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イタリア

出典: Wikitravel



ナポリ湾とベスビオ火山
国旗
イタリアの国旗
位置
イタリアの位置
基礎データ
首都 ローマ
政体 共和制
通貨 ユーロ (€ / EUR)
面積 301,230km²
人口 59,619,290人(2008年1月)
言語 イタリア語
電気 220V/50Hz(C型プラグ・L型プラグ)
国際電話番号 +39
ドメイン .it
時間帯 UTC +1

イタリア (Italia) は長靴のような形が特徴的なヨーロッパ南部の国。40を越えるユネスコ世界遺産が登録され、芸術作品や遺跡が国内のどこにでもある。そしてまた、海岸、湖、アルプス山脈やアペニン山脈などの山々といった美しい景観とともに、イタリア料理、ファッション、高級なスポーツカーやバイクなども世界中で有名だ。

イタリアの国土の大部分は地中海に突き出した半島で、北部はフランススイスオーストリア及びスロベニアと国境を接している。また、バチカン市国がローマ市内に、サンマリノ共和国がイタリア半島東側のエミリア=ロマーニャ州とマルケ州の間にある。長靴の形をした国を囲む海域にはそれぞれ名前が付いていて、西側にリグリア海、サルデーニャ海とティレニア海、南側にシチリア海とイオニア海、東側にアドリア海がある。イタリア語は人口の大半を占める人々が話す公用語であるが、実際に国内のあちこちを旅行すると、地方に対応する形でイタリア語にもいくつか特有の方言のあることに気が付くだろう。地形は変化に富んでいるが、アルプス山脈や国土の大部分を貫くアペニン山脈を含め、山が多いと第一に言うことができる。イタリアには2つの大きな島があり、そのひとつのサルデーニャ島は半島の西海岸沖にあり、もうひとつのシチリア島は半島南端の長靴の爪先部分にある。 [1]


[編集] 地方

イタリアは20の州(レジオーネ regione)に分けられる。 各州はさらにいくつかの県(プロヴィンチア provincia)に分かれる。全土では100を超える県がある。

イタリアの州
イタリアの州
北西部ヴァッレ・ダオスタ州ピエモンテ州リグーリア州ロンバルディア州
北東部トレンティーノ=アルト・アディジェ州ヴェネト州フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州エミリア=ロマーニャ州
中部トスカーナ州ウンブリア州マルケ州ラツィオ州アブルッツォ州
南部モリーゼ州カンパニア州プッリャ州バジリカータ州カラブリア州
シチリア島シチリア州
サルデーニャ島サルデーニャ州


[編集] 都市

イタリアの地図
イタリアの地図

[編集] 北部

  • ミラノ - イタリア最大の都市圏を持つ。人口ではローマに次ぐ。パリと並ぶ最新ファッションの発信地。
  • トリノ - 自動車会社フィアットの企業城下町。2006年に冬季オリンピックが開催された。
  • ジェノヴァ - イタリアの最大の貿易港。
  • ベネチア (ヴェネツィア) - 117の島、170余の運河、400超の橋から成り、アドリア海に面した「水の都」として世界的に知られている。運河を行き交うゴンドラが有名。サン-マルコ寺院・宮殿・博物館などがある。
  • ボローニャ - 西欧最古の大学、ボローニャ大学がある。
  • ヴェローナ - シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』の舞台で、それにちなんだ観光名所がある。

[編集] 中部

  • ローマ - 首都。イタリア最大の人口を持つ。長い歴史や街の美しさから、「永遠の都」と称される。フォロ・ロマーノやコロッセオなど多数の遺跡がある。
  • フィレンツェ - 中世、ルネッサンス発祥の地であり「芸術の都」として世界的に知られている。かつて大富豪メディチ家が君臨した。ドゥオーモが街のシンボル。
  • ピサ - ピサの斜塔で知られる都市。

[編集] 南部

  • ナポリ - イタリア第3の都市で、南部最大の都市。美しい港町から「ナポリを見てから死ね」と称されてきた。
  • ポンペイ - ヴェスヴィオ火山の大噴火により壊滅した伝説の古代都市。
  • アルベロベッロ:南部、イタリア半島の「踵」の部分にある小さな町。円錐形の屋根を持つ独特の形をした家、トゥルッリで有名。

[編集] 島部

[編集] その他の旅行先


[編集] 分かる

[編集] 歴史

[編集] 国民

[編集] 気候

イタリアは典型的な地中海沿岸諸国の気候だ。夏は暑くて乾燥し、1年の中でも7月が一番暑く、南部のいくつかの地方では夏の間中ずっと雨が降らないこともある。冬は温暖な南部に比べて北部では冷え込む。長い山脈が天候に著しく影響を与えていることは、町から町へと移動するだけで天気が全く違ったりすることから実感できるだろう。

参考:ローマの平均気温と降水量
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年 間
平均気温 (℃)8.49.010.913.217.221.023.924.021.116.912.19.415.6
降水量 (mm)74.073.960.760.033.521.48.532.774.498.293.386.3716.9
データ出典

[編集] 祝日

企業、銀行、商店などは祝祭日に休業するのが一般的で、国立の博物館や美術館は1月1日、復活祭当日、5月1日、8月15日、12月25日に休館するのが一般的だ。なお、国立かどうかに限らず、博物館や美術館は展示換えや施設の点検などによって開館日や開館時間が変更されることもあるので、事前に確認しておこう。

1月1日 元旦 Capodanno
1月6日 エピファニア(主の公現) Epifania
復活祭 Pasqua 移動祭日。2008年3月23日、2009年4月12日、2010年4月4日、2011年4月24日、2012年4月8日、2013年3月31日、2014年4月20日。
復活祭後の月曜 Lunedì dell'Angelo 移動祭日。復活祭の翌日(月曜日)。
4月25日 解放記念日 Festa della Liberazione
5月1日 労働祭(メーデー) Festa dei lavoratori
6月2日 共和国記念日 Festa della Repubblica
8月15日 聖母被昇天祭 Ferragosto
11月1日 諸聖者の日 Ognissanti
12月8日 聖母受胎の日 Immacolata Concezione
12月25日 クリスマス Natale
12月26日 サント・ステファノの日 Santo Stefano

国全体の祝祭日のほかに都市ごとの祝祭日もある。

  • ヴェネツィア 4月25日
  • フィレンツェ 6月24日
  • ジェノヴァ 6月24日
  • トリノ 6月24日
  • ローマ 6月29日
  • パレルモ 7月15日
  • ナポリ 9月19日
  • ボローニャ 10月4日
  • ミラノ 12月7日

[編集] 時差

時差早見表 (UTC +1)
日本の時刻 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
現地の時刻 16 17 18 19 20 21 22 23 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

※ 表の灰色の部分は日本時間から見て前日の日付。
サマータイム (summer time, daylight saving time, DST) 実施期間中の表の読み替え方は以下のとおり。

  • 表中の日本の時刻欄からそれに対応する現地の時刻を見る場合、現地の時刻に1を加える
    (例)日本の時刻欄から見た現地の時刻が9時→サマータイム期間中の現地の時刻は (9+1=) 10時
  • 表中の現地の時刻欄からそれに対応する日本の時刻を見る場合、日本の時刻から1を引く
    (例)現地の時刻欄から見た日本の時刻が9時→現地がサマータイム期間中の対応する日本の時間は (9-1=) 8時

[編集] 着く

アルベロベッロのトゥルッリ群
アルベロベッロのトゥルッリ群

[編集] 飛行機で

日本からは、ローマのレオナルド・ダ・ビンチ(フィウミチーノ)国際空港とミラノのマルペンサ国際空港へアリタリア航空と日本航空が成田国際空港と関西国際空港から直行便を運航している。なお、マルペンサ空港の場合、国際線(ターミナルA)と国内線及びシェンゲン条約加盟国からの便(ターミナルB)とでターミナルが分かれており、ミラノから他都市に乗り継ぐ場合は、両ターミナルの渡り廊下の途中にある入国審査場で入国審査を受けるしくみになっている。ただ、乗換えで歩いていく途中のセキュリティチェックの横にも入国審査場があり(こちらは乗り継ぎ便を利用せずミラノで降りる人用のゲート)非常に紛らわしいので、間違ってそちらで入国審査を受けないように注意が必要。

[編集] 列車で

[編集] 車で

[編集] バスで

[編集] 船で

[編集] 動く

ストにご注意!

イタリアでは労働組合の力が強いため、交通機関などのストライキ(ショーペロ Sciopero)が頻繁にあり、もはや名物とも言える。しかし、旅先でストに遭ってしまうと予定が大幅に狂いかねないので、笑ってもいられない。事前にインフラ整備・交通省の「国民ストライキ日程表」[2] を確認しておこう。このサイトは残念ながらイタリア語のみだが、下記を参考にすれば情報を読み取るのはそれほど難しくない。

settore(分野)
AEREO(航空)、FERROVIARIO(鉄道)、MARITTIMO(船舶)、TRASPORTI(交通機関)などがある。
modalita(時間帯)
ORE(時間)、DEL ~(~の)、DALLE ~(~から)、ALLE ~(~まで)。

もし、settoreの右側に SCIOPERO GENERALE TRASPORTI と書いてあったら「交通機関のゼネラル・ストライキ」ということだ。

[編集] 飛行機で

国内線はアリタリア航空のほか、メリディアーナ航空やエアワン、エア・ドロミティなどが運航している。

主な都市の空港は次のとおり。

  • ローマ - フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港)[3]
  • ミラノ - ミラノ・マルペンサ国際空港、ミラノ・リナーテ国際空港[4]
  • ベネチア - ベネチア・テッセラ空港(マルコ・ポーロ国際空港)[5]
  • フィレンツェ - ペレトラ空港[6]
  • ナポリ - ナポリ・カポディキーノ国際空港[7]

[編集] 列車で

国内の移動には列車が便利だ。鉄道網は国全体で約19,000kmに及び、高速路線網の整備も比較的に進んでいるので、鉄道大国のひとつとも鉄道先進国のひとつとも言えるだろう。鉄道網のうちの約16,000kmが旧国有鉄道の路線だ。残りの約3,000kmが他の公営鉄道や私鉄で、この中にはユーレイルパスで乗車できないものもある。

民営化された旧国有鉄道の列車はトレニタリア (Trenitalia)[8] によって運行されていて、略称にはエッフェ・エッセ (FS) が用いられている。この略称は民営化されてトレニタリアの親会社となったイタリア国鉄「フェッロヴィーエ・デッロ・スタート」(Ferrovie dello Stato) と同じもので、「国の鉄道」を意味している。切符の購入や座席の予約はイタリア国内の駅の窓口や自動券売機、旅行代理店でできるほか、トレニタリアの切符を取り扱っている旅行代理店なら日本国内でも手配できる。また、トレニタリアのサイトでは時刻表や料金の検索、切符の購入や座席の予約ができる。

駅には改札口が無いが、必ず列車に乗る前に自分で切符の有効化 (convalida) をしておかなければならない。やり方は駅構内やホームにある黄色の自動検札機に切符を入れてスタンプを押すだけだが、この時に印字音がしていることを聞き、刻印された日時も確認しておくこと。もし、自動検札機が見付からなかったり故障している場合は駅の窓口でスタンプを押してもらい、それもできない場合には事情を話して車掌に頼むことになる。

ローカル列車の切符 (i biglietti regionali) は発券されてからスタンプを押して有効化するまで2か月間有効。一旦スタンプを押して有効化すると、特別な場合を除いて、乗車区間がひとつの地域 (regione) に収まっていて距離が200kmまでの切符なら6時間、それ以上の距離なら24時間で無効になる。また、地域を越えてローカル列車に乗車する場合は有効化から6時間で無効になる。ローカル列車の切符をトレニタリアのサイトで購入して自分で印刷した場合は有効化から4時間で無効になる。

購入と同時に座席を予約した切符(ES*、IC plus、VL、cuccetteなど)の場合は予約した列車に限って有効で、予約の変更方法は切符の種類によって異なる。

発車予定時刻の直前にホームが変更されることもよくあるので、発車案内表示機の情報を常に確認するようにしよう。

イタリアの鉄道旅行については「イタリア鉄道を乗りこなす」の記事に詳しい説明がある。

[編集] 車で

自動車を運転するには国際運転免許証が必要で、道路は右側通行なので車は左ハンドルだ。歴史地区などの各都市中心部では居住者以外の車両の乗り入れが禁止されていて、カメラを使った取り締まりも行われている。取り締まりは厳しく、出国後でも罰金を請求されることが多いので、現地のレンタカー会社などで乗り入れ禁止地区をよく確認しておこう。

ハーツやエイビスなど国際的にサービスを展開しているレンタカー会社なら日本国内でも予約できる。

[編集] バスで

国内では中長距離のバスが運行されていて、鉄道が無かったり不便な地域ではバスを利用することになる。

[編集] 船で

カプリ島、シチリア島、サルデーニャ島などへはフェリーが運航されている。以下は主なフェリー会社。

  • MEDMAR — ナポリからイスキア島、プロチダ島へ。  WEB  [9]
  • SNAV — ナポリからカプリ島、シチリア島(パレルモ)へ。ローマからサルデーニャ島(オルビア)へ。  WEB  [10]
  • TIRRENIA Navigazione — ナポリからシチリア島(パレルモ)へ。ローマ、ジェノバ、シチリア島(パレルモ)からサルデーニャ島へ。  WEB  [11]
  • TOREMAR — トスカーナ州からエルバ島へ。  WEB  [12]
  • USTICA Lines — シチリア島から周辺の島々(エオリア諸島など)へ。  WEB  [13]

[編集] 都市交通

地下鉄、トラム、バス、ベネチアのヴァポレット(船)などの各都市の公共交通機関の切符や一日券は、キオスクやタバコ屋 (Tabacchi)、乗り場や観光案内所の窓口などで売っている。利用の際は、あらかじめ切符や一日券を購入し、乗ったら必ず直ぐに自動検札機でスタンプを押しておくこと。係員による抜き打ちの検札がよく行われており、スタンプが無い場合は無賃乗車と同様に罰金を払わされる。

正規のタクシーには流しのタクシーは無いので、空港や駅ではタクシー乗り場に並んで乗車し、ホテルやレストランなら電話でタクシーを呼んでもらおう。空港や駅で客引きをしているのは正規のタクシーではないと考えたほうがいい。

[編集] 喋る

公用語はイタリア語。ただし歴史的に小国分立の時代が長かったため、方言差が激しい。 また地理的歴史的影響から、北部ではフランス語ドイツ語、南部ではギリシア語が使われる地域もある。 サルデーニャ島ではサルデーニャ語が使われる。

英語は大都市や観光地ではある程度通じるが、地方では通じないことが多い。場合によっては英語よりフランス語やドイツ語のほうが通じることさえある。

[編集] 買う

[編集] 通貨

イタリアの通貨単位はユーロ (€)。2009年1月現在の為替レートは以下のとおり。

¥ 日本円¥1.00 = €0.008€1 = ¥127.84
$ 米ドル$1.00 = €0.718€1 = $1.392
€ ユーロ€1.00 = €1.0€1 = €1.0
£ 英ポンド£1.00 = €1.045€1 = £0.957

※上記通貨に関して直近のレートを調べたい場合には、Bloomberg.co.jpなどを参照。

[編集] 物価

ミネラルウォーター (500ml) €1.25、空港のスタンドバーで飲むエスプレッソ€0.95、サンドウィッチ€3.30、レストランのスパゲティ€10前後、マクドナルドでの食事€5~10、バス€2(2006年9月)。

[編集] 空港でお土産を買う場合の注意

イタリアの航空便、特に国内線は頻繁に遅延が生じるので、お土産を帰りにローマやミラノなどの乗り換え空港で買おうとしている人は注意が必要。もともと乗り換え時間がそれほど長くないところにきて出発地の空港で1~2時間といった飛行機の大幅な遅延が判明したときは、多少品揃えが悪くても迷わずその空港でお土産を調達してしまうことをお勧めする。実際はアナウンスされている時間よりさらに遅延することもあり、結果的に乗り継ぎの時間すらままならないほどタイトなスケジュールとなって、着いた先の空港でのお土産選びどころの騒ぎではなくなるからである。

[編集] 食べる

大都市のレストランでは日本語のメニューを置いてあるところも散見されるが、日本語のメニューには高い料理ばかり書いてあるようなこともあるので、なるべく英語等のメニューを見るほうがよい。

[編集] 飲む

イタリアワイン — イタリアのワインは上質であるにもかかわらず値段は手頃で、口当たりが軽く飲みやすいものが多い。  所在  イタリア各地。

[編集] 泊まる

[編集] 学ぶ

[編集] 働く

[編集] 気を付ける

ローマのスペイン広場で「ナカタ」「ナカムラ」もしくは「トモダチ」と言いながら、手首にミサンガを巻き付けてくる。その後、金銭を要求されるので、巻き付けられそうになったら毅然と「ノー」と何度も言うか逃げること。

[編集] 健康を保つ

[編集] マナーを守る

国歌や国旗に対する丁寧な扱いが広く国民に浸透しており、公的な行事やスポーツの試合の開始時などに国歌が流れると起立し、脱帽を行う。外国人として、地元民と一緒に国歌を歌うべきではないが、国歌吹奏時の起立と脱帽は行うのが望ましい。

[編集] 連絡する

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