島原市

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島原市 (しまばらし) は、長崎県東南部、島原半島の東部にある都市である。

鉄砲町・武家屋敷跡の町並み
鉄砲町・武家屋敷跡の町並み
天草四郎像(北村西望作、島原城内)
天草四郎像(北村西望作、島原城内)

 西は雲仙岳、東は有明海に臨み、海岸沿いに市街地を形成している。

 江戸時代、有馬氏に代わり島原に移った松倉氏が島原城を築城したことから城下町の形成が始まる。松倉氏は島原城築城や海外出兵を口実に飢饉の中でも過酷な年貢を取り立て、他方では捕らえたキリシタンを雲仙に連行し熱湯を浴びせて拷問するなどの弾圧を繰り返したため、領民の反発を招き、1637年、近世最大の一揆として名高い島原の乱につながる。乱の鎮圧後、松倉氏に代わり島原藩主は高力氏、松平氏と移り、荒廃した島原半島と島原藩は復興していく。

 島原の歴史でもうひとつ忘れてならないのは雲仙岳の火山活動である。1792年、雲仙岳は火山活動を開始、当初は小規模な活動にとどまり、物珍しさから領民が見物に行こうとするほどであったが、その後大地震で雲仙岳東側の眉山(現在の島原市街地から間近に見える)の一部が崩壊、流れ出した土砂が島原城下を襲って多数の死傷者を出しただけでなく、有明海に流れ込み対岸の肥後に大津波となって押し寄せた。日本における有史以来最大の噴火活動として「島原大変肥後迷惑」と呼ばれ、現在も九十九島の景観などにその名残を残す。

 そして、記憶に新しいのが1990年から5年あまりにわたって続いた噴火活動である。火砕流と土石流の被害から逃れるため地域住民は長期の避難生活を強いられることとなり、雲仙岳には溶岩ドームが形成され最高峰の平成新山となった。現在では急速に復興を遂げ、雲仙の玄関口として多くの観光客を受け入れる観光都市となっている。


[編集] 着く

[編集] 飛行機で

 最寄の空港は大村市長崎空港である。

  • 長崎空港より島鉄バス長崎空港線で島原駅前まで1時間35分、1700円。島鉄バスターミナルまで1時間40分、1700円。島原港まで1時間45分、1750円。

[編集] 列車で

島原鉄道の車両
島原鉄道の車両

諫早駅より島原鉄道を利用する。ディーゼルカーで運行。市の中心は島原駅。

  • 長崎本線諫早駅より島原鉄道で島原駅まで1時間10分、1390円。島原外港駅まで1時間20分、1470円。
  • 下り8本、上り9本の急行列車が運行されている。急行利用の場合、諫早駅~島原駅の所要時間は50~60分(運賃は同じ)。


[編集] 船で

海の玄関口島原港は島原半島の交通の要衝である。客船が発着するのは島原外港。以下の航路がある。

福岡方面から
大牟田市の三池港より島原鉄道の高速船がある。西鉄福岡(天神)駅など西鉄天神大牟田線主要駅では連絡乗車券が発売されており、福岡市からの最速ルートとしても定着している(西鉄福岡(天神)駅から西鉄特急、西鉄バス、高速船で約2時間15分で島原港に至る。連絡運賃3100円)。
  • 三池港より島鉄高速船で50分、1870円。1日5往復。
熊本方面から
熊本港よりフェリーが就航する。
島原港へのアクセス
  • 島原港最寄りの鉄道駅は島原鉄道・島原外港駅。島原外港ターミナルから徒歩5分。
  • 島原港バス停から島鉄バスで各方面へ。

[編集] バスで

福岡市から昼行高速バスが運行。

  • 博多駅交通センターより島鉄高速バスにて島鉄バスターミナルまで3時間10分、2900円。

[編集] 車で

高速道路はない。国道251号線、57号線など。

  • 長崎自動車道諫早ICより1時間10分程度。

[編集] 動く

[編集] 列車で

島原鉄道 [1] 

島原駅(駅舎は島原城をイメージ)
島原駅(駅舎は島原城をイメージ)

 島原市内を走る唯一の鉄道路線。通称島鉄。南北に有明海に沿って走り、市内には8駅ある。このうち市街地の観光等によく利用されるのは島原駅から島鉄本社前駅、南島原駅、島原外港駅である。運行は1時間に1~3本なので、利用する場合は事前にダイヤを確認し時間に余裕を持っておきたい。実際問題としては島原駅から島原外港までの程度の距離の移動はバス利用も選択肢として考えたほうがよい。

  • 島原駅は島原市の玄関口で、駅舎は島原城大手門をイメージしたもの。待合室・売店・コインロッカーなどがある。
  • 島鉄本社前駅は島鉄バスターミナルまで徒歩3分の位置。
  • 南島原駅は九十九島に近い。

 なお、島原外港駅以南(加津佐方面)は2008年3月末で廃止された。

[編集] バスで

島原駅前、島鉄バスターミナル、島原港などを中心に島鉄バスが各方面に運行。行き先によっては本数が少ないので注意。

[編集] 足で

島原城、武家屋敷、アーケード街周辺程度なら歩いて回ることも可能。

[編集] 観る

島原城  
大阪夏の陣の功績から島原4万石を与えられ移封した松倉重政が7年余りかけ築いた城。石垣を高く積み上げ5層の天守を設けた堅牢な城で、石高に見合わず多額の築城費用を捻出するために苛酷な年貢の取立てを行ったことが島原の乱の一因とされる。その島原の乱では一揆軍の攻撃に持ちこたえ、1792年の雲仙岳噴火にも持ちこたえたが、明治維新後廃城。現在の城は1960年から順次復元されたもの。

 天守閣内はキリシタン資料館となっており、島原の乱やその後の隠れキリシタンについての史料が多数展示されている。最上階からは有明海や眉山を一望できる。また、巽櫓は島原半島出身の彫刻家北村西望記念館として公開されており、その代表作平和祈念像の習作など多数の作品を観覧することができる。1996年には観光復興記念館を開館、噴火活動の記録を見ることができる。

 所在  島原市城内一丁目1183-1 島原駅から西へ徒歩5分(ただし入口は城の西側で駅とは反対方向)  電話  (0957)62-4766  WEB  [2]
 開場時間  午前9時~午後5時30分(入館は午後5時まで)  料金  大人520円、小中高生260円(城内共通)
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武家屋敷  
島原城の西側に当たる鉄砲町は島原藩の下級武士の屋敷が連なっていた場所で、現在も当時の面影を残す。現在最もよく残される下の丁は400mあまりにわたり清水が流れ、3件の武家屋敷が公開されている。それぞれの屋敷はさほど広くなく、展示される調度品類からも当時の武士の暮らしぶりの質実剛健な様が想像できる。
 所在  島原駅より西へ徒歩10分  電話  (0957)63-1087  WEB  [-]
 開場時間  午前9時~午後5時  料金  無料
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郷土史料館  
武家屋敷のほど近くに位置する史料館。個人資料館ではあるが貴重かつ多方面にわたる展示品があって興味深い。1階は日用品や農具、島原藩や島原の乱の関係史料、雲仙岳の噴火の史料などが展示されており、2階に上がると寺子屋で使用された手習本、戦前の教科書や敗戦直後の墨塗り教科書、島原鉄道の開業に関する資料、戦時下の新聞や日用品、千人針、永井隆の色紙などが展示されている。
 所在  島原駅より北西へ徒歩15分  電話  (0953)63-1255  WEB  [-]
 開場時間  午前9時30分~午後5時  料金  大人200円、小中高生50円

雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)  
多くの死者を出した1991年の雲仙岳大噴火の様子を展示した記念館。火山噴火の仕組みや自然の恐ろしさを学ぶことができる。
 所在  島原市平成町、島原鉄道島原駅より車で15分  電話  -  WEB  [3]
 開場時間  9時~18時、無休  料金  -

白土湖(しらちこ)  
1792年の雲仙岳噴火による眉山崩壊時に湧き水があふれ出して形成された湖。池には噴水が設けられており、のんびりと散歩するのもよく、湧水の町島原のシンボルのひとつ。
 所在  島鉄バスターミナルより南西へ徒歩15分
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九十九島  
1792年の雲仙岳噴火による眉山崩壊時に崩れた土砂が有明海に流れ込み形成された島。
 所在  南島原駅または島原外港駅下車。

鯉の泳ぐまち  
市内各所で湧く清水を活かした街づくりのため鯉を放流・飼育されており、市民・観光客の目をなごませている。
 所在  島鉄バスターミナルより北西へ徒歩3分
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平成新山ネイチャーセンター  
誕生したばかりの平成新山を間近に望む学習施設。噴火についての展示のほか、周辺では火砕流などにより荒廃した土地に再び動植物が戻ってくる様子を見ることができる。
 所在  バス等はない。島原市街地より車で20分(まゆやまロード沿い)。  電話  (0957)63-6752   WEB  [4]
 開場時間  午前9時~午後5時(11月~2月は午後4時まで、火曜休館)  料金  無料

[編集] 遊ぶ

島原温泉  
泉質はナトリウム・マグネシウム炭酸水素塩温泉。島原外港と一番街アーケード近くに足湯が設けられているほか、市役所前などに飲泉所がある。
 所在  市内のホテル・温泉旅館など。

精霊流し  
お盆の伝統行事。読経の中、切子灯篭をつけた精霊船を有明海に向かって流す、幻想的な光景が広がる。
 所在  市内の海岸

しまばら温泉不知火まつり  
多彩な仮装の市中パレード、島原城でのフリーマーケットなどが行われる、島原市最大の祭り。毎年10月中旬に行われる。
 所在  島原城、一番街アーケードなどで

[編集] 買う

島原一番街  
島原市中心部のアーケード街。歩いてみると鯉がいたり飲泉所があったり島原名物が売っていたりとなかなか楽しい。
 所在  島鉄バスターミナルから西へ徒歩3分、島原駅から南西へ徒歩5分  電話  (0957)63-2503  WEB  [5]
 営業時間  店舗により異なる  値段  -

美弥光製菓  
カステラで餡を巻いた独特のお菓子「かす巻き」を販売。
 所在  島原駅より北へ徒歩10分  電話  (0957)62-6101  WEB  [-]
 営業時間    値段  330円~

[編集] 食べる

寒ざらし  
島原地方の甘味。白玉団子に蜜をかけたもので、暑い日に冷やしたものを食べるのがおいしい。
 所在  市内各所で

[編集] 安食堂

工房モモ(青い理髪館)  
大正時代に立てられたハイカラな床屋を再生・改修し、1階を喫茶店としている。調度品類も当時の様子を再現しており座っていいるだけでも楽しさと懐かしさを味わえる。メニューはケーキ、焼菓子、カレー、ピザ等。
 所在  島原駅より北西に徒歩5分  電話  (0957)64-6057  WEB  [6]
 営業時間  午前10時30分~午後7時(月曜・祝日は午後5時まで、毎週木曜・第3水曜は定休)  予算  ケーキセット650円~
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[編集] 中級

姫松屋本店  
島原名物・具雑煮の店。島原の乱で天草四郎が雑煮を煮て食料としていたといわれ、それをモデルに造った雑煮である。
 所在  島原市城内一丁目1208 島原城正面  電話  0957-63-7272  WEB  [7]
 営業時間  -  予算  具雑煮並980円など

[編集] 高級

[編集] 飲む

[編集] 泊まる

[編集] 安宿

島原ステーションホテル  
島原城すぐ南側に位置するホテル。北向き窓のある部屋なら島原城の姿を眺めることができる。
 所在  島原駅より南西へ(島原市役所を西へ入る)徒歩5分  電話  (0120)711-163
 FAX  (0957)65-0065
 WEB  [8]
 e-mail  [9]
 時間  チェックイン 午後4時~午前0時 チェックアウト 午前10時   料金  シングル4200円~(朝食無料)

 

[編集] 中級

岩永旅館  
1階にところ狭しといけすの並ぶ旅館。このいけすの新鮮な魚料理が堪能できる。天然温泉の岩風呂もあり、こちらは立ち寄り入浴もOK。
 所在  島鉄バスターミナルから北西へ徒歩8分  電話  (0957)62-2121
 FAX  (0957)62-2122
 WEB  [-]
 時間  チェックイン 午後2時 チェックアウト 午前10時   料金  素泊まり5000円~、2食付10000円~。日帰入浴は大人300円(タオル持参のこと)

 

[編集] 高級

[編集] 出かける

[編集] 外部リンク

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