何らかの理由で編集が行えない場合は、Wikitravel:旅人の居酒屋 を参照してください。

北朝鮮

提供: Wikitravel
東アジア : 北朝鮮
移動: 案内検索

危険情報: この地域への渡航、滞在にあたっては、日本の外務省から渡航の是非を検討するよう、危険情報が出されています。
詳しい情報は外務省海外安全ホームページで公開されています。
この情報は2014年7月4日現在有効ですが、その後も継続・随時強化されることがありますので、最新の情報を確認してください。


国旗
北朝鮮の国旗
位置
北朝鮮の位置
基礎データ
首都 平壌
通貨 北朝鮮ウォン
面積 120,540km²
人口 22,697,553人
言語 朝鮮語
国際電話番号 +850
ドメイン .KP (未使用)
時間帯 UTC +9


朝鮮民主主義人民共和国(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく、朝鮮語:조선민주주의인민공화국、英語:Democratic People's Republic of Korea)は朝鮮半島の北側に位置する東アジアの国である。通称は北朝鮮(きたちょうせん、英語:North Korea)。


地方[編集]

北朝鮮の地図

北朝鮮の道は以下のとおり。

  • 江原道강원도、カンウォンド)
  • 両江道량강도、リャンガンド)(韓国での呼称は양강도 ヤンガンド)
  • 慈江道자강도、チャガンド)
  • 平安南道평안남도、ピョンアンナムド)
  • 平安北道평안북도、ピョンアンプクド)
  • 咸鏡南道함경남도、ハムギョンナムド)
  • 咸鏡北道함경북도、ハムギョンプクド)
  • 黄海南道황해남도、ファンヘナムド)
  • 黄海北道황해북도、ファンヘプクド)

都市[編集]

  • 平壌(ピョンヤン、평양):首都であり政治、経済、文化の中心都市。
  • 開城(ケソン、개성):北朝鮮第二の都市で、歴史的な建物がある。
  • 元山(ウォンサン):朝鮮東海岸の港湾保養都市。
  • 南浦(ナムポ):朝鮮西海岸の国際港湾都市、平壌の外港。
  • 羅先(ラソン):羅津などを包み込む東北端の自由経済貿易地帯。

その他の旅行先[編集]

分かる[編集]

歴史[編集]

1945年日本の支配を離れた朝鮮は、北緯38度線より北側はソ連、南側は米国の支配下に置かれる。その後臨時政府を経てそれぞれソ連、米国の強い影響下で成立したのが北の朝鮮民主主義人民共和国と南の大韓民国である。

米国によって持ち込まれた「東西」対立に抵抗し、共産勢力は朝鮮からの米軍排除と全土の解放を掲げて武力で南進、1950年に朝鮮戦争が発生。米軍を主力とする国連軍及び韓国軍で構成される南側勢力との間で激しい戦闘が繰り広げられ、多数の死者と国土の破壊をもたらした。

1953年に停戦協定が成立したが、全土の統一が叶わないまま、軍事境界線で分断された南北でそれぞれ異なる体制で50年以上経過している。南北の人的交流はほぼ閉ざされてきたが、21世紀に入ってからは開城工業団地など極めて限定的ではあるが南北経済協力が行われている。

国民[編集]

民族は大半が朝鮮民族。朝鮮民族は南側(韓国)から北朝鮮を挟んで中国吉林省にかけてが主たる居住地となっている。他一部に女真族の末裔などがいると見られる。南側と同様基本的に儒教文化圏にあり、独自の政治思想の影響下にありながらも儒教精神に基づく伝統的社会習慣が根強い。

気候[編集]

ピョンヤンの平均気温と降水量
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年 間
平均気温 (℃)-6.1-3.22.910.416.221.123.824.018.711.74.0-3.210.0
降水量 (mm)9.815.624.832.580.795.8311.7191.4100.935.138.614.9951.8
データ出典

祝日[編集]

北朝鮮の主な祝日:

  • 1月1日 - 正月の名節
  • 2月16日 - 金正日総書記の生誕日
  • 3月1日 - 人民蜂起記念日
  • 3月8日 - 国際婦女節
  • 4月15日 - 金日成主席の生誕日
  • 4月25日 - 人民革命軍創建日
  • 5月1日 - 国際労働者節
  • 6月1日 - 国際児童節
  • 6月25日 - 祖国解放戦争勃発日
  • 7月27日 - 祖国解放戦争勝利記念日
  • 8月15日 - 祖国解放記念日
  • 9月9日 - 共和国創建記念日
  • 10月10日 - 労働党創建記念日
  • 12月27日 - 社会主義憲法節

これらの中でも2月16日と4月15日がとりわけ重要な祝日。

時差[編集]

時差早見表 (UTC +9)
日本の時刻01 234567891011121314151617181920212223
現地の時刻01 234567891011121314151617181920212223

着く[編集]

ビザ[編集]

マレーシアなど相互査証免除取極がなされている国の国籍保有者以外の外国人が入国する場合は査証(ビザ)が必要。在外邦人も目的に応じて許可を得る必要があるがここでは省略する。

査証には観光、商用、公用などの種類がある。査証を申請するには朝鮮側受け入れ機関の招聘(インビテーション)の確約が必要。朝鮮大使館領事部、総領事館などで発給申請を受け付ける。本国照会と見られ、発給までに一週間から半月かかる。羅先、金剛山、開城工業地区の各特殊地区には独自の出入域規定があるが、特記ない場合平壌出入国(国際列車を含む)で特殊地区に入らない場合の事例である。

観光証[編集]

観光においては「観光証」(ツーリストカード)と呼ばれる書類が査証代わりとなる。水色の紙に顔写真や氏名、入国日などが記載されており、偽造防止加工がないことを除けば別紙査証そのものである。通常の査証とは異なるが、多くの日本語話者は観光証を「ビザ」と呼んでいる。観光証は観光管理機関「国家観光総局」が発行する書類である。観光総局傘下の現地旅行社が外国人を受け入れ、全行程で随行案内するとともに滞在中の責任を旅行社が負うものである。団体旅行の仕組みをそのまま個人向けに適用したものと考えるとわかりやすい。この制度は、旅程がやや硬直的である一方、現地での法的リスクを極力回避できる特徴がある。

観光証の取得には朝鮮国際旅行社など現地旅行社が手配する旅行の契約と並行して代理申請を依頼する。同社支店は中国、マレーシアやドイツなどにあるが、日本などにある代理店でも構わない。観光証は記者(ジャーナリスト)や警察・軍人には下りないことになっている。中には身分と目的を偽って入国し、観光客のふりをしてテレビ用の撮影をしたジャーナリストがいたが、違法行為であり、こうした行為が増えると入国がより厳しくなる可能性がある。

観光証の受領は本人が朝鮮大使館領事部又は総領事館等に出向くのが基本である。日本の旅行代理店には、日本で受領できないことに配慮して乗り継ぎ地で受け取れるよう手配してくれるところもある。なお、毎年1月は観光客受け入れを行っていない。

観光証は出入国の審査時に必要とし、出国時に回収される。滞在中は旅券とともに旅行社が預かる仕組みとなっており、紛失リスクは極めて小さい。

飛行機で[編集]

高麗航空が北京瀋陽ウラジオストクなどから平壌へのフライトを運行中。北京からは中国北方航空を利用して行くことも可能。高麗航空は古い旅客機が多く、サービスの評判もかなり悪いので覚悟しておくこと。

列車で[編集]

北京モスクワ丹東からの国際列車が利用可能。国際列車では車窓から北朝鮮の地方の様子を垣間見ることができる。韓国からは京義線東海線を利用しての鉄道旅行も物理的には近日中に可能にはなるが、2006年5月13日現在一般観光客は不可能である。

車で[編集]

バスで[編集]

韓国の現代峨山により金剛山ツアーが実施されており、このツアーの参加者はバスで北朝鮮入国が可能。 中国の地方都市(丹東)からバスツアーが催行されている。

船で[編集]

万景峰号を利用することで日本の新潟から元山への入国が可能。中国からの定期旅客便も存在するが、一般旅行者が利用できるかは不明。

動く[編集]

  • 外国人旅行者は事前に観光コースを決定し、旅行中は現地の専属ガイドと一緒に行動しなければならない。また、訪問できる場所も限られている。
  • 国内鉄道網が存在するが、外国人観光旅行者は、団体ではツアーバス、個人では現地旅行会社の手配する送迎車による移動が基本である。平壌~三池淵間や、平壌~清津間などは航空便が使われる。
  • 平壌には地下鉄、路面電車、トロリーバスがある。観光客が利用できるのは基本的に地下鉄のみ。
  • 故・金日成主席が眠る錦繍山記念宮殿までスイスから譲り受けた路面電車がある。

喋る[編集]

公用語は朝鮮語韓国における韓国語と基本的には一緒だが、特に国名や民族名における表現の他、政治経済体制に関する表現などに違いがある。文字としては韓国と同一の体系で、漢字は一切使用しないが、「ハングル」ではなく「チョソングル」と呼ばれる点に注意。また、この言語自体の名称も韓国でのハングゴやハングンマル(韓国語)ではなく、チョソノやチョソンマル(朝鮮語)となる点に注意。

旅行中、朝鮮語は現地のガイドが通訳してくれる。日本人には日本語が流暢なガイドが付き添うので、言葉についてはあまり心配ない。

観る[編集]

写真やビデオは、ガイドの許可を得てから撮影するのが原則である。したがって、ガイドから許可されていない限りは撮影を控えたほうが良い。勝手に撮影禁止の場所で撮影したのがばれると、その場でデータの削除を命じられるだけでなく、同じグループの旅行者にも迷惑をかけることになる(ガイドの責任問題になるので監視が余計厳しくなる)。

北朝鮮旅行ではガイドにある程度の特権が与えられており、ガイドの裁量で本来行けない場所に行ったり特別に撮影許可を出したりするなど、場合によっては観光客のために色々な計らいをしてくれる。そのためにはガイドの信用を得ることが重要であり、観光客はガイドの機嫌を損ねたり問題を起こしたりしないようにする必要がある。

買う[編集]

通貨はウォン (Wn)。ただし、韓国のウォン (W) とは全く別の通貨。観光客がウォンを手にすることは基本的に不可能。観光客向けの商店やホテル内売店では米ドル・日本円・ユーロ・中国元などを利用することになる。

物価[編集]

食べる[編集]

  • 現地人向けのレストランや食料品店は利用することができない。一部の上流階級向けのもの(玉流館など)は観光客にも開放されている。
  • 慢性的な品不足と流通経路の不備のため、食べられるメニューは限られてくる。
  • 平壌冷麺が有名。麺は芋からつくられ、コシがある。
  • 牛肉や豚肉は品薄。鴨の肉が多い。犬肉もある。
  • 観光客のリクエストに応じて、海岸でハマグリのガソリン焼きが出されることがある。

飲む[編集]

やや高価だが日本製ビールを飲むことができる。国産のビールには硫酸がまぜられているため、日本製を飲むよう指導がある。

泊まる[編集]

平壌市内に外国人旅行者向けのホテルがいくつかある。一般的な旅行者は高麗ホテル、羊角島ホテル、平壌ホテルなどに宿泊することが多い。国内を旅行者が自由に移動することが不可能なため、事前の予約なしにホテルに泊まったり、北朝鮮の一般市民が利用する宿泊施設を旅行者が利用することは事実上不可能。

学ぶ[編集]

金日成総合大学など、平壌を中心に高等教育機関があり、留学生を受け入れている。

働く[編集]

気を付ける[編集]

指導者・政治[編集]

  • 現行政治体制の批判や資本主義体制の賛美は禁止されている。案内員との政治談義程度では外国人観光客に対して当局が実力行使に出ることはないが、現地人には一定の制限があることを知っておく。
  • 金日成、金正日、金正恩の批判は禁止であり、銅像・肖像画に対しては現地感情に配慮したい。肖像画や銅像に対するマナーについては案内員の誘導に従っておけば無難。
  • 板門店を除く軍事施設・軍人は撮影しない。このタイミングについても案内員の指示を仰ぐと無難。
  • 朝鮮戦争は停戦しているものの未解決である。南側(韓国・米国)は早い話が「敵」である。この認識を残しておく。


現地社会[編集]

  • 市場経済の導入も一部見られるが原則として現在もソ連型社会主義国で、社会全体が集団主義的である。個人の自由が全くないわけではないが、学校生活、職業社会、社会行事などすべての公の組織活動は一定の集団主義的思想の下になされており、これから逸脱するものは好まれない。
  • 儒教文化が色濃く残る社会であることを理解する。恩師に対する礼を重んじ、年長者を敬う。男尊女卑は政治的に否定されているが、現在も女性はたばこを吸わないなど慣習的に社会的性差が残る。また、人々はプライドが高くどんなに苦労しても物乞いをすることを好まない。プレゼントを贈る際はその点に差し障らないよう丁寧に行う。
  • 朝鮮は中世から日本の侵攻(豊臣秀吉)、植民地支配と間接的な介入(朝鮮戦争)を経験しており、この歴史から日本人に対しての感情はあまり良くない。


携行品[編集]

  • 前述の通り体制に差し障る書籍・雑誌などは税関で没収されることがあるので、持ち込まない方が無難。没収されやすい有名な本には「旅の指差し会話帳・北朝鮮」などがある。指導者のイラストが問題であるらしい。
  • 無線機器(ラジオ、トランシーバー等)は持ち込めない。同機能がなくても誤解されると検査に時間がかかる。ただし携帯電話は2013年、例外的に持ち込めるようになったが流動的であるため、特に必要がなければ持ち込まない。こうした機器は没収ではなく封印預かりとなる。
  • 現地携帯電話サービスでは、メッセージ送受信やインターネット接続はできない。


現地行動[編集]

  • 外国人の観光では受け入れ旅行社がその滞在中の責任を負っており、無理な要求して迷惑をかけることはしないように心がけたい。
  • 水道水は飲まず、ミネラルウォーターを購入して飲用に当てる。ホテル売店などで入手できる。
  • 冷暖房が不十分な建物が多く、真夏や真冬は不快な場合がある。一時停電も多い。
  • クレジットカードが使えないため、現金(小額面)が多くいる。基本的な観光はパッケージであるが、金日成銅像献花、土産物、各種サービス料金、通信費、施設入場料、規定外の飲食などは現地実費である。人民元・ユーロ・米ドルがそのまま使えるが、釣り銭がない場合がある。
  • 通常の観光では滞在中の責任を現地旅行社が持つため、旅程や行動範囲はやや硬直的である。ホテル内や国際列車などを除き、外出時は原則として案内員と一緒に行動する。訪問先の事前要望などは可能であるが、様々な事由から断られたりする場合があることを知っておく。案内員も人間であり、旅行者の要望を実現させるための努力については信頼関係が影響する。信頼関係を構築することが要望を実現に近づける。

健康を保つ[編集]

  • ミネラルウォーターなど、どのような水を使っているかわからないので、水には特に注意が必要。

マナーを守る[編集]

  • 儒教文化であり、高齢者または年長者は尊重される。旅行者としても、失礼のないように心がけたい。

連絡する[編集]

ホテルにおいて電話やインターネットを利用可能。ただし料金は大変高価であり、資金に余裕がなければ極力利用しないほうが良い。また、内容もすべて盗聴されていると考えるべきである。

この記事「北朝鮮」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。

変種

操作

Docents

他言語版

その他のサイト