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日本

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目次

皇居北の丸公園の桜
国旗
日本の国旗
位置
日本の位置
基礎データ
首都 東京
政体 立憲君主制・議院内閣制
通貨 日本円(¥/JPY)
面積 総計: 377,835 km²水面積率: 0.8%
人口 127,333,002人(2004年)
言語 日本語(事実上の公用語
宗教 仏教、神道
電気 100V 50/60Hz A型プラグ
国際電話番号 +81
ドメイン .JP
時間帯 UTC +9


日本(にほん、にっぽん)は東アジアの島国である。正式な国号は日本国(にほんこく)。


分かる

歴史

伝説上の日本の建国は紀元前660年、神武天皇の即位によるとされているが、実際上の国家としての「日本」が成立したのは7世紀後半から8世紀初頭にかけてである。7世紀後半ころからほぼ一貫して血統を維持してきたとされる天皇家(皇室)は現在もなお続いている。鎌倉時代(12~13世紀)・室町時代(14~15世紀)・戦国時代(16世紀)・江戸時代(17~18世紀)と呼ばれる約700年間は、皇室の裏書きを得た将軍を頂点とする武士による国家運営がなされた。国家としての日本は、13世紀のモンゴル帝国の襲来(元寇)や16世紀大航海時代のヨーロッパアジア進出、19世紀の欧米列強の進出などに対しても独立を維持した。19世紀の明治維新で日本は天皇を君主とする立憲君主国家となったが、第2次世界大戦における太平洋戦争の敗戦により日本は一時主権を失い、アメリカ合衆国を中心とする連合国に占領された。敗戦直前には広島と長崎に原子爆弾が投下され、人類初・現在まで唯一の被爆国となった。1947年(昭和22年)には戦争の放棄と戦力の不保持を謳う日本国憲法を施行し、1952年(昭和27年)に国家主権を回復すると、高度経済成長と称される成長を遂げ、世界有数の経済大国となった。

国民

国民の民族構成は約97%が大和民族である。


気候

国土が南北に広がっていることから南では亜熱帯、北では亜寒帯の気候の地域もあるが、主として温帯に属しているので年間を通じ温暖で安定した気候である。モンスーンの影響もあり、四季の変化に富んでいて季節によって寒暖の差がある。6月から7月にかけて北海道を除く日本の全土は梅雨と呼ばれる雨の多い季節で、9月から10月は台風が到来する季節である。台風が日本に近づくか上陸した場合、航空便は欠航が相次ぎ、鉄道も正常運行されない可能性がある。

気象庁では週間天気予報を発表しているので、数日間先の天候を旅行前に確認しておくこともできる。気象庁 | 週間天気予報

参考:東京の平均気温と降水量
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年 間
平均気温 (℃)5.86.18.914.418.721.825.427.123.518.213.08.416.2
降水量 (mm)48.660.2114.5130.3128.0164.9161.5155.1208.5163.192.539.61,482.0
データ出典

服装の準備

衣服

冬の北海道や北東北の積雪地方では、積雪と路面の凍結に対応した靴が必要。防水加工がされているブーツなどが望ましい。通常の靴で歩行した場合、転倒の危険がある。北海道の新千歳空港や札幌駅の売店では、普通の靴に装着可能な滑り止めが販売されている。¥1,500程度。

クールビズ

近年の日本では地球温暖化対策のために、夏期、従来のネクタイ・背広姿での正装を簡略化して、ノーネクタイ・ワイシャツ姿でビジネスの勤務をしても良いという流れになりつつある。そうすることで、冷房を弱くしてエネルギーの消費を控えようというキャンペーンである。かりゆしウェアと呼ばれる、沖縄県などで主に夏に着用されるアロハシャツに似たシャツの使用も政府により推奨されている。

寺院等

国や宗教によっては寺院等を参拝する際に、服装の規定が厳しい所もあるが、日本の大半の寺院では、観光客が単に訪問して参拝する場合は、服装に関しては厳しく問われることは無い。極端に言えばTシャツ・ハーフパンツでも問題視されることは無い。ただし寺院は礼拝の場所であるので、不潔な服装や派手な服装は控えるのがマナーである。葬儀等に参列する場合は喪服の正装が必要である。

和装

きもの
  • 日本の実質的な正装は洋風のスーツ・ドレスだが、男女ともきものを着てみるのもよいだろう。きものはレンタルもあり、正式なきものでは「紋付羽織」を上に重ねて着る。靴下に該当するのが足袋(たび)で、履物は草履(ぞうり)、カジュアルな履物が下駄(げた)である。
浴衣
  • 日本の夏や温泉地では浴衣が好まれる。きものを簡略化したもので、位置づけとするなら寝巻きなのだが、色鮮やかなものは祭や花火大会で好まれる。レンタルもあるが、仕立てたものは1セット¥40,000程度。なれないと宿泊時の浴衣は動きにくいが、ひとつの和の心と考えてもよいだろう。浴衣を着るときの履物は一般的には下駄である。下駄で歩くには足の指で鼻緒を挟んで歩くため多少なれが必要だが、さほど難しいものではない。

祝日

  • 元日(1月1日)
  • 成人の日(1月の第二月曜日)
  • 建国記念の日(2月11日)
  • 春分の日(3月21日、ただし年によって20日になることがある)
  • 昭和の日(4月29日)
  • 憲法記念日(5月3日)
  • みどりの日(5月4日)
  • こどもの日(5月5日)
  • 海の日(7月の第三月曜日)
  • 敬老の日(9月の第三月曜日)
  • 秋分の日(9月23日、ただし年によって22日になることがある)
  • 体育の日(10月の第二月曜日)
  • 文化の日(11月3日)
  • 勤労感謝の日(11月23日)
  • 天皇誕生日(12月23日)
    • 祝日と祝日に挟まれた日は国民の休日とされる。このため秋分の日が水曜日の年は、その前日は休日になる。

観光案内所

  • 観光庁 (Japan Tourism Agency) —  所在  東京都千代田区霞が関2-1-3。  電話  (03) 5253-8111  WEB  [1]
  • 日本政府観光局 (Japan National Tourist Organization) —  所在  東京都千代田区有楽町2-10-1。東京交通会館10階。  電話  (03) 3216-1905  WEB  [2]
  • (財)国際観光サービスセンター — 国内での外国人向け観光案内所の運営。  所在  東京都豊島区駒込1-37-9。エルエスビル3階。  電話  (03) 6902-5081  WEB  [3]


地方

日本地方
北海道石狩地方空知地方後志地方胆振地方日高地方上川地方留萌地方宗谷地方網走地方十勝地方釧路地方根室地方渡島地方檜山地方
冷涼な気候であり、日本の他の地方とは植生が異なるため、風景もヨーロッパなどのそれに近い。碁盤の目のように都市計画がされた街並みや、広大な自然地や農耕地の中をどこまでもまっすぐに続く道路など、他では見られない景観もこの地方の大きな特徴の一つ。冬場は厳寒期となり、とても寒い日が続くが、逆にそれを売り物にしたイベントも多数行われ、また違った魅力を見せる。旅行先としての人気も高く、各シーズンを通じて、毎年国内外から多くの観光客が訪れる。
東北青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県
関東茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県
北関東と南関東に大きく分かれる。北関東は北部が山地になっており、起伏に富んだ地形が続く。北関東南部から南関東にかけては日本一広い関東平野に位置するため、他の地方と比べると、遠くに山々を望むといった感じの平坦な風景が広がっている。日本の政治・経済の中心地。
中部新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県
近畿三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県
西日本の政治・経済の中心地。歴史が古く、多くの歴史的建造物が残る。
中国鳥取県島根県岡山県広島県山口県
山陰と山陽の二つの地方に大きく分かれる。山陽は無数の小島がシルエットのように浮かぶ瀬戸内海の夕暮れ時などが印象的。日本海側の山陰は、荒い海が作り出す変化に富んだ海岸線が特徴的。
四国徳島県香川県愛媛県高知県
遍路など、独特の文化を持っており、旅行先として、他の地方とはまた異なる魅力を備えている。
九州福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県
阿蘇山や桜島などの活火山があり、別府や指宿など、温泉にも恵まれている。
沖縄沖縄県
亜熱帯から熱帯気候に属しており、植生などはむしろ東南アジアのそれに近い。文化圏もどちらかというと中華文化圏に近く、独特の琉球文化を発達させており、本土とは異なる魅力を備えている。年間を通じて国内外から多くの観光客が訪れる。

都市

人口の多い都市(東京特別区と政令指定都市)、または特に観光地として知られる都市は次の通り。

東京23区と五大都市

東京(東京都)、横浜市(神奈川県)、 名古屋市(愛知県)、京都市(京都府)、大阪市(大阪府)、神戸市(兵庫県)

その他の政令指定都市

札幌市(北海道)、仙台市(宮城県)、さいたま市(埼玉県)、千葉市(千葉県)、川崎市(神奈川県)、相模原市(神奈川県)、新潟市(新潟県)、静岡市(静岡県)、浜松市(静岡県)、堺市(大阪府)、岡山市(岡山県)、広島市(広島県)、北九州市(福岡県)、福岡市(福岡県)

主な観光都市

  • 札幌市(北海道) — 北海道経済の中心都市。明治初期に開拓使が入植して発展してきた比較的新しい街であり、碁盤状に整備された街の各所に開拓時代のなごりを残した建物が見られる。2月に開催される「さっぽろ雪まつり」は海外にも知られている。日本の中でも、冬が長く夏が短い。
  • 仙台市(宮城県) — 都市景観の良さにより「杜の都」と称される東北地方における中心都市。戦国時代「東北の雄」と称された大名「伊達政宗」の本拠地。8月に開催される「七夕まつり」は全国的に知られている。
  • 東京都 — 日本の政治経済の中心で、新宿やお台場などで見られる近代的なビルディングが並ぶ世界有数の都市である。新しい建物が立ち並ぶ町並みの中、浅草や上野など「下町」と呼ばれる地域には江戸時代の町人文化の名残が今も残る。古代の遺跡や古い建造物の見学など歴史探訪だけではなく、高尾山ハイキングなど自然も満喫する事も出来る。
  • 横浜市(神奈川県) — 明治維新の折に海外貿易のために開港されて以来、日本の貿易港として発展してきた港町で、今もみなとみらい地区を中心に発展する街。国内最大の中華街があり、そのほか異国情緒も見られる。
  • 鎌倉市(神奈川県) — その昔、源頼朝が初めて武士による政権である「鎌倉幕府」を開いた土地であり、鶴岡八幡宮や当時の狭い切通などの遺構が残る。現在は、関東地方における避暑地や別荘地としての一面がある。
  • 金沢市(石川県) — 戦国大名「前田利家」が興した100万石の大藩「加賀藩」の城下町であり、「小京都」と称される歴史的情緒がある街。
  • 名古屋市(愛知県) — 東海道の要衝にあり江戸時代から繊維業が盛んであったこと、近代に入ると機械、航空産業が発達したためか、(私設および公設の)産業関連の資料館、博物館が多い。また味噌に代表される特徴ある食文化をもつ。
  • 三重県伊勢市には皇室の宗廟である伊勢神宮があり、「神都」とも称される。内宮・外宮周辺には古来参宮客相手の商店街が成立し、江戸時代には「御蔭参り」で年中おびただしい数の参拝客で賑わった。背後の志摩半島はリアス式海岸の景勝地で海の幸が豊富。尾鷲市には、世界遺産となっている尾鷲古道があり、鳥羽市には、世界的に見ても大きな「鳥羽水族館」がある。
  • 京都市(京都府) — 794年「平安京」の時代から明治に至るまでの1,000年以上もの間、天皇の居住地としていた日本の古都。街中のいたるところに日本の各時代の歴史的建造物が数多く残されており、現在にも継承される「和」の文化の発祥地。
  • 大阪市(大阪府) — 西日本における中心都市。その昔、江戸(東京)を「将軍のお膝元」と称したのに対して、大阪は「天下の台所」と称された所謂「商人の街」であり、今なお地域には商人気質の文化が残る。
  • 奈良市(奈良県) — 日本の古都のひとつ。平安京(京都)に遷都する以前には古代日本の中央政権が存在した都市であり、東大寺の大仏など当時を物語る日本の遺跡が残る。
  • 神戸市(兵庫県) — 西の港町。六甲山がある街で、六甲北麓には日本三古湯の一つである有馬温泉がある。
  • 広島市(広島県) — 太平洋戦争末期に世界で始めて原子爆弾が投下された街であり、その当時の悲壮さは原爆ドームなどの史跡として今も残る。
  • 福岡市(福岡県) — 九州地方における交通や経済の中心都市。中世には商業の街「博多(現在の博多区)」として発展し「博多どんたく」や「博多祇園山笠」「博多おくんち」といった祭りが開催される。
  • 長崎市(長崎県) — 鎖国を行っていた江戸期の日本において、唯一外国との貿易を行う「出島」があった場所で、当時の貿易国である中国とオランダ文化の名残が見られる。広島と同様に原爆が落とされた都市で、平和記念公園など原爆に関する施設が多数ある。
  • 那覇市(沖縄県) — かつての琉球王朝の王都があった都市で、当時の王の住む宮殿で2千円札のデザインにもなっている首里城がある町。歴史的経緯から琉球王朝の名残を残す琉球文化、日本文化、中華文化、アメリカ文化が街中の随所で見られ、日本の中でも独特の情緒がある。

着く

飛行機で

国際空港

日本において、国外からの主要玄関口として国際路線が運航されている空港は次の3空港である。

  • 成田国際空港(千葉県成田市):通称「成田空港」、旧「新東京国際空港」。関東圏における空の玄関口にあたる。東京駅まで特急で最短51分、京成電鉄で上野まで約1時間。2010年7月17日に開業した成田スカイアクセス線を利用すると、上野駅まで最短41分で到着する。
  • 関西国際空港(大阪府泉佐野市):略称「関空」、関西圏における空の玄関口にあたる。大阪市内までは特急列車で30分から50分、京都市内までは70分。
  • 中部国際空港(愛知県常滑市):通称「セントレア空港」。国内線、国際線が共用となっている空港。名古屋市中心部までは名鉄常滑線で最短約30分。

※ 日本においては第一種空港を「国際空港」と定義しており、3空港の他に東京国際空港(通称「羽田空港」・海外へは台湾などからの一部路線やチャーター便のみ)、大阪国際空港(通称「伊丹空港」・国際路線無し)が該当する。

国際定期便就航空港

定期国際路線が就航している主な空港として以下が挙げられる。

  • 新千歳空港(北海道千歳市):周囲は原野で囲まれた空港で北海道の玄関口にあたる。近年、台湾韓国などから北海道に訪れる観光客が増えた為、これらの国とを結ぶ定期路線が就航している。
  • 仙台空港(宮城県名取市岩沼市):仙台市内には無いが、隣接している名取市と岩沼市に跨って位置する。仙台駅から直通の快速列車が有り仙台駅と仙台空港駅の間は約20分。
  • 新潟空港(新潟県新潟市):古くよりロシア極東地域からの玄関口として知られる。
  • 東京国際空港 (東京都大田区):通称「羽田空港」、第一種空港で「国際空港」と付けられているが国内線主体の空港。アジア圏の一部路線およびチャーター便が定期的に運航されている。成田空港より格段に東京の中心地に近く、2010年の新滑走路完成に伴い国際便が大幅に増加する予定。
  • 岡山空港(岡山県岡山市
  • 広島空港(広島県三原市
  • 福岡空港(福岡県福岡市博多区):福岡市中心部近郊に位置する。中心部の天神・中洲・博多駅から地下鉄1本。
  • 那覇空港(沖縄県那覇市):空港から那覇市中心を通り首里へ通じるモノレールがある。

船で

国際フェリー航路のある港は次の通り。

上記のほか、横浜港、長崎港など全国各地の主要港に国際クルーズ船が寄航することがある。

車で

韓国の釜山から下関までフェリーで車を航送することができ、到着後も一定の手続きを踏めば韓国のナンバープレートそのままで走ることができる。

動く

日本国内の移動手段に関する便利な検索ツールとして、どこなびドットコムなどの検索エンジンがある。どこなびドットコム

飛行機で

日本国内には前述の国際空港に加え、国内線発着をメインとした地方空港が全国に計97ヶ所あり、主要都市の発着便を中心に国内線の航空路が発達している。陸路の交通では時間がかかる都市や地方への移動(例:東京から北海道方面もしくは九州方面などをスピーディーに移動したい時)などに最適である。飛行機は鉄道、高速バスなどに比べて運賃が高いものの速達性に優れるので、遠距離の移動には飛行機の利用がお勧めである。日本国内線を運行する主要な航空会社は、つぎのとおり。日本航空全日空スカイマークIBEXAIR DO

列車で

カシオペア (上野駅で)

鉄道旅行についてはお役立ち情報鉄道旅行のコツも参照の事

日本は鉄道網が非常に発達しており、都市圏から郊外まで、また、通勤から長距離の観光まであらゆる手段で使用されている。なかでも最大なのは、1987年に日本国有鉄道(国鉄)から分割民営化したJRで、沖縄を除く北海道から九州までの6つの旅客鉄道会社(JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州)からなっている。

日本の主要都市間の移動に欠かせないのは、JRによる新幹線である。主な路線は次の通り。

  • 東海道新幹線(東京~名古屋~京都~新大阪)
  • 山陽新幹線(新大阪~新神戸~岡山~広島~博多)
  • 九州新幹線(博多~熊本~新八代~鹿児島中央)
  • 東北新幹線(東京~福島~仙台~盛岡~新青森)
  • 山形新幹線(東京~福島~山形~新庄)
  • 秋田新幹線(東京~福島~仙台~盛岡~秋田)
  • 上越新幹線(東京~高崎~新潟)
  • 北陸新幹線(東京~高崎~長野)… ※1

このうち、東海道・山陽新幹線に使用されるN700系「のぞみ」の最高時速は300km/hで運転しており、フランスのTGVと並ぶ世界最高速の鉄道列車として知られている。(500系「のぞみ」は運用離脱し、主に「こだま」運用)

  • 北陸新幹線の一部として開通した長野行き新幹線は、通称として長野新幹線と呼ばれている。

このほか、新幹線が通っていない地方では、主要都市を結ぶ幹線路線を中心に在来線の特急列車が運転している。また、区間によっては寝台を備えた夜行列車(寝台特急)が運転しているところもある。なかでも、東京の上野駅から北海道の札幌駅を結ぶ「北斗星」と「カシオペア」、大阪駅と北海道の札幌駅を結ぶ「トワイライトエクスプレス」の3つは内装が豪華な寝台特急として人気が高い。しかし、近年では新幹線のスピードアップや飛行機との競合など様々な事情により、寝台特急はその数を減らしつつあるのが現状である。

また、寝台列車ではないが東京~大垣(岐阜県)間と東京~新潟間にはそれぞれ「ムーンライトながら」と「ムーンライトえちご」と呼ばれる臨時夜行快速が運行しており、「青春18きっぷ」が使いやすい。また正月、春休み、夏休みなどの観光シーズンにはこれら以外の夜行特急が東京や大阪から臨時列車として運行される。

JRの列車の乗車方法や、列車の運行時刻、乗車券や特急券や指定席券の購入方法、運賃料金、拠点から拠点への最も早い移動方法、列車内への忘れ物などの相談は、JR東日本の場合、電話番号(050) 2016-1603で、年末年始を除く日の午前10時から午後6時まで受け付けている。この電話で通じる言語は英語、中国語、韓国語である。

JRグループのほか、私鉄と呼ばれる民営鉄道がある。私鉄は主に地元の実業家が温泉・寺社仏閣への観光輸送として、あるいは都市間輸送、またはニュータウンへの交通として設立されたものが多い。

都市には地下鉄路面電車も存在する。地下鉄の経営は東京にある東京地下鉄株式会社以外は東京都および市である。路面電車は以前より少なくなったが、地域の足として公営のもの、民営のものともにある。

また、鉄道として新交通システムと呼ばれる小型の鉄道がある。

山地に観光地や寺院がある場合はケーブルカーがある例が多い。

車で

道の駅

道の駅とは国土交通省の認定により、一般道路上に設けられる休憩施設である。2009年3月現在、全国に1,030箇所に設置されている。おもに主要幹線道路沿いに設けられていることが多いが、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、鉄道駅などと併設されているものもある。駐車場や車いす対応トイレは24時間使えるほか、レストランや軽食コーナー、地元の特産品等を集めた売店、周辺の観光案内の施設などがあるので、ドライブにはぜひとも活用したい。また、比較的新しく出来た道の駅は、豪雪や風水害で道路が切断されたときの対応拠点として転用出来るようにしているところもある。いったん災害が起きたときはすぐに地元の消防署や警察、自衛隊が道の駅を拠点として活動開始される為、退去願う場合も考えられる。従って、臨機応変に対応することが大切であろう。

花粉症対策

旅行でも行きたいけど、花粉症持ち・・・とお悩みの方は、「花粉対応エアコンフィルター」を車に取り付けることを提案したい。つまり、外気から吸い込む時に花粉を取り除き新鮮な空気を室内に取り込むことで車内で少しでも快適に過ごせられる、というわけである。どっちみち、車内から出ることはあるにはあるだろうが、少しでも花粉に悩む時間を減らしたいというのであれば、この方法を検討してみてはどうだろうか。

日本はジュネーヴ条約(1949年の「道路交通に関する条約」)締結国のため、他の締結国の住民であれば国際運転免許証が日本入国から1年間有効である(条件付きの場合もある)。なお、ドイツスイス・フランス・台湾はジュネーヴ条約に基づく国際免許を交付していないが、日本との二国間の取り決めにより、これらの国の住民は自国の免許とその公式日本語訳を携行することにより日本での運転が可能。

近年の日本では飲酒運転の取り締まりが厳しく行われている。もし、酒酔い運転で警察に摘発された場合は¥1,000,000以下の罰金か5年以下の懲役刑に処される。また運転免許が取り消され、3年間は免許を再取得出来ない。酒酔い運転で事故を起こし、他人に怪我をさせた場合は15年以下の懲役刑となり、死亡させた場合は20年以下の懲役刑となる。また同乗者も処罰される。飲酒後に自動車の運転の必要がある場合は「運転代行」という業者を利用すること。

日本では、運転をしながら携帯電話を使うことは禁止されており (ハンズフリーの装置を使っている場合は除く) 警察に摘発された場合は¥6,000の反則金が科される。また、シートベルト着用も運転席・助手席両方着用する事になっている。

道路事情
車両は左側通行(道路の中央より左側)と道路交通法で定められている。
日本の一般道路での速度規制は、原則では60km/h、都市部の主な道路は50km/hから40km/h規制が多く、細い道では30km/h規制、学校付近の通学路に指定されている道路では20km/h規制である。制限速度は道路標識に表示されている。
主要都市間を中心に高速道路が通じている。高速道路の料金は非常に高く、一人旅の場合は同じ区間の鉄道料金よりも高くなってしまう。日本の高速道路はたいてい片側2車線であることが多いが、大都市近郊では片側3車線以上の区間もある。一方、地方の閑散地域では片側1車線で中央分離帯のない高速道路もある。法定速度は規制されている区間を除き、普通車、二輪車は100km/h、大型トラックは80km/hとしている。
高速道路にはサービスエリア (SA) もしくはパーキングエリア (PA) と呼ばれる休憩施設があり、前者は施設の規模が比較的大きく、レストランや軽食施設や売店、ガソリンスタンドや道路交通情報案内所を備え概ね50kmに、後者は施設の規模が比較的小さく、トイレと自動販売機程度の施設がある程度で、概ね20kmおきに設置されている。
また、政府の経済政策により、ETCの装置を備えた車に限り、休日の料金が大幅に割り引きされている。そのため、特に連休(日本の祝日参照)は高速道路が混雑する。また、それとは関係無いが、お盆 (8月中旬にある仏教的な習慣で、都市居住者が田舎の実家へ帰る集中時期である) 、年末年始 (12月29日から1月3日の期間) に高速道路は大変混雑し、全長50キロを越える渋滞も発生している。

レンタカーで

駐留米軍車両には注意!

駐留米軍車両は沖縄本島全域、厚木基地や横田基地や三沢基地などの米軍基地周辺で見かけることが多い。追突など事故ろうものなら、大抵は泣き寝入りになることが多く、非常にやっかいな問題となる。したがって、レンタカーないし自家用車でその周囲を運転する場合はあえて避けるか道を譲っておいた方が良いだろう。また、自衛隊車両においても同様にやっておいた方が良いだろう。

  • 都市部から離れた土地では、鉄道やバスの便が充分でないことが多く、事実上車でしか行けないような場所も珍しくないため、レンタカーの利用を検討したほうがいいだろう。
  • 逆に、東京のような大都市の都心部では、道路や交通規制が複雑である、交通量が多い、駐車場のない施設が多い、一方通行標識の有無などの理由により、勧められない。首都高速道路は慣れない者にとっては迷路であるし、慢性的な渋滞により時間がかかり過ぎるからである。
  • レンタカーの料金は排気量1,000CCぐらいの小型車で1日¥6,000ほどであり、大型のセダンであれば1日¥10,000はかかる。

キャンピングカーで

  • キャンピングカーで寝るときは、道の駅などの駐車場を利用したほうが良い。

バスで

高速バス

日本にはその他主要都市間に運行される都市間高速バスがある。昼間のバスの他、夜間、眠っている間に移動する夜行バスもあり、その特長は比較的値段が安いこと。時間があり、費用をかけずに移動したいときには選択肢に入れておきたい。 地方などで鈍行列車しか通ってない都市間や山間部を通る都市間では、都市間高速バスのほうが値段が安く早く本数が多い場合も多くある。車社会の発達により高速道路の開通が優先されてきたためである。一般的に新幹線・特急列車と競合していない路線では鈍行より高速バスのほうが速い。 バス会社は都道府県別に会社が異なるので個別に確認する必要があるが、都市間バスでは双方の都市のバス会社が提携している場合が多い。 また東京・大阪・京都を除く政令指定都市規模の都市での街中の移動は地下鉄よりバスのほうが利便性が高い。

都市間バス (高速バス) については「バス旅行のコツ (日本編)」の記事で詳しく説明している。

路線バス

日本の都市内を走る一般的な路線バスは、運賃が均一制である路線と、料金が乗車区間によって変動する距離制の路線がある。

運賃が均一制の路線
「前乗り、後降り」(「後乗り、前降り」もあり地域によって異なる)となっており、乗車の際に運転手席の横にある運賃箱へ運賃を投入するか、PASMOなどのカードを読み取り装置に接触して運賃を支払う。
料金が乗車区間によって変動する路線
「後乗り、前降り」であり、乗車の際に入り口で機械から整理券を受け取るか、PASMOなどのカードを読み取り装置に接触させる(この場合は整理券は必要無い)。降車の際に運賃を支払う。

釣り銭は出ないバスが圧倒的に多いが、一部の公営バスには釣り銭が出るバスもある。釣り銭が出ないバスに乗った場合、小銭が無い時は両替機を使って小銭にするか、場合によっては運転手に依頼して小銭に両替してもらう。PASMOなどのカードは読み取り装置に接触させて運賃を支払う。いずれにせよ、バスに乗る前には紙幣から小銭へと両替しておくのが良い。殆どのバスは¥1000紙幣以外の紙幣は両替できない。

都営バスの東京23区内の場合は概ね「前乗り、後降り」で運賃はどこまで乗っても¥200均一である。地方のバスでは「後乗り、前降り」で運賃が乗車距離によって変動する場合が多い。¥170くらいから、徐々に運賃が高くなる。

公営を含む多くのバス事業者は一日乗車券を発売しており、都営バスの場合は一日¥500で何度も乗車出来る。

公営バス路線は、地域内の公共施設(市役所や公民館、病院など)を廻るようになっている事が多い。故に、ある程度の土地勘がある旅行者でないと、利用しにくいのも事実であろう。また、民間では設定しないような辺鄙な地域まで伸ばしている路線もあり、目的地次第では安く遠くへ行けられるといった利点もある。他にも、大阪市営バスのように、市バスから地下鉄へと乗り継ぐ事で運賃が割引されるといった利点もある。

タクシーで

日本の都市部はもちろん、田舎でもタクシーは利用可能である(離島や極端な僻地を除いて)。タクシーの料金は諸外国に比べると割高だが、定期的な消毒作業が行われているため清潔で、運転手は営業用の免許を持っているので安全性が高い。日本の小型自動車は乗車定員が5人なので、乗客は最大で4人までとなるが、ワゴン車やリムジンもある。大きな荷物はトランクに収納出来る。その際にチップは必要無い。

正規のタクシーは営業用の緑色のナンバープレートを付けている。緑色のナンバープレートではなく白色のナンバープレートを付けて走行しているタクシーもあるが、「白タク」と呼ばれており、無資格であるため違法である。白タクはトラブルの原因なので避けること。

料金は地域やタクシー会社によって差があるが初乗り¥650前後で2,000m走り、以降は約290mごとに¥80の料金が加算される。また渋滞の場合は時間に応じて料金が加算される。例として、東京駅から浅草寺までタクシーで行った場合の料金は¥1,680から¥1,970である。タクシーの料金メーターは不正が無いように管理されており、乗客からはっきり見える位置に料金が表示される。なお、深夜早朝(22時か23時から5時まで)は2割から3割の割増し料金が適用される。支払いにクレジットカードが使用できるタクシーもあり、その場合はカードのマークが車外に表示されている。

ほとんどのタクシー運転手は日本語以外通じないが、目的地が著名なホテル、駅、公共施設の場合はその名称さえ告げれば通じる。最も無難な方法は、目的地が記載されているパンフレットやガイドブックを持参して、運転手に説明する方法である。

都市市街地では流しのタクシーを拾うことが出来る。主要な駅や空港にはタクシーの乗り場があるのでそこで乗車する。大規模なホテルであれば客待ちのタクシーが居るのでそれに乗ることが出来る。それ以外の場所では電話でタクシーを呼び出す必要が有る。流しのタクシーを拾う際は、タクシーに向かって手を挙げてタクシーに合図する。タクシーが空車の場合は停車してくれるだろう。屋根の上の行灯が点灯しているのは空車の合図である。

日本のタクシーの後部座席のドアは自動ドアとなっており、運転手が開閉の操作をする。乗客はドアの開閉をしなくても良い。助手席のドアは自動では無いので、乗客がドアの開閉を行う必要が有る。

船で

国内の長距離旅客航路には次のものがある。日本長距離フェリー協会

  • 小樽港 ― 新潟港
  • 小樽港 ― 舞鶴港
  • 苫小牧東港 ― 秋田港 ― 新潟港 ― 敦賀新港
  • 苫小牧港 ― 八戸港
  • 苫小牧港 ― 仙台港 ― 名古屋フェリーターミナル
  • 苫小牧港 ― 大洗港
  • 東京フェリーターミナル ― 徳島港 ― 新門司フェリーターミナル
  • 大阪南港 ― 新門司港
  • 大阪(泉大津) ・ 神戸(六甲アイランド) ― 北九州(新門司)
  • 大阪南港(かもめ埠頭フェリーターミナル) ― 宮崎港
  • 大阪南港コスモフェリーターミナル ― 神戸(六甲アイランド) ― 松山観光港 ― 大分港
  • 大阪南港(かもめ埠頭フェリーターミナル) ― 志布志フェリーターミナル
  • 神戸(六甲アイランド) ― 大分港

国内の主な中距離旅客航路には次のものがある。日本旅客船協会

  • 青森港 ― 函館港
  • 大間港 ― 函館港
  • 三宮(新港第三埠頭) ― 高松東港
  • 神戸港(六甲アイランド)・大阪南港 ― 東予港 ― 新居浜東港
  • 和歌山港 ― 徳島港
  • 宇野港 ― 高松港
  • 柳井港 ― 三津浜港
  • 広島宇品港 ― 呉港 ― 松山観光港
  • 松山観光港 ― 小倉(浅野港)
  • 八幡浜港 ― 臼杵港
  • 八幡浜港 ― 別府港
  • 佐賀関港 ― 三崎港
  • 佐伯港 ― 宿毛(片島港)
  • 熊本港 ― 島原外港
  • 多比良港 ― 長州港

国内の主な離島航路には次のものがある。

  • 稚内港 ― 礼文島香深港
  • 稚内港 ― 利尻島鴛泊港
  • 瀬棚港 ― 奥尻港
  • 江差港 ― 奥尻港
  • 新潟港 ― 両津港
  • 直江津港 ― 小木港
  • 東京有明埠頭 ― 志布志港 ― 名瀬港 ― 那覇新港(無期限運休中)
  • 東京竹芝港 ― 大島 ― 利島 ― 新島 ― 式根島 ― 神津島
  • 東京竹芝港 ― 三宅島 ― 御蔵島 ― 八丈島
  • 東京竹芝港 ― 父島二見港
  • 父島二見港 ― 母島
  • 熱海港 ― 大島・神津島
  • 下田港 ― 神津島 ― 式根島 ― 新島 ― 利島 ― 下田港
  • 神戸(六甲アイランド) ― 大阪南港 ― 名瀬港 ― 亀徳港 ― 和泊港 ― 与論港 ― 本部港 ― 那覇新港
  • 境港 ― 隠岐西郷港・別府港
  • 松江市七類港 ― 隠岐来居港・別府港・菱浦港・西郷港
  • 博多港 ― 壱岐芦辺港・郷ノ浦港 ― 対馬厳原港
  • 博多港 ― 比田勝港
  • 唐津港 ― 壱岐印通寺港
  • 長崎港 ― 奈良尾港・福江港
  • 佐世保港 ― 宇久平港・小値賀港・有川港
  • 博多港 ― 宇久平港 ― 小値賀港 ― 青方港 ― 若松港 ― 奈留港 ― 福江港
  • 鹿児島本港南埠頭 ― 種子島西之表港
  • 鹿児島本港南埠頭 ― 屋久島宮之浦港・安房港
  • 鹿児島新港 ― 名瀬港 ― 亀徳港 ― 和泊港 ― 与論港 ― 本部港 ― 那覇新港
  • 鹿児島本港 ― 湾港 ― 名瀬港 ― 古仁屋港 ― 平土野港 ― 知名港

船での旅行の詳細は「船旅のコツ」で詳しく記載されている。

喋る

録音出来るラジオを持ちだそう!

旅行する時、名刺サイズなど小型のラジオ受信機を持って行こうと思うだろうが、ちょっと待ってほしい。寧ろ語学向けなど録音出来るラジオのほうをお勧めしたい。理由は、現地ならではの情報や郷土音楽を録音することが出来たり、旅行先の方言が聞けるのと同時に録音することも出来て、思い出作りの一助にもなり得るからだ。なお、録音したものはあちこちに頒布したりせずに、家庭内だけで楽しむよう心掛けたい。

国語・公用語共に法的な定めはないが、事実上日本語である。更に日本では高等教育も日本語で行っている為、高学歴の者であっても日本語以外の言語は通じない事が多いので注意が必要である。

中学、高校、大学の教養課程では英語が教えられるため、英単語を組み合せる事で可能な限りゆっくりと喋り、可能な限りはっきりとした発音を行うのが望ましい。

簡単な英単語を紙に書いて示せば、聞き取りに問題があるために理解出来ないという事態を回避出来るので、理解される可能性はより高まる。比較的英語の理解力が高いのは、高校生や大学生の年代の若者で、都市のビジネスマンもある程度の英語が通じる。(とはいえ英語理解力は一般的に低く、特に早口の英語や難しい単語、複雑な文は理解されない)、簡単な呼びかけの言葉をゆっくり・明確な発音で話して、どのような反応をするかで、相手の英語能力は推定できるだろう。年齢が高くなるにつれて理解される可能性は低くなり、高齢者には(その人物がよほどの知識人でも無い限り)ほとんど通じないと考えて良いであろう。

日本語、英語以外の言語を理解できる日本人はさらに少ない。日本語、英語以外の話者は、トラブルが発生した場合は、素直に自国の大使館、もしくは警察などの公的機関に頼ると良い。ハングル・中国語(繁体字・簡体字とも)が標識や案内板に掲げてある地域(とくに九州北部など)もあるが、実際は空港・港湾など以外では移民でない限り会話はあまり通じない。

日本語は漢字を多用する言語なので、中国人や台湾人や朝鮮人と筆談でコミュニケーション出来る場合がある。貴方が中国人や台湾人の場合は、紙とペンは持っておいた方が良いだろう。簡体字より繁体字の方が通じ易い傾向がある。然し、中国語・朝鮮語には存在するが日本語には無い漢字(またはその逆)は少なくなく、又、同じ漢字であっても国によって漢字の意味が異なる場合もあるので、誤解の元になる可能性もあり、過信は禁物である。

尚、日本語は各地で様々な方言に分かれ、現地で使用されているが、ラジオ・テレビなどメディアの普及により共通語で意思疎通出来る事もある。然し、それ故方言を理解出来ない若者が増えている。地方独自の方言を保存する取り組みが行われ、方言での昔話読み語りが催されたり、方言を集めた本・絵本なども多く出版されている。

買う

通貨

日本の通貨単位は円 (¥)。2011年11月現在の為替レートは以下のとおり。

¥ 日本円¥1.00 = ¥1.00¥1.0 = ¥1.00
$ 米ドル$1.00 = ¥78.2395¥1.0 = $0.0128
€ ユーロ€1.00 = ¥125.4414¥1.0 = €0.0093

※上記通貨に関して直近のレートを調べたい場合には、Bloomberg.co.jpなどを参照。

紙幣
1,000円(青色)、2,000円(薄茶・緑色)、5,000円(紫色)、10,000円(茶色)の四種類の紙幣が現在流通している。
2,000円紙幣は、積極的に進めている沖縄県以外はあまり使われる事がない。諸外国と違って高額紙幣の受け取りを拒絶される事は無く、少額の買い物をして代金として10000円紙幣を出しても受け取りを拒否されることは、偶然釣り銭が足りない場合を除けばほとんど無い。
硬貨
1円(銀色)、5円(金色・穴開き)、10円(銅色)、50円(銀色・穴開き)、100円(銀色)、500円(やや大型・金色に近い銀色)の6種類の硬貨が流通している。
自動販売機では1円硬貨や5円硬貨は殆ど使用出来ない。


外貨両替

両替所・銀行・郵便局

国際空港や国際定期便が就航している主要な空港には銀行の出張所があり、外貨現金・トラベラーズチェックから日本円への両替が可能である。使い残した日本円の外貨への両替も行われているが、通貨によっては在庫が無く両替出来ない場合がある。トラベラーズチェックは日本円・米ドル・ユーロ・英ポンド以外の物はあまり通用しない。市中の銀行の支店(外貨取り扱い窓口のある所)や郵便局(外貨取り扱いを行う局)や銀行系の両替店でも外貨から日本円への両替を行っている。銀行の支店の場合は、15分から30分ほど待たされる可能性がある。また数は少ないが外貨両替専門の業者の店もある。また、多額の両替の場合はパスポート等の身分証明書の提示が必要になる。

米ドル・ユーロから日本円への両替は手数料率が低くレートが良い。(時期によるが)

英ポンド、豪ドル・ニュージーランドドル・カナダドル・スイスフラン・北欧諸国の通貨はそれに次ぐ程度の流通力があるが、手数料率は高くなりレートは悪くなる。

韓国ウォン・人民元・ニュー台湾ドル・香港ドル・シンガポールドルも同様かさらに条件が悪くなる。

それ以外の通貨はかなり高い手数料率(25%以上)での両替となり悪いレートで両替されるか、両替を拒否される場合がある。銀行や両替店での実際のレートを調べたい場合、インターネットでは三菱UFJ系の両替店が「今日のレート」を表示しているので参照すると良い。今日のレート

銀行の窓口の営業時間は月曜日から金曜日の朝9:00から午後15:00までである。 (ゆうちょ銀行は16:00まで)土曜・日曜・祝日・年末年始(12月31日から1月3日)は休業している。窓口が営業していない時間帯でもATMの利用は可能な場合が多い。多くの銀行では朝8:45から夕方18:00までATMを稼働させている。都市部の街角にあるATMコーナーはそれよりも稼働時間が長く、朝8:00から夜21:00頃まで使える場合が多い。コンビニエンスストア内に設置されているATMの場合は24時間いつでも使える可能性がある。空港に開設されている両替所の場合、空港に離発着便があり開いている間は営業している場合が多い。

国際キャッシュカード

日本ではキャッシュカードの磁気ストライプの規格が諸外国と異なることから「PLUS」などを含めた国際ネットワークが扱われている金融機関の数が限られている。だが、ゆうちょ銀行、セブン銀行(主にセブンイレブンの店内にATMが設置されている)のATMでは「PLUS」と「Cirrus」と「中国銀聯」の国際ネットワークが利用可能であり、日本円の現金を引き出すことが出来る。郵便局セブン銀行

ゆうちょ銀行(郵便局)は日本のほとんどの市町村で営業しているので便利である。セブン銀行のATMは全国に約14,000台有る。新生銀行のATMは「PLUS」と「Cirrus」に対応しており、同銀行の店舗の他、東京メトロの駅の一部にATMが設置されている。シティバンク銀行のATMは「PLUS」と「Cirrus」と「中国銀聯」カードに対応しており、同銀行の店舗の他、成田・中部・関西の各国際空港にATMが設置されている。citibank

クレジットカード

日本は現金決済が主流の社会なので、クレジットカードが使える場所は限られている。デパート、シティーホテルやビジネスホテル、一部のスーパーマーケット、大型電器店、大型書店、ガソリンスタンド、JRのみどりの窓口・指定席券売機、JTBなどの旅行代理店、中級以上のレストランの大部分ではクレジットカードでの支払いが出来る。

一方、個人経営の小さな飲食店や、公共交通機関の通常の券売機、個人経営の小さな店、ファーストフードの店、コンビニエンスストア(但しセブンイレブン、ローソン、サークルKサンクス、セイコーマート等は、一般のJCB,VISA,マスターなどのカードが利用できる)、100円ショップ(ダイソーの一部店舗ではVISA,JCB,マスターを利用可能)、通常の自動販売機では通常はクレジットカードでの支払いは出来ない。

日本で最も通用するクレジットカードはJCBカードであるが、VISAカード、MasterCardもクレジットカードが使える店のほとんどで通用する。American ExpressはJCBと提携しているのでJCBが使える店ならばほとんどの場合American Expressも使える。ダイナースクラブカード (Diners card)が使える店は、高級レストランなど商品価値が高い店や超高級ホテルといった客を選ぶような店でないと使えず、使い処が難しいようである。その他のカードは使える店が比較的少ない。

ICカード

主に鉄道業が発行するICカードもよく使われる。主に駅周辺の自動販売機や売店で利用でき、主なものにSuica・PASMO (関東圏)、TOICA(中京圏)、ICOCA・PiTaPa (関西圏)、SUGOCA (JR九州)などがある。少しずつではあるが、鉄道系ICカードでの支払いに対応したバスも増えつつあり、利便性は高くなりつつある。当然ながら、日本以外に帰国する場合は残金をゼロにしておかなればならないが、3年以内にまた日本へ行く場合はそのままでもいいだろう。また、記念ICカードを限定発売することもある。

商店

デパート

大都市であれば、東京の新宿、大阪の梅田の様に中心駅近くや、東京の銀座、日本橋や大阪の心斎橋の様に繁華街の中心地区に幾つかのデパートが出店しているのが普通である。東京都内であれば、新宿伊勢丹、新宿高島屋、日本橋三越、松屋銀座、東京駅に隣接している大丸が有名。その他にターミナル駅近くには私鉄会社の系列のデパートが出店している。取り扱い商品は高級衣料、高級雑貨、高級化粧品、高級ブランド品、貴金属のアクセサリーや宝飾品、高級なバッグや靴、贈答用の商品などである。営業時間は通常09:00から20:00または21:00の間である。

地下食品売り場

日本ではデパートの地下食品売り場を省略して「デパ地下」と呼ぶ。和食・洋食・中華・エスニック料理の総菜や弁当、国内外の酒類、和風・洋風の菓子、デザートや甘味類が数多く売られていて、グルメの人々に好評である。これらの売り場では閉店時間が近づくと10%から50%の割引セールが行われる事が多いので、閉店が近い時間帯も狙い目である。

スーパーマーケット

日本ではスーパーマーケットを略して「スーパー」と呼ぶ。一般市民の通常の買い物の場所である。都心にはあまり存在せず、郊外に多く出店している。「イトーヨーカ堂」や「イオン」が有名である。取扱商品は食品(肉や魚や野菜などの生鮮食品・一般食品・茶やコーヒー・冷凍食品・インスタント食品・レトルト食品・パン・牛乳・瓶詰めや缶詰など)、生活雑貨、菓子、ソフトドリンク、酒類、弁当や総菜類である。日常生活で必要な物はほとんど購入出来る。大規模な店であれば安価な衣類も販売している。値段は、デパートやコンビニに比べて安価である。営業時間は、大都市の店や大型店舗では24時間営業や9:00から23:00までの長時間営業がある。通常の店では09:00から20:00か21:00の間である。

コンビニエンスストア

日本ではコンビニエンスストアを略して「コンビニ」と呼ぶ。利便性の高い商店である。営業時間は通常は24時間営業である。大都市の中心部から田舎、さらにはオフィスビルや鉄道駅や空港まで日本各地のどんな場所にでもある(離島や僻地は除く)。業界大手は「セブンイレブン」(四国4県・沖縄県などには存在しない)「ローソン」、「ファミリーマート」、「ミニストップ」、「ポプラ」、「サークルKサンクス」、「デイリーヤマザキ」、「セイコーマート」(北海道のみ)などが主要なチェーン店である。コンビニの取扱商品は食品(インスタント食品・菓子パンや総菜パン・缶詰等)、ソフトドリンク、酒類(ビールや酎ハイなど)、医薬品のうち効能が弱いもの(胃腸ドリンクや下痢止めなど)、雑誌・新聞(英字紙の扱いがある店も一部ある)、日用雑貨(石鹸・シャンプー・化粧小物・生理用品・電池・文房具・ビニール傘)、アイスクリーム、弁当やおにぎり・サンドイッチや総菜、たばこ(一部店舗)などである。レジカウンター近くではおでん・中華まん・揚げ物(フライドチキン等)が販売されており、それらの商品が欲しい場合は店員に取ってもらう。アルコール類およびたばこと喫煙具などは20歳未満には販売できないので、店員が身分証明書の提示を求めることがある。

切手やプリペイドカード(テレホンカードや国際電話用のプリペイドカードなど)は店員に直接注文する。コピー機は多機能な物が多く、白黒の普通のコピーからカラーコピー、ファクシミリの送受信まで可能である。コンサート、演劇、映画、遊園地(テーマパーク)などのチケット、高速バスや国内航空券の予約・発券も可能である(店内の多機能端末機を利用する必要が有る)。ほとんどのコンビニにはATMが設置されており、24時間現金の引き出しが可能である。(対応する金融機関はコンビニチェーンによって違う。セブンイレブンであれば、「PLUS」と「Cirrus」と「中国銀聯」のネットワークに参加している金融機関から現金を引き出せる。)荷物の託送も受け入れており、「宅急便(ヤマト運輸)」、「ゆうパック(JP)」、「ペリカン便(JPエクスプレス)」などと取引している。

多くのコンビニでは客がトイレを利用することを認めている(店によっては店員に一言言う必要がある、「すみません、トイレ貸して下さい」で通じる)。トイレに行きたいが、近くに利用出来るトイレが無いという状況の際には便利である。しかしあくまで好意であるため、安い品物を少しだけでも買うのがエチケットだろう。犯罪防止の為に、トイレ貸し出しをしていない店も稀に有る。

店員がアルバイトの人だと、偶に接客態度が悪い事も有るが、気にする必要はない。

代金の支払いは、現金だけでなく、クレジットカード払いやICカード払いも出来る。また、Suicaなど鉄道系のICカードのチャージが出来るコンビニも一部存在している。

その他の商店

100円ショップ

100円ショップは多くの雑貨類や食品類が全て1個¥100(消費税込で¥105)均一で売られている店である。100円ショップのチェーン店としては、ダイソー、キャンドゥ、セリア、meets(ミーツ) が大手である。食品やソフトドリンク、文房具や工作用品、アクセサリや化粧水、陶器やガラス器、アイマスクや耳栓や地図や鍵などの旅行用品、タオルや下着など様々な商品が売られている。外国製の商品が多いが、偶に日本の季節物や日本のゲームなど日本の土産物になるような物も見つかるかもしれない。店によっては、一部商品が¥150~¥1,000となっているので注意を要する。 (商品のうち¥100でない商品には「この品は¥200です」などと書かれたタグが付いている) ダイソーキャンドゥセリアmeets

大型電器店

東京の電気街としては秋葉原が有名だが、その他に新宿や池袋、地方の主要都市(例えば、名古屋の大須 等)にはヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機などの大規模店舗が出店している。また、各地の郊外の幹線道路沿いにはヤマダ電機、コジマ、ベスト電器などの駐車場を備えた大規模量販店が立地している。電気街には、小さな店もある。

日本で使う電気製品を買うのには何の問題も無いが、海外で使う電気製品を購入する場合は注意が必要である。日本の電気供給は通常100Vの電圧であるが、例えばアメリカ合衆国の場合120Vの電圧で電気が供給されている。多くの電気製品は100V~240Vまでの電圧に対応しているケースが多いが、確認が必要である。その点、乾電池で駆動する電気製品ならば心配は必要無い。電気製品の説明書は当然日本語の物が入っているが、英語の説明書がある場合があるので、「英語の説明書はありますか?」と店員に聞いてみると良い。

これらの大型電器店では通常「ポイントカード」と呼ばれるシステムが導入されていて、ポイントカードを作る事によってポイントをためる事が可能になり、商品購入の際に購入金額に応じた一定額(例えば10%)のポイントが加算され、次回来店時にそのポイントを使って買い物することが出来る。日本を短期滞在で訪れる人にとっては、あまりメリットのないシステムかもしれない。店員にポイントはいらないから、値引きをしてくれと交渉すれば、商品を安く買うことが出来る可能性がある(全ての店が交渉に応じるわけではない)。

書店など

日本国内で洋書を販売している書店はあまり多くない。Amazonを利用出来れば、日本中のどこでも気軽に洋書を購入出来るが、短期の旅行者はそのような環境では無いだろう。東京では、丸善日本橋店、八重洲ブックセンター、紀伊國屋書店新宿本店・新宿南店、神田神保町の書泉グランデ、三省堂のような大型書店で、洋書を販売している。

もしあなたが日本の漫画やアニメの本や同人誌やグッズを求めているのならば、東京であれば秋葉原か池袋へ行くのが良いだろう。そのような種類の商品を取り扱っている店として有名な所は、アニメイト、ゲーマーズ、とらのあな、K-BOOKS、トレーダー 、メロンブックス、まんだらけ、などの店である。ちなみに漫画やアニメでも過激な暴力やの性的な描写がある本などは、日本国内でも条例によって規制されており、18歳未満の人物は購入出来ない。なお帰国の際、自分の買った商品が自国税関を通過出来るかどうかはある程度、考慮する必要がある。日本国内では18歳未満販売禁止程度の規制で許されている商品でも、国によっては有害図書とされて持ち込めない場合がある。

古物・格安チケット店

古物は多少品物選びに慣れが必要だが、盗品や不良品や贋物は日本では少ないため、古物商をあたると良いものがあったりする。質店も古物商と同じく格安で古物が買える。

格安チケット店は最近では大都市に多く、鉄道の乗車券・プリペイドカード、テレホンカード、切手、デパートやクレジットの商品券などが買える。但し近くにある店でも取り扱うものやレートが違うため、良い店を探すのには注意が必要である。一時期は贋物が出回ったが、最近は安心できる店が多い。

古物商の営業は都道府県の許可が無いといけないので、許可があるか確認して使うほうが良い。

消費税の還付

日本では商品やサービスの代金に対して5%(国税4%+地方税1%)の消費税(付加価値税)が課される。通常値札には内税(税を含んだ価格)で表示されており、外税と記載されている場合はレジでの支払い時に消費税が加算される。

外国居住者が免税店の指定を受けている店(大型デパートや秋葉原の大型電器店など)で日本で消費せず外国に持ち出す物(食品類、飲料類、たばこ、薬品類、化粧品類、フィルム、電池、その他の消耗品は対象外)を1回に¥10,000以上の買った場合は、消費税の還付が行われる。手続きにはパスポートの提示が必要。レジの係員(大型デパートの場合は専門のカウンターで行う場合がある)が税の還付に必要な書類を作成するので、あなたはそれに氏名や住所などを書かなければならない。税はその場で還付される。書類の一部はパスポートにホッチキスで付けられる。日本出国時に税関でパスポートに付いている書類を提出することによって手続きは完了する。

外国人であっても6ヶ月以上日本に滞在している人や、日本で就業している人にはこの制度は適用されない。

観る

  • 日本の名所 — 「日本三大」の記事では、風景・建物・庭園・温泉などのジャンルごとに日本を代表する三つの名所を取り上げている。
  • 博物館 — 日本には全国に3,000以上の博物館がある。美術館・科学館・文学館・水族館・動物園・植物園なども広義の博物館である。  WEB  [13]
  • 美術館 — 公共の美術館が各地にあるが、個人が収集した美術品を広く公開するために作られた施設では、収集家の趣味や個性によって系統的に集められた作品群がみられ興味深いものが多い。  WEB  [14]
  • 科学館 — 科学技術に関する展示・解説を行っている施設が全国に500以上ある。  WEB  [15]
  • 神社・寺院 — 皇室や往時の権力者によって造営された神社や寺院には美術的価値も高く、1000年を超える歴史的建造物も多数ある。奈良や京都の社寺が名高いが、地方集落にも見逃せないような社寺が存在する場合も多い。
  • 伝統的建造物群保存地区 — 城下町や門前町、宿場町などとして形作られて来た地方集落が総体として保存され、日本の前現代の町並を見ることができる場所。宮崎県日南市の飫肥地区がきっかけとして誕生した制度で、川越市妻籠宿倉敷市などが有名である。
  • 城・城跡 — 江戸時代に大名によって権力の象徴として建てられた天守閣は明治維新のさいにそのほとんどが解体されたが、幾つかの城が解体を免れたほか昭和30年代以降観光用に各地で天守閣が復元されている。現存天守として姫路城松本城彦根城などが有名であるが、天守はなくとも城跡を公園として整備している所も多い。また、復元した天守閣を歴史資料館や展望台として活用している。
  • 夜景 — 都市の近くに山がある場合に山頂や山腹から夜景を望むことができる。また、東京タワーをはじめとした展望タワーからの夜景も美しい。日本の照明は他国より蛍光灯が多く白い光が多いのが特徴で、そのためにより美しさを増しているといわれている。函館山・神戸市の六甲山および長崎市にある稲佐山は三大夜景と呼ばれている。  WEB  [16]
  • 近代化遺産 — 江戸時代末期から昭和初期にかけて日本の近代化の貢献した産業や交通、土木にかかわる現存の建築物のうち優れたものを保存している。実用的な建築物であっても意匠が凝っていたり、長い年月に間に周囲の景色に溶け込んでいたりしてすばらしいものが多くみられる。

遊ぶ

  • 能・狂言 — それぞれ日本の代表的な伝統芸能の一つで、能は重要無形文化財に指定されている日本独自の舞台芸術(音楽劇・仮面劇)であり、2009年9月には世界無形遺産に登録される予定。狂言は笑劇で、ほとんど面(おもて)を使用しない。  WEB  [17]
  • 歌舞伎 — 能に並ぶ伝統芸能の一つで、重要無形文化財に指定されている日本独特の演劇。  所在  東京(国立劇場・歌舞伎座・前進座)、大阪(大阪松竹座)、京都(南座)、名古屋(御園座)、福岡(博多座)など。  WEB  [18]
  • 落語・漫才 — 落語は江戸時代より発達した話芸で、一人で何人もの役を演じながら身振り手振りをつけたりして臨場感を出し、最後にオチ(サゲ)をつけて観客を笑わせる。漫才は二人以上で「ボケ」と「ツッコミ」に分かれ、二人の掛け合いによって観客を笑わせる。漫才は特に大阪などで盛んで、最近では若手の漫才師(芸人)が多く活躍している。
  • 大相撲 — 日本相撲協会が主催する相撲の興業で、本場所(年6回・奇数月に開催)と地方巡業がある。  所在  本場所は1・5・9月に東京(両国)、3月に大阪、7月に名古屋、11月に福岡で開催される。  WEB  [19]
  • 祭り — 元来は神を祀る神事が由来であるが、江戸時代に庶民の間で五穀豊穣や病魔退散などを祈願して年中行事として行われるようになり、さらに近年になると本来の宗教的要素は失われ観光と結びついて盛大に催されるものが増えている。古来からのものには京都の葵祭と祇園祭が名高いが、8月上旬には仙台七夕・秋田竿灯・青森ねぶた等の東北各地の祭りや阿波踊り、高知のよさこい祭りなど大型の祭りが各地で開かれ人々で賑わう。観光用の祭りとしてはさっぽろ雪まつりなどが有名である。
  • 温泉 — 火山国である日本には全国各地に温泉がある。古代から言い伝えられる歴史の長い温泉も多くあるが、ここ数年の間に掘削され湧出した温泉も増加している。
  • 登山 — 他国のように4,000m 級の高山はないが、狭い国土のわりに山岳が多いため、山頂までの登山道が比較的短い場合や、都市からの交通が便利な山が多い。また、春から秋までの間であれば重い装備を必要とせず気軽に登れる山もある。
  • スキー — スキー場が北海道、東北地方、新潟県に多くある。12月から3月頃までがシーズン。
  • ゴルフ — ゴルフ場が日本各地にある。旅行代理店を通しての利用申し込みも可能。
  • 野球プロ野球は、日本野球機構に属するセントラル・リーグとパシフィック・リーグには合計12球団があり3月下旬から10月初旬まで公式戦を行っているほか、独立リーグとして四国・九州アイランドリーグとベースボール・チャレンジ・リーグにもそれぞれ6球団がある。また、社会人・大学・高校などアマチュアの大会やリーグもあり、春と夏に甲子園で開催される高校野球はテレビで全国放送されている。
  • サッカー — 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)には36チームが加盟しており、ディビジョン1 (J1) とディビジョン2 (J2) に分かれて総当り戦を行っている。(J2は3回戦総当り)  WEB  [20]
  • カラオケ — 多くの都市の繁華街には「カラオケボックス」がある。J-POPや演歌の最新曲・ヒット曲の他、アニメ・特撮関係の曲も相当な数が収録されている。また、多くの英語曲、中国語曲、韓国語曲も収録されており歌う事が可能。
  • ギャンブル — 日本には合法的なギャンブルとして、公営競技(中央競馬・地方競馬・競輪・競艇・オートレース)、パチンコ・パチスロ、宝くじ・サッカーくじがある。

食べる

寿司  
日本の代表的な日本料理。酢飯に魚の切り身をのせ手で握った「握り寿司」は江戸時代あたりから食べられていた。握り寿司のネタは様々なものがあるが、中でもトロと呼ばれるマグロの脂肪が多い部分は高級な部位として珍重されている。その他、魚とすし飯を箱に入れて押した「押し寿司」、油揚げを煮たものにすし飯を入れた「いなりずし」、魚あるいは野菜・卵焼き・かんぴょうなどを入れて海苔で巻いた「のりまき」、細かく切った具を混ぜるもしくはすし飯に生魚を乗せた「ちらしずし」などがある。地方には、様々な種類のものが点在する。

ワサビ、ガリ(生姜を薄く切って甘酢に漬けた物であり、魚の生臭さを消したり、口の中をさっぱりさせる役割がある)、お茶(日本茶、寿司店では「あがり」と呼ぶ。口の中をさっぱりさせる役割がある)も上手に利用したい。

握られた寿司を手でつかみ寿司種だけに醤油を付け食べるのが、江戸時代より「粋(いき)」ともされている。こういったお手拭で手を拭い手で食べる形式だけではなく箸を使用する人も多いが、現在は個人の好みとされている。

寿司店では、メニューに「特上・上・並」「松・竹・梅」などと書かれている場合も多い。この場合、コースメニューとなっており、選んだメニューのランクに応じた寿司が出される。コースメニューを頼まず、自分の食べたい寿司ネタをひとつひとつ注文するつもりで寿司店へ入店する場合は、カウンター席に座るのが良く、これが本来の食べ方でもある。また、寿司店では定価の表示が有る場合と無い場合(時価と書かれていたりする)がある。通常の店であれば一食あたり¥2,000から¥5,000、高級店の場合は¥10,000以上と見積もっておけば良いであろう。昼の「ランチ」メニューでは、¥1,000程度で食べられる事が多く、サラリーマンなどでにぎわう。お酒と共に食べる際、最初は刺身の状態、後半は握り寿司を食べるスタイルも多い。

寿司

回転寿司」は、伝統的な寿司屋ではなく半セルフサービス型の安価な店で、皿にのった様々な寿司(伝統的な寿司以外も商品としていることも多い)がコンベアによって流れている。客は好みの寿司を皿ごと取って、寿司を食べる。この際に取った皿は自分の前に積み重ねておくことが多い。寿司のネタによって一皿の価格が違い、例えば、卵は¥100、イカは¥120、ウニは¥250のようになっている。この場合、各皿に違う模様が描かれており、皿の模様で代金が分かる仕組みにもなっている。会計は、係員を呼んで皿の枚数を数えてもらい、その枚数にて代金を計算する仕組みである。好みのネタが流れてこない場合は、タッチパネル式の注文機器またはカウンター内に居る寿司職人に、直接注文を行うことによって、自分好みの寿司を食べることが出来る。この場合は寿司は皿にのせられた状態で手渡されるので、食後は皿は重ねておく。また、味噌汁類(回転寿司店で供される味噌汁は魚介類の味噌汁である場合が多い)を頼む場合も、タッチパネル式の注文機器またはカウンター内に居る寿司職人に、直接注文を行う。お茶は、客席にティーパックと給湯装置、湯飲茶碗が配置されているので、自分でお茶を作り飲む形式になっている。客席には、割り箸、醤油と醤油皿、ガリなどが配置されているので、必要に応じてそれらを使う。回転寿司での予算は通常一食あたり¥1,500から¥3,000ぐらいである。子供連れの家族などの利用者が多い。


刺身  
これも、日本の代表的な日本料理だ。魚を生のまま薄く切って醤油(ワサビやショウガを伴うケースが多い)をつけて食べる。太平洋岸もしくは関東ではマグロ、山口県ではフグ、高知県ではカツオ、各地でイカ・蛸など。刺身は寿司屋で食べられるほか、割烹、日本料理店で食べることが出来る。安価に済ませたいのならば、居酒屋で食べることも出来る。主に、夕食として酒と共に食べられる。安く済ませたい旅の途中であれば、スーパーの鮮魚売り場で売られている刺身を買ってきて、宿で食べても良いだろう。その際は「刺身醤油」と「ワサビ」の小袋をもらうのを忘れずに。刺身は生魚なので衛生的に心配だと思う人もいるかもしれないが、店で出される刺身は安全である。購入後、持ち帰る際は氷などで保冷し、早めに食べるのであれば安全である。写真は「海鮮丼」で、丼に入れた御飯の上に刺身などの魚介類が各種載っている。主に寿司屋で出される似た料理がある。「鉄火丼」、マグロの刺身をご飯の入った丼の上から盛りつけた物である。少量のわさびを加えて食べる。寿司屋などで食べる事が出来る。しょう油に漬けたマグロの刺身を使う場合もあり、こちらは「づけ丼」などと呼ばれる。価格は店によって、また素材の程度によってだいぶ違うが¥700~¥1,500程度である。各種寿司用種を乗せた「海鮮丼」「ちらし」も握り寿司より安くお得である。
刺身


天ぷら(天麩羅・天婦羅)  
日本の伝統的料理。野菜や魚介類を小麦粉と卵の衣を付け油で揚げたもの。天ぷら専門店(専門店は一般的に高級である)では、寿司屋のようにショーケースに入れられた材料(タネ)を目の前で調理し揚げ立てを提供される。天ぷらは家庭でも作られる。材料(タネ)に使われる物は海老や貝柱や穴子や魚の切り身などの魚介類、山菜やキノコ類や野菜類がある。天ぷらの食べ方としては、醤油に出汁などを入れて作られた「天つゆ」につけて食べる方法と、天ぷらに塩だけを付けて食べる方法がある。塩の場合、抹茶を入れた抹茶塩や柚子の皮を入れた柚子塩なども使われる。塩を付けて食べる方法の方が、カラリと揚がった天ぷらの食感を楽しむことが出来るので、「通好み」であるとされるが、「天つゆ」につけて食べるのもまた別な美味しさがあるので、どちらか一方が優れているわけではない。天ぷらを美味しく食べるには、どのようにして食べると良いか、率直に店員や店主に聞いてみるのも良い。かき揚げと呼ばれる様々な材料を混ぜて揚げた物もあり、これを白飯の上に乗せて、お茶か出汁を注いだ物に少量のワサビを添えた物を「天茶(天ぷら茶漬け)」と呼び、料理の最後の締めとして食べる場合が多い。天ぷら専門店で食事をする際の予算は、ランチであれば¥3,000程度、ディナーであれば¥5,000から¥10,000程度と考えておけば良いだろう。
天ぷら(天麩羅・天婦羅)
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天丼」、天ぷらををご飯の入った丼の上に盛りつけた物である。甘辛いタレで味付けがしてある。天丼用の天ぷらでよく使われるのは海老で、その他の具材としては白身の魚などが使われる。¥500程度の安いチェーン店から、¥2,000程の本格的な天ぷらを使う店まで多種多様である。


そば・うどん  
日本の伝統的麺料理。冷たく冷やしたそばを食べる食べ方では、ざるそば(うどん)、天ざるそば・うどん(ざるそば・うどんに天ぷらが追加される)、鴨南蛮そば(冷たいそばを熱い鴨で出汁を取った付け汁に付けて食べる)などがある。熱い汁の中に入れて食べるそば・うどんには、かけ(具は何も無いかネギだけ)、天ぷらそば・うどん(そばの上に天ぷらが乗る)、月見そば・うどん(具は卵)などがある。駅の構内や、街角にある「立ち食いそば」は気軽にそばを食べることが出来るファーストフード店で、値段は¥300から¥500程度である。一方、伝統的なそば屋では本格的なものが味わえる。値段は¥400から¥1,500と幅があるが、製造に使っている粉の種類や手打ちなどの手法により差が大きい。朝、昼、夜とよく食べられている食事である。生麺や乾燥麺も販売されており、家庭でも食べられる。コンビニやスーパーなどの弁当・総菜売り場では、そばやうどんをパックして、チルド温度で冷蔵してある物が販売されている。調理の必要が無いので手軽にそばやうどんを食べることが出来る。

日本各地の名物そばとしては、岩手県の「わんこそば」、新潟県の「へぎそば」、長野県の「更級・埴科・戸隠・開田そば」、島根県出雲地方の「出雲そば」などがある。一方うどんでは東京の武蔵野地域の「武蔵野うどん」、山梨県の「吉田のうどん」、三重県伊勢市の「伊勢うどん」、名古屋市の「味噌煮込みうどん」、香川県の「讃岐うどん」などがある。

日本では江戸時代から「通」と呼ばれる人々の行動として、蕎麦屋で蒲鉾や卵焼きや海苔をつまみに酒を飲み、最後に少量の蕎麦で締める文化もあったり、ファーストフード的であったり様々である。香川県では少量のうどんをはしごして食べる文化もある。なお、これらの麺料理を食べる場合は麺をすすることによって音が出るが、日本においては失礼な行為では無い。

そば・うどん


ラーメン  
日本で最も親しまれている麺料理。熱いスープを満たした丼の中に麺が入れられて、ネギ、チャーシュー、メンマなどがトッピングされ客に供される。

日本各地に名物ラーメンがあり、札幌ラーメン(みそラーメン)、昔ながらの東京ラーメン(しょうゆラーメン)、博多ラーメン(豚骨ラーメン)など数え切れないほどの種類がある。人気店では1時間以上待つ長蛇の列が並ぶ店すらある。

ラーメンの値段は店によって差があるが一杯¥500から¥850ぐらいの間だと考えておけば良いだろう。安さをアピールしているチェーン店の中では一杯¥400以下でラーメンを食べることが出来る。食事量の多い人は、ほとんどの店では追加代金¥100から¥200で「大盛」を頼む事が出来る。福岡県や熊本県内にある多くのラーメン店では、スープを残すように麺を食べて、麺を食べ終わった頃に新しい麺を追加で入れる「替玉」もある。

ラーメンを食べる日本人を観察していれば、気付く事かもしれないが、日本では前出のそばと同様、麺料理は音を出してすすり込むように食べる。すする音を出すのは諸外国のマナーからすれば、奇妙でマナーに反するように感じられるかもしれないが、日本では大きな音を出してすすり込むのが「おいしい」食べ方であると考えられているので、遠慮無く音を出して食べて良い。ラーメンは食べるのに時間がかかりすぎてしまうと、麺が伸びスープも冷めて、味が落ちてしまうので、勢いよく食べるのがおいしく食べるコツである。

ルーツは中国料理であったが、日本で独自の進化を遂げて、日本のラーメンのことを中国や台湾では「日式拉麺」と呼んで区別するほど全く違う料理になっており、世界中にファンが多い。

ラーメン


焼き鳥  
鶏肉などを串に刺して焼いた料理のこと。日本では飲食街に数多く存在する焼き鳥専門店で食べることが出来る。焼き鳥は酒のつまみ的な要素が強く、焼き鳥専門店は居酒屋の一種とも見られる。一般的な食べ方としては、酒を飲みながら焼き鳥を食べる。焼き鳥の主なメニューとして、「正肉」(もも肉や胸肉)、「ねぎま」(正肉と長ネギを交互に刺した物で最もポピュラーメニュー)、「ささみ」、「手羽先」、「軟骨」、「ハツ」(心臓)、「レバー」(肝臓)、「つくね」(鶏肉を挽肉にして団子状か棒状にしたもの)などがある。何を頼めば良いかわからない場合は、ほとんどの店で「盛り合わせ」という何品かを組み合わせたメニューがあるのでそれを頼めば良い。「やきとり」と言うぐらいだから、鶏肉を使うのが普通であるが、地域によっては(例えば函館市など)豚肉の串焼きを「やきとり」と呼ぶ場合がある。焼き鳥は普通は注文の際に「タレか塩か」と味付けを聞かれる。タレは甘辛いタレを焼き鳥に塗り焼いた物で「テリヤキ」のようになる、塩は焼き鳥を塩で味付けしたものであり、あっさりした味付けである。自分の好みできめて良いことである。よく分からない場合は、店員に「おまかせで」と言えば、店員が判断してくれる。価格は庶民的な店の場合、1本¥100~¥150、高級店では¥200以上の場合もある。おやつとして食べられる事もあるが、夕食に酒と共に食べられる事が多い。


ウナギ  
日本では、蒲焼(かばやき)や鰻丼(うなどん)などの調理方法などの方法で食べられている。ウナギ屋と呼ばれるウナギ料理の専門店も多い。夏バテを防ぐためにウナギを食べる習慣は、日本では大変古く、万葉集(7世紀後半から8世紀後半頃)にまでその痕跡をさかのぼる。江戸時代には「土用の丑の日」の風習も生まれた。実際にウナギが最も美味しい時期は、冬眠に備えて養分を蓄えている、晩秋から初冬にかけての時期である。日本の夏期の高温多湿の影響で体調が思わしくない際は、ウナギを食べることをおすすめする。

鰻丼はどんぶりに盛ったご飯の上にたれのかかったウナギの蒲焼きをのせた料理で、ウナギの食べ方としてはよく知られている。鰻重(うなじゅう)は鰻丼より高級とされているが、用いる食器に違いがある程度である。ウナギ料理には肝吸いと呼ばれる、ウナギの内臓部分を吸い物に入れた物が出される場合が多いが、これは栄養的に非常に良い。ウナギ料理は時間がかかる料理法が多く、特に専門店などで、本来の調理法で調理している。その為、注文後少々待たされることになるものの、ウナギの焼ける香りを嗅ぎながら待つのも、ウナギを食べる楽しみの一つであろう。関東と関西では調理法に違いがある。

ウナギ料理の値段であるが実にピンキリだ。ウナギが日本国内産か中国などからの輸入であるかという点と、養殖であるか天然であるかという点の2つによって、大きな違いが出てくる。一般的には日本国内産かつ天然物の方が高額かつ美味とされる。日本のウナギの産地として有名なのは浜名湖(浜松市内)・愛知県の一色町である。鰻丼は安い物であれば¥1,000以下、標準的な物で¥1,500前後である。高級な物であれば¥3,000程度の物もある。

ウナギ


丼物  
日本では「丼」と呼ばれるボウルに炊いたご飯を盛りつけ、その上に具材をのせて食べる文化がある。庶民的な食べ物として広く普及している。

「牛丼」、牛丼はすき焼き風に煮込んだ牛肉とタマネギと汁をご飯の入った丼の上から盛りつけた物である。「吉野家」や「すき家」や「松屋」等のファーストフードチェーン店が有名。主要都市の繁華街であれば、どこでも見つけられるだろう。地方のロードサイドに展開している店もある。多くのチェーン店では、丼の大きさを選ぶ事が出来て「ミニ」・「並」・「大盛」・「特盛」などのサイズがある。「並」は女性や小食の男性でも食べられる量、「特盛り」は「並」の倍近くであり。若い男性に向いている量である。価格はチェーン店で並が¥330~、特盛で¥530~である。

「カツ丼」、これもメジャーなメニューであるが、専門店はあまり多くない。トンカツとタマネギをしょう油味で煮た物に、卵をからめて、ご飯の入った丼に盛りつけた物である。通常はロース肉が使われるが、ヒレ肉が使われる場合はヒレカツ丼と呼ばれる。地方によっては卵を使わない「ソースカツ丼」など様々なバリエーションがある。価格はおよそ¥700程度である。

「親子丼」、鶏肉と卵を使いしょう油味で甘辛く煮た物を、ご飯の入った丼に盛りつけた物である。鶏と卵の「親子」の組み合わせで食べることから「親子丼」と呼ばれるようになった。価格はおよそ¥600程度である。

「中華丼」、肉野菜炒めを餡にからめた物を、ご飯の入った丼に盛りつけた物である。中華飯とも言う。主に中国料理店で食べる事が出来る。広東料理の影響を受けて、日本の食文化に取り入れられてきた料理であると言われている。価格はおよそ¥700程度である。

その他にも様々な丼物料理がある。なおこれらの丼物を食べる際のマナーであるが、丼をテーブルに置いたまま口を近づけて食べるのではなく、丼を片手で持ち上げて、もう一方の手(利き手)に箸を持って食べるものである。


カレーライス  
炊いたご飯にカレールーをかけた食べ物。日本で幅広い世代に広く普及している国民食にもなっている。元々はインドを植民地としていたイギリスの料理として日本に伝わったもの。だが、日本文化の中に取り込まれていく中で変化があり、結果として本来のインドのカレーとは、かなり違う物になった。ちなみに日本の学校給食で、最も人気のあるメニューはカレーである。カレーライスは家庭の味としても親しまれているが、外食でカレーライスを食べるのも普通である。

本場インド料理のカレーは、日本では「インド風のカレー」としてエスニック料理の感覚としてインド人の経営する店などで出されている。日本の大都市には「CoCo壱番屋」や「C&C」などのカレーライスの専門店が多く出店している。その他、レストランでもカレーライスを食べることが出来る。関西地方ではビーフカレーが、関東地方ではポークカレーが主流である。カレーライスには付け合わせとして福神漬けやラッキョウ漬けが付く場合がある。またライスの上にトンカツを載せてその上からカレールーをかけた「カツカレー」や、主にそば屋で出されるメニューで和風だしでカレー味の餡を作りご飯の上にかけた「カレー丼」、大阪市の自由軒が発祥である、あらかじめカレーソースとご飯が混ぜ合わせてある「混ぜカレー」などがある。実際に日本のカレーを外国人が食べてどのように感じるかは、日本のカレーライスを食したアメリカ人記者の記事を参照すると良い。

近年になってご当地カレーという流行も生まれている。カレーライスは旧海軍の食事として採用されてから、全国に広まったという歴史があるため、古くからの軍港都市である横須賀市では「よこすか海軍カレー」を提供する店が増えている。その他のご当地カレーとしては、札幌市発祥のスープカレーや、金沢市にルーツを持つ金沢カレーなどが知られている。

カレー一皿の値段はおよそ¥500~¥800程度である。


定食  
定食は日本の和食料理店で提供されるメニューでポピュラーな形式である。定食を専門に出す店を定食屋と呼び、定食屋以外の店でも定食を扱っていることは多い。定食は主な総菜と白飯、味噌汁、漬物がセットにされている。「豚肉の生姜焼き定食」ならば主菜として、豚肉の生姜焼きが、その他に白飯、味噌汁、漬物がセットになる。朝食として定食が出される場合もあり、これは「朝定食」や「和定食」の名で出される。「朝定食」はファミリーレストランや牛丼店でも取り扱っている場合が多い。通常は魚の切り身を焼いた物に、白飯、味噌汁、漬物が付き、場合によっては納豆や焼き海苔もセットに入る。定食の値段はモーニングタイムで¥350から¥700、ランチタイムで¥600から¥1,000程度である。定食の由来は、江戸時代以前からの日本における食事の献立の構成のひとつに「一汁一菜」というものがあり主食は白飯、総菜を一品(一菜)、汁物は味噌汁など(一汁)、これと漬物の4種類のセットを「一汁一菜」として、日本の日常的な食事の構成として定着していた。

飲む

  • 日本では20歳未満の者の飲酒は法律により禁止されている。酒類提供する店の従業員は、客の年齢を確認するために身分証明書の提示を求める場合がある。
  • 日本で醸造・蒸留されているお酒については、「日本の銘酒」のページも参照。


日本酒  
日本独自の製法で作られる、基本的に米を原料としたアルコール飲料。温めたり冷やしたりと温度を変えて楽しめる世界的にも稀なお酒。暖めた酒を「燗酒」と呼ぶ。日本全国で様々なものが作られている。アルコール度数は15%前後。

品質に一定の基準があり、標準的なクラスの「普通酒」と、特定の条件を満たした「特定名称酒」とに大別される。後者には、醸造アルコールを一定割合以下で添加した「本醸造酒」、原料を米と米麹だけに限定した「純米酒」、精米の程度が高く格別の香りと味わいを持つように作られた「吟醸酒」、さらに精米歩合の高い「大吟醸酒」、といった分類がある。

日本酒の生産地としては神戸市東部・西宮市周辺)、伏見(京都市/伏見区)、西条(広島県東広島市)、城島(福岡県久留米市)などが生産量で多いが、銘酒は左記の地域だけでなく、東北地方新潟県をはじめとして全国で醸造されている。

価格は酒屋で買う場合、一升(1.8l)で本醸造酒は¥2,000未満、純米酒や吟醸酒は¥3,000前後、大吟醸酒は¥5.000以上である。飲食店で飲む場合は一合(180ml)単位で出される場合が多く、¥300~¥800程度である。


ビール  
日本でよく飲まれる酒類であるが、特に乾杯や最初の一杯では非常に多く飲まれている。日本のビールは大手5社(アサヒ・キリン・サントリー・サッポロ・オリオン-アサヒと業務提携)が主流だが(なおオリオンビールは営業エリアが沖縄県限定であるので、実質的には大手4社の寡占である)、日本のビールのアルコール度数は5%前後が主流。最近では各地でビール製造の小企業が増えつつある(地ビールと呼ばれる)。ラガービールタイプのビールが圧倒的な主流で、よく冷えたビールが好まれる。多くの飲食店には生ビールの装置が設置されており、ジョッキで提供される。価格は飲食店で生ビール中ジョッキを頼んだ場合¥500前後、酒屋・コンビニで買う場合350ml缶で¥215~230前後。


焼酎・泡盛  
蒸留酒。アルコール度数は25%前後。焼酎は安酒といわれ、品質も粗悪なものが多かったが、数十年前から九州地方各地で乙類焼酎(現地・九州では甲類に比べて劣るというマイナスイメージから「本格焼酎」と名乗る)の風味を楽しむ文化が出来た。乙類焼酎は原材料由来の風味が楽しめるのである。近年の日本では焼酎の人気が高まっており、消費量も増えている。泡盛は沖縄県の焼酎だが、製法や税率が異なるとして「沖縄ブーム」の際に人気が出ている。

甲類焼酎も存在する。甲類焼酎は連続蒸留器で何度も蒸留を行い、アルコール純度を高めた酒である。原料本来の風味が失われるため、くせの無いシンプルな味になる。主に酎ハイ(焼酎ハイボール)の原料として使われる。酎ハイは甲類焼酎をジュース風味の炭酸水などで割った物で、通常は甘口である。安価な酒として居酒屋でよく飲まれる。

 所在  麦焼酎は長崎県壱岐市発祥。大分県北部でも製造されている。米焼酎は熊本県で人気。蕎麦焼酎は宮崎県で人気。芋焼酎は鹿児島県で人気。泡盛は沖縄県のみで生産。


ウイスキー  
スコットランドのスコッチ、アメリカのバーボンに比べ個性がないといわれていた日本のウイスキーだが、サントリー・ニッカの2大メーカーが独自のブレンドで高く評価されてきている。ほか各社からもシングルモルトウイスキーなどが発売され、評価が高まっている。価格は酒屋で買う場合、750mlで¥1,000~ シングルモルトウイスキーの12年物ならば¥6,500程度


ワイン  
日本のワインは葡萄の品種や好みの関係で多くが甘口であり、フランスのワインなどと比べて国際的評価は低かったが、現在では日本のワインも見直されている。主なものは十勝ワイン(十勝地方)、甲州ワイン(山梨県甲州市中心)、巨峰ワイン(久留米市)など。


ソフトドリンク  
日本ではあらゆる場所に数多くの自動販売機が設置されている。治安が良いため、自動販売機の設置に問題が無いという事情がある。そのためソフトドリンクの入手は容易である。コンビニエンスストアでも数多くのソフトドリンクを販売している。冷たい飲み物と暖かい飲み物が販売されていて、その割合は季節に合わせて変動する。一般的に販売されているソフトドリンクは、コーラ、お茶(緑茶・紅茶・烏龍茶)、コーヒー(缶入りまたはチルドパック)、サイダー・ラムネ、ファンタ、スポーツドリンク、カルピス(乳酸菌飲料)、濃縮還元果汁ジュースがある。ノーカロリーやカロリーオフの製品もいくつか有る。変わった物としては、お汁粉、甘酒、コーンスープが売られている場合もある。値段は350ml缶が¥120、500mlペットボトルが¥150、コーヒーの場合は180ml程度の小さい缶で¥120である。


 
日本の水道水は通常飲用に適している。高度に浄水されており、安心して飲むことが出来る。日本のほとんど全ての飲食店では水は無料で提供される。飲食店での水は、たいていは従業員が着席時に持って来てくれるが、ファミリーレストランなどではセルフサービス式の場合もある。お代わりが欲しい場合は「水のお代わりを下さい」と従業員に言えば持って来てくれる。蛇口から出る水が飲めない水の場合は「この水は飲めません」と表記してある(列車内での手洗い水など)。水道水は十分に高品質であるが、ミネラルウォーターも販売されている。販売場所は自動販売機やスーパーやコンビニエンスストアなどである。日本のミネラルウォーターは無発泡性の軟水が主流で、発泡性の物は一部の輸入品に限られる。ミネラルウォーターの価格は500mlボトルで¥100から¥150程度、2リットルのボトルが¥100から¥300程度である。冷水機(ウォータークーラー)が設置されている場所は、ミネラルウォーターの普及によりだいぶ数が減っている。一部の公共施設の一角に置いてある場合がある。


栄養ドリンク  
疲労を回復させたい、眠気覚ましをしたい、体調が良くない、性的な能力を強くしたい、そんな日本人が多く利用するのが栄養ドリンクである。日本人のワーカーホリック的活動を支えている商品群である。旅行中、体力の不足を感じた際にはこれを試してみるのが良いだろう。通常は薬局やドラッグストアで販売されているが、医薬部外品や効能の弱いものであればコンビニエンスストアでも購入出来る。主要な内容成分はカフェインと各種ビタミン、タウリン等の栄養素、それに生薬(漢方薬や西洋のハーブ類)である。有名なブランドとして、リポビタンD、アリナミン、リゲイン、ユンケル、ゼナがある。価格は一本¥150から¥3,000程度まで各種ある。

泊まる

日本の宿泊施設は大きく分けて畳敷きの日本間に布団を敷いて眠る日本式旅館と洋室のベッドで眠る西洋式ホテルがある。純日本式旅館は玄関で靴を脱いでスリッパに履き替えて館内に入り、客室はスリッパも脱いで素足で歩くことが必要である。靴は出発時まで玄関付近で管理される。また、館内へは靴のまま入り客室入り口で靴を脱ぐ場合もある。観光地ではホテルという名称であっても完全な日本式旅館である場合も多いので注意が必要である。

日本式旅館は2名以上1室で宿泊に夕食と朝食がセットになった料金が基本であるため割高感がある上、1人では利用しにくいという難点がある。もし食事は別のところで好きなものを食べたいという場合には素泊りという宿泊形態があるが、一部の旅館ではこれを嫌う所もある。予約の際には客室の和洋の別や食事について希望をしっかり伝えて確認することを心がけて欲しい。また、一人旅の場合費用の面では日本式旅館は避けたほうがよい場合が多い。

詳細については宿泊施設の形態 (日本編)を参照の事。

シルバースター登録制度

高齢の人や障害を持っている人でも安心して利用できる宿泊施設を整備するため、設備・サービス・料理などの面で一定基準を満たしている宿泊施設を全国旅館生活衛生同業組合連合会が認定登録する制度。登録された宿泊施設は「人に優しい宿サイト」[21]で探すことができ、電話での予約もできる。TEL 0120-357-489

大規模な観光地ならば宿泊施設が整備されている場合が多いが、祭りなどの時期はそれでも満室状態のホテルが続出することが多い。そのため、予定が決まっているのならば事前の予約が望ましい。また、日本語が喋れない場合は英語などの使用が可能な従業員がいるかどうか確かめておくと良い。日本では、旅行関係者であっても日本語以外の言語を理解できない者は多い。

また、他国では良くあるチップの習慣は、日本においては存在しないと言って良い。そのため、ボーイやフロントなどにチップを渡す必要はない。高級なホテルや高級なレストランでは「サービス料」の名目で10%程度の料金が加算されている場合がある。

宿泊施設も様々あり、旅行形態に応じて選択が可能である。

日本国内における主な宿泊施設
  • 観光型宿泊施設:観光スポットに立地された宿泊施設。観光シーズンになると宿泊費が割高になる傾向になる。
    • リゾートホテル - 観光地に立地するホテル。観光を想定した宿泊施設であるため、グループ泊が前提で1名からの宿泊は不可能である場合が多い。費用は¥10,000~¥25,000程度。
    • 旅館 - 和式建築の中~大規模宿泊施設。純和風の雰囲気を味わう事ができる。費用は¥7,000~¥20,000とピンキリで、特に老舗と呼ばれる由緒ある旅館の場合には費用が高くなる傾向にある。
    • 民宿 - 小規模の和風宿泊施設。家族経営で行われる事が多く、農家や漁師の副業として観光シーズンに合わせ、自宅を宿泊施設として提供する事が多い。費用は¥6,000程度と比較的安価でそれなりのサービスを満喫できるのが特徴。
    • 公共の宿 - 国民宿舎、休暇村、かんぽの宿など。都道府県営、市町村営など様々なものがある。温泉地や観光地に多いが、大都市のホテル式経営のものもある。基本料金は¥6,000くらいだが、オプションプランによって豪華料理に変更できる。
  • 都市型宿泊施設:都市部を中心に立地された宿泊施設。観光以外にもビジネス(出張)目的で利用される事もある
    • シティホテル - 繁華街に立地される大型宿泊施設。高級ホテルと呼ばれてるものはこれに該当する。宿泊以外にも結婚式やレストランでの食事、ショッピングと多目的に利用が可能。費用は¥10,000以上と割高。中にはスィートルーム1泊¥1,000,000というホテルも存在する。
    • ビジネスホテル - 主に出張者を想定した宿泊施設。その為、一人からでも宿泊が可能。費用は¥4,000~¥7,000程度。
  • 簡易宿所:簡易構造の部屋や相部屋対応などで費用を安価に設定した宿泊施設。
    • ゲストハウス - 一般家屋を改装した簡易宿泊施設で、基本的にドミトリー(相部屋)形式である。費用は¥1,000~3,000程度で、滞在費用を安くすることができるからバックパッカーに好まれる。元は一般家屋な為、ガイドブックに取り扱われていなかったり、観光案内所で問い合わせても回答が得られないケースが多い。その為、ある程度は事前調査が必要。情報:全日本ゲストハウス総合サイト(http://www.koyomiya.jp/guesthouselist.html
  • 野外活動施設:登山やハイキングなどの野外活動の際の宿泊に供される施設や場所で、基本的に寝袋などの寝具は持参し、食事は自炊をする。
    • キャンプ場 - 海や山などの自然を満喫できるよう、炊事場や簡易便所などが整備された場所。キャンプ場によって車の乗り入れが可能(オートキャンプ)であったり、テントを持参しなくてもバンガローやコテージがあったりと設備が異なっているので、事前に情報確認が必要となる。情報:MAPPLEキャンプ場ガイド(http://www.mapple.net/camp/
    • 山小屋 - 富士山や南アルプスなどに見られる、登山客が道中に休憩や仮眠を取ったり、天候悪化に伴い避難できるように設置された施設。山小屋には無人であったり、有人で食事などが提供される場合などある。費用は有人小屋の場合¥3,000~¥6,000程度、山頂に近くなるほど高くなる。
    • 野営 - 高尾山のように公園になっている場合など、テントの設営が禁止されている場合が多い。


学ぶ

働く

日本国内で外国人が働くためには就労ビザが必要である、短期滞在など就労が許可されないビザで入国して、就労している事が発覚した場合、「不法就労」となり厳重な処罰と強制退去の処分を受ける。

就労ビザを取得するためには、日本の雇用者から保証を受け、日本国外にある日本国大使館・領事館で就労ビザを申し込む必要がある。なお就労ビザが許可される職業は、高度な専門知識や専門技術が必要なものに限られており、単純労働については許可されない。就労ビザの有効期間は1年から3年の期間である。

ワーキング・ホリデー制度は日本では、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、中華民国(台湾)の国籍を持つ18歳以上25歳(または30歳)以下の若者を対象とした制度で、通常は1年間の滞在と就労を許可するビザが発給される。この制度が適用されてビザを取る事が出来た人は、日本に渡ってから、仕事を探すということも出来る。職種は一部を除いて、限定されていない。

なおこれらのビザで風俗産業に就労するのは違法行為であるので、注意が必要である。

気を付ける

日本は国際的にも治安が良いことで知られており、統計的に犯罪の発生件数も減少傾向にある。殺人や強盗などの凶悪事件については特に減少している。日本では女性が一人で夜間に道を歩いていても普通である(ただし暗い場所などでは注意を要する)。だが、依然として安全と思われる日本でも犯罪被害が発生していることは事実であるので、一定の注意を要する。また、日本は麻薬犯罪に対する取り締まりが厳しく行われており、欧州諸国で「ソフトドラッグ」と認識されている薬物を所持していただけでも、数年間の懲役刑を受ける可能性がある。

交番

交番・駐在所は日本の治安の良さを支えているシステムのひとつである。通常、交番は都市の街区ごとにひとつ、駐在所は地方の集落ごとにひとつは存在する。通常の規模の交番であれば2から3名の警察官が、そこで勤務しており、日常的な防犯活動を行っているほか、緊急事態への応対、紛失物・拾得物の届け出や、犯罪被害の届け出に応じたりしている。旅行者が交番を利用する機会の最も多い理由は、トラブルであろう。また、道に迷って困った時にはトラブル防止の観点から、助けを与えてくれる。

犯罪対策

ひったくり対策

観光する際は、ひったくり犯罪に注意するべきである。ひったくり犯罪の主要な手口は犯人はバイクに乗り、後方から接近して歩行者や自転車利用者のバッグを奪う例が多い。

  1. カバンを車道側と反対側に持つかぶら下げる。
  2. カバンはたすき掛けにして持つ。
  3. 刃物を持ったり、集団で襲う粗暴犯も多いので注意をする。

特にひったくり被害者の多くに共通するのが、1番目に挙げた内容を守っていないことに起因するものである。車道側に持つのを避けるだけでも充分被害を避けられる。

スリ対策

列車内などの混雑した場所では注意が必要。

  • ズボンの後ろのポケットに財布を入れない。
  • 混雑する場所では常に財布等貴重品に気を払う。

痴漢対策・性犯罪対策

  • バッグなどの荷物で身体をカバーする。
  • 列車ではドア付近は混雑するので、ドア付近に立たないようにする。
  • 列車のラッシュアワーには女性専用車を利用する。(ただし、数両分程度離れたところからホームを走って乗車する者がいるため、衝突しないよう注意が必要)
  • スカートを履いてエスカレーターを上がる際には、背後に気を付ける。(盗撮の危険がある)
  • 暗い夜道を歩かない。出来るだけ大きな通りを通る。深夜の公園は避ける。
  • 電話をかけながら歩いたり、音楽を聴きながら歩くのは危険。(特に夜間)
  • 部屋では鍵をかけ、知らない人が来ても部屋に入れてはいけない。
    • ホテル従業員を名乗っている場合はフロントに電話連絡して本当か確かめる。

大都市の混雑する列車では痴漢被害が多発しているので、特に若い女性は注意が必要である。

ぼったくり対策

特に新宿・歌舞伎町や港区・六本木ではぼったくりの被害が多く報告されている。

  • 客引きの勧誘に惑わされない。(店は自分自身で選ぶ、あらかじめガイドブックなどで店の情報を仕入れておく)
  • 相場より著しく安い料金は警戒する
  • 飲食する前に、料金表示を確認する。
  • 泥酔しない。(請求書の内容が正しいか判断出来る状態で店を出る)
  • クレジットカードを使用した際は、請求金額が正しいか確認する。

もし、あなたが犯罪被害に遭った場合は速やかに警察に相談すること。(近くの交番・警察署へ行くか、電話で110番通報を行う)

自家用車盗難対策

自家用車盗難対策は、鍵をかけるだけでなく、盗難対策グッズを購入して装備させておくことが大切だろう。早期発見のために以下の項目を記録しておいた方が良いだろう。特に車体番号は、大衆車などよく見掛ける車においては特定しやすくなる。但し、盗難後解体されてしまったら2度と戻ってこない。

  • 車種(これだけは覚えておいた方が良い)
  • 製造メーカー(これはいわずもかな)
  • 車体の色(出来れば塗られている全ての色を覚えておいた方が良い・白色かクリーム色か曖昧にはしないほうがいいかも?)
  • ナンバー(これはいわずもかな)
  • 特徴的なもの(ブレーキランプはLEDとかシルバーマークが貼られてあるとか)
  • 車体番号(これが一番の肝心で、大衆車が盗難されたときに発揮する)
  • 車検シールの色と数字(これも見分けることが出来るという利点がある)

地震対策

日本は地震多発地帯にあるので、常に地震の危険に備えなくてはならない。

1995年に発生した阪神淡路地震では5,000人以上の人が死亡するなど、大きな被害があった。東海地方は数十年以内に大きな地震が発生するであろうと予想されており、東京も地震の危険性がある。

日本では緊急地震速報というシステムが気象庁によって整備されており、地震の始めの小さな振動から、大きな揺れが発生するかしないか予測し、大きな揺れが発生する場合は、大きな揺れが始まる前にテレビやラジオで速報が伝えられる。速報が伝えられてから大きな揺れが来るまでの時間は、数秒である。その間に安全を確保しなければならない。

屋内で強い揺れに襲われた際は、机やテーブルの下に身を隠し、落下物に当たらないように注意して、揺れが止まるまで待たなければならない。地震の際に屋外へ飛び出すのは危険である。屋内での危険は、落下物によるものがあるので、家具の上やベッドの上には物を置かないようにすること。固定されてない家具や本棚は倒れる場合があるので気を付ける事。また、地震の際にはエレベーターでは避難できない。地震の発生をエレベーター内で感じたら、最寄りの階で降りること。エレベーター内に閉じ込められる恐れがある。地震の際は階段を利用して避難する。

屋外で地震に遭遇した際には、レンガの壁やコンクリートブロックの壁には近づいてはいけない。倒壊の危険があるからである。ガラスパネルや自動販売機などからも遠ざかった方が良い。

海の近くに居る場合、大きな地震に遭遇したら、無条件で急いで高台へ逃げなければならない。津波の危険があるからである。津波は短時間で到達する。小さな地震を感じた場合は、遠くで大きな地震が起きた可能性があるので、テレビかラジオで「津波警報・津波注意報」が発令されていないか確認する。ラジオのNHK第二チャンネルでは津波の危険がある場合、英語で警告の放送を行っている。「津波警報・津波注意報」が発令された場合は、高台に避難しなければならない。

大地震の場合は、余震による被害や火災による被害を避けるために、避難場所へ逃げなければならない。通常は近隣の学校が避難場所に指定されている。

災害の際には、安否確認などの目的による電話通話が殺到するので、電話はつながらない状態が続く。携帯電話ももちろん、混雑によって使えない状況になる。災害時の連絡方法としては、NTTが災害用伝言ダイヤルサービスを提供している。また、携帯電話の場合、混雑時は、通話よりもデータ通信の方がつながりやすい傾向がある。Disaster Emergency Message Dial (English)

その他

  • もし、あなたが盗難被害を受けて、旅行保険に入っている場合は、旅行保険の保険金支払いを受けるための証明書が必要なので、近くの交番か警察署へ行く必要がある。詳しくは旅行保険会社に相談して、指示に従う。
  • もし、あなたが財布などの貴重品やバッグなどをどこかへ落としたか置き忘れた場合は、近くの交番か警察署で遺失物の届け出を行うと良い。なお、列車内に物を忘れた場合は鉄道会社の遺失物センターへ連絡すること。たまに遺失物が戻ってくる場合がある。
  • もし、あなたが他人が落とした財布などの貴重品を見つけた場合は、近くの交番か警察署へ届け出ておくと良い。6ヶ月間で持ち主が見つからなかった場合、その警察に渡した物はあなたの物になる。持ち主が見つかった場合は法律により5%から15%の謝礼を受け取ることが出来る。
  • 東京都内では警視庁が外国人向けの困りごと電話相談窓口を設置している。電話番号は(03) 3503-8484で、英語と中国語は毎日8時30分から17時00分まで、韓国語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ペルシャ語、ドイツ語、タガログ語、ウルドゥー語、ロシア語、タイ語は月曜日から金曜日の間の8時30分から17時00分までである。

健康を保つ

衛生状態

日本の水道水は一般的に飲用に適する。ほとんどの飲食店の衛生水準は高く、個人経営の小さな店舗であっても食中毒の心配は滅多に無い。魚介類や鶏卵の生食も通常は安全である。(加熱が必要な魚介類も存在するので注意が必要であるが、飲食店で料理を食べる場合は、適切な調理がされているので心配は無い。)

トイレ

日本のトイレ事情であるが、都市のほとんどの地域には下水道が整備され、水洗便所が利用出来る。農村では、いまだに下水道が整備されずトイレが水洗化されてない地域が存在する。日本の男性用小用便器は諸外国と同じであるが、男性の大用・女性用便器は「和式」と「洋式」のふたつのタイプが存在する。「和式」はしゃがみ込んで使うタイプで、慣れないと不安感があるかもしれない。「洋式」は欧米で一般に見られる便器と同じである。

駅や空港や道の駅や高速道路のSA・PAのトイレは定期的に清掃されており、快適に利用出来る。飲食店はトイレの設置を義務づけられており、手洗い場も設置しなければならないことになっている。デパートなどの大型店舗にもトイレが設置されており、客はそれを利用することが出来るが、デパートの場合、トイレは一階には存在せず、二階より上のフロアに設置されている場合がある。店の奥にまで客が入って欲しいという考えによるものである。公衆トイレも公園などに存在するが、清掃の頻度が比較的低い傾向があり、快適性では劣る。また、欧州などでしばしば有る「有料」のトイレは、日本ではあまり普及していない。

鉄道は新幹線や特急、比較的長距離を走る列車には、トイレが存在する。都市内を走る近距離列車や、地下鉄やモノレールには通常トイレは無いので、トイレに行きたくなった場合は途中駅で下車してトイレへ行く必要が有る。そのような路線では、頻繁に列車が運行されているので、次の列車を長く待たされることは無い。

日本では「バリアフリー法」により、障害者や高齢者が容易に利用できるように設計された、バリアフリー設計のトイレ(多目的トイレとも呼ばれる)の設置が進んでいる。現在では、主要な公共施設・空港・駅の多くではこのようなトイレがある。

日本のトイレの特徴として、国際的に知られるようになった機能として、温水洗浄便座(ウォシュレット)がある。日本の全てのトイレにこの機能が有るわけでは無いが、一定以上の水準のホテルのトイレなどでは確実に見ることが出来るだろう。温水洗浄便座では用便の後に、「洗浄」のボタンを押すと、ノズルが出てきてあなたの汚れた部分を洗い流してくれる。その後は「乾燥」ボタンを押して、温風で乾燥させるか、トイレットペーパーで拭けば良い。日本では原則として水洗トイレは汚水と同時に溶けて流れる。

意外な場所にあるトイレ

旅行者にとっては見慣れない場所へ行く際、どうしても気になるのがトイレといっても過言ではないだろう。しかし、トイレは意外な場所にあちこちに点在している。 その場所は、パチンコ屋。ちょっとした田舎でも駅の前には大抵パチンコ屋があり、店内のトイレを利用するという方法である。 パチンコ屋は休日だけでなく年末年始でも営業しており、緊急的にトイレを利用するだけであれば利用する価値は大いにある。 また、トイレに行くついでに旅行中に発生したゴミをパチンコ屋にあるゴミ箱へ捨てるという方法もある。肝心のゴミ箱は奥の方に置かれていることが多く、見つけにくいのが欠点か。

欠点もあり、以下にて列挙する。

  1. トイレだけの利用客を嫌がる傾向もあって、店員に聞いても教えてくれない可能性がある。
  2. トイレの場所が地下だったり奥のほうだったりと目立たない所にある。(トイレマークはある)
  3. 車椅子対応のトイレやオムツ替え設備も無いところが多い。理由は、障がい者の入店を想定していないのと、未成年お断りのためである。
  4. トイレの入口からやや離れた所に喫煙所が併設されているパチンコ店が少なからず存在する。当然ながらタバコ煙が入ってくるので、タバコ嫌いには厳しいだろう。

伝染病の状況

伝染病の流行状況であるが、デング熱、黄熱、マラリア、日本脳炎、コレラ、赤痢、A型肝炎は近年の流行例が無い。日本では狂犬病は1956年以来、犬、ヒト、共に発生例が無い。エイズは感染者が増加しており、またB型肝炎の感染リスクもあるので、不特定の者との性行為の際は、相手が異性であろうと同性であろうと、コンドームを使用するべきである。結核は依然として感染者が発生している。2009年においては新型インフルエンザが流行の兆しを見せているので、急な発熱があった場合は医療機関の診察を受ける必要が有る。

医薬品

医薬品の持ち込み

日本は薬事法が厳しいため、あなたが普段服用している薬があったとしても、それを合法的に日本に持ち込めるかどうかは、確認が必要である。薬の種類によっては持ち込むことが出来ない場合がある。その場合は代替となる薬を、自国で処方してもらえるか、あるいは日本で入手する方法があるか、確認しなければならない。 あなたが慢性疾患などで、普段何かの薬を服用している場合は、その薬の一般名(商品名ではない)をメモして持参すると良いだろう。緊急事態の際に役に立つ。

医薬品の購入

日本では医薬品は、大きく分けて「医師の処方が必要な薬」「医師の処方箋無しで売っても良い薬」に分かれている。医師の処方が必要な薬を入手するためには、病院で診察を受けなければならない。医師の処方箋無しで売っても良い薬は、安全性が比較的高い薬に限られており、一般的な、頭痛薬、風邪薬、胃腸薬、下痢止め、便秘薬、乗り物酔いの薬、目薬、筋肉痛の薬、虫さされの薬などはドラッグストアに行けば購入出来る。特に作用が穏やかで、安全性の高い薬は、コンビニエンスストアなどでも購入出来る。

一般的な注意

夏期の日本は高温多湿であり、熱射病予防のため十分な水分補給が必要である。冬期はインフルエンザや風邪の流行があるので、外出から帰った際や人で混雑する場所へ行った際には、うがいと手洗いをすると良いだろう。

日本で救急車による救助を要請する場合は119番に電話する。救急車は基本的に無料であり迅速に出動するが、都市部では需要が逼迫しているため自身の傷病の状態を充分判断した上で要請することが求められている。

英語の通じる医療機関

米国大使館の公式ウェブサイトにて、英語が通じる日本の医療機関一覧表を掲載している。American Citizen Services (English)

  • 東京都では電話での医療相談を受け付けており、英語、中国語、韓国語、タイ語、スペイン語でも相談可能である。電話番号は(03) 5285-8181で、受付時間は9:00から20:00まで受け付けている。
  • 東京都では医療機関向けに救急通訳サービスを行っており、英語、中国語、韓国語、タイ語、スペイン語での電話による通訳サービスを受ける事が出来る。電話番号は(03) 5285-8185で、受付時間は月曜日から金曜日は17:00から20:00まで、土曜日と日曜日や休日等は9:00から20:00までである。

マナーを守る

一般的マナー

日本では諸外国で行われるような、親愛の情を示すための強い抱擁は、相手が恋人か他人同士でもよほど親密な関係の間柄でも無い限り行わない。また挨拶としてのキスは行わない。(日本人は相手が恋人か配偶者である場合を除きキスをしない)これらの行為は誤解のもとになるので避けるべきである。靴は汚い物であると考えられているので、和式建築の建物や個人の家に入る際は靴を脱ぐ。

日本では相手の名前を直接呼ぶ行為は失礼とされている。特にGiven nameを直接呼ぶことは、よほど親しい関係で無い限り失礼である。通常は苗字に「さん」を付けて呼ぶか(例:鈴木さん)、相手の役職名に「さん」を付けて呼ぶ(例:社長さん、刑事さん)。ただし、後者に関しては単に役職名を呼ぶだけで敬意を表すことができるので、社内で上司を呼ぶ時は役職名に「さん」を付けない方がよいとされる(例:社長、部長、鈴木課長)。相手が医師や教師の場合は「先生」と呼ぶ。

日本は島国であるため、大都市以外地域では、外国人は珍しい存在であり、外国人との交流に慣れていない人も多い。彼らは外国人を「外人」と呼び、もし話しかけられたりした場合はパニックを起こす事もあるが、それには人種差別主義の意図があるわけではない。単に慣れていないから困惑しているのだと理解して欲しい。そのような場面ではスマイルで接し、「すみません」または「こんにちわ」と呼びかけてみるのが良い。「すみません」は日本語の中では特に便利な言葉で、本来は謝罪を意味する言葉であるが、呼びかけの言葉・軽い謝罪・軽い感謝・相手に何か依頼する時・何を言って良いのか分からない際にとりあえず言っておけば良い言葉として使われている。

清潔を守る

日本人は国際的感覚からすれば、清潔を重んじる傾向が強い。特に外国人が日本を訪問した場合、体臭が強いため日本人に強い不快感を与えるケースが多い。体臭の臭さを香水でカバーする方法は最悪の選択で、強烈な不快感を周囲の日本人に与えるだろう。日本は多湿な気候の土地であるので、普通に活動していれば汗も多く出るので、体臭が強くなってしまう。特に夏期は注意が必要である。日本に滞在している間は、日本人のように毎日シャワーを浴びるか、風呂に入るのが良いであろう。日本ではドラッグストアなどで各種の制汗消臭剤が販売されているので、制汗消臭剤の利用も検討するべきだろう。制汗消臭剤の使い方であるが、入浴した後清潔な状態で、服を着る前に、脇の下を重点的に、胸や首回りに塗布(またはスプレー)して、薬剤が乾いてから服を着る。(そうしないと服に悪影響がある場合がある)ほぼ1日の間は効果が持続する。

公衆浴場のマナー

詳細については旅のテーマと主な目的地温泉も参照の事

日本では各地に銭湯(公衆浴場)があり、また温泉地も多いため温泉では「外湯」と呼ばれる温泉利用の公衆浴場もある。日本以外では同じ浴槽に全裸で入るのはみっともないとされるが、日本では「裸の付き合い」としてこのような入浴方法を大切な文化として重要視する。

公衆浴場・ホテル等の大浴場・温泉に入る際のマナーであるが、

  • まず脱衣所で服を脱ぎ、全裸の状態では陰部が他の人に見えてしまうので、小さなタオルで陰部を隠す。(隠さない人も多い)
  • 貴重品はロッカーに入れて鍵をかけること。
  • 浴場に入ったら、まず洗い場でよく全身を洗う。この際にお湯や水を無駄遣いしてはいけない。他人にお湯や水があまりかかららないように注意する。浴槽に入る前に体を洗う理由は、汚れた体のままで浴槽に入ると、浴槽のお湯が汚れるためである。
  • 浴場内で走ってはいけない、濡れた浴室では転倒の危険があるからである。
  • 浴槽内にタオルを入れてはいけない。タオルは頭の上に載せるか、浴槽の縁に置いておく。
  • 広い浴槽の風呂であっても、潜ったり、泳いだりしてはいけない。あまり長時間入浴するとのぼせるので注意する。
  • 浴槽から出たら、脱衣所に入る前に浴場内でタオルを使って、ある程度体に付いている水気を取る必要がある。そうしないと、脱衣所が水気で濡れて滑りやすくなってしまうためである。

なお日本の公衆浴場等ではタトゥー(入れ墨)が有る人物の入浴は断られる。治安と風紀上の理由である。

寺社参拝

詳細についてはお役立ち情報社寺参拝の作法を参照の事

日本人は8割以上の人々が伝統的に神道と仏教を同時に信仰しており、どちらも多神教的宗教であるので、宗教的には多くの人は寛容である。日本の寺院や神社のほとんどは異教徒や無宗教の人物でも参拝可能である。一部の有名寺社では拝観料が必要な場合がある。拝観料が必要な寺社の場合、通常は入り口近くに支払い施設がある。

寺院と神社の参拝において共通のマナーは、寺社は信仰と礼拝の場所であるので、静粛を守らなければならないことである。大声を出したり、走って回ってはいけない。服装は、儀礼的な参拝で無い通常の観光による参拝の場合であれば、特に規制は無いが、不潔な格好や、あまりに派手な服装は避けるべきである。

神社を参拝する際の基本的な礼儀であるが、神社の入り口にある鳥居をくぐる際には会釈(身体を45度折り曲げる礼)を行うのが礼儀正しいとされている。ただし、これは日本人でも行わない人が多い。そして、神社の参道脇にある手水舎へ行き、置いてある柄杓で水をすくい、左手、右手とすすいだ後、手に水をためて口をすすぎ(柄杓に直接口を付けてはいけない)、再度左手をすすいだ後に残った水で柄杓をすすぐのが一般的である。これは清めの儀式を簡略化したものである。神道では「穢れ」を嫌うので、清めの儀式を行ってから参拝を行う。

社殿の前に着いたら、賽銭箱にお賽銭を入れる(通常は少額の硬貨で良い)賽銭を入れる際は投げ入れるのでは無く、静かに入れる。二度、直立姿勢から身体を90度折り曲げる礼を行い、直立姿勢に戻ってから二回拍手を行い、再度もう一度身体を90度折り曲げる礼を行う。(自信がない場合は周囲の日本人が行っているのを真似すればよい)これを「二礼二拍手一礼」と呼び、ほとんどの神社で採用されている礼拝方法である。(一部神社では例外がある)

なお近親者が死亡した場合、50日間は神社の参拝を避ける習慣がある。

写真撮影は寺社の建物自体は多くは撮影可能だが、基本的には建物内の仏像は撮影することは禁じられている(例外にひとつとして奈良・鎌倉の大仏は撮影可能)。

公共交通

列車内での携帯電話での通話は、座席で行わずデッキで行う。(メール等、騒音の出ない使用であれば問題は無い)車内では着信音が鳴らないようにマナーモードに切り替える。優先席付近や携帯電話電源オフ車両では携帯電話の電源を切る。

優先席という制度は、老人、障害者、その他身体の弱い人や妊婦などのために、座席を空けておく制度で、一般の健常者は優先席に座るべきではない。大都市圏の通勤路線では、ラッシュアワーの時間帯に痴漢防止のために女性専用車が指定されている。これは、イスラム圏のそれとは異なり、宗教上の理由によるものではないので、宗教を気にする必要はないが、優先席と同じく任意協力のため、男性が乗れないわけではない(実際問題としては、女性専用車両に男性が乗るケースというのはほとんど見かけない。ただし、小学生以下の男子が保護者と乗車したり、女性障害者の男性介助者が女性専用車両に同乗するといったようなケースはある)。

日本の駅や列車内は、喫煙所や喫煙可能車両を除いて、全てが禁煙である。喫煙可能車両は多くの喫煙者が密集して喫煙するため、非喫煙者には辛い環境であるので、非喫煙者は喫煙可能車両を避けた方が良い。喫煙所が無い駅も多く、喫煙可能な車両が無い列車は大多数である。駅や列車内は禁煙と考えておいた方が良いだろう。

列車内での飲食は、新幹線や特急などの長距離列車では普通に行われており、「駅弁」と呼ばれる弁当も駅や車内販売で各種売られている。飲酒も問題無い。(泥酔するほど飲んではいけないが)一方、都市近郊の通勤列車や地下鉄車内での食事は、明確には禁止されていないが、マナー違反である。ペットボトルの飲み物を飲む程度であれば、マナー違反では無い。台湾やシンガポールと違って、罰金が科されることは無い。

日本の旅客列車では、多くの場合1両に1箇所以上ボタン式の非常通報装置が設置されており、他の客とのトラブルや急病などが発生した場合は、それを押し乗務員に通報することが出来る。ただし、一部の列車は、「火災の場合用」「それ以外の場合用」と、ボタンが分かれている場合がある。

飲食店

居酒屋のような店では、店に入って酒を注文すると、最初に、何も注文していなくても多くの場合「お通し」または「突き出し」と呼ばれる小さな料理が出される。この「お通し」は無料サービスではなく、有料である。通常は一人当たり¥300から¥500が徴収される。この「お通し」の代金はテーブルチャージあるいは席料的な意味合いがある。日本では一般的な慣習だが、この慣習を知らない外国人観光客の場合、トラブルの原因となるので、あらかじめ知っておきたい慣習である。また、飲食物の持込は食品衛生上の問題などから禁止されている事が通常であり注意が必要。

タバコ

日本では20歳未満の喫煙は禁止されている。タバコを購入する際は年齢確認のために身分証明書の提示(旅行者ならばパスポートが使える)が必要な場合がある。日本のタバコ自動販売機は「タスポ」という年齢確認用のカードを必要とするため、旅行者はほとんど使えないだろう。

日本のほとんどの公共施設では施設内は禁煙とされている。駅や空港なども禁煙である。喫煙は指定された喫煙所の中で行う。鉄道やバスはおおむね禁煙であり、一部の列車に喫煙可能な車両がある。JR東日本の新幹線は全て禁煙であるが、東海道新幹線は喫煙車と禁煙車に別れている。座席を指定する際は禁煙車か喫煙車か注意して予約しないと、不快な思いをすることになる。全車禁煙の場合でも、喫煙が可能なブースが設置されている。ホテルは喫煙可能な部屋と禁煙の部屋に別れている場合が多いので、予約時に確認しておくと良い。飲食店は喫煙席と禁煙席に別れている場合が多い。東京の千代田区などの一部の地区では路上での喫煙が禁止されており、違反した場合は罰金を徴収される。

喫煙者のマナーには厳しい視線があるので、歩行中の喫煙は控え、屋外など灰皿の無い場所で喫煙する際は、吸い殻をみだりに捨てずに、携帯灰皿を利用するようにした方が良い。

連絡する

電話

携帯電話

日本では携帯電話の通信規格がいくつか存在しているが、海外の規格と互換性のないものが多いため、海外の携帯電話は日本では使えないことが多い。

電話会社が日本でのローミングサービスを提供している場合、W-CDMA規格(UMTSともいう)の第三世代携帯電話を使っていれば、日本でも自分の電話機・電話番号で通話が可能。 また、SIMカード方式の携帯電話(主にGSM規格)を使っている場合は、W-CDMA規格の電話機をレンタルし、SIMカードを差し替えることで自分の電話番号による通話が可能。

それ以外の場合は、日本向け携帯電話のレンタルを利用することになる。

以前はプリペイド携帯電話が便利に利用できたが、近年、犯罪利用防止のため、事前に利用者登録が必要となり、旅行者が購入しても利用は困難となってきている。

日本では、海外のSMS(ショートメッセージサービス)に相当するショートメール系のサービスはあまり利用されておらず、事業者間の相互接続も進んでいない。 文字メッセージにはeメールを使うのが一般的だが、海外契約の携帯電話から日本の携帯電話にeメールを送ってもスパム対策で拒否されることが多く、かといってレンタルではeメールなどは使えないことが多い。

そのため、通話以外のサービスについてはあまりあてにしないほうがよい。

携帯電話のメーカーには、NTTDoCoMo、au、ソフトバンクモバイル(ディズニー・モバイル)、イーモバイル、ウィルコム (PHS) などがある。

国際電話

日本から外国への国際電話は、基本的に「010-国番号-相手先国内番号」となる。 ただし、マイライン未登録の固定電話や、携帯電話から発信する場合は、010の前に以下の事業者番号が必要となる。ただ現在はNTTドコモ、ソフトバンクモバイルの携帯電話2社の国際電話サービスは事業者番号を付けなくても国際電話に通話をする事が可能になっている。

  • 001 - KDDI / au
  • 0033 - NTTコミュニケーションズ
  • 0061 - ソフトバンクテレコム
  • 009130 - NTTドコモ
  • 0046 - ソフトバンクモバイル(ディズニー・モバイル) 

海外契約の携帯電話をローミングで使用している場合は、当該電話会社の案内を参照。

このほか、格安の国際電話も多数存在する。 ただし、回線の品質は業者により差異が大きいので、使いものになるか利用者自身で検証する必要がある。

クレジットカード通話

手元に現金が無い場合でも、クレジットカードを利用して国際通話をすることが可能である。ホテルの客室や公衆電話や携帯電話からの利用も可能である。ホテルの客室から普通に国際電話を使う場合より、安く済む場合がある。例えば、KDDIのサービスを利用する場合は、まず「0055」に電話をして、信号音が鳴った後に、「カード番号」を押して「#」ボタンを押す、次に「暗証番号」を押して「#」ボタンを押す、その後、通話先の「国番号」と「相手先の電話番号を押して「#」ボタンを押す。通話料金は6秒ごとに計算される。アメリカ合衆国本土へ日本から電話した場合、料金は6秒につき¥6である。

クレジットカード通話サービスを提供している通信会社

公衆電話

日本では携帯電話の普及により、公衆電話の数が急速に減少している。だが、主要な駅や空港や施設には通常は何台かの公衆電話が設置されている。公衆電話は国内通話専用の物と、国際通話が可能な物の両方がある。公衆電話では¥10硬貨、¥100硬貨、テレホンカードが使用出来る。テレホンカードはコンビニエンスストアなどで販売されている。なお、公衆電話に¥100硬貨を投入した場合、釣り銭は出ない。従って、公衆電話を使う場合は何枚か¥10硬貨を持っておくと良い。

110番(警察)119番(消防救急)への通話は無料である。これらの緊急通報を行う場合、公衆電話の機種によっては緊急通報用の赤いボタンを押す必要がある。

公衆電話から国際通話を利用する場合は、通信会社が販売しているプリペイドカードを使用すると、通話料が安上がりな場合が多く、また国内専用と表示されている公衆電話からでも国際通話が可能である。NTTコミュニケーションズでは「ワールドプリペイドカード」、KDDIからは「スーパーワールドカード」の商品名で発売されている。また、その他各社からも国際電話用のプリペイドカードが発売されている。

郵便

日本における郵便は、封筒や私製葉書などに切手を貼るか、官製葉書を使用し、街中にあるポストに投函すれば全国一律の値段で配送される。値段は定型サイズで葉書¥50、封書¥80。日本国内の郵便の信頼性は世界の中でも極めて高い水準である。日本の郵便は約130年の長きに渡って、国営事業となっていたが、2007年10月1日をもって郵便事業株式会社へと民営化された。

日本では7桁(XXX-XXXX)の郵便番号がさだめられており、日本で郵便を出す場合(一部の運送会社も含む)では郵便番号の記入が求められる。

国際郵便の発送も可能である。事前に料金が分かっている場合は切手を貼ってポストに投函してもよいが、料金が分からない場合は郵便局へ行くと良い。葉書を航空便で送る場合は世界のどこへ送っても料金は¥70である。料金は送り先の国と郵便物の重さ、航空便か船便かによって違う。50グラムの封書(封筒と便箋5枚程度)を日本から米国へ送った場合の料金は航空便で¥190である。届くまでの日数は東京都内発ニューヨーク市内宛であれば航空便で7日程度である。宛名は英語での国名と、ほかの住所宛先は英語でも現地語でもよいが航空便の場合は「VIA AIR MAIL」(英語)もしくは「PAR AVION」(スイスのフランス語)の表示が必要。逆に日本に郵便を出す場合はローマ字(一般的にはヘボン式)もしくは日本語、最後に郵便番号(7桁)と「Japan」を。

荷物

日本国外宛へ出すには

2通りの方法がある。

郵便局から発送
主に「国際小包」という方法がある。航空便、船便、エコノミー航空(SAL)便の3種類の発送手段があり、料金と到着までの日数が違う。EMS(国際スピード郵便)というサービスもあり、これは料金が割高だが速く荷物を送ることが出来る。2kg以内の荷物であれば、国際小包よりも「小形包装物」という扱いにした方が料金が安い。詳細は日本郵便のウェブサイトを参照されたい。日本郵便
ヤマト運輸より発送
「国際宅急便」という名称で外国宛荷物の宅配にて発送する方法がある。詳しくはクロネコヤマト公式サイトを参照されたい。クロネコヤマト

ファクシミリ

多くのコンビニエンスストアにはファクシミリの送受信装置がある。 セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップの各店舗(一部店舗を除く)にある機械からファクシミリの送信が可能。セブンイレブンのサービスは国内宛専用で海外へは送れない。ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップからであれば海外へファクシミリを送ることが可能。料金であるが、セブンイレブンの機械を使用して日本国内へ送った場合は一枚あたり¥50、ローソンの機械を使用して米国へファクシミリを送った場合は、1枚あたり¥100である。

インターネット

固定回線

都市部のホテルでは、客室にブロードバンド回線を提供するところが増えており、イーサネットもしくは無線LAN子機を備えたノートPCを持参すれば利用できる事が多い。 そのような回線がない場合でも、客室の電話回線を利用してダイヤルアップ接続することができるが、ホテルの電話代は高いので注意が必要である。

灰色のISDN公衆電話(いわゆるグレ電)には、ISDNデータポートとアナログデータポートがあり、アナログポートにモデムを接続してのダイヤルアップ接続が可能。 ただし、公衆電話は長時間の利用を想定した立地条件になっていないことが多い。とくに電話ボックスにノートPCを持ち込んでの長時間の使用は苦痛である。 なお近年、携帯電話の普及により公衆電話は減少傾向にあるが、空港などではこれを逆手にとって、公衆電話を間引く代わりに、持参したノートPCなどを置いて利用するためのスペースとしているところもある。

ダイヤルアップのプロバイダとしては、無料で入会手続や専用ソフトが不要なSolootが便利。

PCを持参していない場合は、インターネットカフェの利用が手軽である。日本では、従来からある漫画喫茶がインターネットカフェを兼ねていることも多いので、漫画喫茶もチェックするとよい。インターネットカフェの料金は30分から1時間あたり¥300程度、3時間のパック料金が¥1,000程度の店が多い。インターネットカフェの利用の際には身分証明書が必要な場合があるので、パスポートを持参すると良い。

モバイル回線

都市部の一部の飲食店・駅・空港・ホテルロビーなどで、無線LAN (WiFi, IEEE802.11b/g) を利用したインターネットアクセスが提供されており、無線LAN対応のノートPCやPDAを持参して利用可能。 これらは一般に月額利用料の契約を必要とするため旅行者には敷居が高いが、事業者によっては1日¥350~¥500程度の一時利用プランを用意しているところもある。 なお、フリースポット協議会の提供するFREESPOTは、料金や契約が不要なため、旅行者でも簡単に利用できる。FREESPOT

定額制PHS「AIR-EDGE」のレンタルサービスも便利であるが、居住人口が少ない観光地では利用出来ないことも多い。レンタルサービス

出かける


変種

操作

Docents

他言語版

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