何らかの理由で編集が行えない場合は、Wikitravel:旅人の居酒屋 を参照してください。

コインブラ

提供: Wikitravel
移動: 案内検索
サンタクララ橋からみた市街

コインブラ (Coimbra) はポルトガル中部地方にあるポルトガル第3の都市。


分かる[編集]

豊かな水を湛えるモンデゴ川の両岸に発達した美しい街である。その歴史は古く、1世紀にローマ人によってこの地に都市が建設されたのが始まりとされている。8世紀にイスラム勢力であるウマイヤ朝がイベリア半島に侵攻を開始すると、他の都市同様、コインブラもその支配を受けることとなり、地政学的な要素も手伝って、コインブラは、キリスト教の影響下にあるイベリア半島北部とイスラム教の支配下にある半島南部とを結ぶ商業の中心地として発展を遂げた。

11世紀にレコンキスタを展開したフェルナンド1世によってイスラム勢力から奪還された後、この地にポルトガル王朝の首都が置かれ、13世紀に首都がリスボンに遷都されるまで、コインブラはポルトガル王国の首都であり続けた。

王朝が遷都するまでここで使われていた王宮などを中心に、13世紀末にポルトガル最古の大学であるコインブラ大学が設立され、以後、大学町として発展を遂げてきた。現在でも、コインブラには、丘の上に建つ旧大学の校舎をはじめとして、当時からの建築物が数多く残されている。

着く[編集]

飛行機で[編集]

コインブラとその近郊には飛行場がない。このため、飛行機を利用する場合、リスボンポルトの飛行場を利用し、そこから列車やバスを乗り継いでコインブラに行くことになる。

列車で[編集]

リスボンやポルトから1時間に1~2本の割合で特急列車や急行列車が運行している。所要時間は、リスボンから約2時間、ポルトから約1時間といったところ。なお、特急や急行が停まる駅は郊外のコインブラB駅で、街の中心にあるコインブラ駅までは在来線に乗り換えて1駅、所要約5分。

車で[編集]

バスで[編集]

国内の主要都市および周辺の各都市とバスで結ばれている。バスターミナルは街の中心(鉄道駅の周辺)から歩いて10~15分ぐらいのところにあり、中心からは若干離れているが、道はほぼ一本道なので、特に迷うことなく街の中心にたどり着ける(バスターミナルを背に右方向に歩いて行くと、ほどなくコインブラ大学がある丘が左手に見えてくるので、それを横目に見ながらさらに5分ほど道を歩くとやがて街の中心へと出る(途中何度か道がYの字に分岐するが、全て右側を選ぶ)。

主要都市からコインブラへのバスの出発時刻は以下の通り(( )内はいずれもコインブラへの到着時刻)。なお、便によっては季節や曜日限定、あるいは休日は運休となるものなどがあるので、詳細はバスターミナルの切符売り場やRedeexpressos社のHP(こちら。左側にある「Horário e Preços」のタグをクリックすると、区間の時刻表が検索できる(ポルトガル語表記のみだが、検索は他社のものと同じしくみなので、ポルトガル語を解さなくても使用できる))などで確認されたい。

ポルトから
0:45(2:10)、7:15(8:40)、8:00(9:25)、9:30(10:55)、10:45(12:10)、12:00(13:25)、14:00(15:25)、14:30(15:55)、16:30(17:55)、17:00(18:25)、18:15(19:40)、20:15(21:40)、21:00(22:25)、22:00(23:25)
リスボンから
0:15(2:50)、7:00(9:20)、8:00(10:25)、8:30(10:55)、9:30(11:50)、10:30(12:50)、12:00(14:20)、13:00(15:25)、14:00(16:25)、14:30(16:50)、15:15(17:40)、15:45(18:05)、17:00(19:20)、18:00(20:20)、18:45(21:05)、19:15(21:30)、19:30(21:55)、20:30(22:50)、21:15(23:35)、21:15(23:50)、22:30(0:50)

船で[編集]

動く[編集]

列車で[編集]

バスで[編集]

足で[編集]

坂道が多いので少々きついが、中心部の見どころは比較的狭い範囲にまとまっているので、徒歩による観光が一番便利である。

街のランドマークはコインブラ大学の時計塔で、大学へは時計塔を目指して丘を上へ上へと登っていけばたどり着けるし、そこを起点にすれば旧カテドラルなど他の見どころの位置関係も分かりやすい。また、路地を歩いているときは周りの建物に視界を遮られて位置関係が多少わかりづらくなるが、要所要所に有名な見どころへの道案内が出ているので、そのような場所を歩いていても、さして迷うこともない。

観る[編集]

コインブラ大学 (Velha Universidade、旧大学)  
コインブラの丘の上に建つ、ポルトガルで最も歴史のある大学。かつての王族の屋敷跡を用いて13世紀末に設立された。豪華な装飾が施された多数の蔵書を収蔵する図書館をはじめ、見どころがいくつもあり、コインブラ観光の白眉(見どころの詳細については、以下を参照)。チケット売り場は旧大学構内に入る前の、正門(「鉄の門」)に向かって左手のブックショップ内にある。
 所在  丘の上(街のどこからでも見える)。  電話  (+351) 239-859-900  WEB  [1]
 開場時間  9:00~19:30。冬期は10:00~17:00。  料金  €7。セット券となっており、どの施設を見学するかによって値段が変わる。
コインブラ大学
  • 図書館 (Biblioteca Joanina) — 開架30,000冊、トータル200,000冊の蔵書を有する大学内の図書館。建物そのものの装飾も豪華で溜息がでるほどきれいだが、その中に床から天井までびっしりと並べられた、金泥で装飾が施された中世から近世にかけての皮装の蔵書類の多さにも思わず目を見張る。一見死蔵され、観光目的でのみ公開されているようにも見える蔵書類だが、現在でも教授のみ閲覧でき、研究目的で使用されているそうだ。図書館はコインブラ大学観光のハイライトで、英語によるツアーガイド制となっており、チケット購入時に入館時間が指定される。  所在  ラテン回廊を背にして、右手一番奥の建物。
  • チャペル (Capela de S. Miguel) — 天使ミカエルを祀ったチャペルで、16世紀初めに建てられ、その後何世紀にも渡って修繕や追加の装飾が施されてきた。チャペル全体にリスボンから持ち込まれたタイルで細かな装飾が施されており、一見の価値がある。また、チャペル内にはパイプオルガンもあり、現在でも演奏されている。チャペルはローマカトリックに属しており、日曜日も含め、今でも毎日礼拝に使われている。大学内には、このチャペルのように宗教と未分離の施設や機能が多数残されており、そこからも、大学が中世の修道院から分化してきたのだということを実感することができる。  所在  図書館に向かって右隣の白い建物。
  • 帽子の間 (Sala dos Capelos) — ポルトガルの初代王朝がここに王宮を構えていたときに玉座として用いていた部屋で、現在でも博士号の学位授与、毎年10月の第二水曜日に行われる始業式や4年に1度行われる学長の就任式など、大学内の最も重要な行事に使用されている。この場所で式典が行われるときは、黒いズボンや靴に白いシャツ、マントといった正装で臨まなければならないしきたりとなっている。
  • 武器の間 (Weapons Room) — かつて王宮がここに置かれていたときに、王族の居室として使用していた部屋で、近衛兵の用いた槍などが壁に飾られている。帽子の間同様、現在でも博士号の学位授与、毎年10月の第二水曜日に行われる始業式や4年に1度行われる学長の就任式など、大学内の最も重要な行事に使用されている。なお、武器の間から青色の間までは一続きの部屋となっており、それらの部屋を合わせて大学の行事に用いることも多い。
  • 黄色の間 (Yellow Room) — 武器の間に続く部屋で、部屋の壁全体が医学部のシンボルカラーである黄色のシルクで覆われており、19世紀に学長を務めた人たちの肖像画が掲げられている。ここで医学部の運営会議など重要な行事が行われる。
  • 青色の間 (Blue Room) — 黄色の間に続く部屋。青は理学部のシンボルカラーで、この部屋も黄色の間同様、かつて学長を務めた学者やその他コインブラ大学が輩出した著名な学者の肖像画が掲げられている。
  • アカデミック・プリズン (Prisão Académica) — 16世紀末から大学自治の一環として、独自に学生などの懲罰房として使用されていた場所を18世紀末に図書館の書庫として改装したもの。蔵書そのものは公開されていないが、構造の一端を垣間見ることができる。中世の印刷機などを展示したスペースも併設されている。  所在  図書館の下の階。


旧カテドラル  
11世紀頃建てられた建物で、正面入り口はさながら要塞のような堅固な造りをしている(右画面をクリックしてスクロール)。また祭壇などは古めかしくて落ち着いた雰囲気を醸し出している。BGMとして聖歌が流れており、礼拝堂のベンチに腰掛けてそれを聞いているとリラックスできる。入り口右手奥にある回廊がとても美しく一見の価値あり。
 所在  コインブラ大学手前の坂の途中。  電話  (+351) 239-825-273  WEB  
 開場時間  10:00~13:00、14:00~18:00。金13:00まで及び土17:00まで。日祝休み。  料金  無料。回廊のみ€2。
旧カテドラル


新カテドラル  
「新」とはいっても16世紀末の建物であり、建物正面のファサードが印象的。内部は大理石で、ドーム型の礼拝堂となっている。祭壇などはきれいだが、正直なところ、他の教会と比べ取り立てて際立った特徴があるようには見えない。
 所在  コインブラ大学横。  電話  (+351) 239-823-138  WEB  
 開場時間  9:30~12:00、14:00~18:00。日祝及び月休み。  料金  無料。
新カテドラル


サンタクルス修道院 (Mosteiro de Santa Cruz) 地図  
コインブラで最も賑やかな場所のひとつである、5月8日広場に面して建つ修道院。礼拝堂は時を経てほどよく古びており、落ち着いた雰囲気を醸し出している。左右の壁面にあるタイル画や、カラフルに彩られたパイプオルガンなどが特徴的。この修道院を訪れたなら、ぜひ院内の「静寂の回廊(Cloister of Silence)」も訪れてみたい。外の喧騒がまるで嘘のように、鳩の羽音と噴水から流れる水の音だけが聞こえてくるような、文字通り静寂な空間が広がっている。他に、法衣などを展示したミニ博物館や地下墳墓なども見学できる。
 所在  Rua Visconde da Luz、5月8日広場横。  電話  (+351) 239-822-941  WEB  
 開場時間  9:00~12:00、14:00~17:45、日のみ16:00~17:45  料金  礼拝堂は無料。静寂の回廊は€2.5
正面のファサード 静寂の回廊

遊ぶ[編集]

買う[編集]

食べる[編集]

安食堂[編集]

豪華飯店 地図  
鉄道駅近くのホテルなどが集中する一画にある中華レストラン。定食は昼のみで、夜はアラカルトでの注文となる。やや味付けがポルトガル人好みに変わっているような気もするが、中華料理であることに変わりはないし、ポルトガルの料理に飽きたときなどには便利な店。値段も比較的安く、(名前に似合わず)気軽に入れるのもうれしいところ。英語が通じる店員もいることはいるが、基本的にポルトガル語か中国語での対応となる。メニューは英語併記。ポルトガル人の地元客が多いせいか、基本的にはナイフやフォークなどを使った食事のスタイルになるが、頼めば箸も出してもらえる。
 所在  Rua da Sota 29  電話  (+351) 239-835-711  WEB  
 営業時間  12:00~15:00、19:00~23:00。  予算  昼の定食€4.5~。夜は€5~10前後


ジャルディン・ダ・マンガ (Jardim da Manga)  
サンタ・クルス修道院裏手の庭園内にあるレストラン・カフェ。カフェテリア形式で、最初にトレーとナイフ・フォークを取り、好きな料理を指差しで選んだ後、デザートや飲み物を注文し最後に料金を支払う。料理を見て選べるので、比較的失敗が少ないのがうれしいところ。また、味もそこそこうまい。入り口でトレーを取ってから料金を支払うまでの一連の動きは、周りの人々が注文するのを見ていればすぐに飲み込める。
 所在  Rua Ncolau Rui Fernandes  電話  (+351) 239-829-156  WEB  
 営業時間  12:00~15:00、19:00~24:00。カフェ8:00~24:00。土休み。  予算  €10前後

中級[編集]

レストラン・カラド&カラド (Restaurante Calado & Calado) 地図  
鉄道駅近くのホテルなどが集中する一画にあるレストラン。日替わりメニューが主だが、アラカルトも頼むことができる。ボリュームがあり、味もそこそこ。人気のあるメニューは昼のうちに売れてしまい、夜は品切れとなることもある。
 所在  Rua da Sota, 14-16  電話  (+351) 239-827-348  WEB  
 営業時間  12:00~15:00、19:00~22:00。日休み。  予算  €10~15前後

高級[編集]

飲む[編集]

泊まる[編集]

安宿[編集]

レジデンシア・コインブラ (Residência Coimbra) 地図  
鉄道駅から歩いて2分ほどの閑静な路地の一画にある経済的なホテル。部屋は至ってシンプルだが、手入れは行き届いている。ただし防音があまりよくなく、廊下や隣の部屋の音がよく聞こえてくる。駅周辺の繁華街に近いロケーションなので、何をするのにも便利。(途中の坂はきついが)旧大学へもそれほど遠くない。ただし門限があり、夜中3:00にドアをロックしてしまうので、深夜、街にファドを見に行く人は注意。スタッフはみな親切で、オーナーは英語を話す。
 所在  Rua das Azeiteiras, 55 a 61。中華レストラン「豪華飯店」向かいの路地を入り、50mほど歩いた右側。  電話  (+351) 239-837-996
 FAX  (+351) 239-838-124
 WEB  
 時間  チェックイン 随時 チェックアウト 12:00 門限3:00  料金  €25。朝食付き。

中級[編集]

高級[編集]

連絡する[編集]

インターネットカフェは、市庁舎付近や、コインブラ大学に登って行く坂の途中にあるお土産店などに設置されているが、日本語の読める端末を置いている店は(ほとんど)ないようである。


esp@ço internet  
市庁舎の斜め向かいにある、インターネット無料サービスコーナー。使用の際はパスポートなど、英語やポルトガル語で書かれた身分証明書の提示が必要(身分証明書はオリジナルのものが必要だが、ホテルに預けてあるなど事情を説明すれば、コピーでも受け付けてもらえる場合がある)。端末は5台ほどで、特に制限時間はないが、コーナーが混んでいる場合は、最初に使い始めた人から順に並んでいる人に譲るルールとなっている。残念ながらここの端末では日本語が読めない。
 所在  市庁舎の右斜め向かい、両隣を薬局に挟まれた建物。  電話    WEB  
 時間  ?  料金  無料

出かける[編集]

  • ポルト
    ポルト — ポルトガル北部地方にある、ポルトガル第2の都市。ドウロ川河口の起伏に富む丘陵地帯に造られた、ポルトガルを代表する古都の一つで、河岸とその周辺に広がる歴史地区全体が世界遺産に登録されている。ブドウの発酵途中にアルコールを加え発酵を止めるという独特の製法で造られるポートワインの産地としても有名で、ドウロ川の川沿いにいくつもの醸造所がある。コインブラからは電車やバスを使って1時間半ほど。



変種

操作

Docents

他言語版

その他のサイト