流氷
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[編集] 流氷とは
海上を流れ、漂っている氷のこと。海を漂う氷には、川の水が凍った「河川氷」が海に流れ出たもの、100年以上の単位で降り積もった雪がかたまって氷の川となって海に流れ込んだ「氷山」、海水自体が凍った「海氷」の3種類がある。岸にへばりついて動かない氷は「沿岸定着氷」と呼ばれて、研究者の世界では流氷とは区別されている。
[編集] 流氷の限界
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オホーツク海はなぜ凍るか オホーツク海は北半球の他の凍る海と比べるとだいぶ南にある。それが凍るのはオホーツク海の構造の特殊性からである。海は海面が冷やされると垂直に対流し、海底までが結氷温度まで冷やされたときに海面から凍っていく。オホーツク海の深度と、この地域の寒気の蓄積を計算すると本来は凍らないはずである。しかし、オホーツク海にはアムール川から大量の真水が流入し表面の塩分濃度が下がっている。そして、オホーツク海の入り口には千島列島とつながる海底山脈があるため海底では太平洋とさえぎられている。この構造のため、海面から深度50m付近までが塩分濃度の違いによって密度の異なる層となっている。これより深いところは密度が高いため、ここで対流が止まるため深さ50mまでが結氷温度に達すると凍ることができる。これならこの付近の寒気の程度で凍ることが出来るのである。 |
南半球では、太平洋およびインド洋では南緯50度付近より南側、大西洋では南緯40度付近より南側である。
北半球では、大西洋北米大陸沿岸はカナダのバスコシア半島南端付近から北緯40度付近まで南下するが、グリーンランド沖からアイスランド周辺では北緯60度付近が、ノルウェイ沖では北緯75度卑近が限界線となりバレンツ海東部で大陸に接する。太平洋は、アラスカ半島からベーリング海で北緯55~60度、カムチャッカ半島沿いに南下するが、オホーツク海中央部で北緯55度付近となった後にサハリン沖で南下し、北海道沿岸ではまれに釧路沖の北緯43度まで達することがある。このうち、北米の流氷は「氷山」であるため、北半球で海水自体が凍る海の南限はオホーツク海である。
[編集] 流氷観光
昔は流氷といっても風物詩の一つとして、車窓から眺めたり串に越智揚げられた流氷に上ってみたりする程度であった。その流氷が観光資源の一つとして注目されるようになったのは1985年頃からであった。油田開発のために建造した実験船を、実験終了後に紋別市が観光砕氷船として活用したのである。これが船首のスクリューでガリガリと氷を削って進む初代の「ガリンコ号」であった。その後1991年に知床観光船を運航していた道東観光開発が、大型の砕氷観光船「おーろら」を就航させ、夏は知床で遊覧船、冬は網走で流氷観光船という効率のよい運用をしている。
[編集] 目的地とその特徴
[編集] 日本
北海道のオホーツク海沿岸には例年1月下旬から3月中旬にかけて流氷が接岸する。流氷が近づくと今や遅しと流氷観光が始まる。近年は流氷が少ない年がたびたびあり、期待はずれとなってしまうことも多い。朝はびっしりと接岸していたのに、昼前には沖合い遠くまで離れてしまうことも多い。
流氷期以外の時期に観光に来た人のためにも、流氷のことを知ってもらえる施設がある。
- 北海道立オホーツク流氷科学センター:紋別市元紋別
- オホーツク流氷館:網走市天都山山頂
- 宗谷岬流氷館:宗谷岬の土産店が作った流氷展示施設。入場無料。
[編集] 北アメリカ
- ケベック市 1月~3月。海氷ではなく川の流氷。
- ニューファンドランド・ラブラドール州
[編集] 北欧
- フィンランド:ケミ‐砕氷船サンボ号の北海クルーズ
[編集] あると便利なもの・旅のヒント
- 双眼鏡 流氷の上で生活する生き物を観察しよう。
[編集] 安全のために気をつけること
- 水中への転落に注意 氷上を歩くときは必ずガイド同行の上、ウェットスーツなどの防寒装備を整えること。

