オーロラ
出典: Wikitravel
これは「旅のテーマと主な目的地」の記事です。
オーロラ(Aurora borealis, Northern lights)は北の夜空を照らす光のカーテン。その神秘的な姿は多くの人を魅了し続けている。
この記事ではオーロラを見られる確率を高めるためにできることや、観測に際して知っておくと便利な事をまとめてみた。
[編集] オーロラ観光に適した条件
オーロラ鑑賞に必要な条件は5つ。
- 晴天であること
- 月明かりが少ないこと
- 街明かりから遠いこと
- 太陽風が速いこと
- 地磁気が強いこと
後二者に付いては、NOAAに情報があるほか、オーロラ予報のサイトが地域ごとに設けられている事もある。
[編集] オーロラが見えやすい時期
- 長期的に言えば、黒点の活動が強い時期は11年ごとにやって来て、その年にはオーロラが強く見られる。2006-2007年のシーズンは弱い時期であった。
- 季節で言えば、9月(~10月)と3月(~4月)は統計的に強いオーロラが見られる時期と言われる。理由は明らかではない。
- 月齢で言えば、新月の期間が最も空が暗いため、観測に適している。
- 1日の中では、太陽が地球の裏側を照らしている時間帯が最も強い。通常は深夜24時だが、アラスカなど広い州では地域標準時と太陽時に誤差があることもある。
- 太陽風の速さはあくまで目安である。また、太陽と地球間は1AUと離れているために、例えば、400km/sの速度で太陽風が地球に到達するのは大体1日後であるため、当日の太陽風をみていたのではオーロラの出現予測は出来ない。太陽風速度を参考にする場合は1日前から確認の必要がある。
[編集] 目的地とその特徴
北緯60度~70度の地域はオーロラ帯(auroral oval)と呼ばれ、観測に適している。
地域を選ばなければ旅の計画は始まらないが、理想的には、直前の天気予報を見て晴れている土地を訪れるのが一番効率が良い。
- 北アメリカ アラスカやカナダ北部から見ることができる。日本から比較的行きやすいために人気が高い。太字の北西部の都市はオーロラ予報など情報が充実。
- ヨーロッパ 北ヨーロッパからも良く見え、時差を考えると短期旅行者には負担が少ないと言われている。
- ロシア
- 南極大陸 南半球のオーロラベルトは、南極大陸の上にしかない。
長い待ち時間を暖かく過ごせる観察小屋・温泉やジャグジーなどの観光整備が進んでいる街だと便利で快適だが、当然値段も高い。良いオーロラを探して長期間滞在する場合、オーロラベルト地帯の小さな村の安宿を探す方法もある。
[編集] あると便利なもの・旅のヒント
- 防寒具 北緯60度の極北の冬季はマイナス30度程度の気候が珍しくない。春であれば日本のスキーウェアでも全く対処できないわけではないが、屋外で長時間待つ事を考えると、通常は頭部の防寒(耳をすっぽりと覆う帽子・フェイスマスクやマフラーなど)と履き物(底の厚いスノーブーツなど)には十分な対策が必要である。
- 使い捨てカイロ デジタルカメラは寒さで作動しなくなることが多く、またバッテリーの消耗が早い。ポケットの中で温めておくとよい。
- カメラ ISO800のフィルムカメラやデジタルカメラで、最低15秒程度の露出ができるものが必要。使い捨てカメラや露出調整のできないデジタルカメラでは暗い写真しか撮れない。寒さのためにバッテリーの消耗は早く、予備の電池があると安心。
- 三脚 オーロラの撮影には最低でも15秒ほどの露出が必要。手振れを防ぐ三脚を用意しておくことで、鮮明な写真を撮ることができる。
- 魔法瓶 屋外で長時間待つ場合に、温かい飲物があると助かる。
- 椅子・腰掛 車の中や観察小屋で待つ場合は良いが、屋外で長時間を過ごす場合は小さな腰掛でも用意があると楽。
[編集] 安全のために気をつけること
- 凍傷に注意。 風が強い中で待つ場合は特に鼻や頬が白くなると危険。

