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ギリシア

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シクラデス、風車
国旗
ギリシアの国旗
位置
ギリシアの位置
基礎データ
首都 アテネ
政体 共和制
通貨 ユーロ (€ / EUR)
面積 131,940km²
水面積率: ○○%
人口 10,647,529人
言語 ギリシア語
宗教 ギリシャ正教
電気 230V 50Hz B・B3・C・SE型プラグ
国際電話番号 +30
ドメイン .GR
時間帯 UTC +2


ギリシア (希 Ελλάς エラス / Ελλάδα エラダ、英 Greece) は南ヨーロッパの国である。オリンピック発祥の国。


なお、正式名称は、ギリシャ共和国 (Hellenic Republic) である。


地方[編集]

上記の地方区分は、公式の行政区画(ペリフェリエス)とは一部異なる。


都市[編集]

ギリシアの地図


  • アテネ - 首都。ギリシャ最大の都市。古代、都市国家として栄えた古都。アクロポリス上にあるパルテノン神殿で有名。
  • テッサロニキ - ギリシャ第2の都市。
  • ピレウス - ギリシャ第3の人口を誇る。
  • パトラ - ギリシャ第4の人口を誇る。
  • イラクリオン - クレタ島最大の都市。ギリシャ第5の人口を誇る。
  • ラリサ -
  • スパルタ - 古代、アテネと並ぶ都市国家だった。
  • オリンピア - 古代オリンピック発祥の地。

その他の旅行先[編集]

  • メテオラ - 聳え立つ岩山の頂上に建つ修道院。中部ギリシャ最大の名所。


分かる[編集]

歴史[編集]

紀元前2600年~1200年ごろにかけて、トロイの木馬の伝説で知られるトロイア文明(小アジア)、ミノタウロスの伝説と線文字Aで知られるクレタ文明(ミノス文明、ミノア文明とも)、線文字Bで知られるミケーネ文明(ペロポネソス)の三大古代文明が栄える。

紀元前1000年頃から、ポリス(都市国家)が割拠し対立しつつも、言語・宗教・文化を共有する古代ギリシア世界を形成。高度な文学・神話・学問・芸術・スポーツを発達させ、今日のヨーロッパ文化の礎を築く。紀元前5世紀にはアテナイ(アテネ)を中心に最盛期を迎えるが、スパルタやテーバイ(テーベ)の台頭による抗争で徐々に力を失っていく。

紀元前4世紀には北方のマケドニア王国が全ギリシアを平定し、アレクサンドロス大王が三大陸にまたがる大帝国を建設する。大王の急死後帝国は分裂するが、東西の融合によるヘレニズム文化を生む。一方、イタリアに興った共和政ローマは地中海世界を席巻し、紀元前2世紀にギリシアを征服。しかしギリシアの高度な文化は失われるどころか逆にローマ人を魅了した。

西ローマ帝国滅亡後、東ローマ帝国は古代ローマの継承者を自任するが、7世紀以降はギリシア化が進み、正教会とギリシア文化にアイデンティティを置くようになる。東ローマは13世紀初頭にいったん十字軍とベネチアに滅ぼされ、再建後もギリシアの主要地域は十字軍諸侯らに支配されたままとなる。15世紀にはオスマン帝国が東ローマや周辺諸侯を滅ぼし、ギリシアはイオニア諸島を除きイスラムの支配下となる。

18世紀末になると、フランス革命の波やナポレオンがヨーロッパを揺り動かし、一方オスマン帝国の国力は凋落していく。ギリシアで1821年に蜂起が起こると、西欧の世論が味方につき、英仏露間の駆け引きの中で1830年にギリシア王国として独立を承認される。ここに近代ギリシア史が幕を開けるが、国外から迎えた王室のもとで政情は安定しなかった。複雑な民族問題と領土拡張主義もあって、19世紀末からの半世紀は、希土戦争、バルカン戦争、両大戦、さらに第二次大戦中のレジスタンスに端を発する内戦と、戦乱が相次いだ。

戦後は西側陣営に属し、1952年にNATO加盟。1968年に軍事政権が成立するが、1974年に崩壊。同時に王制も廃止され、民主化への道を歩む。1981年に欧州共同体(EC、現在のEU)加盟。2004年にはアテネでオリンピックを開催。これは、1896年に第1回近代オリンピックが同地で開催されて以来、実に108年ぶりとなった。2010年に巨額の財政赤字隠蔽が発覚し、ギリシアは深刻な経済危機に陥っている。

国民[編集]

気候[編集]

アテネの平均気温と降水量
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年 間
平均気温 (℃)9.910.212.515.720.525.528.528.624.119.515.111.718.48
降水量 (mm)56.946.740.730.822.710.65.86.013.952.658.369.1414.1
データ出典

祝日[編集]

  • 元日:1月1日
  • 顕現祭:1月6日
  • 四旬節の第1月曜日:移動祝日
  • 独立記念日:3月25日
  • 聖金曜日(復活祭前の金曜日):移動祝日
  • 復活祭:移動祝日(2007年は4月8日)
  • 復活祭の翌日:移動祝日
  • メーデー:5月1日
  • 聖霊降臨祭の月曜:移動祝日
  • 聖母被昇天祭:8月15日
  • 第二次世界大戦参戦記念日:10月28日
  • キリスト降誕祭:12月25日
  • キリスト降誕祭の翌日:12月26日

(注意:東方正教会の祝日は、西方基督教会の祝日と同日か一週間遅れで、必ずまえもって暦で確認のこと。)

時差[編集]

時差早見表 (UTC +2)
日本の時刻 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
現地の時刻 17 18 19 20 21 22 23 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

※ 表の灰色の部分は日本時間から見て前日の日付。
サマータイム (summer time, daylight saving time, DST) 実施期間中の表の読み替え方は以下のとおり。

  • 表中の日本の時刻欄からそれに対応する現地の時刻を見る場合、現地の時刻に1を加える
    (例)日本の時刻欄から見た現地の時刻が9時→サマータイム期間中の現地の時刻は (9+1=) 10時
  • 表中の現地の時刻欄からそれに対応する日本の時刻を見る場合、日本の時刻から1を引く
    (例)現地の時刻欄から見た日本の時刻が9時→現地がサマータイム期間中の対応する日本の時間は (9-1=) 8時

観光案内[編集]

  • ギリシャ政府観光局 — 窓口は資料の閲覧・受け取りのみで、質問は、電話で受け付けている。また、パンフレットのダウンロードサービスを行っている。  所在  東京都港区赤坂2-11-3。福田ビル・ウエスト5階。東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅下車、12番出口すぐ。  電話  (03) 3505-5917  時間  12:00~17:00。土日祝祭日休業。  WEB  [1]

着く[編集]

飛行機で[編集]

ギリシャの国際空港は、アテネ国際空港(正式:エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港)であるが、2008年10月現在、日本からの直行便は運行されていない。 現在、最も便数が多く最速でオペレーションの良いのは、ドイツミュンヘン経由(乗換)のルフトハンザ航空便である。また、サーチャージが比較的安い中東経由ルートとして、ドバイ経由のエミレーツ航空やアブダビ経由のエティハド航空の航空券も出回っている。

列車で[編集]

現在、ギリシャ金融危機により国鉄が打撃を被っていることから、全国際列車の運行を休止している。参考までに金融危機以前の情報を記載する。

ドイツベルリンからウィーン経由ハンガリーブダペストに出ると『トランスバルカンエキスプレス』に乗車でき、19時すぎに出発し翌翌朝5時すぎにテッサロニキに直行する。帰路はテッサロニキを朝0時に出発、翌日10時すぎにブダペストに帰路直行列車があり、乗継でプラハ経由でベルリンに戻れる。

またテッサロニキから朝8時頃、アテネ23時発の夜行列車と連絡して翌翌朝スロベニアの首都のリュブリャナに朝8時に到着、乗換でミュンヘンへ連絡する『オリンポスエキスプレス』が便利である。リュブリャナ発は21時で、翌翌夜21時にテッサロニキに着き、乗継ぎで、翌朝5時アテネ(アテネ・ラリサ駅)までクシェット又は個室寝台車を利用して入国できる。

現在国際直通急行は『トランスバルカンエキスプレス』『オリンポスエキスプレス』の2列車のみが運行されており、ギリシアと中欧文化圏とを結んでいる。現在のところ上記の直通列車以外、かつての「オリエント急行」等の乗換無しの直通列車は運行されていない。

車で[編集]

バスで[編集]

船で[編集]

イタリアバリからパトラスまで定期フェリーが利用でき、パトラスからピレウスを経由してアテネ迄の定期乗継ぎバスが運行されている。バリを20:00に出発しケルキラを経由して翌12:30にパトラスに到着。帰路は、18:00パトラス発翌8:30バリ着。ブルースターフェリー社が毎日運行。

動く[編集]

  • 不慣れで、且つ、定期バスの便の無い場所へは、安価なタクシーが便利。乗車前に前もって価格交渉をしておきたい。
  • エージェアンエアラインズ若しくはオリンピック航空の空便を利用して主要島嶼に赴くのが最速で確実。僻地の離島には船便しかないので、近接島嶼から連絡便を利用したい。
  • ΟΣΕ(ギリシャ国鉄)も正確で着実に運行されており、主要都市間には鉄道も欠かせない交通手段である。但し、鉄道線路事情が悪く、やや時間が必要なのが欠点。乗継ぎの手間と待ち時間を省みなければ「ユーレイルパス」も使用でき、国際間の安価な鉄道連絡網とリンクしており最良の移動手段の一つである。

喋る[編集]

ギリシア語は、全国的な公用語であり、住民の大多数の母語であるが、英語を話す訪問者は、重大な言語の問題に直面する事がないと考えられる。英語は、フランス語イタリア語、そしてドイツ語に続いて、ギリシャの中で最も広く学ばれ、外国語として理解されている。英語の基本的な知識は、40歳未満のほとんどのギリシャ人だけでなく、観光産業と公共輸送サービスのほとんどすべての職員が持つと予想される。しかしながら、"こんにちは"や"ありがとう"のような、いくつかのギリシャ語を学ぶ事は、温かく受け入れられる事になる。

ラテンとキリルの文字のアルファベットは、ギリシャ語のアルファベットから派生したものであり、ギリシャ文字の約半分は、ラテン文字と同等と見なされ、ほとんどのギリシャ文字は、キリル文字と同等の共通点がある。少し学ぶ事で、書かれた名前や"ホテル"、"カフェテリア"等など一般用語を判読するのが難しくない。それゆえ、国中の道路標識の場所の名前を見た時に、たいていラテン文字に書き直すことができる(特に新しい道路のいくつかの標識は、明快に英語に翻訳できる)。

ギリシャは約1,100万人の人々が暮らし、そのうちの約40万人は、アルバニア人である。そのため、ギリシャ語が話せないアルバニアからの訪問者は、申し分のない生活をおくる事ができる。

買う[編集]

商品には定価が表示されており付加価値税(VAT)込みの値段が表示されている。通常、値引き交渉は殆ど行われない。西欧の商取引の慣例通りである。クレジットカードも広く使用され、VISAカードが最も広く通用する。硬貨が必要な場合が多く、小銭を持ち合わせたい。高額紙幣は高級レストラン等では問題ないが、安価な商品の購入の際には、お釣りの計算が端数から合わせながら計算していくので時間と手間がかかり、売り手の計算能力が劣り間違いが起き易いので、小銭を使用されたい。なおチップは4~5%程度必要。

通貨[編集]

ギリシアの通貨単位はユーロ (€)。2014年3月現在の為替レートは以下のとおり。

¥ 日本円¥1.00 = €0.007€1 = ¥143.30
$ 米ドル$1.00 = €0.721€1 = $1.388
€ ユーロ€1.00 = €1.0€1 = €1.0
£ 英ポンド£1.00 = €1.205€1 = £0.830

※上記通貨に関して直近のレートを調べたい場合には、Bloomberg.co.jpなどを参照。

現在はすべてユーロに置換された。硬貨のみギリシア国内専用。紙幣は国際通貨がそのまま通用する。

物価[編集]

ドラクマからユーロの切替時期に西欧並みの価格に高騰した。安い雑貨店・生活必需品類の現地の民間人向けの商店は西欧の平均より2割から3割安価で、食品類(生鮮野菜・魚類・肉類)も西欧に比べて3割安程度で豊富に販売されている。但し、カフェニオン(コーヒーショップ)・タベルナ(レストラン)の高級化がすすみ、西欧並みの価格となりつつある。フランスのパリ並みかそれよりやや安い料金がかかる高級店も少なくない。ギリシア人の平均所得水準が他のEU圏の主要国の水準よりも低いので、生活必需品はそれ並みに低価格に抑えられているが、外国人向けのカフェニオンやレストランは、年々歳々高価になりつつある。

食べる[編集]

エリニコサラーダ
ムサカ

ギリシア料理は、最初に「エリニコサラーダ」(ギリシア風サラダ、「ホリアティキサラーだ」も言われる」)「フェタ(山羊乳のチーズ)」「ザジキ」「タラモサラーダ」と「パン」と食前酒の甘いサモス産のワインや「レチーナ」から始まり、「ウゾ」を味わいながらオリーブをおつまみに食し、白ワイン・レチーナと魚の料理が最初のディシュで、赤ワインと「ムサカ」「スブラーキャ」などの肉料理がメインディシュとなり、最後に「バクラヴァ」と「エリニコカフェ」(ギリシャコーヒー)で終わるのが通例。なお最初にボーイに「ホルタリカ」と頼めば、ヴェジェタリアンとして肉抜きの料理が供される。メニュー(「カタロゴス」)にはユーロ価格が表示されているので、メニューを見ながらも注文できる。

高級レストランではテーブルチャージが追加されることもある。近年、ギリシアレストランも高級化がすすみ、フランス料理並みの豪華な調理と食材が供され、美食家には充分の満足感を得られる。高級レストラン以外は予約は不要。通常サービス料込みの価格で、パリのフランス料理の半額程度。但し、高級レストランは、シンタグマ広場隣接のプラカ地区と異なり、フランスのパリの高級レストラン並みの料金が必要となる。(料理のタームはギリシア語会話集を参照されたい。)


飲む[編集]

ウーゾ
  • ギリシアはワインの宝庫である。ギリシアではワインを味わいたい。
  • 「ウーゾ」 (ούζο, ouzo) はアニスの香りを持つリキュール。アルコール度は40度だが、水で割るので強くない。
  • 「ラキ」は強い酒なので悪酔しないように注意。
  • タベルナでは、コニャックに類似した味の「メタクサ」という蒸留酒が美味でありおすすめ。その他の飲料は欧州で通常の銘柄のものがそのまま入手できる。

飲料水[編集]

  • アテネの水は安全、ただカルシウム分が多い。(硬水)



泊まる[編集]

滞在予定が決まっており、滞在地が主要都市であれば、インターネットや、ファックスを通じて、滞在地のホテルに前もって予約をしておきたい。特に観光シーズンでは、観光地によっては満室も多く、滞在できない場合も起こり得、宿泊地を変更しなければならなくなる。なお宿泊料金は日本に比較してはるかに安価。但し、その価格相当のサービス以上を期待すべきではない。首都アテネは、超安価なホテルから超高級ホテルまで多数のホテルが任意に選択できる。

学ぶ[編集]

在京のギリシャ大使館にギリシャ政府国費留学生の申込みをし、その申請が通れば国費留学できる。嘗ては、学士でも留学できたが、現在は修士課程終了者以上に限定された。一年単位で更新できる。アテネ大学・ポリテクニーオ(工芸大学)・テッサロニカ大学等の主要都市の大学を選ぶことができ、教育水準が高く選択度も広い。応募の締切りはその学期の始まる約6月前で在京のギリシャ大使館に用紙と手続の仕方が英文で用意されている。たとえギリシア語ができなくても現地で学べるカリキュラムとなっているのが、イタリア政府国費留学生制度やフランス政府国費留学生制度等と異なるもので、競争率も高くなく門戸が広い。

なお、私費留学を目的としてギリシアに滞在する場合、就学ビザを在日ギリシア大使館で取得する必要がある。就学ビザは3か月分しか取れない。

働く[編集]

在京のギリシャ大使館で就労ビザを入手して入国すべきである。就労許可のない者のギリシアでの就労は違法であり、また、アテネの首都自体、外国難民認定のない不法就労者であふれており、ギリシア政府は、マケドニアアルバニアから歩いて入国して不法就労している者に困惑状態であり、現地でのビザ無し就労は極めて困難な状況にある。

気を付ける[編集]

  • 大通りや広場、地下鉄の駅などでスリ被害が多い。バックの底をカッターナイフで切られたり、ジーンズの後ろポケットを切られたり、手を突っ込まれたりして中に入っている金品が盗まれることもある。
  • テラス付きのレストランで食事をしていると突然見知らぬ楽器を持った人が寄ってきて演奏をしだし金銭を要求されることがある。その場合はお店の人に言って追い払ってもらう。
  • 各地にインターネットカフェのようなものがあるがその店のインターネットは日本と異なり回線が非常に遅く頻繁に回線が切れる場合が多い。しかも高額である。
  • 夜は一人で絶対に出歩かない。夜に薬物を公園などで吸っている人が多く、喧嘩を売られたり、夜盗に襲われたりする。どうしても夜歩きたいなら現地で暮らしている人と行くこと。
  • 客引きが多く街を歩いていると気軽に声をかけてくる。ギリシア語のみならず日本語の客引きにも注意。誘いに乗るととんでもないところで高額の請求が待っている。
  • にせの警官に注意。そのようなにせ警官に遭遇した場合には、ツーリストポリスに同行を求め連絡すること。
  • タクシーは必ずメーターを倒しているか確認すること。日本のタクシー料金が高いのを承知の上で料金をふっかけてくる場合がある。
  • お釣りは、端数から勘定してゆっくりと差し出され手間もかかるので、高額紙幣はなるたけ使用しないこと。もし高額紙幣しか無い場合には、お釣りの計算を辛抱強く待つこと。筆算で書いて書面にして差し出すと間違えがない。
  • アテネ市内は、メトロとトラムとバスを上手に利用すること。安全で且つ安価である。
  • 教会内(聖堂内)ではヴェールに身をつつみ肌を出してはならない。ショートパンツや半ズボンも厳禁である。なお、女性は椅子席に着席を許されるが、ミサの間、とりわけ混雑時の主日のミサでは成人の壮健な男性は通常起立していることが肝要である。

職務質問対策[編集]

ギリシャでは、警察官を装い金品を騙し取るニセ警官への対処だけでなく、正規の警察官による職務質問への対策も必要である。

不法滞在者の増加に頭を抱えたギリシャ政府は、「外国人狩り」とも揶揄される過激な不法滞在者摘発キャンペーンを行っており、警察の主観で「不法滞在者に見える」というだけで職務質問を行い、身柄を自由に拘束できるよう警職法が改正された。ギリシャ国民ですら「外国人に見える」というだけで身分証の提示を要求され、提示できなかった者が警察に拘禁されるなど物議を醸す事態となっている。旅行者は外出時、常時パスポートを携帯することはもちろんのこと、このような職務質問に対して事前に対策を練っておく必要がある。

  • 職務質問を受けた際の対応法について事前に在京ギリシャ大使館に問い合わせる。
  • 不法滞在者と疑われるラフな身なり(Tシャツ・単パン・ジャンパー・ジーパン)をしない。カッターシャツやスーツの着用だけで職務質問に遭遇する可能性が格段に減る。
  • 職務質問のスポットは表立った観光地よりも路地が多い。このようなスポットを避け、夜間外出は控える。
  • 自分が正当な手続きで入国し滞在していることをアピールする。パスポートのコピー・行動スケジュール・eチケットの写しをファイリングし、職質の際に無言で差し出せば大抵それで終わる。
  • 正規の警察官は路上での持ち物検査は決して行わない。路上でパスポートチェック以外に財布やカバンの検査を求めてきたら、それはニセ警官なので絶対に応じないこと。
  • 制服・警察手帳・バッジを偽造するなど、ニセ警官の手法が巧妙化している。怪しいと思ったら、偽造が困難な警察官IDカードの提示を求めること。

悪徳警官と「黄金の夜明け」自警団[編集]

この不法滞在者摘発キャンペーンが正常に機能しているとは言い難く、近年、観光客をターゲットにした悪徳警官の組織犯罪に悪用されている。彼らは職務質問で正規の観光客を根拠無く「不法滞在者」などと因縁をつけて誘拐、警察署に拉致し暴行を加えた上で財布ごと金銭を盗む犯罪に手を染めている。BBCが報道しているだけでもアメリカ・ニュージーランド・韓国からの旅行者らが被害を受けており、被害者側国大使館がギリシャ政府と警察に調査と謝罪を要求しても、話し合い自体を拒絶するなど誠意の無い対応をとり続けていることから、観光産業への脅威となっている。

また、外国人排斥を掲げ、国政で勢力を拡大しつつある極右団体「黄金の夜明け」党員らが、公的権限を持っていないにも関わらず、自警団と称して旅行者や外国人滞在者に対してパスポートや居住許可証の提示を要求するエセ警察活動を活発に行っている。

当然のことながら、旅行者はこのような無法集団の要求に応じる必要は無い。日本人旅行者ができる自衛方法としては、

  • 自分は日本人であることを積極的にアピールする。ギリシャと日本との関係は極めて良好であり、手を出せば外交問題に発展するぞ、との抑止力を加えることができる。
  • 「日本大使館へ連絡するぞ」「ツーリストポリスを呼ぶぞ」など、外部への通報を主張する。
  • 正教会の信徒・聖職者・アトス山への巡礼者はその旨告げると良い。たとえ警官であれ彼らを傷つけ盗むことは宗教上最大の罪とされている。

健康を保つ[編集]

  • 急患の際は無料診察が受けられる。通常は有料。
  • 薬局の薬剤師は権威があり治療も心得ている。国外の医師の処方箋でも調剤する権利と義務を有する。但し、INN等の一般名で処方箋が書かれている必要があり、日本の商標名の処方箋ではたとえ英文の処方箋でも調剤は不可能である。日本の医師に一般名(INNかIUPAC名)の処方箋を書いてもらっておくことが持病を有する者には肝要である。
  • 夏季の太陽の日差しは中近東並みである。エジプト遺跡探訪などに用いる防暑用ヘルメットまでは必要ないが、「帽子」は必須である。且つ、眼の弱い者は「サングラス」をも使用されたい。

マナーを守る[編集]

  • ギリシア人は話好きで外交的であるので、見知らぬ人にも気軽に話しかけてくる。日本人が無口を常としているのと対照的であり、ギリシアに滞在する以上ギリシア式の外向的な対話の対応に常時応ずることが肝要。折角話かけてきた在ギリシア人の素朴な「フィロクセニア(外人への好意)」を無視することは、旅先のマナーに欠ける。
  • ギリシア人の九割は「正教会信徒」であるので、正教会式のマナーを最低限重要視する心の余裕が欲しい。教会内でのマナーは最低限守るべきであり、西欧の基督教の信仰と同様にたとえ異教徒であっても宗教的儀礼は尊重されねばならない。
  • ピースサインや手のひらを相手に見せるなどの行為は「くたばれ、地獄に落ちろ」と思われる。相手に手のひらを見せて振ると、さらにひどい侮辱になってしまうので注意。
  • 気をつけたいジェスチャーは以下のとおりである。
  1. 片手の五本指を開き同意や呼びとめのジェスチャー(日本でよくやる挨拶みたいなやり方)
  2. 親指と中指で丸の形をつくるジェスチャー(「同意(オーライ)」のジェスチャー)
  3. 頭を上下するジェスチャー(日本で言う同意の動作)
  4. 後ろの方に仰げ反るジェスチャー(日本で言うビックリしたときの動作)

理由は、

  1. 1.の動作は、永久追放の印と侮辱としてのみ受け取られる。この動作をしてもタクシーなどは停まってくれず、逆に「侮辱されたもの」として受取られ、貴方は相手を最も侮辱していることになる。
  2. 2.の動作は、後者は女性に対する最大の侮辱として受け取られ、貴方自身を危険に晒すことにもなる。
  3. 3.の動作は、日本と逆で『同意の印』ではなく『拒絶の印』である。
  4. 4.の動作は、「拒否」の表現で貴方に同意していない証である。

連絡する[編集]

  • 警察緊急電話番号=100 [日本の110番に相当する]

国際電話[編集]

日本→ギリシア
00xx (※1) - 010 (国際電話識別番号) - 30 (ギリシアの国番号) - 市外局番 - xxxx - xxxx (相手先の電話番号)
※1 国際電話サービスの事業者識別番号。次のいずれかを入れる。マイライン登録済の固定電話や、ウィルコムでは不要。日本#国際電話も参照。
  • 001 KDDI (固定電話)
  • 0033 NTTコミュニケーションズ
  • 0041 ソフトバンクテレコム
  • 0046 ソフトバンクモバイル
  • 005345 au
  • 009130 NTTドコモ
ギリシア→日本
00 (国際電話識別番号) - 81 (日本の国番号) - xx (0を除いた市外局番 ※1) - xxxx - xxxx (相手先の電話番号)
※1 東京なら3、携帯電話なら90または80。

携帯電話[編集]

ギリシャは1502万5千人の携帯電話加入者がおり、これは139%の普及率に相当する(4Q 2011)。

ランク 事業者 通信規格 加入者数
(単位:百万)
経営 日本からのローミング
1 Cosmote GSM-900/1800
2100 MHz UMTS, HSDPA, HSPA, HSPA+
LTE (ready in metropolitan areas of Athens and Thessaloniki - 2013 coverage in most cities-available for customers)
7.885 (51,7%) (4Q 2011) Government of Greece (10%), Deutsche Telekom (40%) docomo, ソフトバンク, au
2 Vodafone
(Formerly Panafon)
GSM-900/1800 (EDGE)
900 MHz/2100 MHz UMTS, HSDPA, HSPA, HSPA+
LTE (Test ready in metropolitan areas of Athens-not yet ready for the customers)
4.407 (27,3%)(4Q 2012) Vodafone (99.8%) docomo, ソフトバンク, au
3 Wind
(Formerly Telestet, TIM)
GSM-900/1800 (EDGE)
2100 MHz UMTS, HSDPA, HSPA, HSPA+
LTE (unknown)
3.201 (21%) (including Q-telecom)(4Q 2011) Largo Ltd (SSN Ad-Hoc Committee) (100%) docomo, ソフトバンク

日本からの現地回線レンタル[編集]


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