イグアス国立公園
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イグアス国立公園はブラジルとアルゼンチンの両国にまたがる広大な自然公園で、パラグアイとも国境を接している。大小無数の滝からなるイグアスの滝は世界遺産にも登録されている。
[編集] 分かる
[編集] 概要
「イグアス」とは、原住民の言葉であるグアラーニ語で「大いなる水」のことである。広さはアルゼンチン側が約68,000ヘクタール、ブラジル側は約185,000ヘクタールもある。そのうちで、一般観光客に開放されているイグアスの滝の周辺(これ自体とても広大な区域ではあるが)は公園全体の約0.3%を占めるに過ぎない。
観光のハイライトは何と言ってもイグアスの滝であろう。滝の部分は全長2.7km程で半円形の形状をしており、そこに150から300(季節によって増減する)もの大小さまざまな滝が流れ落ちている。観光客は滝の周辺に造られている遊歩道を伝って、さまざまな方向や高さから滝の景観を楽しむことができる。ちなみに、滝壷までの高さは約72mである。
[編集] 歴史
アルゼンチン側は1934年に国立公園として指定された。風景の美しさと多様な動植物層を持った亜熱帯林として、ブラジル側よりも一足早く1984年にユネスコから世界遺産の登録を受けている。一方、ブラジル側は1939年に国立公園として指定された後、1986年にアルゼンチン側とは別個に世界遺産の登録を受けている。
[編集] 風景
[編集] 動植物
[編集] 植物類
[編集] 動物類
- 哺乳類
- 5種の猫科の動物を含む約80種の哺乳類が公園内を歩き回っている。中でもジャガーやレオパードなど大型の猫科の動物は絶滅危惧種に指定されており、貴重な存在となっている(もっとも観光客に開放されているエリアは自然保護区全体の0.3%程度であり、夜行性のものもいるため、日中これら大型の動物に公園内で遭遇することはまずない)。
- 爬虫類
- アルゼンチン側では、小型のワニを観察できることがある。
- 鳥類
- 公園内には約450種の鳥類が棲息しており、特に早朝や夕方にその多くを観察することができる。比較的よく見かけるのは、オオハシやオウムなど。
- 昆虫類
- 公園内には無数の昆虫類が棲息しているが、中でも多様かつ色とりどりの蝶類については特筆に価する。
[編集] 気候
- 気候区分は温帯気候(多湿)
- 平均気温は18℃~22℃、最低気温0℃、最高気温40℃
- 降雨量は1,500~1,700mm
(以上、ブラジル側の公式ホームページからのデータ)
[編集] 着く
- ブラジル(フォス・ド・イグアス)から
- フォス・ド・イグアスからは、アルゼンチン側の滝に行くルートと、ブラジル側の滝に行くルートの2つがある。ちなみに、フォス・ド・イグアスは3つのアクセスポイントで最も規模の大きい町であり、宿泊施設等の観光施設もそろっているので、ブラジル側の公園に行く場合でも、アルゼンチン側の公園に行く場合でも、この町を拠点にした方が動きやすい。
- 1. アルゼンチン側へは、市内から「プエルト・イグアス行き」の路線バスに乗り、プエルト・イグアスのバスターミナルまで行く。そこから先は下記「アルゼンチン(プエルト・イグアス)から」の項を参照。バスはアルゼンチン国境でパスポートコントロールを受けるため国境で一旦停車する(ブラジル側のパスポートコントロールは特にない)。なお、バスは夕方6時ごろで終わってしまうので、それ以後フォス・ド・イグアスに戻る場合はタクシーを利用することになる。この場合のアルゼンチンからの出国審査もいたって簡単で、タクシーに乗ったまま行うことができる。
- 2. ブラジル側へは、「空港経由国立公園行き」の路線バスを利用して終点まで行き、そこから公園内専用のバスに乗り換えて遊歩道入口まで行く。そこから先は遊歩道を利用して滝の見学をする。なお、フォス・ド・イグアスの空港から他の都市に移動するまでの空き時間に公園を見学したい人は、一旦荷物を全て公園まで持っていった方がよい。空港は、発着便がほとんどない時間帯は人もまばらで、荷物を預けようにも、担当の職員がいなかったりすることがある。大きな荷物を抱えて公園に行っても、ビジターセンターに大きな荷物の入るコインロッカーが設置されているのでまず問題ない。
- アルゼンチン(プエルト・イグアス)から
- 市の中心部にあるバスターミナルからビジターセンター行きのバスに乗り、ビジターセンター前から出ている軽便鉄道に乗り換えて滝の近くにある終点まで行き、さらにそこからは遊歩道を歩くのが一般的なルート。遊歩道を30~40分くらい歩くと、一押しの観光スポットである「悪魔の喉笛」のすぐ近くまで行くことができる。また、鉄道の中ほどにある駅からは、滝を下から見上げるようにして歩く別のコースの遊歩道が出ている。なお、ビジターセンターから軽便鉄道の終点までは、バスを利用することもできる。プエルト・イグアスからビジターセンターまでのバスの時刻表は以下のとおり。
- (バスターミナル→ビジターセンター) 7:25、8:10、8:55、9:40、10:25、11:10、11:55、12:40、13:25、14:10、14:55、15:40、16:25、17:10、17:55、18:40、19:25
- (ビジターセンター→バスターミナル) 8:00、8:45、9:30、10:15、11:00、11:45、12:30、13:15、14:00、14:45、15:30、16:15、17:00、17:45、18:30、19:15、20:00
- パラグアイ(シウダ・デル・エステ)から
- ブラジル側の公園に行く場合でも、アルゼンチン側の公園に行く場合でも、一旦フォス・ド・イグアスを経由する必要があるため、3つのアクセスポイントの中では最も使い勝手が悪い。
[編集] 料金/許可
[編集] アルゼンチン側
- 公園の開園時間
- 夏季(9/1~3/31) 8:00~19:00
- 冬季(4/1~8/31) 8:00~18:00
- 入園料
- 1人$30(ペソ) (外国人大人)
[編集] ブラジル側
- 公園の開園時間
- 夏季(10/1~3/31)
- 月曜日 13:00~18:00
- その他の曜日 8:00~18:00
- 冬季(4/1~8/31)
- 月曜日 13:00~17:00
- その他の曜日 8:00~17:00
- 入園料
- 1人R19.35(≒¥1,000、外国人大人)
[編集] 動く
[編集] 歩いて
アルゼンチン側の公園も、ブラジル側の公園も、右の画像にあるような遊歩道を歩いて滝を見学するのが最も一般的な方法である(ちなみに右の画像はアルゼンチン側、「悪魔の喉笛」付近の遊歩道)。
[編集] アルゼンチン側
アルゼンチン側の遊歩道は、
- 軽便鉄道の終点(悪魔の喉笛駅)から悪魔の喉笛までを歩くコース(Devil's Throat Circuit、所要2時間)
- 軽便鉄道の中間駅(イグアスの滝駅)から滝の上を歩いていくコース(Upper Circuit、所要1時間15分)
- 軽便鉄道の中間駅(イグアスの滝駅)から滝に向かって降りていくコース(Lower Circuit、所要2時間)
- 滝の中洲であるサン・マルティン島を散策するコース(Isla San Martín Circuit、所要2時間)
の4コースがある(時間はいずれも目安)。このうち、サン・マルティン島のコースについては他のコースに比べてかなりきつい旨の注意書きがある。
[編集] ブラジル側
ブラジル側の遊歩道は、公園内のバスで「Tropical Das Cataratas」ホテル前で下車、遊歩道を悪魔の喉笛の対岸まで歩くコースがある。途中に何箇所かの展望台がある。徒歩20分、観光も含め所要1時間から2時間。最後の遊歩道はイグアス川の上にかけられており、先端の展望台からは「悪魔の喉笛」を対岸から間近に見ることが出来る。 遊歩道の終点には売店とエレベータがあり、登ったところに公園内の無料バスのバス停がある。 午前中天気が良いと滝にかかる虹を見ることが出来る。(アルゼンチン側は午後)
[編集] 軽便鉄道で
アルゼンチン側では、ビジターセンターから「悪魔の喉笛」の入口まで「エコトレイン」と呼ばれる軽便鉄道が走っている。駅は起点の"Estación Central"、中間点にある"Estación Cataratas"、終点の"Estación Garganta del Diablo"の3つ。所要時間は中間の"Estación Cataratas"までが10分、終点までが20分。運行間隔は概ね20分に1本程度。料金は入園料に含まれている。
[編集] バスで
[編集] アルゼンチン側
アルゼンチン側の国立公園内には、以前はバスが運行されていたが、排ガスの問題があり、現在は軽便鉄道のみでバスは運行されていない。
[編集] ブラジル側
自然保護のため、公園内への一般車の乗り入れは禁止されている。その代わりとして、入口のビジターセンターから一番奥の観光地であるPorto Canos地区まで、園内の観光地点や施設を結ぶ専用バスが運行されている。バスは2階建てで、外の空気が取り込めるようにするため、2階部分には窓がついていない。また、それぞれのバスの車体には、園内で見ることのできる動物のイラストが大きく描かれている。なお、料金については公園入場料に含まれているのでバスで徴収されることはない。
[編集] ボートで
[編集] アルゼンチン側
アルゼンチン側には、中洲のサン・マルティン島(ここまでがアルゼンチン領)に渡る渡し舟がある。 LowerCircleのサン・マルティン島への渡し舟が出るところから、ボートツアーが出ている。ルートは、ブラジル側とほぼ同じだが、こちらはアルゼンチン側の滝により近づくコースをとる。公園の入り口で乗船時刻を予約しチケットを購入できる。2006年9月現在、料金は80ペソ(=80ブラジル・リアル)
[編集] ブラジル側
国立公園内の、入り口から2つ目のバス停から、マクコ・サファリ (MacucuSafari) という名前のボートツアーが有料で催行されている。ジープで森の中を進み、最後は徒歩で船乗り場にでて、ボムボートでイグアス川をのぼり、ブラジル側の展望台の下まで行くコースをとる。帰りに小さな滝の下に入りずぶ濡れになるので服装の準備が必要。料金は2006年9月現在150リアル。荷物はボート乗り場で預かってくれる。また、水量が少ないときは運行されない事がある。
[編集] ヘリコプターで
ブラジル側では、ヘリコプターでイグアスの滝の上空を周遊するツアーが催行されている。料金は7分でUS$50。
[編集] 観る
[編集] アルゼンチン側
[編集] ブラジル側
[編集] 遊ぶ
[編集] アルゼンチン側
[編集] ブラジル側
[編集] 買う
アルゼンチン側もブラジル側も、基本的にはビジターセンターか、もしくは遊歩道などにある休憩所で食料品やみやげ物を買うような形となる。
[編集] アルゼンチン側
[編集] ブラジル側
[編集] 食べる
[編集] アルゼンチン側
アルゼンチン側は、ビジターセンター周辺にレストランや軽食を扱う食堂やアイスクリームパーラーなどがあり、また売店で簡単なスナック類が売られている。その他滝を下から眺めるコース (Lower Circuit) を少し歩いて下ったところに休憩所 ("Dos Hermanas") があり、そこでも簡単な飲食が取れるようになっているほか、軽便鉄道の駅にもそれぞれ休憩所があり、簡単な飲食をすることができる。 また、軽便鉄道の中間駅の遊歩道とは反対側にショッピング街とレストランがある。 また、LowerCircleとUpperCircleの遊歩道の分岐点近くのViejoHotel (Old Hotel) にレストランがある。 Sheratonホテル内のレストランは、宿泊客以外でも利用でき、悪魔の喉笛を見ながらのランチはお勧めである。ただし、それなりの服装で行きたい。
[編集] ブラジル側
遊歩道や園内交通機関の終点で、最も観光客の集まる「悪魔の喉笛」付近(Porto Canos地区)にレストランやカフェテリアが立地している。
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[編集] 飲む
[編集] アルゼンチン側
[編集] ブラジル側
[編集] 泊まる
アルゼンチン側にもブラジル側にも、公園内にホテルが1軒建っている。ただし、公園自体がフォス・ド・イグアスやプエルト・イグアスから比較的近く、そちらの方に宿泊施設が多数あるので、あえて公園内に宿泊する必要はない(むしろ街中に宿を取った方がなにかと便利)。
[編集] 宿泊所
ブラジル側の公園内のホテルに泊まると公園への出入りの入場料を一度払えば、何回出入りしても無料になる。 また、ホテルの中に展望台があり、朝日を背景にして滝はすばらしい。このためにこのホテルを選択する理由にはなる。
[編集] アルゼンチン側
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[編集] ブラジル側
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[編集] キャンプ
ブラジル側の公園内でのキャンプは禁止されている。アルゼンチン側では公園ガイドやHPなどに特にそれに関する記述がないが、世界遺産に指定されているような自然保護地区だし、公園内の密林にはジャガーなどの猛獣も棲息しているので、実際問題としてキャンプは無理。
[編集] 野宿
「キャンプ」と同じ理由で野宿も無理。
[編集] 気を付ける
[編集] アルゼンチン側
ビジターセンターにある軽便鉄道の"Estación Central"(中央駅)と、低地側の遊歩道に下りていくところにある"Viejo Hotel (Old Hotel)" の2か所が救急サービスセンターに指定されている。
[編集] ブラジル側
[編集] 出かける
[編集] アルゼンチン側
[編集] ブラジル側
[編集] 外部リンク

