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宿を探す

出典: Wikitravel

これは「お役立ち情報」の記事です。

泊まる先を探すというのは、誰にとっても旅で最も重要な要素の一つに違いない。人によってはこれから旅行しようとしている土地で、自分の希望に合った宿があらかじめ確保できるかどうかがその土地に旅行しようか決める場合の決定要素にもなりうるし、また予約なしで行った場合、最初の一泊分だけでも夜露をしのぐ屋根がすんなり見つかることは大きな安心感にもつながり、その土地に対する印象も随分と変わってくる。ここでは、そんな宿の探し方について取り上げてみたい。

[編集] パック旅行に参加する

大方の人にとって、パック旅行に参加するというのはある意味で宿探しの方法として最も基本的かつポピュラーな手段であるといえる。パック旅行の場合、そもそも宿自体がパックの中に含まれており、一見すると「探す」という行為そのものが成立しないようにも思えるが、パック旅行の中には「○○ホテルまたはそれと同等クラスへの宿泊保証」を条件にうたっているものがある。つまり、最初から泊まりたい先が明確に決まっているような人ならば、そこへの宿泊を保証したパックを「探して」それに参加する、という方法も取りうるのである。このような方法を取るなら、値段やクォリティなどの面で最初から期待した宿泊先を容易に確保することができる。

ただし、パック旅行の場合、「団体」として一区画に放り込まれてしまう可能性が高いので、部屋の位置をリクエストしづらいこと、ピークシーズンだと希望したホテルではなく「同等クラス」にまわされてしまうこともありうること、基本的に2人部屋での料金設定になっているので、1人部屋を希望する場合は追加料金がかかってしまうことなどといった制約もある。

[編集] 旅行代理店を通じて探す

旅行代理店を通じた宿探しは、パック旅行への参加と並んで宿探しの方法の中では最も基本的かつポピュラーなものであろう。自分の予算や希望するロケーション、ホテルの評判などをもとに選ぶので間違いは少ないし (例え何がしかの「間違い」があったとしても、少なくとも「自分で選んだのだから」と自分に言い聞かせて納得することはできる) 、上に述べたパック旅行同様、何よりもその土地に行く前からあらかじめ屋根が確保されているというのは安心感の面でも大きな違いであるからだ。また、着いた先の土地で宿探しに多大なエネルギーを使うことなく、空港から宿泊先へすんなり直行できる点も魅力であろう。誰しも知らない土地での宿探しというのは結構大変なことなので、旅慣れた人であっても、最初の1泊だけでもこのような形で宿を確保しておくのはお勧めできる (特に治安の悪い国や都市に旅行する際で夜遅くに目的地に到着せざるを得ないような場合、ホテルを探し歩いて街をさまようこと自体が相当危険な行為であるので、このような方法によることも十分考慮すべきである) 。

この方法によることの欠点として、旅行代理店と特定のホテルとが特別な関係にある場合 (宿泊客の斡旋に応じたリベートの授受など。海外の旅行代理店でもこのようなケースはままある) 、こちらの希望とは別に代理店の得意先にまわされてしまう可能性があること、また日本から予約を入れる場合、予約可能なホテルはある程度から上の料金のものに限られてしまうので、現地で探した場合のように、低料金の割にはクォリティがとても高いといったような、いわば掘り出し物のホテルにめぐりあえる確率が限りなくゼロに近いことなどが挙げられる。

[編集] ガイドブックから探す

その国のガイドブック (もちろんウィキトラベルも含め) に掲載されている記事から宿を探すというのも一般的な方法である。高級ホテル~エコノミーなホテルまで一通り紹介されているし、きちんとしたガイドであれば掲載後に追跡調査を行い、値段などのデータがアップデートされているので情報の信頼性も高い。

この方法による欠点として、ガイドブックというのは一見客観的なようでいて、執筆者の主観に影響される部分が往々にしてあるため、その執筆者と自分の尺度がずれている場合、ガイドブックの情報を頼りに実際泊まってみたものの結果的には期待だおれになるという点が挙げられる。ガイドブックに書かれている内容はあくまでも判断材料の一つであり、それに全面的に頼るのは危険である。

また、ガイドブックの場合ある程度商業主義が前面に出てくるため、基本的に宿泊施設の悪い面にはあまり触れようとしない傾向があり、実際泊まってみると防音面などガイドブックにかかれていないところで問題があった、などということも生じうる (ウィキトラベルはその点について、悪いところは素直に悪いと書くように努めてはいるが…) 。また、そもそも情報の少ない土地の場合、ガイドブックに書かれている宿自体が「日本人宿」のようになっており、せっかく違う文化に触れに行っても周り中日本人だらけで興ざめ、なんてことにもなりかねない。

[編集] インターネットで探す

オクトパストラベル.comなどのページを使って宿泊施設を探す方法である。これらのページから宿泊日、都市名、人数などのデータを入力して検索をかけ、出てきたリストをもとにホテルを探して予約を入れる。単に紹介機能だけを持ったページもあるが、中には決済機能を備えたものもあり、そのようなページであれば、クレジットカードの情報を登録してそこで支払いを済ませ、自分のPCにつないだプリンターから直接ホテルバウチャーを発行することもできる。

この方法による場合も、選べる宿のクラスがある程度以上のものに限られてくるので、安宿の検索にはあまり向かない (なお、東京の安い宿のように、経済的な宿泊施設に焦点を絞って宿の紹介を行っているようなページも中にはある) 。

[編集] 現地のツーリストインフォメーション、空港のホテル予約カウンターで探す

出発前にあらかじめ宿を決めておかず、到着先の空港などにあるホテルの予約カウンターやツーリストインフォメーションなどを通じて宿を紹介してもらう方法である。基本的に氏素性のはっきりしたところだけを取り扱っているし、場所によっては (激安とはいかないまでも) かなり安い宿の紹介まで扱っているので、旅行ガイドなどに出てこないような掘り出し物の宿を見つけられる可能性もある (その宿が「掘り出し物」であるかどうかは結果からしかわからないわけだが、宿選びに意外性という要素が加わる分、一層旅が面白いものになる) 。形態としては、単にそこで予約だけ入れてくれるもの、若干の手数料を取るもの、1泊分の宿泊料を前納してバウチャーを発行してもらうもの、保証金として宿泊費の何%かを納めるものなどさまざまである。

この方法による欠点として、旅行業界の共通言語となっている英語かもしくは現地語が話せないとそもそもサービス自体を利用できないこと (台湾のように、場所によっては日本語が通じるような場合もあるが、むしろ例外と考えたほうがよい) 、到着時間があまりに早いか遅いとカウンターそのものが閉まっていて使えないことがあるなどといったことが挙げられる。

[編集] 駅や空港などにあるインフォメーションボード・端末などから探す

例えばベルリンのテーゲル空港のように、空港内や駅構内のツーリストインフォメーション近くに市内の宿泊施設を紹介したボードや端末があり (中にはランプなどをつかって空き状況を表示してあるようなものもある) 、泊まりたい地区や予算など自分の希望する条件を入力して、出てきたリストの中から一つ宿泊施設を選び、直接連絡を取って予約を入れるというものもある (これについてもボードに設置されている受話器を取ると選んだ宿に直接電話がつながるものなど、いろいろなタイプがある) 。また、ボードによっては選んだ宿の情報を無料で印字できる機能が付いているものがあり、その場合にはプリントアウトした情報をタクシーの運転手に見せたり、その情報を頼りにバスなど他の手段で宿まで自力で行くこともできる。有人対応ではないため、あれこれ条件を述べていろいろ相談に乗ってもらうということはできないが、基本的に24時間対応なので、ツーリストインフォメーションが閉まっている場合でも使えるといったメリットがある。

この方法による欠点は、やはり多少なりとも英語が使えないと、機器自体を使いこなしたり、出てきた情報を元に予約を入れることができないといった点が挙げられる。

[編集] 地元の人の情報をたよりに探す

着いた先の町で地元の人 (単なる一般人というより、そこはやはり例えばレストランの従業員とか駅員とか、旅行者と話す機会がありそうな人の方がいいことは言うまでもないが) に近くにホテルがないか訪ねるという方法である。また、夜遅くに街に着くようなケースであれば、例えばタクシードライバーに現地のホテルで自分の希望する条件の宿を教えてもらうといった方法も考えられる (ホテル名ではなく、単に目的地の地名だけ運転手に伝えると、頼まなくても向こうから宿に連れて行ってくれるようなこともあったりする) 。タクシーの運転手などはこの種の情報にある程度詳しい場合が多いので、他に手段がない場合にはこのような方法を考えてみるのもあるいは手かもしれない。ただし、国によっては空港に悪質なドライバーが多く、旅行者が何らかのトラブルに巻き込まれるケースも考えうるので、できれば避けたい方法である (事前に外務省の海外安全情報などで、旅行者を狙ったタクシードライバーなどの犯罪が発生しているような都市かをチェックしておくとよい) 。

この方法の欠点としては、やはり言語の問題と、タクシードライバーに聞くケースであれば、自分と懇意の宿に無理やり連れて行かれるなどの点が挙げられる。

[編集] 客引きに身を委ねる

今はどうなっているかわからないが、かつての北京では天安門近くの西単などでエアポートバスを降りるとホテルの客引きが旅行者目がけて多数群がってきたものである。すべての観光地でこのようなことが起こるわけではないが、途上国の空港やバスターミナルではこのようなこともままあるので、特に宿泊先のあてがないようならこれら客引きに身を委ねるのも手である。群がってくる客引きが紹介する宿泊施設は一応全うなものあり、いかがわしいところほとんどないように思える。ただし客引き故に自分が紹介している宿泊先の弱点などは一切口にしないので、連れて行かれてみたら思いの外市の中心から遠かったとか、やたら狭くて防音も悪かった、などの悲喜劇も生じうる。

[編集] ホテルで教えてもらう

とびこみで行ったところ満室だった宿のレセプションで、同じようなクラスの宿を紹介してもらう、という手がある。大抵の宿泊施設は同業者の情報を持ち合わせているし、近所で懇意にしている所の情報を教えてくれるか、頼めば電話で空きを確認してくれる場合もある。また、一人の経営者が同じ街の中でチェーンのホテルを展開しているような場合もあり、空き状況を確認のうえで行き先を案内してくれる (場所が近い場合にはそこまで案内してくれる) こともある。

[編集] とびこみで探す

出発前の予約や空港のカウンター、あるいはツーリストインフォメーションなどといったものを一切通さず、いきなり宿泊施設のレセプションで予約の有無を確認し、空いていればそこに泊まるという方法。大抵はこの方法でことが足りる。初めて訪れる街はどこにホテルなどの宿泊施設が集中しているのか分からない場合が多いが、その際には鉄道駅やバスターミナルの周辺など、旅行者が多そうな場所をあたってみるとよい (鉄道駅やバスターミナル周辺などは、その国の旅行者もよく利用する場所なので、大抵周りに安宿やホテルがまとまって立地している) 。また、あらかじめガイドブックなどで、その街のどの地区に宿泊施設が多くあるか当たりをつけておくという方法もある。ただし、街によっては一見安宿街のように見えて実はそこが赤線地帯だったり、ということもあるので注意。着いた初日から宿を探すのはめんどうで…、という人なら、1泊目だけ予約しておき、そこにチェックインしてから街に出て2泊目以降とびこみで宿を探すという方法もある。

[編集] どうしても見つからないときは

どの街でも宿泊施設がすべて満室になるということはまずなく、あまりいろいろと希望を並べなければたいていの場合はどれか1つくらいは宿が見つかるものである。ただし、その街で有名な祭や国際会議、見本市などが開かれているといったような特殊なケースの場合には、本当にいくら探しても1軒も宿が見つからないということもある (本来はそのようなケースに遭遇しないように事前に情報を調べておくべきであろうが) 。

上に述べたような方法で探しても宿が見つからないような場合には、例えば泊まろうとしている街の近郊の街で宿を探してみるといった方法が考えられる。ただし、有名な祭や大規模な見本市などが行われている場合はその街の周辺も含めて宿が満杯となってしまうことがあるので、その際には例えば夜行列車やバスを宿代わりにして一旦その街を離れ、他の地方を旅行した後でその街に帰ってくるという方法も考えられる。

飛行機の遅延などで到着が夜中遅くになり、ホテルのカウンターが閉まっていたり空港から市内までの足の確保が難しいような場合には、無理に動こうとせずにその晩は空港で明かすという手もある。着いたばかりで体力的には少々きついが、24時間営業のカフェなど、ちょっとした休息ができる場所が空港内には結構あるし、どこの国でも国際空港は設備面が一応整っている。ただし不特定多数の人が利用する場所なので、荷物や貴重品の盗難には要注意 (大きな荷物を抱えて身動きがとれないような中で夜を明かすのは不安という場合には、荷物預かり所やコインロッカーなどを活用して一時的に身の回りを軽くするという手もある。手許に現地通貨があればベストだが、銀行が閉まっており、現地通貨を調達できない場合でも、クレジットカードで支払いを受け付けてもらえる場合がある) 。

なお、空港内にホテルがあるような場合なら念のためそこの空きをチェックしてみるのも手である。

この記事「宿を探す」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。