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ワーラーナシー

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幽玄な雰囲気が漂う、ガンジス川から見た夕暮れ時の旧市街

ワーラーナシー(バラナシ、Varanasi)はインドウッタル・プラデーシュ州の県庁所在地。


分かる[編集]

概要[編集]

とにかく疲れる街だよ…。

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ワーラーナシーというと、聖なるガンジス川で沐浴し太陽に向かって祈りを捧げるみたいな、静かで神聖なイメージが先に立つかもしれないが、実際のところは思い切り俗世間の垢にまみれた街だ。

通りには歩行者や物乞い、リキシャやオートリキシャ、バイク、車、野良牛や野良犬などでごった返しており、通りを歩いていると四方八方からクラクションやベルで「邪魔だ!どけ!」とばかり思い切り煽られるし、それと闘いながら歩いているとその横からリキシャの客引きが「乗れ!」とばかり次々に大声をかけてくる。…、と、そのさらに横から物乞いがここぞとばかり声をかけて手を伸ばしてくるし、それを何とかかわして再び歩き始めると、今度はたむろしている犬に絡まれそうになり…、といった具合に街歩きをしている限り四六時中何かと対峙していなければならず、誠に気の休まる時がない。

本当にいつもこんな感じなので、半日も街中を歩き回っていると、毒気に当たったように疲れ切って、げんなりしてしまう。こんな風に、街歩き一つとっても相当なエネルギーと覚悟が必要な所なのだ、ワーラーナシーという町は。そして、こんな風にしてやっとの思いで付いた先の観光スポットには、客引きや物売りが大挙して、ここぞとばかり観光客を手ぐすね引いて待っている…(ついでに言うと、街中のホテルの部屋とて、夜も通りから聞こえてくる車のクラクションなどで、遅い時間までおよそ静寂という言葉とは全く無縁の空間になる)。

バラナシ、ヴァーラーナースィーとも呼ばれ、古くはベナレスと紹介されていた。ヒンドゥー教の聖地の一つ。街の見 所は聖なるガンガー(ガンジス川)と川に沿って並ぶ多くのガート(沐浴場)。

気候[編集]

  • 12月頃:実際に雨が降ることはまれだが、毎日今にも雨が降りそうなどんよりとした曇りがちの天気が続く上、もやがかかったように視界も非常に悪くなる(バラナシ名物のガンジス川から拝む朝日や夕日も、この時期はほとんど顔を出さない)。気温も低く、朝晩は冷え込んで息が白くなるほどであり、日本から持って行った防寒着がそのまま使えてしまう(これから南の国に行くからといって、出発先の空港でコート類とかを預けてしまわないよう注意)。


着く[編集]

飛行機で[編集]

インドのフラッグキャリアであるエア・インディアを始め、IndiGoなど国内のLCC数社がニューデリーコルカタハイデラバードムンバイなどインド各地の主要都市からワーラーナシーまで飛行機を周航させている。またタイ国際空港がバンコクからの国際線を就航させているほか、近隣諸国からの国際線のフライトがいくつかある。

ゲートウェイとなるのはワーラーナシー国際空港。空港から市の中心部まではタクシーで1時間前後(距離的には20km前後だが、途中MRTなどの工事区間があったり、あるいは同じ道を自動車や原付バイク、オートリキシャ、リキシャ、トラクター、自転車、牛などが入り混じって通ったりしているため、渋滞になって通過に時間がかかる。特に中心部に入ってからの渋滞がひどい)。料金は700~800ルピーといったところ。

列車で[編集]

車で[編集]

バスで[編集]

  • ゴラクプールのバス乗り場からバラナシ行きのローカルバスがある。所要時間5~7時間。バラナシ到着はガンガー沿いのツーリストエリアから離れているので、徒歩かリクシャーなどで移動が必要。

船で[編集]

動く[編集]

列車で[編集]

バスで[編集]

  • ワーラーナシー駅前のバス乗り場からサルナート(仏教四大聖地の一つ)経由のローカルバスが出ている。所要時間20~30分。

足で[編集]

観る[編集]

ガンガー(ガンジス川)  
ヒンドゥー教の聖なる川。ヒマラヤ南麓を源流に2500km以上の長さがある。流域には聖地が複数点在しており、ワーラーナシーもその一つ。死後、遺体をガンガーの火葬場で焼き、遺灰を川に流すと罪が清められ、輪廻から解脱できるとされ、ここで死を迎えようとやってくる人も多い。ガンガーの水は聖水として小瓶などに入れられ、売られている。

街はガンガーの西側に広がり、対岸は不浄の地とされ人は住まず、ほとんど建物などは見られない。

ガンガー(ガンジス川)


ガート(沐浴場)  
ガンガー沿いに連なる階段状の沐浴場をガートと呼び、夜明けと共に多くのヒンドゥー教徒が沐浴を行う。ワーラーナシーだけで84のガートがあり、それぞれに名前が付けられ、特別な役割を持つものもある。
  • ダシャーシュワメード・ガート:最も有名で巡礼者の数も多いガート。メインガートとも。ヒンドゥー教の神、ブラフマーがここで10頭の馬を生け贄に捧げたとされる。毎夕、プージャ(祈りの儀式)が行われる。
  • マニカルニカー・ガート:火葬場として利用される。ここでは薪を組み、遺体を乗せて火葬する。遺灰はガンガーへ流される。薪代の払えない者、赤ん坊などは火葬せず遺体をそのままガンガーへ流す。他にハリシュチャンドラ・ガートも同様に火葬場として機能している。どちらも写真やビデオの撮影は禁止されている。
ガート(沐浴場)


バナーラス・ヒンドゥー大学  
インドの民族文化を中心に研究が行われている。敷地内にはシヴァ神を祀るヴィシュワナート寺院があり、ヒンドゥー教徒以外でも参拝ができる。旧市街の南に位置し、広大なキャンパスは緑が豊かで手入れも行き届いており、街の喧騒から離れのんびりするにもいい場所。


ラームナガル城博物館  
説明
 所在  所在  電話  電話  WEB  [-]
 開場時間  開場時間  料金  料金

遊ぶ[編集]

ボートでのガンジス川遊覧  
2時間~3時間程度ボートと船頭を貸し切りにして、ガンジス川からワーラーナシーの街並みを眺めるアトラクションで、ワーラーナシー観光の白眉。早朝から夕暮れ時までいつも利用できるが、朝日や夕日が楽しめる早朝や夕暮れ時が特に人気が高い(ただし冬場は曇りがちの天気が続くため、川面から朝日や夕日を拝める日はほとんどない)。ワーラーナシーの旧市街はエリア全体が雑然としているので、川から岸を見た方が、建物の重なり具合がわかって面白い。また、有名な岸辺の火葬場や毎夕行われるバラモンによる儀式も川から見た方がアングル的に見やすい。料金は1時間あたり200ルピーが相場で、利用時間は旅行者が時間単位で設定できる。遊覧中は、主だった観光スポットなりアトラクションの解説を船頭が英語でしてくれる。無数の事業者が営業しているため、ガートの周辺を歩いていると、頻繁に声がかかってくるが、中に法外な料金をふっかけるような悪徳業者もいるようなので、ホテルを通じて頼んだ方が確である(ホテルで頼めば、大体業者がホテルまで送迎してくれる)。料金をはじめに確認しておき、遊覧が終わってから払うようにするとよい。
ボートでのガンジス川遊覧


プージャ(祈りの儀式)の見学  
毎夕6:00頃から45分間ほどメインガート付近で行われる祈りの儀式。7人のバラモンが経文を唱えながらラッパを吹いたり、火を灯した飾りを回したりといったパフォーマンスが繰り広げられる。異教徒には儀式の意味がわからないので、正直見ていてそれほど面白いものではない(面白さを求めること自体不謹慎なのかもしれないが)。ただ、夕闇の中で行われる光の儀式は幻想的ではある。

「バラモンたちは川面に向かって儀式を執り行うので、ボートをチャーターして川の上から見た方がよく、ガートからだとバラモンの背中ばかり見ていることになる」と地元の観光情報にあり、その点は確かに一理あるのだが、儀式の中で何度かバラモンが向きを変える場面もあるので、ガートから見学しても「ずっと背中ばかり見ている」ということはさすがにない(おそらくボートのチャーターを促す意味も含んだ観光情報なのであろう)。

 所在  ガンジス川沿いのガート周辺
プージャ(祈りの儀式)の見学

買う[編集]

食べる[編集]

  • 宗教上の理由からか、インドの他の町に比べてもベジタリアン人口が多いようで、街中のレストランのほとんどがベジタリアンレストランになっている(ボート遊覧の際に船頭に聴いてみたが、やはり観光客が利用するような主だったレストランのほとんどはベジタリアンで、ノンベジタリアンのレストランは、路地裏に地元の庶民が利用するようなタイプのものがほとんどとのこと)。

安食堂[編集]

安宿街を形成する路地、ベンガリートラに旅行者向けの食堂が並ぶ。メニューは欧風、和食など種類も多いが我々が普段口にするものとは基本的に別物と考えたほうがよいかもしれない。

ダーシャシュワメード・ガート(メインガート)に近い大きな通りには地元の食堂が軒を連ねる。米にカレーやおかずがついた定食、ターリーが安価で食べられる。また、インド人は甘いものが好きなのか、独特の甘みのあるスイーツをショーケースに並べる店も多数ある。

中級[編集]

Keshari Ruchikar Byanjan Restaurant 地図  
ダシャーシュワメード・ガート(メインガート)に向かう大きな通り沿いにあるベジタリアンレストラン。南インド料理から北インド料理までインド各地のいろいろな料理が楽しめる。町中では比較的早く(といっても9:00頃からだが)から営業しているレストランなので、朝食を取るために利用することもできる。
 所在  Dashashwamedh Ghat Rd, Godaulia, Lahori Tola, Varanasi  電話    WEB  
 営業時間  9:00~22:00  予算  400ルピー前後。
Keshari Ruchikar Byanjan Restaurant

高級[編集]

飲む[編集]

チャイ・ワラー (露店の紅茶売り)  
町中の随所で営業している路上のお茶屋。いつも炭火のコンロでお湯を沸かしたりミルクを温めたりしている。注文すると、その場で伝統的な素焼きの器や熱湯消毒したガラスのコップなどにチャイを注いで出してもらえる。濃厚なミルクティーが主なメニューだが、店によってはジンジャーティーやマサラティーなどを扱っているところもある。外国人料金は大体1杯10ルピーが相場だが、良心的な店だと、地元の人たちと同じ1杯5ルピー前後で飲ませてくれるところもある(外国人旅行者は倍くらいの料金を払っていることになるが、10ルピーでも日本円に直せば¥17くらいなので、それほど神経質になる必要はない)。
 所在  町の随所。
チャイ・ワラー

泊まる[編集]

安宿[編集]

ガンガー、ガートに並行して走るベンガリートラという路地沿いを中心に安宿が多くあり、特にダーシャシュワメード・ガート(メインガート)に近い場所に集中している。部屋や屋上からガンガーが眺められるのを目玉としている宿も多い。川に近い宿は、蚊が多いので蚊帳、蚊取り線香、虫除けなどの対策をしたほうがよい。

中級[編集]

Shree Ganesha Palace 地図  
メインガートから街の中心部の方向へ歩いて10分くらいのところにあるホテル。街の中心部にある割に部屋が広い。(おそらくは家族経営の)スタッフが皆親切で、滞在中いろいろと気を使ってくれるので、快適に過ごすことができる。カード決済ができず、支払いは現金のみだが、ドル払いも受け付けてもらえる。メインガートまで歩いて行けるのでおすすめのホテル。ただし、中心部に位置している分、町の喧騒が少々気にはなる。
 所在  D 47/203 - A Ramapura Girjaghar, Godowlia Varanasi  電話  +91-8601841233
 FAX  +91-542-2405985
 WEB  [1]
 e-mail  [2]
 時間  チェックイン 15:00 チェックアウト 12:00   料金  スタンダード1泊¥6,000前後。
Shree Ganesha Palace

高級[編集]

連絡する[編集]

旅行者の多いガート沿いの路地などに、日本語が利用できるインターネット屋がある。インターネット屋、両替屋などでは国際電話もかけられる店が多い。旧市街は停電が多く、その間は当然パソコン、電話の利用はできない。

気を付ける[編集]

歩くときは足元にも注意

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通りをそぞろ歩く人々の群れや路上の物乞い、周囲に歩行者がいることなどお構いなしに突っ込んでくる車やバイク、オートリキシャ、リキシャ、さらにそれら人や車の存在など関係ないとばかりに道の真ん中に寝転がったり、通りを練り歩く牛や犬…、と、これら道をふさぐいろいろなものを一つひとつ避けながら歩き回ることになるワーラーナシーの街中だが、歩くときは前後左右だけでなく、足元にも注意したい。

住民が無造作に捨てた生ごみや牛の落下物(固いものから水状のものまでいろいろ)、布を被って寝ている人、たき火を囲んで暖を取っている人、丸くなって寝ている犬など、とにかくこちらもいろいろなものが「ころがって」おり、それらも巧みに避けながら歩くことを強いられる。

  • 旧市街は停電が多く、一日に数度の割り合いで町中の電気が使えなくなる。当然、街灯なども消えるので交通事故、路地での犯罪や事故には十分注意。夕方以降に外出する際は懐中電灯を持つなど対策が不可欠。
  • 旅行者を狙ったぼったくりや犯罪に気をつける。ガンガーでのボート、土産物屋、両替、リクシャーなど客引きが多く、適正な価格を知らないと相場の数倍以上もふっかけて請求してくる。特に日本語で声をかけてくる現地人は警戒すべし。
  • ガンガーは遺体やごみ、生活排水などを直接流しているので水質汚染が進んでいる。病原菌なども著しく繁殖しているため、免疫がない旅行者は沐浴をすべきではない。また、川幅が広く水深もあるので泳いで対岸に渡るなどの行為はしてはならない。毎年、溺死者や行方不明者が出ている。
  • 日本人を含め多くの外国人観光客がハシシ、ガンジャなどの薬物に手を出していることが見受けられるが、勧められても断るように。寛容な宿が多く抵抗感がなくなるかもしれないが、取締の対象とならない保証は全くない。


出かける[編集]

  • サールナート
    サールナート — ワーラーナシーから10kmほど北にある。釈迦が悟りを開いた後、この地にある鹿の多く住む林(鹿野苑)で初めて説法をしたことで知られており、ブッダガヤなどと並び仏教の四大聖地の一つに数えられる。ワーラーナシー中心部からはオートリキシャやタクシーなどで行くことができる。


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