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八重山列島

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川平湾(石垣島)

八重山列島(やえやまれっとう)は沖縄県の最南端・最西端にある島嶼である。



八重山列島の位置

市町村[編集]

この地域には次の1市2町がある。

八重山諸島は3つの自治体に分けられるが、観光の面では島単位で見る方がわかりやすい。

観光の拠点となるのは石垣島となり、リゾート地としては沖縄では老舗的なリゾートホテルであるはいむるぶしがある小浜島、沖縄独特の文化を楽しむのであれば竹富島、自然を楽しむのであれば東洋のガラパゴスとも言われる西表島(および由布島)、牧歌的な雰囲気を楽しむのであれば黒島などがアクセスが比較的容易である。

八重山諸島の詳細
市町村名 管轄地域
石垣市
八重山郡竹富町
八重山郡与那国町

※ 尖閣諸島は中華人民共和国との間で領有権が争われている。

その他の旅行先[編集]

各島を参照のこと。

分かる[編集]

屋根の上のシーサー(竹富島

気候[編集]

一例として、八重山の観光の拠点となる石垣島の気候を示す。

石垣島の平均気温と降水量
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年 間
平均気温 (℃)18.318.620.623.225.527.929.328.927.725.622.819.824.0
降水量 (mm)139.7122.5128.7153.9221.4185.7160.2248.5227.7183.2158.7130.92,061.0
データ出典

降水量だけ見れば夏季の方が降水量が多いが、これは台風の影響や夕立の影響が大きい。冬期でも温暖であり比較的すごしやすいが、曇りや雨の日が多い。梅雨はゴールデンウィーク開けの5月中旬頃から6月中旬頃までだが、空梅雨であることが多く、スコールのような夕立があるくらいである。日照時間で考えれば12月から2月は月ほぼ100時間以下、5月から10月は150時間以上であり[1]、冬期の日照量は東京の半分である[2]。気象庁により“梅雨入り宣言”はなされるが、実際に一日中雨になるのは梅雨の間の数日のみで、八重山の梅雨は空梅雨であることが多い。台風に当たりさえしなければ、ゴールデンウィーク開けから7月中旬の旅行シーズンまでの間が狙い目である。

東京と八重山地方の時差(日の出、日の入り時間の差)は約1時間ほどあると思えばよい。

地元の観光情報誌のひとつである『やえやまなび』の情報などを参考に、八重山諸島の気候を大雑把にまとめておくので、旅行プランを立てる際に適宜参考にされたい。

道路を横切る微かな光

12月頃の冬場の夜に、日もとっぷりと暮れた漆黒の闇夜の中で島内の道を歩いていると、時折緑色のかすかな光がうろうろと動き回っているのを目にすることがある。一体何なのかと思って宿の主人に聞いてみたら、実はこれ、ホタルの幼虫なのだそうだ(調べてみると、きれいな水の出るところに棲む内地のホタルと違い、八重山諸島のホタルというのはどれも基本的に陸棲で、幼虫が好んで餌にするカタツムリが多く棲息するような、腐葉土化した落ち葉がたまった山中などの光があまり当たらない場所で成長するようだ)。

この時期まだ空を飛べずに道をうろうろしているのが、やがて成虫になって3月頃からぼちぼち空を飛びまわるようになるのだとか(ホタルのピークは4月下旬から5月頃)。かすかな光を放ちながら路上を動き回る姿は何とも妖しげだが、空を飛びまわる光景もきっと幻想的なものなのだろう。

春(3月頃~4月頃)
3月に海開きが行われる。それまで曇りがちだった天気に日差しが戻り、天候もそろそろ安定してくるが、まだ夏ほど日差しも強くなく、長袖のシャツ一枚で過ごすのにちょうどいいくらいの季節。3月下旬から4月頃にかけては、地元で「うるずん」と呼ばれる初夏にあたる。旅行するのには快適な季節である。
夏(5月頃~9月頃)
日差しが徐々に強くなり、7月頃から9月頃にかけての夏本番に向けこの時期気温もぐんぐん上がる。5月の中旬頃から6月中旬頃にかけてが八重山地方の梅雨にあたっており、雨が多くなるが、晴れた日の日差しは強烈。服装はTシャツや短パンなどの軽装がよいが、日焼けや強すぎる冷房対策のために薄手の上着などがあると重宝。マリンブルーの海が一番きれいに映えるのは8月頃で、太平洋高気圧に覆われて安定した天気が続くが、年によって迷走台風が襲うこともある。本格的な台風シーズンは9月で、大型台風が襲来する確率が高くなるので、旅行プランを立てる際には注意。
秋(10月頃~11月頃)
「秋」とは言っても11月初旬ごろまでは残暑が続く。10月は前線の通過が多く、天気が変わりやすい。新北風(ミーニン)が吹き始めると本格的な秋の到来で、一雨ごとに涼しくなる。ただ、風向きが南風に変わって暖かな日が数日続くこともあるため、11月中旬頃までは日中の海水浴は可能。服装は長袖のシャツぐらいがちょうどよい。
冬(12月頃~2月頃)
天気が曇りがちになり、肌寒い日が続く。風が強く吹く日もあり、体感温度が下がってかなり寒く感じることもあるので注意(南の島だと思って薄着で行くと風邪をひくかもしれない)。この時期は北寄りの季節風が強く吹くため、鳩間島や波照間島、西表島の上原航路など一旦外洋に出るルートを通る航路は波浪の影響を受け欠航が続くことが多い。オフシーズンで人は少ないが、移動に影響が出たり、店を閉めてしまうところが会ったりするため、特に石垣島以外の離島は旅行しづらい季節と言える。服装は長袖シャツにパーカーやセーターなど(日によっては本土から着てきたものがそのまま使える)。

情報誌[編集]

八重山地方の観光情報を扱った情報誌・フリーペーパーが数種発行されている。

  • 『やえやまなび』 (やいまねっと) — 石垣島と周辺の離島の観光情報全般を扱ったフリーペーパー。空港や港の案内所、コンビニ、ホテルのカウンターなどで入手可能。また、掲載情報がネットからも入手できる。  WEB  [3]
  • 『検島誌.com』 (けんとうしどっとこむ) — 石垣島と周辺の離島の観光情報全般を扱ったフリーペーパー。空港や港の案内所、コンビニ、ホテルのカウンターなどで入手可能。大きさがA5版と他誌の半分なので情報量がやや少ないが、その分持ち歩きには便利。掲載情報がネットからも入手でき る。  WEB  [4]


喋る[編集]

八重山方言が話される。八重山列島内でも、島によって方言がある。

与那国島では与那国方言が話される。

着く[編集]

飛行機で[編集]

満タンにすると飛び立てなかった

南ぬ島 石垣空港
2013年3月に新空港(「南ぬ島 石垣空港」。右画像は新空港内部の様子)が開港するまで使われていた石垣空港は、1,500mの滑走路しかないために、燃料を満載した重い機体は飛び立つことがでず、大阪・東京への出発便は一旦宮古空港か那覇空港に寄航して燃料を補充しなければならなかった。また、着陸時も何せ十分な距離が取れず、着陸した途端にジェットエンジンの逆噴射を行い、さながら急ブレーキをかけて停まるような恰好になったため、乗客も思わず前方の座席に手を当てて、前につんのめりそうになりながら、パイロットが気合を入れて飛行機のスピードを落とそうとする様子が手に取るようにわかったものだった。

その様子は「石垣島名物」とまで言われ、語り草にもなっていたが、もちろん今の新空港ではこのようなことを体験することはない。新空港に移転し滑走路が伸びたことにで、その分飛行機の離着陸も随分と快適にはなったのだが、昔の石垣路線を知る者にとっては、このような形で「石垣島名物」のひとつが失われてしまったのが少々寂しくもあるのではなかろうか(「たまにしか利用しない旅行者のいらぬ感傷」と片付けられてしまうかもしれないが)。

八重山列島にある空港は次のとおり。

  • 石垣島の石垣空港
  • 波照間島の波照間空港(2008年11月以降定期旅客航空路線はない)
  • 与那国島の与那国空港

これらの空港のうち、八重山列島へのゲートウェイとなる主要な空港は石垣新空港、愛称は「南ぬ島 石垣空港」( ぱいぬしま いしがきくうこう)である。南ぬ島 石垣空港

航路及び所要時間は以下のとおり。

このうち、那覇空港からの航空便が1時間に1本という便利なダイヤになっている。(平成25年12月現在)

石垣島から他の島へは、島の中心部にある離島航路からフェリーを利用して渡ることになる。空港から街の中心部(離島航路のターミナルやバスターミナルを含む)まではバスもしくはタクシーを利用する。

タクシーの場合、中心部までの所要時間は約25分で料金は3,000円前後。バスの場合、中心部までの所要時間は約40分で料金は520円。バスは概ね15分に1本程度の割合で出ている。

動く[編集]

飛行機で[編集]

石垣島・与那国島間に日本トランスオーシャン航空(JTA)と琉球エアコミューター(RAC)の定期便がある。JTAは毎日1往復で普通運賃料金は片道¥11,800、所要30分。RACは週4便、火・木・金・日の就航で料金及び所要時間はJTAに同じ。

船で[編集]

鳩間島・波照間島への船

鳩間島、波照間島への船の便は、他の島々のそれに比べて欠航率が高いので注意が必要。どちらの航路も一旦外洋へ出るために波の影響をもろにかぶってしまうのがその理由で、地元の人の話では、波高が7mを超えるとその時点で欠航になるそうだ。また、波照間島については港が北に面しているため、北風が強いと島に接岸できなくなるとのこと。

切符売り場で季節ごとの就航率について聞いてもなかなかはっきりとは教えてもらえないのだが、窓口でのやりとりから考える限り、一般に、北寄りの季節風が強く吹く冬季は欠航率が高くなる確率が高いみたいで、実際船会社のHPで日々の運行状況を確認してみると、確かにこの時期の鳩間島や波照間島への航路は、天気によっては1週間くらい平気で欠航が続くことがあるようだ。

このような状況では、仮にこれらの島に渡ろうと思って石垣島を訪れてもまずたどり着くことはできないだろうし、仮に行けたとしても、最悪の場合、今度は帰ってくることができなくなるおそれもある。鳩間島と波照間島へ渡る場合は、時期などにもよく注意した方がよさそうだ。

石垣島から各離島への高速船やフェリーが出ている。石垣島以外の島どうしを結ぶ航路も一部あるものの、あまり便数が多くない。このため、八重山列島の旅行は、ほとんどの場合、石垣島を基点に移動した方が便利である。

与那国島のように、石垣島から距離が離れている島を除けば、どの島も基本的に石垣島から高速船を使って日帰り旅行が可能。



食べる[編集]

八重山そば  
沖縄そばの一種(実質的には呼び方が違うだけでほとんど中身は同じ)。本土のラーメンとうどんの中間のような麺で、通常のラーメンより若干麺が太めでコシが弱いのが特徴。麺は自家製のものを使う店もあり、このため店により、麺が多少白みがかっていたり、あるいは黄みがかっていたりと、若干の違いがある。スープは豚や鶏からとったあっさりした味付けで、かつおなどのダシが効いていることもある(店によっては化学調味料の味が強い所も)。通常は八重山かまぼこと煮込んだ豚の赤身肉がトッピングされてくるが、トッピングの違いによって、ソーキそば(骨付きアバラ肉)、三枚肉そば(皮付き豚バラ煮込み)などいくつかのメニューに分かれる。値段は1杯¥500~¥1,000前後。沖縄本島と違うのは「ヒバーツ」という香辛料を使うことである。一食分としては分量がやや少なめなので、他の料理と一緒に取ったり、あるいはジューシー(八重山風炊き込みご飯)などのサイドオーダーを取ったりすることも多い。
 所在  八重山列島各地
八重山そば


イカスミチャーハン  
イカスミを使ったチャーハンで、石垣島の名物料理の一つ。真っ黒に焦げたチャーハンのようで、見た目はあまりよろしくないが、食べてみるとガーリックの風味が効いて、コクのある味がする。なかなか本土ではお目にかかれない一品なので、一度はトライしてみる価値あり。なお、料理店によっては、他にもイカスミのソーメンチャンプルーなどのメニューを扱っているところがある。
 所在  八重山列島各地
イカスミチャーハン


石垣牛のにぎり  
石垣島の特産品である石垣牛の刺身を使った握りずし。多少火を通しタレで和えた牛肉がネタに使われている。肉はとてもやわらかく、酢飯にとてもマッチしている。石垣牛自体が高級食材なので、寿司も一人前1,500円前後と少々高め。量が少ないので、これ以外に他のメニューも合わせて取るとよい。なお、石垣牛の握りを出す店は、大体その旨を店先の看板に出している。
 所在  八重山列島各地
石垣牛のにぎり



シャコガイ(ギーラ)のお造り  
シャコガイは主に刺身として提供され、部位によって食感がかなり異なる。強烈な磯の香りが印象的。シャコガイにもいくつか種類があるが、ヒメシャコガイが味が良い。
 所在  八重山列島各地。


海ぶどう  
グリーンキャビアとも呼ばれ、生で食べる。刺身の添え物にされたり、ご飯の上に盛りつけ海ぶどう丼とされたり。プチプチの食感は、食べていてとても楽しい。
 所在  八重山列島各地。

飲む[編集]

沖縄と言えばやはり泡盛。八重泉酒造の八重泉、請福酒造の請福が八重山地方ではメジャー。池原酒造所の白百合は癖のある香りで、好みが分かれる。国泉泡盛のどなんは、アルコール度数が60度ある。

泊まる[編集]

石垣島の離島ターミナル内には、各島の宿泊施設の予約を取り扱うような旅行代理店が入っていない。このため、それらの宿泊施設を予約しようと思ったら、各自ウィキトラベルの記事などを参考に民宿等へ直接電話を入れるか、もしくは飛び込みで行くしかない。

飛び込みで宿を取ろうとする場合、夏季などのシーズン中は注意が必要。各島ともそれほど宿泊施設が多いわけではないので、最終便で島に渡って宿を探そうとしても見つからないおそれもある。石垣島から各島へ渡る場合、与那国島を除けばいずれも日帰りが可能なので、シーズン中の旅行については、なるべく早い時間のフェリーで島に渡り、宿泊施設が確保できない時点で一旦石垣島に引き上げるなどの保険をかけておいた方がよい。

いずれにしろ、飛び込みの場合、上のようなリスクを伴うので、できれば石垣島から目ぼしい宿に連絡を入れて、予約をしておいた方がよい。なお、冬季など、オフシーズンの場合についてはこのような心配はないが、西表島などメジャーな観光地を除けば、この時期島にわたる観光客は少ないため、施設によっては閉鎖しているところもあるかもしれない。


気をつける[編集]

ハブに注意[編集]

咬まれてしまったら…

あまり考えたくない話題だが(それはそうだろう)、もし不幸にしてハブに咬まれてしまった場合の応急処置の方法は大体以下の通りである。

まず大声を出して周りの人に助けを求め、その上ですぐに傷口から毒と血液を吸い出す。毒自体は誤って飲み込んでも大丈夫だし、仮に口中に虫歯があってもそこから毒が回って…ということもないそうだ。応急処置をしたらゆっくりと歩くか車などで病院に運んでもらい(走ったりすると毒のまわりが早くなる)、事情を話して血清を打ってもらう(以上の処置方法は、『やえやまなび 2009年12月~2010年5月版』の記事を参考に編集したものである。)

八重山列島の中にもハブがいる島といない島があるが、ハブのいる島では畑や草むらなどにどこにでもいる可能性があるし、車の往来が頻繁でない離島の道路などでは、近くの草むらなどから歩道に迷い出てきたハブを目撃することなどもごく普通にある。

一般に八重山諸島に棲息するハブは「サキシマハブ」といって、沖縄本島のハブ(ホンハブ)よりおとなしく、人が危害を加えない限り滅多に襲ってくることはないそうだが、踏んだりするおそれもないとはいえないので、それら畑や草むらなどの、ハブがいそうなところには不用意に立入らない方がよい。また、夜歩くときなどは懐中電灯を携行するなどの対策が必要。

沖縄県全体でのハブによる咬傷事故は毎年100件前後発生しているが、治療体制が整ったことなどにより、幸いにして2000年以降ハブの咬傷による死亡事故は報告されていないとのこと。必要以上に心配することはなさそうだが、ただ、咬まれれば危険なことに変わりはないのでそれなりの注意は必要だろう。

なお、サキシマハブが生息する主な島と生息しない主な島は以下のとおり。

ハブが生息する島
石垣島竹富島西表島小浜島黒島新城島
ハブが生息しない島
与那国島鳩間島波照間島


出かける[編集]

この記事「八重山列島」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。

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