2011年11月16日付で、ウィキトラベル日本語版の記事が5,000件を突破しました。
サンクトペテルブルク
出典: Wikitravel
目次
サンクトペテルブルク (露 Санкт-Петербург / 英 Saint Petersburg) はロシアにある都市である。サンクトペテルブルク市公式サイト
[編集] 分かる
[編集] 概要
モスクワに次ぐロシアの第2の大都市で、ロシア連邦を構成する89連邦構成主体のひとつとなっている。 北緯約60度、東経約30度に位置し、夏の約50日間が白夜。白夜開始は5月25・26日頃、日照時間最長は6月21・22日頃(18時間53分)、白夜終了は7月16・17日頃。
[編集] 気候
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 間 | |
| 平均気温 (℃) | -6.1 | -6.0 | -1.5 | 4.5 | 10.9 | 15.9 | 18.1 | 16.4 | 11.2 | 5.6 | -0.1 | -3.9 | 5.4 |
| 降水量 (mm) | 38.1 | 28.7 | 34.1 | 32.7 | 37.4 | 63.5 | 76.7 | 75.8 | 65.9 | 63.8 | 56.4 | 47.8 | 620.9 |
| ※データ出典 | |||||||||||||
春(5~6月頃):春は遅く、4月でも降雪や零下10度程の寒波は珍しくない。ゴールデンウィーク頃には最高気温も20度を超えるが、寒暖の差が大きい。6月の白夜期は一年で最も快適な時期で、からりと晴れた日が続く。ただし夜がないため(午前2時頃に薄暗くなる程度)、生活のリズムが崩れ、体調不良を招くケースも見られる。
夏(7~8月頃):昼間でも20℃台の涼しい日が多い。7月には最高気温も30度前後に達することもあるが、仮に気温が高くなっても湿度が低いので、日本のように不快に感じることもなく、また、冷房が必要な日もあまりない。ただし、快晴であったのに急に厚い雲が立ち込め、スコールのような雨に見舞われたかと思うとまた晴れ…、といったように天気が目まぐるしく変わる日が結構多いので、旅行中は傘が手放せない。
秋(8~9月頃):8月後半から9月は涼しい。
冬(10~4月頃):冬至が近づくと昼は極端に短くなる。最低気温は10月で零下7度、11月には零下15度程度。厳寒期の12~2月には零下25度から30度まで冷えこむ。市街では融雪剤もまかれており積雪はそれほどないが、足下がぬかるむため、防寒長靴等の用意が必要。
[編集] 名前の変遷
都市の名は「聖ペテロの街」を意味する。当初はオランダ語風にサンクトピーテルブルフと呼ばれ、後にドイツ語風にサンクトペテルブルクと呼ばれ定着していた。第一次世界大戦でロシアがドイツと戦争状態に入ってからロシア語風にペトログラードとなり、ソビエト連邦時代はレーニンが亡くなった後、レニングラードと改められた。しかし1991年に住民投票によって再びサンクトペテルブルクに戻った。
[編集] 時差
| 日本の時刻 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
| 現地の時刻 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
※表の灰色の部分は日本時間から見て前日の日付。
※ サマータイム (summer time, daylight saving time, DST) 実施期間中の表の読み替え方は以下のとおり。
- 表中の日本の時刻欄からそれに対応する現地の時刻を見る場合、現地の時刻に1を加える。
(例)日本の時刻欄から見た現地の時刻が9時→サマータイム期間中の現地の時刻は (9+1=) 10時 - 表中の現地の時刻欄からそれに対応する日本の時刻を見る場合、日本の時刻から1を引く。
(例)現地の時刻欄から見た日本の時刻が9時→現地がサマータイム期間中の対応する日本の時間は (9-1=) 8時
[編集] 着く
[編集] 飛行機で
プルコヴォ空港があり、ロシア国内やヨーロッパの各都市へ路線がある。ターミナル1は国内線用で、ターミナル2が国際線用である。ただし、ターミナル1とターミナル2は相当離れており、徒歩での移動は不可能。空港は、市の中心部から17kmの南にある。プルコヴォ空港
空港から市内へ向かう場合、空港を出て左側にあるバス乗り場からミニバスに乗って地下鉄モスクワスカヤ駅まで行き、そこから地下鉄に乗り換えて中心部に向かうのが最も安いパターン。運賃は、ミニバスが30ルーブル、地下鉄が25ルーブル。所要時間は約1時間。ただし、地下鉄のラッシュ時には大きな荷物を抱えての乗車が困難なので、とりあえずモスクワスカヤ駅まで出てそこからタクシーに乗り換えるという手もある。空港からタクシーを利用する場合、US$50前後と、破格の料金を取られることもある模様。
[編集] 列車で
フィンランドの首都ヘルシンキからとても近く、列車で約5時間。 サンクトペテルブルクは、バルト三国や中欧の都市ともつながっているし、もちろん首都モスクワに向かうこともできる。
サンクトペテルブルクには主な駅が5つある。
- モスクワ駅
- ヴィチェプスク駅
- バルチック駅
- ラドジスキー駅
- フィンランド駅
[編集] 車で
[編集] バスで
[編集] エストニアから
エストニアから陸路でサンクトペテルブルクまで向かう場合、鉄道よりもバスを利用する方が便利である。首都のタリンからサンクトペテルブルクまでは直通のバスが多数走っており、急行であれば7時間(両都市に1時間の時差があるので実質5時間)程度でサンクトペテルブルクに着く。この路線では数社が運行しているようだが、外国人にも利用しやすいのはユーロラインである。
2011年8月現在の時刻表は以下の通り。なお、サンクトペテルブルクとタリンとの間には1時間の時差があり、サンクトペテルブルクの方が、時刻が1時間進んでいる。
- LUX(急行、デラックスバス)
- 6:00タリン発(13:00サンクトペテルブルク着、以下同じ)、8:00(15:10)、14:15(21:55)、15:50(23:00)、23:40(7:30)
- SIMPLE(普通)
- 3:50(12:25)、7:00(15:30)、11:00(20:10)、15:00(22:30)、23:00(7:05)
バスの走行時間はエストニア国内が1.5時間程度、ロシア国内が2時間程度で、両国での国境審査に別途1.5時間かかるといった感じである。LUXの場合、国境審査以外に途中休憩等で停車することはない(ちなみに車内にトイレが付いているので心配ない)。
両国での国境審査だが、エストニア側の国境審査は車内で行われるのでバスを下車する必要がない(審査官が車内で乗客のパスポートを集め、出国スタンプを押印後返却してくれる)。ロシア側の国境審査はバスを下車の上、いったんバスに預けた荷物を取り出し、各自が持って審査を受ける必要がある(特に中身を開けて調べるまでのことはしないが、麻薬犬による検査などが行われる)。
タリンの長距離バスターミナルは新市街にあり、旧市街からはタクシーで約10分、€6前後である。サンクトペテルブルクには長距離バスターミナルの他にユーロライン専用の停車場が地下鉄1号線、バルチースカヤ駅前にあり、そこから地下鉄で中心部に出ることができる。大方のバスがそこから先、長距離バスターミナルまで行くようだが、サンクトペテルブルクが最終目的地なら、バルチースカヤ駅前で降りた方が便利である。
ユーロラインは利用者が多く、比較的利用しやすい時間帯のバスは早めに席が埋まってしまうので、もしできるようであれば前日とか早めに予約をした方がよい。外国人も多く使う路線なので、チケットの購入では英語が使える。サンクトペテルブルクまでの料金はLUXが€35前後で、SIMPLEはそれより若干安くなる。
チケットはeチケットになっており、予約をするとA4の紙にプリントアウトした確認書と本人控えの2枚を渡される。そのうち1枚目は乗車時に回収される。2枚目の本人控えは荷物のクレームタグにもなっており、荷物を預けるときに照合用の番号を貼付されるので、荷物を受け取るまでなくさないように(インターネットから予約した場合は、両面印刷ではなく、2ページ分の片面印刷にすること)。バスのチェックインは出発の30分くらい前から始まる。
[編集] 船で
夏は、ヘルシンキやタリンからの巡航船がある。ストックホルムからも定期船がでている。 「ヴォルガ・バルチック」という内陸水路での旅客船もあり、モスクワ・ヴォルガ川・オネガ湖・ラドガ湖・ネヴァ川とつながっている。
[編集] 動く
[編集] 地下鉄で
市内の移動には地下鉄が安くて便利。料金は乗車区間に関係なく乗車1回分が25ルーブルで、途中何回でも乗り換え可能。
乗車券には10回券などの回数券もあるが、旅行者が一番利用しやすいのはジェトンと呼ばれる乗車ゲート用のコイン(右画像参照。日本のゲームセンターのコインのようなもの)を購入する方法で、駅改札付近にある売り場で窓口の係員(大抵はおばさん)に25ルーブルを差し出せば(1本指を立てて「アジン」というと確実)、ジェトンを1枚、ポイと投げてよこしてくれる。それを改札機の投入口に投入し、バーを押して改札を抜ければそれで完了。ジェトンはその場で回収され、地下鉄を出る際には特に改札がないのでそのまま出口を出ればよい。
ジェトンは単なるコインで、有効期限などは特にないので、旅行中頻繁に地下鉄を利用する予定があるなら、あらかじめ数枚をまとめて購入しておいてもよい(ただし払い戻しできないので、一度にあまり多数買い求めるのは得策でない)。
モスクワの地下鉄もそうだが、一般にロシアの地下鉄はかなり地中深くを走行しているようで、駅からホームに降りていくエスカレーターが、まるで「奈落の底に連れて行かれるのでは?」と思いたくなるくらい長く、乗っている間の移動時間を少しでも短縮させるためか、その分スピードも日本のそれよりかなり速く感じる。たまに先を急いだロシア人がそんなエスカレーターを全力疾走で駆け下りていくこともあるので、地下鉄駅でのエスカレーターの乗車には注意したい。
サンクトペテルブルクの地下鉄も含め、ロシアの地下鉄は路線ごとに駅の名前が付けられているので、乗換駅は複数の名前を持っている(正確には、違う駅がたまたまその地点で結節しており、そこで乗り換えができるといったところ)。基本的に3つ以上の駅が結節していることはないので、それほど混乱は生じないが、自分が覚えていたのと全く違う駅名(実際はもう片方の路線の駅名)がアナウンスされ、しばしばあわてることもあるので注意したい。
車内では一応駅名がアナウンスされるが、聞き取りづらい上、駅名も英語が併記されてはいるものの、実際にはキリル文字の方が先に目に飛び込んで来たりして、自分が降りたい駅なのが分からなくなることがある。自分が降りたい駅で確実に降りようと思ったら、あらかじめ路線図等で自分が降りたい駅が乗車した駅から何駅目なのかを確認の上、駅に停まるごとに乗った駅から何駅目まで来たか、あと何駅残っているかを数えるようにするとよい。また、乗車が長くなる場合は、途中必ず出てくる乗り換え地点をチェック地点にしつつ(路線図では、例えば青と赤といったように、異なる色で路線を塗り分けているので、比較的わかりやすい)、そこから何駅目なのかを数えてもよい。
[編集] タクシーで
[編集] バスで
[編集] 船で
[編集] 観る
[編集] 中心部
| | ||||||||||||
| |||||||||||||
| | ||||||||||||
[編集] ヴァシリエフスキー島
| |||||||||||||
[編集] 遊ぶ
| | ||||||
[編集] 学ぶ
[編集] 働く
[編集] 買う
[編集] 両替
外貨でポピュラーなのはUSドルとユーロ。日本円などは両替できるところが限られるので、あらかじめUSドルかユーロを用意しておくとよい。サンクトペテルブルクのプルコヴォ空港内の銀行では、USドルかユーロの両替しか受け付けていない。
[編集] おみやげ
[編集] ショッピング
[編集] 食べる
[編集] おすすめ
| | ||||||
[編集] 安食堂
| | ||||||||||||
[編集] 中級
| |||||||||||||
[編集] 高級
[編集] 飲む
| |||||||
[編集] 泊まる
[編集] 安宿
| |||||||||||||
| |||||||||||||
[編集] 中級
| |||||||||||||
[編集] 高級
[編集] 連絡する
[編集] 気を付ける
- スリに注意。特に人ごみや、出入りが激しい地下鉄などで被害が出ている。ショルダーバッグなど、地図やガイドが取り出しやすいように口を開けたままにしておくと、どこからともなく手が伸びてきて中を物色されたりすることもあるので、なるべくショルダーバッグなどの口は閉めておくようにした方がよい。また、財布やパスポートなどの貴重品はバッグなどには入れず、首から吊るしてシャツの中にしまい込む、チャックの付いた上着の内ポケットに入れるなどの対策を取った方がよい。
- 中学生くらいの年恰好の不良などによる集団スリも地下鉄の車内などで発生している。たまたま現場に居合わせて目撃した手口を紹介すると、地下鉄の車内で乗客をさりげなく取り囲み、あまり乗降のない駅で自分たちとは関係のない乗客を無理矢理一緒に降ろそうとして、その乗客が抵抗してもみ合っているうちに貴重品をすり取ってしまうというもの。不良集団はドアが閉まる前に一斉に駅に降りてしまうので、車内に残った乗客が、地下鉄が発車した後で貴重品をすられたことに気づいても容易に追いかけることができない(他の乗客にしても、被害者が車内で騒ぎ出すまで何が起こったかわからない)。なかなか巧妙な手口で予防策がとりづらいが、さしあたり、地下鉄などの交通機関に乗る際には必要以上に貴重品を持ち歩かない(必要があって持ち歩く際にもなるべく服の奥などにしっかりとしまい込んで容易に手が届かないようにする)、身なりや素行の悪い集団には不用意に近づかない、すいている路線やすいている時間帯の利用を控える(人の乗降が激しい方が、このような犯罪は行いづらい)、乗車したら狙われやすいドアの近くではなく車内の中ほどに入る、怪しいと思ったら一旦次の駅で降りてしまうなどが、一応取りうる対策として考えられる。
[編集] 暮らす
[編集] 出かける
- エカテリーナ宮殿 — エカテリーナ2世の夏の離宮。大黒屋光太夫が日本への帰国許可を得るためエカテリーナ2世とこの宮殿でに謁見した。ヴィチェプスク駅より近郊列車でアクセス。
- ペテルゴーフ — サンクトペテルブルク中心部から車で50分程のところにある町。ピョートル大帝の夏の宮殿があることで知られ、現在宮殿の敷地内は公園としてきれいに整備されている。博物館にもなっている大宮殿のほか、ヨット博物館や皇族が使用した館、それぞれに嗜好を凝らした噴水などが楽しめる。半日~1日程度のエクスカーションに最適の場所。詳細はペテルゴーフのページを参照。

