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束草

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アバイ村への渡し舟「ケッペ」

束草(ソクチョ、속초、Sokcho)は、韓国江原道にある、日本海に面した小さな町。雪岳山(ソラクサン)国立公園への玄関口としても知られている。[1]


分かる[編集]

近郊の海岸線

江原道(南北に分断されている江原道のうちの韓国に属する部分)の北東部日本海沿岸に位置しており、韓国内にある街の中では最も北朝鮮に近い街として知られている。このため、一見のどかな田舎町という風情だが、よく見ると海岸線に沿って海から北朝鮮の工作員が侵入するのを防ぐための鉄条網が張り巡らされ、工作員の発見を容易にするため投光器があちこちに設置されるなど、ちょっと注意して見れば韓国が現在でも準戦時体制の国であることを生々しく実感する形跡が街のいたるところに見つけることができる。

朝鮮戦争の際に北から渡ってきてこの土地に住み着いた人も多く、海岸沿いの砂嘴に形成された北朝鮮からの移住者の村や他の地方ではあまり味わえない北朝鮮の郷土料理、土地の人の言葉遣いなどいろいろな面で「北」の影響が色濃く現れているのもこの街の特徴である。また、意外と知られていないが、小さい街ながらもロシア中国への定期フェリーが就航する港があり、国際港を擁する港町としての顔も併せ持つ。

韓流ドラマファンなら、2000年に韓国KBSが制作し、日本をはじめとするアジア諸国でヒットしたドラマ、「秋の童話」のロケ地として束草を記憶している人も多いことだろう。ドラマの放映から時が経ち、かなり色あせてきてはいるが、そこがドラマのロケ地であったことを示す看板などを、「ウンソの家」があったという設定のアバイ村とその付近を中心にいくつか見つけることができる。


着く[編集]

飛行機で[編集]

束草には空港がないので、近郊の襄陽(ヤンヤン、양양)にある襄陽国際空港を利用することになる。

列車で[編集]

束草には鉄道が通っていない。最寄駅は嶺東線江陵駅であり、駅からは高速バスで1時間20分、5,900ウォン。

車で[編集]

バスで[編集]

ソウルから — ソウル江南の高速バスターミナルから束草までは280km弱、約3時間半の道のり。バスは市郊外の東部高速バスターミナルに到着する。料金は片道₩20,500。バスは途中、中間地点のサービスエリアで15分程度のトイレ休憩を取る。

江陵から — 鉄道嶺東線の終着駅である江陵から、バスで1時間20分、5,900ウォン。車窓から日本海を一望できるが、北朝鮮と対峙する軍事的緊張の高い地域であり、鉄条網や哨戒所などの物々しい光景が所々に見られる。このため、風光明媚な地点であっても写真撮影には注意を払った方がよい。

船で[編集]

小さな町ではあるが国際港(東明港)を持っておりロシアのザルビノを経由しウラジオストクへ向かう航路がある。束草~ウラジオストク間週1往復、束草~ザルビノ間夏期3往復、冬期2往復。更に、ザルビノからバスに乗換え、中国の琿春まで行くことができる。東春航運

動く[編集]

バスで[編集]

市内バスが頻発しており、安くて便利。何本か路線があるが、そのほとんどが市外バスターミナル、市庁前、高速バスターミナル、雪岳山国立公園入口といった市内観光によく使う地点を通過する。料金もよく使うルートに関しては一回₩900で固定されているのでわかりやすい。料金は乗車時に支払うシステム。

渡し舟で[編集]

市内の青草湖と海を結ぶ水路の両岸が「ケッペ(갯배」と呼ばれる渡し舟で結ばれており(ページ右上の画像参照)、対岸の砂嘴にあるアバイ村に渡るときに利用する。渡し舟は、両岸を結ぶワイヤをレバーのような道具で引っ張るユニークなもの。料金はアバイ村に渡るときはタダで、向こうから帰ってくるときは1回₩200。この渡し舟は、ドラマ「秋の童話」のシーンでもたびたび利用され、アバイ村にある「ウンソの家」と共に有名になった。ドラマが放映されたのは数年前だが、今でもドラマのロケ地を訪れる韓国人旅行客は多い。なお、このドラマは日本を含むアジア各国でも放映されたので、アジア各地からも観光客が多数訪れる。

足で[編集]

見どころは市庁舎周辺に固まっているので、そのほとんどを歩いて回ることができる。

観る[編集]

ウンソの家  
ドラマ「秋の童話」で主人公の女の子、「ウンソ」が住んでいたという設定の家。単なる普通の民家だが、ドラマを見ていた人には毎回出てくるおなじみの場所なので、実物を見れば何がしかの感慨がある(かもしれない)。もっとそっとしておけばいいのに(そう思うのは日本人の発想?)、ここも右の画像のようにコテコテに飾り立てられて、ドラマ関連のお土産が売られていたりする。
 所在  アバイ村「ケッペ」乗り場近く。
ウンソの家


アバイ村  
市内の青草湖と東明港を結ぶ運河の対岸にある集落。朝鮮戦争のときに北朝鮮から来た避難民が住み着いた所として知られている。のどかな漁村だが、村に何箇所かドラマ「秋の童話」の撮影に使われたところがあり、そこだけパネルなどでコテコテに飾り立てられている。
 所在  渡し舟、船着場対岸の砂嘴。


サンライズパーク  
雪岳山国立公園への入口の海岸線にある公園。晴れた日はページ右上の画像のように、きれいな日本海を見ることができる。またその名のとおり、日の出の名所でもある。近くの海岸線には、北朝鮮からの工作員の侵入を禁止するための施設があり、北朝鮮との距離の近さをあらためて感じさせられる。
 所在  市内バス、「高速バスターミナル」から雪岳山方面に2つほど先の停留所、「雪岳山入口」で下車、すぐ横。


巨城統一展望台  
束草の北にある、休戦ラインを一望できる展望台。眼下に拡がる日本海と、北朝鮮側に見える半島状に突き出た岩峰・海金剛の眺望は絶景だが、厳重に張り巡らされた鉄条網と、山中に点在する哨戒所から光らせる厳重な監視の目、そして美しい海にも船という船がただの一隻も見当たらないなど、悲しいコントラストに民族分断の厳しい現実を突きつけられ、深い感慨を覚えずにはいられない。(右の画像は海岸線の鉄条網と投光器。)
 所在  市内バス1号系統で終点の大津(テジン)まで行き(所用約1時間、約4,200ウォン、それぞれ乗車地点によって異なる)、更に北へ10分ほど歩いたところにある民間人統制区域への入域申告所で所定の手続きを行なう。料金は2,000ウォン。申告所から展望台までは自動車で向かわなければならないが、2005年9月現在シャトルバス等は運行されていない(かつては運行されていた)。タクシーで向かうか、申告所周辺でヒッチハイクしなければならないので注意。途中、軍による検問を受けなければならない。
巨城統一展望台

遊ぶ[編集]

観光潜水艦ツアー  
小型潜水艦で海中を巡るツアー。サンライズパーク内の観光案内所でチケットを買う。観光案内所右横の白い建物が乗り場になっている。
 所在  バス停「雪岳山入口」下車、サンライズパーク内。  電話  (+82 33) 636-3736  WEB  
 営業時間  1〜2時間に一本程度の割合で運行(季節により変動)。  料金  大人1人₩49,500。

買う[編集]

食べる[編集]

町のいくつかの地点に食堂街があり、そこに食堂が集中して建っているため、メインストリートをただやみくもに歩いて探そうとしてもなかなか食堂が見つからない。食堂街は、高速バスターミナル周辺、渡し舟付近、「フェチプ団地」と呼ばれている刺身専門の食堂が集中した観光地区、メインストリートから一本中に入った中央市場周辺などにある。

安食堂[編集]

中級[編集]

高級[編集]

飲む[編集]

泊まる[編集]

バスターミナル周辺や市内の市場近くなどには旅館やモーテルなど安宿~中級クラスの宿が多い。また、海岸沿いや雪岳山国立公園入口付近には高級リゾートホテルが点在している。その他、水路の対岸にあるアバイ村には民宿が多く立地している。

安宿[編集]

中級[編集]

高級[編集]

出かける[編集]

雪岳山から見た束草市内
雪岳山国立公園 — 市内から公園の入口までは約9km(約30分)。市内から7番、あるいは701番のバスに乗り、終点下車。料金は₩900。

北朝鮮 — 北朝鮮の金剛山への観光バスツアーが束草の北隣である高城郡から出ている。ツアーは韓国語のみだが、日本人など外国人も参加可能である。申し込みは韓国国内の指定された旅行会社を通して行うことになっており、出発10日前には全書類を北朝鮮側に提出する必要があるため、実際には出発前2~3週間前には準備を済ませる必要がある。つまり思い立ったら北朝鮮の金剛山へ行くという旅行は全く不可能である。金剛山ツアーは日帰り、1泊2日、2泊3日の三種類あって、特に日帰りと1泊2日のツアーは早朝出発なので、出発地に近い束草や高城郡に泊まる方が便利が良い。


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