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旅のお金

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各国のお金
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海外旅行に際しては現地での飲食・物品の購入のため何らかの支払手段を用意しなくてはならない。すなわち現地通貨への両替、トラベラーズチェックの購入、クレジットカードあるいは国際キャッシュカードの準備などである。それぞれの手段についていくつかの選択肢があり、また地域ごとに有利・不利があるので、旅行する地域の特性を十分に検討したうえで手段を選択する必要がある。

また、海外では盗難や紛失、ATMや通信回線の不調などに見舞われやすいため、必ず複数の決済手段(例: 現金とキャッシュカード)を用意すべきである。


通貨[編集]

紙幣への「裏書き」

特にレバノンなどの中東地域に多いような気がするが、トラベラーズチェックを換金した際などに、50ドルや100ドルなどの高額紙幣の余白にいくつものサインや銀行名などが書き込まれた紙幣を受け取ることがよくある。別にこれはいたずら書きではなく、それらの人々なり銀行を経てきたということをいわば「裏書き」することで、それらの紙幣が偽造ではなく本物の紙幣であることを証明しているのである。

高額紙幣ほど偽造されやすく、その分受け取ってもらえないといった状況を避けるため、それら高額紙幣を安心して流通できるよう編み出された生活の知恵のようなものであろう。

  • 交通機関や小規模店舗ではチェックやクレジットカードが使えないことが多く、どうしても現金が必要になる。
  • 日本では偽札はめったになく汚損された紙幣はすばやく回収されるが、海外では事情が異なることもある。例えば中国などでは偽札が一定割合流通している。偽札を受け取った人は当局に届出ても補償されるわけではないので、何枚もの紙幣を使うときに混ぜ込んでしまい、また受け取った人が同様に使いほとんどババ抜き状態となっていることもある。また汚損された紙幣は使用に際して少ない価値でしか受け取ってもらえない場合もありうる。
  • 高額紙幣は使えない場合がある。特に偽札が多く出回っている国では偽札を警戒して、高額紙幣の受け取りを好まない。米ドルですら100ドル札は疑われる。両替の際に比較的少額の紙幣に変えてもらう必要がある。


両替[編集]

良いレートで両替するには、相対的に弱い(国際的な通用度や信用が低い)ほうの通貨の国で両替するのが基本である (例えばフィリピンペソは日本でも両替可能だが、円をフィリピンでペソに替えた方がレートがよい) 。強い通貨の国で弱い外貨は歓迎されないのでレートが悪くなるが、弱い通貨の国で強い外貨は歓迎されるのでレートが良くなるという寸法である。これと関連するが、現地で使い残した通貨は現地を出発する際に円やドルなどの国際的に流通している通貨に替えてしまうこと。日本に帰ってきてから円やドルなどに替えようとしてもレートが悪かったり、両替できる場所が極端に限られてくる (通貨によってはそもそも日本での両替自体が不可能である) 。

米ドルやユーロなど以外の主要でない通貨を入手する場合、日本国内の銀行はリスク回避のため旅行者にとっては異常に不利なレートを設定している場合が多い。その場合は現地での両替も有力な手段となる。現地で日本円が通用しにくく両替が不利になる場合はいったん米ドルまたは米ドルのトラベラーズチェックに両替してから現地で両替することもありうる。東アジア・東南アジア地域では日本円が強いため、現地に日本円を持っていって両替することが有利になる場合が多い。

両替レートは両替のタイミングと両替場所に大きく左右される。つまり、自国通貨の為替レートが最も高いタイミングで、両替レートの最も良い両替所を選ばなければならないのだ。下記のサイトでは、対円での各国通貨の両替レートが両替所毎に比較ができ、バックパッカーなどには有益である。

用語[編集]

両替に関する用語を以下に示す。

  • TTS ・・・ 円から外貨へ両替する際のレート。
  • TTB ・・・ 外貨から円へ両替する際のレート。

闇両替[編集]

当局から外貨両替の許可を受けていないものが、両替を営むことがある。外貨両替の公定レートが決められこれが経済の実態を反映していない場合、闇両替は旅行者にとって極めてレートがよいことがある。また変動為替相場であっても闇両替商がいて、こちらを使う方が得をする場合もある。ただし地域によっては闇両替商による詐欺や金額のゴマカシ、あるいは当局による摘発などのリスクがあるので安易には使わない方がよい。どうしても使う必要がある場合には他の旅行者や在住者などの評判を聞いた上、さらにリスクを引き受けて使うべきである。

トラベラーズチェック[編集]

使い分ければ便利!

一見とっつきにくそうなトラベラーズチェック。再発行出来るのも強みだが、換金が面倒で敬遠されてしまうのも無理もない。しかし、旅行先で支払う金額の総金額が最初から分かっているならば、その支払金額分だけをトラベラーズチェックにしておいたほうが良い。こうすることで財布も軽くなるし、支払いも楽になるというわけだ。主にホテル代や帰りの航空券代を充てた方が良いだろう。

トラベラーズチェック (T/C) は主に国際的クレジットカード会社が発行する旅行小切手である。米ドル建て・ユーロ建て・円建てなどのチェックを購入し、現地の店舗で直接現金として使ったり銀行で両替して使う。どの店舗でも使えるわけではなく、また地域によっては使えないことのほうが多いこともありうる。クレジットカードと同じく、地元の人向けの飲食店や小規模の店舗では特に使いにくい。購入の際および換金の際のレートが通貨の場合より有利になっていることが多い。ただし一部の国では両替に際しての手数料が極めて高く損になることもありうる。アメリカンエキスプレスのチェックについては提携金融機関で手数料無料で換金できるとのことだが、レートがよくないという話もある。

トラベラーズチェックの利点は安全性である。チェック一枚一枚に2つの署名欄があり、チェックを購入したらここの1箇所にまず署名する。これは、チェックの購入者を示すものとなる。アルファベットで書く必要はなく、むしろまねのしにくい漢字で書いたほうがよい (ただし国によってはパスポートの署名とトラベラーズチェックの署名を照合するところもあるので、パスポートの署名が英語の場合はトラベラーズチェックの署名もそれに合わせておいたほうが無難) 。もう1箇所は使用する直前に店員の前で署名する。これによりチェックの使用者が購入者と同じであることを証明する。二つの署名が一致した場合に小切手として通用する仕組みになっている。チェックを紛失した際には再発行が可能である。ただし最近、紛失詐欺が増えたためか十分な管理をした上でそれでも盗難・紛失にあったと認められた場合にのみ再発行となるケースが増えているようだ。

トラベラーズチェックは発行会社によって流通力に差があり、国や地域によっては受け付けてもらえない「ブランド」もあるので、持って行くにしてもある程度ポピュラーな発行先のもの(アメリカン・エキスプレスやトーマスクックなど)を選んだ方がよい。

いずれにしろ、トラベラーズチェックのみを支払い手段とするのは換金性・流通性という面で一定の地域リスクが伴うし、第一不便なので、トラベラーズチェック自体はあくまでの支払い手段、あるいはリスク分散の手段の一つくらいに考え、クレジットカードや現金など他の支払い手段を併用した方がよい。

日本では、トラベラーズチェックのことを (T/C) と表現しているが、外国では通じないと思った方が良いだろう。伝えたいときは、「TC」と伝えた方が良い。

クレジットカード[編集]

「捨てカード」

海外の場合、高額のショッピングを行わないような場合でも、ホテルのチェックインやレンタカーを借りる際などにクレジットカードの提示を求められるような場面が結構ある。このため、特に海外旅行では、パスポートなどと並んでクレジットカードが必須アイテムの一つになるが、一方で、クレジットカードには盗難や紛失、不正使用などのリスクもつきまとう。

このような不正使用などのリスクをある程度ヘッジするため、日常生活で使っている口座とは別に海外旅行用の専用口座を設け、その口座にごく限られた額の預金をして利用限度額やキャッシング枠も低めに設定したクレジットカードを作る人もいる。また、このようにして作られたカードのことを、俗に「捨てカード」ということがある。

利用限度額などが低い分、仮に盗難や不正使用などの被害にあっても被害額を低く抑えることができるし、基本的に口座に入れてある額までの金額しか利用できないので、こちらでもある程度被害をコントロールすることができる。本来的な使用以外でもクレジットカーの提示が求められるようなことが多いので、とりあえずカードは1枚用意しておきたいが、不正使用などの被害が心配、という人はこのようなタイプのカードの使い方が参考になるのではなかろうか。

ATMの使い方についてはATMでのキャッシングを参照の事。

  • クレジットカードでの買い物は、国際ブランドのレートに1.6%程度の手数料が加算されて請求される。手数料を考えても、両替やチェックよりもよいレートである場合が多い。ただし日本と同じくクレジットカードが使える店はそれなりの値段の店ではある。現地通貨と日本円での支払いを選べる場合があるが、日本円を選ぶと不利なレートで換算されることがある。
  • たいていのクレジットカードではキャッシングをすることも可能である。ショッピングよりも為替レートはよいが、キャッシングの際の利率はきわめて高い。さらに、カード会社によってはATM利用料も請求される。また一回払いのカードでもリボルビング払いさせられるなど利用者に不利な契約になっている場合が多いので十分に注意して使う必要がある。
  • 国際的に通用するクレジットカードはVISA・Master・JCB・アメリカンエキスプレス (AMEX) ・ダイナース (Diners)の5大国際ブランドである。それ以外のブランドは前3者と提携している場合が多い。それぞれ特徴があるが、前2者がもっとも広範囲に通用するので、最低でもどちらか一方は持っておきたい。JCBは日本および東アジア・東南アジア地域を中心として、またAMEXとDISCOVER加盟店で通用する。なお、JCBは日本初のブランドということで、提携店は基本的に日本人相手も想定しているケースが多いため、日本人だからといって拒否されることは少ないのはメリット。(その分、ぼられやすいとも言うが・・・。)AMEXとダイナースは基本的に高級店でしか使えないため、使えるお店が非常に少ないことに注意。(その変わり、カードを見せることで割引などがあったりする。)
  • 海外旅行でも基本的に普段使っているクレジットカードを持ちだせばよいが、提携クレジットカードの場合、店によってはクレジットカードの認証に失敗することがある。航空系や、都市銀行系や提携のないカードはこのあたりのトラブルが経験上発生しにくいので、このあたりのカードを予備として持参するのも有効。
  • 欧米でホテル代を現地で払う人はクレジットカードはほぼ必須と考えておくべき。デポジット等で数百ドルの現金をフロントに預ける必要が発生したり、信用照会に応じない、と言うことで犯罪者と間違われかねないため。ただし、請求の時に変な項目を計上して追加料金を勝手に要求されることもあるため、額面はちゃんと確認しよう。なお、チェックイン時のクレジットカード提示時に、ゴールドカードやプラチナカードを使うと、色々と便宜を図ってもらえる、という話があるが、中級以上の宿限定と考えておいたほうが良い。
クレジットカードの限度額の設定のポイント
  • クレジットカードには月ごとの限度額が定められているが、海外で利用する上で限度額が心もとない場合は、クレジットカード会社に連絡すれば一時的に限度額を上げてもらうことができる。その時の限度額に関していくらぐらいが最適なのか悩む方も多いかと思う。そこで、目的地までの片道普通運賃プラス1割か2割程度を限度額にしてみてはどうだろうか?理由は、日本での急な法事が発生した際や現地での天災や人災に遭って緊急的に帰国したい時に、空港で普通運賃で買おうとしたところ限度額が低すぎてクレジットカード購入が出来ないという事態を防ぐ為である。

防犯知識[編集]

航空系クレジットカードとステイタス

外国では、「航空系クレジットカード」所有者イコール一定以上のステイタスがある旅行者と見なされる事が多く社会的信用が高いとも言える。逆に言えば、それだけ安全に旅行できるものの金持ちと思われて狙われやすいという諸刃の剣でもある。逆に日本でしか流用していないようなクレジットカード(例:某コンビニのクレジットカードなど)は、見慣れない為か低く見られるようだ。また、アニメキャラクターがデザインされたクレジットカードを米国で使用したら偽造カードと間違われて逮捕されたという事例もある。(後に謝罪と補償は行われた)

  • 世界各地でスキミングというカード情報を盗む犯罪が多発している。また、伝票を偽造する(特に外国で現地通貨の例は気をつけなければならない)例もあるので、必ずカードの処理を管理しなければならない。不自然な請求やカードの紛失には気をつけ、カードの不正請求に対する保険なども確認する。
  • クレジットカードに設定された、暗証番号4桁の管理は充分注意しておいた方が良い。理由は、暗証番号管理の不注意により受けた被害は補償の対象としないと規定されているカード会社が存在するからである。(ICチップは偽造防止の為であり、暗証番号が一致すれば正当な利用と判断される)

国際キャッシュカード[編集]

日本ではキャッシュカードの磁気ストライプの規格が諸外国と異なることから、海外でキャッシュカードを使う場合、あらかじめ国内の銀行で国際カードの発行手続きをする必要がある。Visa系の「PLUS」かMasterCard系の「Cirrus」(シーラス)の銀行ネットワークに通用するカードが発行される。現地通貨でおろす場合にはVisaまたはMasterCardのレートで計算され、3%程度の手数料とATM1回の使用あたり200円程度の使用料が課せられる場合が多い。

  • 新生銀行のカードは、はじめから国際カードとなっており、4%の手数料でおろすことができる。引き出し限度額は最高で10万円。ATM (ポイント3を参照)
  • シティバンクカードは、はじめから国際カードで、3%の手数料とネットワーク手数料(PLUSで0.85%)となっている。
  • スルガ銀行は、VISAデビットカード「現地通貨お引き出しサービス」があり、手数料率が1.63%と安く設定されている。申し込み年齢が15歳以上と低く、申し込みやすいのが特徴。Visaデビットカード
  • 三井住友銀行は、「国際キャッシュカードサービス」にて現地引き落としサービスを提供している。新規申し込みは2010年(平成22年)5月24日以降受け付けていない。国際キャッシュカードサービス
  • みずほ銀行は、「みずほインターナショナルキャッシュカード」にてサービスを行っている。新規申し込みは2009年(平成21年)11月30日以降受け付けていない。みずほインターナショナルキャッシュカード
  • 三菱東京UFJ銀行は、「インターナショナルカード」というサービスがあるものの新規受付が終了となっている

これらのカードはセキュリティー対策のために1日の利用限度額が低く設定されている場合が多いので、その点も考慮しておく必要がある。

海外送金[編集]

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