPアドレスの場合でも、他の利用者がワーム(ウィルス)を撒き散らしていないという保証はないので、確実に保護する必要がある。 また、使い終わったら念のためウィルススキャンを実行しておくことが望ましい。

共用のPCの場合[編集]

インターネットカフェのPCや、ホテル・駅・空港などの公衆端末の場合には、個人情報(住所氏名・メールアドレス・パスワード・クレジットカード番号など)を極力入力しないようにすべきである。 このような不特定多数が利用する端末には、悪意を持つ者によって、キー入力を傍受するプログラム(キーロガー)が仕掛けられている場合があるためである。 どうしてもそのような情報を入力しなければならない場合には、設置者・運営者に相談して安全性をよく確認すべきである。 なお、再起動することでHDDが初期状態に復元されるシステムを導入しているところもあり、その場合は使用前後に再起動すればそれなりに安全といえる。

外部リンク[編集]

変種

操作

Docents

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