何らかの理由で編集が行えない場合は、Wikitravel:旅人の居酒屋 を参照してください。

中央ヨーロッパ

提供: Wikitravel
ヨーロッパ : 中央ヨーロッパ
移動先: 案内検索

中央ヨーロッパ (Central Europe) はヨーロッパの中心部を形成している地域である。中欧(ちゅうおう)とも呼ばれる。ドイツ語圏の国、欧州連合に正式加盟した4カ国の旧ワルシャワ条約機構加盟国と、現在、EU加盟国である旧ユーゴスラビア共和国のスロベニアが含まれている。唯一、スイスと小さなリヒテンシュタインは、EU加盟国でないが、緊密な経済関係を保ち、地域との文化的なつながりだけでなく、経済的、歴史的な理由で距離を保っている。ここは、北のバルト海と北海から、南のアドリア海まで伸びる大規模かつ重要な地域である。また、ヨーロッパと世界で最も豊かな経済都市の一部が存在する。


[編集]

中央ヨーロッパの国々
オーストリア
チェコ
ドイツ
ハンガリー
リヒテンシュタイン
ポーランド
スロバキア
スロベニア
スイス


都市[編集]

中央ヨーロッパには、ヨーロッパ大陸の中で最も古く、保存状態がいい都市が複数存在している。以下は、最も顕著な9都市である。

  • ベルリン — 1990年以来、ドイツ統合後の首都であるこの都市は、冷戦時代の45年間、軍事的に分断されている。国際的な文化の中心地として、ベルリンの壁の崩壊以来、急速に発展した地域である。
  • ブダペスト — ハンガリーの首都であるこの都市は、壮大な建築、文化、有名な温泉地だけでなく、世界最古の地下鉄網など見所が多くある。
  • ジュネーブ — フランス語圏のスイス最大都市。ここは裕福な都市型銀行の中心地であり、赤十字や国連などの多くの国際機関が本部を置いている。
  • クラクフ — ポーランドの文化の中心地、旧首都。魅力的な建築、ヨーロッパ最大の中世の旧市街「マーケット広場」で有名である。
  • リュブリャナ — スロベニアの美しいアルプスに設けられた首都は、見事な建築と行動的なナイトライフを含めて、魅力的なバロック様式の都市である。
  • ミュンヘン — 南ドイツのバイエルン州の州都である。アルプスへの入口となるこの都市は、世界最大のビール祭りオクトーバーフェスト (Oktoberfest) で有名である。
  • プラハ — 世界的に有名なチェコ共和国の首都は、ヨーロッパで最も魅力的な良く保存された大規模な都市のひとつであり、鉄のカーテンが開かれて以来、国外に逃れていた人々が帰国することになる。
  • ウィーン — オーストリアの優美な首都である。この帝国の首都には、無数の古典的名所がある。
  • ワルシャワ — 完全に再構築された旧市街や城の広場があるポーランドの政治、ビジネスの中心地。

その他の旅行先[編集]

  • アルプス山脈 — フランス、イタリア、ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタイン、スロベニアにまたがる、世界で最も重要な冬や夏の名所のひとつである。
  • タトラ山脈 — 海抜2,600メートルの山頂を持つ美しい、自然のままの山脈である。ポーランドとスロバキア国境に位置する。
  • バラトン湖 — この風光明媚なハンガリーの湖は、中央ヨーロッパで最大の湖であり、1年を通じて観光の中心をなしている。
  • バルト三国 — ドイツとポーランドは、砂浜やリゾートの何百マイルにも及ぶ中央ヨーロッパのバルト海沿岸に国境線を引いている。
  • 北海 — ドイツは、北海に多くの観光名所を持つ島々がある。
  • 黒い森 — その風景や歴史で有名な南西ドイツの小さな山脈。
  • ハルツ山地 — 中部ドイツの低い山脈は、魔女伝説で有名である。
  • アグテレック洞窟群 — 北部ハンガリーと南部スロバキアにまたがる壮大で複雑な712個の洞窟群。
  • アドリア海 — スロベニアは比較的に関わりが低いが、アドリア海の北東端の美しい海岸線がある。

分かる[編集]

ドイツのフュッセン近郊のノイシュヴァンシュタイン城

民族的に異なるが、中央ヨーロッパの国々は時代を超えて文化や歴史を共有している。地域の中で最も重要な政治的構成の2つは、ドイツ帝国とオーストリア・ハンガリー帝国である。時間をかけて変化が広がっていった国と国との結びつきが、神聖ローマ帝国により中世時代に進められる。民族紛争は、中央ヨーロッパで数百年にもわたり主要な問題となり、第二次世界大戦の恐ろしさで絶頂に達する。ドイツの平和統一、この地域内の旧ワルシャワ条約機構を取り込むEUの最近の展開により、この問題は最終的に解決されると思われる。

東ヨーロッパにあるものとして、地域内のすべての旧ワルシャワ条約機構の国々にレッテルを貼ってしまう部外者がよく行う間違いがある。ほぼ一様に、中央ヨーロッパの住民は、地理的にも文化的にも"中央ヨーロッパ"として、それらの国々を正しく記述すれば、光栄と喜ぶだろう。逆に、冷戦時代のステレオタイプに陥るなら、混乱させる可能性がある。東西ドイツが国であったため、「ドイツ東部、西部」と呼ぶ方が一番と思われる。

現在、中央ヨーロッパでないと思われているが、西ウクライナ、カリーニングラード州(ロシア)、アルザスローレヌの一部(フランス)、ボルツァーノ自治県(イタリア)の地域は、中央ヨーロッパだと思われる時がある。これは、現在または過去の民族構成、政治的な歴史のためである。カリーニングラード州は、ドイツ語圏としてその歴史の大半を過ごしており、南チロルは、オーストリアと強い文化的つながりを維持しており、北部イタリアの中で大部分がドイツ語圏として残っている。ウクライナは、大部分が正統派の国であるのにもかかわらず、1世紀のほとんどがポーランド・リトアニア共和国の一部となり、後に独特な文化の影響を多く受けたオーストリア・ハンガリーの領土となる。


喋る[編集]

国籍の豊富さにより中央ヨーロッパには、多くの言語が存在する。一部の言語では国の地位を反映し、例えば、学校で教えられ、メディアで幅広く利用されている。他方、唯一の地域言語や少数民族の言語もあり、それゆえ、それらの言語を保持していこうと進められているのにもかかわらず、最終的に絶滅するのではないかと危惧されている。

ドイツ語は、この地域で最大のネイティブスピーカーの数を誇っており、オーストリア、ドイツ、リヒテンシュタインの単一の"公式"言語として採用されている。スイス、ドイツでは、人口の3分の2の母国語であり、4つの公用スイス言語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)でも一番利用されている。ポーランド、チェコ、ハンガリーに住むドイツ語を話す小さな民族集団がいる。また、東ベルギー、フランス、北イタリア(南チロル/アルトアディジェ地域が中心)の中央ヨーロッパの外側でも話されている。ドイツ語は非常に多様であり、伝統と地方訛が強く残る南ドイツ語圏(南ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタイン、南タイロ)で、多くの異なる変化に富んだ独特な方言が現存している。

チェコ語スロバキア語は非常に密接に関係しており、お互いに理解している。また、ポーランド国境に近い東部ドイツで話されているソルブ語も密接に関係している。

ポーランド語は、ポーランドのすべての地域とチェコ共和国の小さな国境地域で主言語として使われている。地域的なスラブ言語、カシューブ語 (Kashubian) は、北部ポーランドのポメラニアのグダニスク周辺地域で話されている。シレジアは、南西ポーランドで使用されている地域言語/方言である。

ハンガリー語は、別の言語族から由来しているため、他のヨーロッパの人々が習得するのに最も難しい言語のひとつとなっており、また、フィンランド語、エストニア語とかかわり合いを持っている。ルーマニア(トランシルバニア)、北部セルビア、東オーストリア、南部スロバキアなど、ハンガリー国外の近隣諸国に500万人のハンガリー語を話す人々が暮らしている。

フランス語またはイタリア語は、スイス系ドイツ語が、一般的に第二言語として教えられているのに対して、スイスの南部と西部地域の人口の過半数で話されている。フランス語は、フランス国境地域の北部イタリアの高山で歴史的な役割を果たしている。

スイスのグラウビュンデン州またはグリソンのロマンシュ語 (Romansh) は、地域言語として話されている。ほぼすべてのロマンシュ語を話す人々は、スイス系ドイツ語またはイタリア語のどちから、また両方を話す事ができる。これは、密接にもうひとつの絶滅危惧視されている地域言語である、北部イタリアの一部の山間の谷で話されているラディン語に関係している。残念ながら、これらはドイツ語やイタリア語に置き換えられている。

スロベニア語は、スロベニアの公用語であるが、南部オーストリア、北東イタリア、西部ハンガリーに住む、スロベニア系少数民族によっても話されている。また、オーストリアのブルゲンラント州では、クロアチア語を話す少数民族が暮らしている。ソルブ語、ブリジア語と少数のドイツ語はローマを除いて、ドイツの3つのネイティブ少数民族の言語である。ソルブ語は、ポーランドとチェコと関係があり、東部ドイツのザクセン州とブランデンブルク州の両方で話されている。フリジア語は英語とオランダ語に関係しており、シューレースヴィヒ=ホルシュタイン州とニーダーザクセン州の少数のコミュニティや、オランダに隣接するコミュニティで話されている。

最後に、低地ドイツ語 (Low German) は、農村地域で話されているか、北ドイツのほとんどの連邦州で少数の人々の第二言語となっている。ハンブルク、ニーダーザクセン州のブレーメン、リューベック、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州と特に東部メクレンブルク・フォアポンメルン州内で、まだ重要な役割を担っている。すべての3つのドイツの少数民族の言語は、絶滅寸前である。取り組みは、言語や彼らの文化を保護する事が行なわれているが、外見上無駄に終わってしまうのではないかと思われる。

英語を理解して話す事ができる人々を見つける事は、特にスイス、オーストリア、ドイツなど中央ヨーロッパのほとんどの地域で問題とはならない。ポーランド、スロベニア、スロバキア、ハンガリー、チェコ共和国内で英語は、大都市部で広く、若者たちに話されている。また、ドイツ語とロシア語も話されており、これらの国々の多くの年配の人々が理解する事ができる。冷戦の終結とヨーロッパの統一以来、ロシア語は、着実に減少傾向にある。今日のドイツは、過去がそうだったように、文化や政治的理由よりも、金融経済の拡大が依然として重要視されている。圧倒的にスロベニア人とスイス人は様々な言語を話す能力で卓越している。

着く[編集]

飛行機で[編集]

空の旅の最大のゲートウェイは、すべての大陸とヨーロッパのほとんどの空港を結んでいる、ドイツ中央部のフランクフルトが主要空港となっている。チューリッヒミュンヘンウィーンの空港は、大半が小さいが、選択した地方と国際的な目的地へ良好な接続を提供している。

列車で[編集]

中央ヨーロッパには、良く発達した高速鉄道網がある。

  • インターシティエキスプレス (InterCityExpress, ICE) はドイツ全土を網羅しているが、デンマーク、オーストリア、オランダの鉄道と提携している。
  • フランスのTGVは、ジュネーブベルンバーゼルチューリッヒフランスとを結んでいる。また、カールスルーエシュトゥットガルトフランクフルトへの路線も設けられている。
  • タリス (Thalys) はブリュッセルパリケルンとを結んでいる。
  • レイルジェット (RailJet) はチューリッヒ、ミュンヘン、ブタペストとウィーンとを結んでいる。
  • ペンドリーノ (Pendolinos) は近隣諸国への乗り継ぎとスロベニアとチェコ共和国内で運行されている。

加えて、ヨーロッパ大陸の他地域、イスタンブールまたはモスクワの範囲までの移動と中央ヨーロッパとを結ぶ多くの夜行、他の特急や定期列車が運行されている。ヨーロッパの鉄道網の優れた概要の説明を行っている、ドイツ鉄道 (Deutsche Bahn) のホームページを参照すると良い。

車で[編集]

中央ヨーロッパの高速道路は優れており、地域全体をくまなく高速道路で接続している。欧州連合は、交通の接続性を改善するために巨額の経費を費やしている。ルートと推薦コースの詳細については、それぞれの国のホームページを確認する。

動く[編集]

中央ヨーロッパにあるすべての国は、現在、無作為の国境警備員のチェックを除き、妨げられることなく、国境を越える事ができるシェンゲン協定 (Schengen Agreement) に加盟している。他方、観光ビザでのEUへの訪問者は、域内のすべての国に合計3ヶ月間の滞在制限が課されている。



この記事「中央ヨーロッパ」は、この土地を旅したり、あるいは調べたりする際の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけです。加筆や訂正などをして下さるみなさんを求めています。