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ダブリン

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リフィ川にかかるハーフペニー橋

ダブリン(Dublin)はアイルランド島東岸に位置するアイルランドの首都。


分かる[編集]

概要[編集]

市の東西を流れているリフィ川を真ん中に挟み、ダブリン城界隈を中心にして円がひろがっていくような格好で都市が形成されている。市の西部には世界的に知られているビール会社「ギネス」の醸造所があり、町を歩いていると風向きによって麦を焙煎する香ばしい香りがただよってくる。J.ジョイスの小説『ユリシーズ』などの作品に、町の様子や人々の生活が取り上げられていることでも有名。90年代初頭までは長年の不況により人口の減少や治安や失業に悩んでいたが、「ケルテック・タイガー」と呼ばれる近年の爆発的な経済成長により、急ピッチで町の再開発や新たな商業地域の開発などが進められた。また町の規模と人口も爆発的に膨張した。 2008年以降、この経済成長にも翳りが見え始め、2009年に入ってからはバブル崩壊の状況である。2009年9月の時点では1995年以来初めて、アイルランドに入国してくる移民よりも国外へ出る移民の数の方が上回る数字が出た。現在ヨーロッパでもっとも変化の激しい都市でもある。

気候[編集]

ダブリンの平均気温と降水量
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年 間
平均気温 (℃)5.35.56.68.010.613.315.415.113.110.47.36.19.7
降水量 (mm)67.551.154.551.553.460.549.968.962.572.165.076.8733.7
データ出典

着く[編集]

飛行機で[編集]

全ての便は市の北部にあるダブリン空港に到着する。空港から市内へはダブリンバスの直通エアバス(市の中心部までノンストップ。片道5ユーロ)、および各停のローカルバス(no16、41、746。片道1.65ユーロ)がある(朝-夜11時台までの運行)。民間会社の運営する市内中心部及び市内南部まで直通の青色のエアコーチ・バスなどがある(24時間運行)。鉄道の乗り入れはない。現在、空港と市の中心部を結ぶ地下鉄の計画があるが、具体的な着工時期などはまだ未定である。市内中心部までのタクシー料金の目安20数ユーロ前後(時間帯・荷物の個数などによって変動する)。

列車で[編集]

北アイルランドからの列車、およびアイルランド北部、南東部、北西部からの列車は市内中心部の東にあるコノリー駅に到着する。また西部・中部・南西部からの列車は市内西部にあるヒューストン駅に到着する。両駅間は2004年に開通した新型路面電車(LRT)のLUASによって結ばれている。両駅間のLUASでの所要時間は10分程度(ラッシュ時など変動あり)。

車で[編集]

アイルランド各地とは高速道路(Mのつく路線)及び幹線道路(Nのつく路線)によって結ばれている。市の外辺部にM50と呼ばれる環状高速道路がある。中心部は一方通行が多く、また市当局が市内中心部への一般車両の流入を出来るだけ規制する方針を取っている。これらの規制に加え、市の中心部や高速道路とのジャンクション部分では渋滞が慢性化しており、市内中心部は観光客にとっては決して運転しやすい地域とはいえない。中心部の規制区域の周りには駐車場が複数あり、道路上にもそれらの空車情報が表示されている。

バスで[編集]

  • アイリッシュ・バス(Bus Éireann、バス エアラン)[1]
ダブリン市と主要都市間、及びアイルランドの各地方都市、町、村を網羅しているバス路線。ベルファストなど、北アイルランドの都市との路線もある。また、UKや欧州各都市へフェリーを利用した長距離バスも出ている。 Busaras(バスターミナル)は市内中心部の東、列車のコノリー駅の隣にある。路面電車LUASがBusarasの前に停車する。また民間の会社が格安な路線をゴールウェイ・コークなどの主要都市に向け運行している。これらの民間の便はBusarasからは発着しない。

船で[編集]

ウェールズからの高速船・及び殆どのフェリーはダブリンの南東郊外にあるダンレアリ市のダンレアリ港へと到着する。ダンレアリからダブリン市内(タラ・ストリート駅もしくはコノリー駅)は近郊電車DARTによって連絡されている(所要20数分程度)。また一部のフェリーには市内のダブリン港に到着するものもある。ダブリン港から市内までは徒歩30分程度なのでタクシーの利用が便利。


動く[編集]

徒歩で[編集]

ダブリンは都市圏人口100万を超える大都市ながら、その中心部はコンパクトにまとまっており、殆どの市内の観光名所は徒歩で見て回ることが可能である。

電車で[編集]

ダブリン市の東部・海岸に沿いDARTと呼ばれる近郊電車が南部のブレイ、ダンレアリから市内中心部を通り、北部のホース、マラハイドまでを結んでいる。市内中心部ではピアース駅、タラ・ストリート駅、コノリー駅に停車する。コノリー駅で長距離バスターミナルや路面電車LUASと連絡している。運行間隔は10分(朝夕のラッシュ時)から30分(昼間・夜間)程度まで。チケットは駅の自動販売機、もしくは窓口で購入する。チケットには片道・往復・一日券・一週間券・一ヶ月券などが存在する。また、ダブリンバスとのコンビネーションチケットも存在する。

路面電車で[編集]

近年(2004年)、新交通システム(LRT)のLUASが開業した。2路線あり、グリーン線は市内のスティーブンスグリーンから市の南部のサンディフォードまでを、ブルー線はコノリー駅から市内北側の中心部を通りヒューストン駅、そして市の南西部郊外のタラァまでを結んでいる。運行間隔は5分(朝夕のラッシュ時)から15分程度。最終電車は深夜0時30分(除く日曜)。チケットは乗車前に各停留所にある券売機で購入する。乗り降りの際に改札は存在しないが、定期的に改札係が乗車してチェックしており、もしこの際に正しいチケットを持っていないと高額な罰金を科されるので必ず乗車前に行き先までのチケットを購入しておくように。チケットには片道・往復・一日券・一週間券・一ヶ月券などが存在する。また、ダブリンバスとのコンビネーションチケットも存在する。

バスで[編集]

  • ダブリン・バス(Dublin Bus)[2]
ダブリン市内を運行しているバス路線。運行時間は路線によるが朝6-7時台から、最終バスは殆どの路線が夜11時半。料金は乗った距離による従量制。乗車時にドライバーに行き先を告げて料金を支払う。硬貨のみ受け付け、またお釣りは出ないので(犯罪対策のため)、旅行者は事前に一日・一週間乗り放題の周遊券などを購入したほうが便利であり金銭的にも得である。バスのチケット・一日券などは街角のニューズエージェントなどで購入可能。週末の夜にはナイトバスが主要な路線に限り30分間隔程度で運行される。また平日の夜も本数が少ないながらナイトバスが運行されている。ダブリンバスのオフィスはオコンネル通りのほぼ中間点にあり、各種チケットや観光ツアーの販売などをしている。

観る[編集]

トリニティ・カレッジ (Trinity College)  
1592年創立のアイルランド最古の大学。キャンパスを取り囲むようにして建物が建てられているので外からはわからないが、内部のキャンパスは緑も多く、鐘楼など歴史的な建物もあってとてもきれい。年間50万人が訪れるダブリンの観光名所のひとつでもある。なお、ここの図書館には有名な「ケルズの書」が展示されている。
 所在  College St. Dublin 2  電話    WEB  [3]
 開場時間  「ケルズの書」の展示時間は9:30~17:00 (曜日や季節によって若干前後する)  料金  図書館への入場料は€7.5
トリニティ・カレッジ


アイルランド国立博物館 (National Museum of Ireland)  
考古学、装飾、自然史、田園生活の4つの部門からなる博物館で、部門ごとに異なる場所に建っている。うち田園生活博物館のみダブリンから240kmほど西のターロー村にあり、残り3つはダブリン市内にある。有名な「タラのブローチ」をはじめ、ケルト文化にちなんだ収蔵物が数多く展示されている。自然史博物館は、天井から吊る下がったクジラの骨格標本がトレードマーク。
 所在  館ごとに異なる (HP参照)  電話  館ごとに異なる (HP参照)  WEB  [4]
 開場時間  火~土:10:00~17:00、日14:00~17:00、月休み  料金  無料


ナンバー29 (Number Twenty Nine)  
1790年~1820年当時のダブリンの中流~上流家庭の生活を再現したユニークな博物館。名前は博物館のある地番に由来する。ガイド制になっており (待合コーナーに4~5人来館者が集まったところでガイドをはじめる)、地下でチケットを購入して簡単な映画を見た後、ツアーガイドが各階を案内してくれる (案内は全て英語) 。日本の湯たんぽに似た生活用具があったり、当時の生活が垣間見れて面白い。
 所在  29 Lower Fitzwilliam St. Dublin 2  電話  (+353-1) 702-6165  WEB  [5]
 開場時間  火~土が10:00~17:00、日が14:00~17:00、月休み  料金  €3.15

遊ぶ[編集]

学ぶ[編集]

アイルランド(ダブリン)は英語を習得するための語学留学先の都市の中でもっとも人気のある場所のひとつであり、夏にもなると町じゅうに各国からの語学留学生が溢れる。短期語学留学のための入国・滞在には特殊なビザや資格などは必要ない。多くの学校があるので、よく吟味の上で選択すること。長期の語学留学や大学・大学院などでの学習のためには様々な条件や審査があり、また学生ビザの申請が必要である。

働く[編集]

かつては比較的容易に労働許可の取得ができたが、多くの移民の流入、2009年に入ってからの失業率上昇のために現在では厳しい条件が課され、また時間が掛かることが多い。労働許可証(Work Permit/Green Card Permit)は個人でも申請ができるが、まず雇用先を見つけ雇用主の同意が必要であり、又、申請できる職種に限りがあり、さらに年間給与が30,000ユーロ以上の職でなければならない為、取得は非常に困難である。2006年より日本との間にワーキングホリデーの協約が結ばれ、日本人のアイルランドにおけるこの限定された条件下での短期の労働が可能となった。詳しくは在日アイルランド大使館まで(大使館の公式サイトにも情報あり)。

買う[編集]

おみやげ[編集]

アイルランドにちなんだグッズ各種  
アイルランドのシンボルカラーである緑や、シンボルの植物、シャムロック(shamrock)をあしらったさまざまなグッズが街のあちこちで売られている。見た目にもきれいでかわいらしいので、おみやげにちょうどいい。また、妖精をあしらったグッズや、ケルト音楽のCD、教本付きのアイリッシュ・ホイッスルなどなど、アイルランドらしいお土産が他にも多数ある。
 所在  市内のお土産店で

ショップ[編集]

食べる[編集]

おすすめ[編集]

フィッシュ&チップス (Fish & Chips)  
大西洋から新鮮な魚が入るため、アイルランドでは特に海岸沿いの町を中心にうまい魚料理を楽しむことができる。その中でもっとも安くて大衆的な料理の一つがフィッシュ&チップス。ダブリン市内にはオコンネル通りやトリニティ・カレッジの近くなどあちこちに、マクドナルドのようなフィッシュ&チップス専門のファーストフードのチェーン店がある。タラなどの白身魚のフライにフライドポテトが付いただけの簡単なメニューだが、素材の味が生きていて結構いける。また、油っぽい食べ物だけではどうも、という人は、パンなどのサイドオーダーを注文することもできる。なお、当地では、フライドポテトにはケチャップではなくビネガーをふりかけて食べるのが一般的。日本では見慣れない光景なので多少戸惑うが、慣れるとこちらも結構おいしい。

安食堂[編集]

中級[編集]

高級[編集]

飲む[編集]

アイルランドは酒と音楽の国として観光客に親しまれており、そのパブ文化は観光客にとって最大の魅力の一つである。ダブリン市内の中心部のテンプルバーなどにはたくさんのパブが立ち並び、アイルランド音楽が流れている。他にもライブハウスやクラブなども非常に多く、パーティータウンとして有名である。

泊まる[編集]

ダブリンは全体的にホテル代が高く、通常のところでも€60くらいからの値段設定となっている。なお、土曜日にダブリンに到着する場合は要注意。週末は国内外各地からダブリンに遊びに来る人で非常に混雑し、飛び込みでは宿が取れない場合がある。土曜到着の場合は、あらかじめ日本から宿を予約しておくか、空港のホテルカウンターなどで宿を探してもらうようにした方がよい。ホテルによっては週末の料金が高めに設定されている所もある。

安宿[編集]

The Brewery Hostel  
「中級」のところに紹介してあるホステルがドミトリーを持っている(というより、むしろこちらが本業か)。ドミトリーは4人部屋、8人部屋、10人部屋でそれぞれ値段が異なる(もちろん、10人部屋が最も安い)。
 所在  22-23 Thomas St. Dublin 8  電話  (+353-1) 8788787  WEB  [6]
 時間    料金  10人部屋€15~22 (ハイシーズンか否か、ウィークデーか週末かなどによって若干値段が異なる)

中級[編集]

The Brewery Hostel  
名前からもわかるとおり、ギネス醸造所の近所にあるホテル。ツインルームは値段の割りにはやや狭い。セキュリティはしっかりしている(チェックインの際に発行してもらうセキュリティーカードを見せないと中に入れないしくみ)。コンチネンタル形式の朝食付き。
 所在  22-23 Thomas St. Dublin 8  電話  (+353-1) 8788787  WEB  [7]
 時間    料金  ツイン€75~80(ハイシーズンか否か、ウィークデーか週末かなどによって若干値段が異なる)


The Townhouse of Dublin  
中央バスターミナルの近所にあるホテル。石造りの建物かが何棟かに仕切られていて、それぞれがホテルを経営しており、その中の1つがここになっている。部屋はきれいでセーフティボックスもあり、セキュリティ面もしっかりしている。バイキング形式の朝食付き。
 所在  47-48 Lower Gardiner St. Dublin 1  電話  (+353-1) 8788787  WEB  [8]
 時間    料金  シングル€60~75

高級[編集]

ノース・スター (North Star Hotel)  
コノリー駅前にあるホテル。建物をコノリー駅側から見るとこれと言って大きい印象を与えないが、実際は130室もある。線路に跨れる形で建物が建っているため、フロントから客室までの距離がある。客室はモダン。第一ホテル東京やシンガポールのグッドウッド・パーク・ホテルなどとワールドホテルズ(Worldhotels)に加盟。
 所在  Amiens Street, Dublin 1. Ireland  電話  (+353-1) 8363136
 FAX  (+353-1) 8881711
 WEB  [9]
 e-mail  [10]
 時間  チェックイン 14:00 チェックアウト 11:30   料金  €150~。

連絡する[編集]

気を付ける[編集]

ダブリンはヨーロッパの大都市の中では治安は非常によい方であるが、旅行者として当然の注意は必要である。また最近の経済成長により一部で治安の悪化も伝えられている。特に気をつけるべき地域としてはパーネルストリート以北の地域、リフィ川沿いの西部地域、町の南西部などが挙げられる。全般的に人通りの多い市の中心部と、閑静な郊外の住宅地との間に存在する「インナーシティ」と呼ばれるドーナツ状の地域では注意が必要である。郊外の住宅地のほとんどは比較的安全である。また週末の夜などには泥酔者や乱闘などのトラブルなどを繁華街ではしばしば見かけるが、自分からの係わり合いにならない限り旅行者に被害が及ぶことはほとんどない。

エクスタシーやコカインなどの薬物は一部の若者の間は非常にポピュラーなものであり、一部のクラブなど場所によっては入手も容易であるが、言うまでもなく違法であり、所持・使用は厳罰に処されるので決して旅行者は手を出さないように。また、大麻やマジックマッシュルールなども法律上は違法とされている。

暮らす[編集]

現在、ダブリンはヨーロッパで二番目に物価が高い町として知られており、アパートなどの家賃の上昇と伴って決して経済的に暮らしやすい町ではない。若い人や独身者の住居としては一軒家や大きなアパートを数人でシェアする形式がもっとも一般的である。

在外公館[編集]

在アイルランド日本国大使館 (Embassy of Japan in Ireland)  
 所在  Merrion Centre, Nutley Lane, Dublin 4  電話  (+353-1) 2028300
 FAX  (+353-1) 2838726
 WEB  [11]
 e-mail  [12]
 時間  在アイルランド日本国大使館のウェブサイトを参照。  料金  

出かける[編集]

外部リンク[編集]

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